第33節町田戦
昨日ホームで行われたJ1リーグ第33節は、町田に先制されたものの終盤に2点を奪って逆転で勝利し、優勝争いに生き残りました。
スキッベ監督は上海海港戦から先発2人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
その後も局面局面でのつばぜり合いが続きましたが、最初に決定機を作ったのは広島。前半15分に中島が強烈なシュートを放ちましたが谷が横っ飛びで弾きます。続いて16分にはCKをキムが落として中野がシュートしましたが弱くGKにキャッチされます。対する町田も19分、左から攻め込み最後は下田がゴールライン際からシュートしましたが大迫が身体で止めます。前半23分にはハーフカウンターから望月がシュートしましたが枠外に外れ、31分には藤尾が抜け出してシュートしましたが枠外に外れて助かります。また37分には西村が決定機を迎えましたが枠外に外れます。その後は広島が押し返し、39分には中野がシュートしたものの枠外。44分には川辺が強烈なミドルを放ちましたが枠を捉えることが出来ず、46分には荒木がヘッドで狙いましたが枠外に外れます。前半はお互いにチャンスを作りつつもゴールは生まれず、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
後半最初のチャンスは広島で、2分に川辺のパスがジェルマンに通りましたがわずかにタイミングが合わず枠外に外れます。逆に町田は後半5分、中盤で奪ったボールを前が相馬に送ると、ドリブルからシュートを決められ先制点を奪われました。
追いつきたい広島は、後半16分に3枚替えで点を取りに行きます。しかし町田はゴール前に分厚い守備網を構築し、逃げ切りを図ります。広島はセットプレーとロングスローで何度も町田のゴールに迫るものの、なかなかシュートまで行けない時間が続きます。そして後半43分、右からの菅のCKをキムがヘッドで叩き込んで同点に追いつくと、45+3分にはCKに競り合った佐々木が昌子に倒されてPKのジャッジ。これをアルスランが慎重に決めて、広島が勝ち越します。町田はその後アディショナルタイム7分にFKから広島ゴールに迫りましたが大迫が止めて、広島の勝利を告げるホイッスルが鳴り響きました。
試合後のスタッツを見るとボール支配率は広島の58%。またシュート数は広島の12本に対して町田は8本、ゴール期待値は広島の1.76に対して町田は0.5で、数字面では広島が上回っていたのですが、しかし少なくとも後半40分までは町田のプラン通りの試合だったと言えるように思います。特に相馬のゴールでリードしてからはゴール前に強固なブロックを構築し、広島に良い形でシュートを打たせないような守備を徹底していました。それに対して広島は「地上戦」よりも「空中戦」を選択。セットプレーだけでなく、新井や佐々木までがロングスローを試みて、何度目かのCKからようやく町田ゴールをこじ開けました。特に得点シーンでは佐々木、荒木、ジェルマンらが上背のあるDFを引きつけ、アルスランがキムの前でブロッカーになってマーカーとのミスマッチを作り出しました。広島サポーターの目の前での戦いでいやが上にも気持ちが高まる中で、冷静なポジショニングと菅の精密なキックが生んだ同点弾だったと言えるでしょう。更にPKゲットのシーンでは、その前に町田のDFのファウルすれすれのマークに主審からの注意が出ていたとのこと。その中で佐々木が倒されたことに対して主審は毅然とした笛を吹いてくれたこと、そして自らキッカーを志願したアルスランが目で飛ぶ方向を誘いながら逆に蹴り込んだ冷静さが、勝負を決めました。優勝争いから脱落しないためには絶対に必要な勝ち点3を取るために、選手全員が自らの役割を全力で果たしたことが、この結果につながったと言って良いでしょう。
この試合の結果サンフレッチェの勝ち点は58となり、順位は5位に上がりました。因みに昨年は第33節終了時点で広島の勝ち点は65で首位に立っていましたが、その後は優勝争いのプレッシャーに見舞われて残り5試合で1勝しかできず、神戸に逆転優勝を許しています。つまり、優勝争いはここからが本番。サンフレッチェの選手たちにはぜひとも昨年の経験を活かして、10年ぶりの優勝を勝ち取って欲しいと思います。
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ゲキサカ 戦評 サッカーダイジェストWeb トルガイが決勝弾 Soccerking 広島が劇的逆転勝利! サッカーマガジンWeb 優勝争いに踏みとどまったのは広島!
スキッベ監督は上海海港戦から先発2人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
大迫 佐々木 荒木 キム 塩谷 田中聡 (→アルスラン61分) 中野 東(→菅61分) (→新井61分) 川辺 中島(→加藤76分) 木下(→ジェルマン9分) SUB:チョン、山﨑、茶島、前田対する町田は、GK:谷、DF:ドレシェヴィッチ、昌子、中山、MF:望月、前、下田(→桑山89分)、増山(→林81分)、FW:西村(→ナ・サンホ65分)、相馬(→仙頭81分)、藤尾(→デューク65分)、と言うメンバーでした。試合がまず動いたのは前半6分、左サイドを突破しようとした木下が右の太もも裏を抑えてピッチを出ます。いったんは戻ったものの続行は無理と判断して、早くも9分にジェルマンへの交代となりました。
その後も局面局面でのつばぜり合いが続きましたが、最初に決定機を作ったのは広島。前半15分に中島が強烈なシュートを放ちましたが谷が横っ飛びで弾きます。続いて16分にはCKをキムが落として中野がシュートしましたが弱くGKにキャッチされます。対する町田も19分、左から攻め込み最後は下田がゴールライン際からシュートしましたが大迫が身体で止めます。前半23分にはハーフカウンターから望月がシュートしましたが枠外に外れ、31分には藤尾が抜け出してシュートしましたが枠外に外れて助かります。また37分には西村が決定機を迎えましたが枠外に外れます。その後は広島が押し返し、39分には中野がシュートしたものの枠外。44分には川辺が強烈なミドルを放ちましたが枠を捉えることが出来ず、46分には荒木がヘッドで狙いましたが枠外に外れます。前半はお互いにチャンスを作りつつもゴールは生まれず、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
後半最初のチャンスは広島で、2分に川辺のパスがジェルマンに通りましたがわずかにタイミングが合わず枠外に外れます。逆に町田は後半5分、中盤で奪ったボールを前が相馬に送ると、ドリブルからシュートを決められ先制点を奪われました。
追いつきたい広島は、後半16分に3枚替えで点を取りに行きます。しかし町田はゴール前に分厚い守備網を構築し、逃げ切りを図ります。広島はセットプレーとロングスローで何度も町田のゴールに迫るものの、なかなかシュートまで行けない時間が続きます。そして後半43分、右からの菅のCKをキムがヘッドで叩き込んで同点に追いつくと、45+3分にはCKに競り合った佐々木が昌子に倒されてPKのジャッジ。これをアルスランが慎重に決めて、広島が勝ち越します。町田はその後アディショナルタイム7分にFKから広島ゴールに迫りましたが大迫が止めて、広島の勝利を告げるホイッスルが鳴り響きました。
試合後のスタッツを見るとボール支配率は広島の58%。またシュート数は広島の12本に対して町田は8本、ゴール期待値は広島の1.76に対して町田は0.5で、数字面では広島が上回っていたのですが、しかし少なくとも後半40分までは町田のプラン通りの試合だったと言えるように思います。特に相馬のゴールでリードしてからはゴール前に強固なブロックを構築し、広島に良い形でシュートを打たせないような守備を徹底していました。それに対して広島は「地上戦」よりも「空中戦」を選択。セットプレーだけでなく、新井や佐々木までがロングスローを試みて、何度目かのCKからようやく町田ゴールをこじ開けました。特に得点シーンでは佐々木、荒木、ジェルマンらが上背のあるDFを引きつけ、アルスランがキムの前でブロッカーになってマーカーとのミスマッチを作り出しました。広島サポーターの目の前での戦いでいやが上にも気持ちが高まる中で、冷静なポジショニングと菅の精密なキックが生んだ同点弾だったと言えるでしょう。更にPKゲットのシーンでは、その前に町田のDFのファウルすれすれのマークに主審からの注意が出ていたとのこと。その中で佐々木が倒されたことに対して主審は毅然とした笛を吹いてくれたこと、そして自らキッカーを志願したアルスランが目で飛ぶ方向を誘いながら逆に蹴り込んだ冷静さが、勝負を決めました。優勝争いから脱落しないためには絶対に必要な勝ち点3を取るために、選手全員が自らの役割を全力で果たしたことが、この結果につながったと言って良いでしょう。
この試合の結果サンフレッチェの勝ち点は58となり、順位は5位に上がりました。因みに昨年は第33節終了時点で広島の勝ち点は65で首位に立っていましたが、その後は優勝争いのプレッシャーに見舞われて残り5試合で1勝しかできず、神戸に逆転優勝を許しています。つまり、優勝争いはここからが本番。サンフレッチェの選手たちにはぜひとも昨年の経験を活かして、10年ぶりの優勝を勝ち取って欲しいと思います。
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