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2025/10/31

柏戦に向けて

明日はYBCルヴァンカップの決勝戦。サンフレッチェは柏レイソルと対戦します。
 第27節からのリーグ戦9試合を5勝4分けと好調の柏は、首位・鹿島と勝ち点差1に迫っています。一方、川崎Fとの対戦となったルヴァンカップ準決勝は、1st legを1-3で落とし、2nd legも開始早々に先制点を奪われてしまいました。しかし相手に退場者が出たこともあって着々と加点し、後半アディショナルタイムの細谷の劇的ゴールで2試合合計スコアをひっくり返して、4回目の決勝進出を勝ち取っています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
31H △0-0 広島
32A △4-4 川崎F 【柏】垣田、ジエゴ、中川、三丸、【川】ロマニッチ2、伊藤、脇坂
33H ○1-0 横浜FM 【柏】小泉
YSF1 ●1-3 川﨑F 【柏】小泉、【川】山本、ファンウェルメスケルケン、伊藤
YSF2 ○4-1 川崎F 【柏】垣田、仲間、細谷2
34A ○5-0 G大阪 【柏】小泉、中川、ジエゴ2、細谷
35H ○2-0 横浜FC 【柏】山田、仲間
 前節は残留争いの渦中にある横浜FCの勢いに押される場面もあったものの、後半から投入された山田、仲間のゴールで押し切っています。リカルド・ロドリゲス監督のサッカーが浸透し、リーグ戦、カップ戦の二冠に向けて勢いに乗る柏。明日は2013年以来12年ぶり3回目の戴冠を狙います。
 対するサンフレッチェですが、約3ヶ月ぶりに試合間隔が1週間空いたことで、リカバリーはできているのではないかと思われます。横浜FM戦を欠場したアルスランや中島、怪我で途中退場したキム・ジュソンの状態などは気になるところですが、タイトルを賭けた戦いと言うことで、多少の無理を押してでもメンバー入りする可能性もありそうです。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       大迫

   塩谷  荒木  佐々木

     川辺 田中聡

中野             東

  アルスラン    中村

     ジャーメイン

SUB:チョン、山﨑、キム、新井、中島、加藤、前田、ジェルマン、木下
 3年前の決勝戦ではC大阪の加藤陸次樹に先制ゴールを奪われたものの、後半アディショナルタイムのピエロス・ソティリウの2ゴールで逆転勝利しています。今季は柏と2試合戦っていずれも引き分けに終わったことからも分かるように、明日も接戦になるのは間違いないところ。最後の最後まで諦めずに戦って、最後はメインスタンドでカップを掲げて欲しいと思います。

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2025/10/30

皇后杯の日程

来週末から「皇后杯 JFA 第47回全日本女子サッカー選手権大会」が始まりますが、その組み合わせと日程が発表されています。それによると広島から出場するのは、サンフレッチェ広島レジーナと中国第3代表のディアヴォロッソ広島。ディアヴォロッソは1回戦からの出場で、11/8(土)の10:30から関東第6代表のFCふじざくら山梨と対戦します。またWEリーグ勢は2回戦からの登場で、レジーナは11/15(土)の11時からニンジニアスタジアムで、VONDS市原FCレディースと北海道リラ・コンサドーレの勝者と対戦します。そして勝った場合は、日テレ・東京ヴェルディベレーザとニッパツ横浜FCシーガルス×MIGOCARISA鹿児島の勝者と3回戦を戦います。今シーズンの皇后杯決勝は国立競技場での元日決戦。レジーナには初の決勝進出を目指して、チーム一丸となって勝ち抜いて欲しいと思います。

JFA公式サイト

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2025/10/29

天皇杯準決勝のチケット

日本サッカー協会は昨日、天皇杯準々決勝の神戸×広島の5F席を追加開放する、と発表しました。この試合は11/16の午後3時5分キックオフでパナソニックスタジアム吹田で開催されますが、メインスタンドとバックスタンドは3Fまで、ゴール裏は4Fまでの開放が予定されていました。チケットJFAによると前売り券はまだ全席種残っていますが、ブロックによっては残り少ないところも出ていますので、観戦予定の方はお早めにご購入下さい。

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2025/10/28

Jユース杯2ndラウンド熊本戦

日曜日に行われた「第31回Jリーグユース選手権」の2ndラウンドで、サンフレッチェ広島ユースは熊本と2-2で引き分け、準々決勝進出を決めました。広島のメンバーは、GK:小川、DF:森井、林、長沼、太田、MF:児玉(→小柳90+4分)、梅田(→浅沼61分)、原(→宮内90分)、河上、FW:宗田(→佐藤90+4分)、信重(→田中61分)。広島の得点は前半10分に原、後半34分に宗田。対する熊本は、前半43分に元松、後半9分に麻生でした。

Jリーグ公式サイト

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2025/10/27

WEリーグ杯第1節神戸戦

一昨日行われたWEリーグクラシエカップグループステージ第1節で、サンフレッチェ広島レジーナはINAC神戸レオネッサを3-1で下して、3連覇に向けて幸先良いスタートを切りました。レジーナは千葉戦から2人入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       藤田

島袋   嶋田  市瀬   藤生
(→塩田62分)
    小川    柳瀬
    (→李62分)
       伊藤め(→古賀HT)

渡邊            中嶋

      上野(→早間66分)

SUB:石田、松本
 対する神戸は新潟戦から先発3人を入れ替えて、GK:戸梶、DF:水野、井手、三宅、金月、MF:高瀬(→太田HT)、大熊環(→松原88分)、成宮、FW:愛川(→桑原77分)、窪田(→道上77分)、吉田、と言うメンバーでした。レジーナは1分に中嶋がファーストシュートを放つと、7分には中嶋のクロスを小川がシュートしましたが枠外。9分にも伊藤めがシュートするなど序盤から積極的に攻め込みます。そして前半10分、カウンターからドリブルで持ち上がった中嶋がペナルティエリア内から左足でのシュートを決めて、先制点を奪いました。その後もハイプレスで主導権を渡さず前半を1-0で折り返すと、後半2分に相手ゴール前で上野のパスを受けた古賀が右足を振り抜いてゴールネットを揺らします。続いて後半17分には中嶋のクロスを古賀がヘッドで決めて3点目。その後の神戸の反撃を、後半アディショナルタイムに井手のミドルシュートによる1点に抑えて勝利しました。

サンフレッチェ広島公式サイト
INAC神戸レオネッサ公式サイト
WEリーグ公式サイト

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2025/10/26

第35節横浜FM戦

昨日アウェイで行われたJ1リーグ第35節は、今季初の3失点で敗れ、リーグ優勝が絶望的になりました。
 前節FC東京戦から先発3人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  佐々木  山﨑   キム

     川辺  塩谷(→東58分)

越道             菅(→中村HT)
(→中野HT)
  ジェルマン   加藤陸(→木下58分)
  (→田中聡HT)
     ジャーメイン(→荒木78分)

SUB:チョン、新井、前田
 対する横浜FMは、GK:泊、DF:加藤蓮、キニョーネス、角田、鈴木(→山根90+3分)、MF:喜田、クルード、植中、FW:クルークス(→天野78分)、谷村(→ディビッド90+6分)、井上(→アラウージョ70分)、と言うメンバーでした。最初のチャンスは広島で、6分にCKにジェルマンが合わせましたが枠外に外れます。対する横浜FMはなかなか攻めの形を作れなかったものの前半12分、大迫のパスをカットした喜田からのボールを収めた植中にシュートを決められ、先制点を許してしまいました。
 反撃したい広島は、ボールを回して横浜の守備を崩そうとします。そして26分には越道のクロスのこぼれを塩谷が打ちましたが枠外。45分には菅が右足で狙いましたが相手に当って枠外に外れます。しかし引いて守る相手に対して有効な崩しは見られず、横浜の1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半から3人入れ替えた広島ですが、しかし有効な攻撃を構築できずに行ったり来たりの展開となります。その中で横浜は6分にFKに角田が合わせ、11分には右からのクロスから鈴木がシュートするなど時折チャンスを作られます。広島は後半14分に、中野のクロスに中村がダイレクトで合わせましたがGK正面を突く、と言う形で初めての決定機を作ります。続いて後半18分にはロングスローにキム・ジュソンがヘッドで合わせましたが枠外に外れ、21分には東のクロスを中村が決めましたがVARにより取り消されます。続いて28分には東のFKに中野がヘッドも惜しくも枠を外れます。後半30分には荒木をFWに入れて木下とのツートップにしますがなかなか効果的な攻撃を作れません。逆に38分に天野を田中聡が引っかけてPKを取られてしまい、天野のキックに大迫が反応したものの指先をかすめてゴールネットを揺らされます。更に後半アディショナルタイムには天野のCKをキニョーネスに叩き込まれ、最後はキム・ジュソンが担架で運び出されて10人となって反撃もできず、試合終了のホイッスルとなりました。
 今季最多の3失点。しかもシュート数は6本に終わり、ゴール期待値も0.42と今季最低の内容と結果となりましたが、しかしこの結果は止むを得なかった、と言わざるをえないように思います。9/23から始まった中2-4日の連戦は7試合目。しかもその前には8/6から9/16の6週間で11試合を消化していて、9/16のメルボルン・シティ戦から9/23の柏戦まで1週間空いたとは言えオーストラリアからの移動を伴っています。どのチームもシーズン終盤は疲労が溜まり、怪我人も増えてくるものですが、サンフレッチェはこの3ヶ月に気の抜けない試合を20試合も戦って、心身ともに極限状態まで来ていたのだと思います。加えて連戦が続けば戦術を磨くための練習時間も取れないわけで、このような結果になったのは必然、と言って良いと思います。筋肉系の怪我で離脱していた中村と東が後半からプレーして(オフサイドにはなったものの)質の高い「ゴール」を決めたのはポジティブな要素ではありますが、しかしジェルマンが脳震盪の疑いでハーフタイムで交代し、キム・ジュソンも足を痛めて退場するなどチームとしての「傷」はより深まって、単なる1敗以上のダメージを受けた、と言わざるをえないかも知れません。
 今週は久々に1週間空いて次に備えることができますが、試合はこれまでで最も重要だとも言えるYBCルヴァンカップの決勝です。この試合でベンチにも入らなかったアルスランと中島が復帰できるかどうか。また他の選手が怪我や蓄積した疲労から復帰できるかどうか。戦術も含め、チームとしてのリカバリーがどれだけできるかが、勝敗を分けることになりそうです。

広島公式サイト  横浜FM公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
Sportsnavi  Summary
ゲキサカ  戦評  "奇策"荒木にFW起用  喜田の統率術  一発で仕留めた植中
Soccer King
Football LAB

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2025/10/25

今日の横浜FM戦

モバイルサイトによるとスキッベ監督は「ここまで本当に満身創痍というか、ほとんどの選手が疲労困憊の状態です。ですから、何人か(メンバーは)変わるかもしれません」と語っています。蔚山戦では久々に出場機会を掴んだ越道が可能性のあるプレーを見せただけに、次は結果を出して欲しいところ。チーム全体の力を結集して、勝って帰ってきて欲しいと思います。
 今日の試合会場は日産スタジアムで午後2時キックオフ。試合中継はDAZNのみとなっています。今日もブログでの速報はできないので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方は、モバイルサイトの速報などをご覧下さい。

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2025/10/24

中島がニューヒーロー賞受賞

Jリーグは昨日、「2025YBCルヴァンカップニューヒーロー賞」に中島洋太朗選手を選出した、と発表しました。ニューヒーロー賞の対象は満年齢21歳以下の選手で、1回戦から準決勝までの各試合会場における報道関係者の投票をもとに、Jリーグで選出します。中島は準々決勝の湘南戦の2試合と準決勝の1st legに出場して1ゴールを決めていますが、「チームの決勝進出に大きく貢献したこと、そして明治安田J1リーグでも着実に試合数を伸ばし、チームに無くてはならい存在に成長しつつある活躍ぶりと将来性が評価」されて、今回の選出となりました。広島からニューヒーロー賞に選ばれるのは2010年の高萩洋次郎選手以来2人目で、クラブでは受賞記念グッズを受注販売するとのことです。

Jリーグ公式サイト
サンフレッチェ広島公式サイト

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横浜FM戦に向けて

明日はJ1リーグ第35節。サンフレッチェはアウェイで横浜F・マリノスと対戦します。
 開幕から下位に低迷し、第11節には最下位に転落してなかなか浮上できなかった横浜FMでしたが、2度の監督交代と主力の大幅入れ換えを経て第24節に最下位を脱出すると、第27節には降格圏も脱出して現在17位となっています。8月以降の公式戦の戦績は次の通り。
25A ●0-1 東京V 【V】谷口
26A ○3-1 清水  【横】角田、ディビッド、谷村、【清】北川
27H △0-0 町田
28A ●0-1 神戸  【神】武藤
YQF1 ●1-4 柏   【横】植中、【柏】ジエゴ、瀬川、垣田2
YQF2 ●0-1 柏   【柏】戸嶋
29H ●0-3 川崎F 【川】伊藤、エリソン、宮城
30H ○2-0 福岡  【横】デイビッド、角田
31A ●1-3 G大阪 【横】天野、【G】満田、ヒュメット、宇佐美
32A ○3-1 FC東京 【横】喜田、谷村2、【東】高、ショルツ
33A ●0-1 柏   【柏】小泉
34H ○4-0 浦和  【横】谷村、キニョーネス、クルークス、植中
 前節は開始早々の6分に相手陣内でボールを奪って先制点を奪うと、前半のうちに4点を奪うゴールラッシュで勝利して、18位横浜FCに勝ち点差2をつけています。ロングボールを主体とした「非保持」のスタイルが定着し、勝ち筋が見えてきた横浜FM。残り試合は上位相手ばかりであることから、まずは広島に勝利してJ1残留に向けて前進したいと考えているのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、中国新聞によると顔面骨折の田中聡は「鼻と頬と眼窩底」で決して軽傷ではないものの、手術をするほどでもなかったことから昨日の練習にはフェイスガードを付けて合流していたとのこと。前日練習でも問題なければ、明日からの先発復帰もありそうです。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       大迫

  佐々木  荒木   キム

     川辺 田中聡

中野             新井

  ジャーメイン  中村

      ジェルマン

SUB:チョン、山﨑、塩谷、茶島、菅、アルスラン、加藤、前田、木下
 リーグ優勝のためには崖っぷちの広島としては、明日は何としても勝たなければならない試合。怪我人続出や疲労の蓄積など難しい状況はありますが、苦しい時こそチーム全体で助け合って、勝ち点3を持ち帰って欲しいと思います。

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2025/10/23

紫熊倶楽部11月号

先日発売された「紫熊倶楽部」の11月号(vol.333)を紹介します。表紙とトップ記事はトルガイ・アルスラン選手。3/2に襲われた「悪夢」から、どのように復帰への道のりを辿ったか、その苦闘の様子を綴りつつ、復活のPKを決めた10/4の町田戦までを描いています。これに続くスペシャルインタビューは、ヴァレール・ジェルマン選手。有名なサッカー選手だった父の背中を追いながらサッカー選手になった人生を振り返り、広島入りしてからの苦しさと克服した過程などについて語っています。また「広島の歴史を紡いだ外国籍選手たち」と言うコラムでは、アルスラン選手のリーダーシップから、2003年から2004年にかけて広島に在籍したセザール・サンパイオ選手らサンフレッチェの歴史を彩った外国籍選手たちを振り返っています。
 10/12以降のトップチームとレジーナ公式戦の展望記事では、注目選手として菅、荒木、中島、田中聡、加藤、前田、伊藤め、市瀬、臼井、伊藤璃の各選手を取り上げています。「READERS AREA」を挟んで後半のカラーページの最初は「広島ホームテレビ『KICH OFF! HIROSHIMA』にたどり着くまでの物語」の後編。「MATCH REPORT」はJ1リーグの京都戦、柏戦、福岡戦、町田戦と、ACLEのメルボルン・シティ戦、上海海港戦、WEリーグの仙台戦、埼玉戦、C大阪戦、東京V戦。「レジーナ選手名鑑」の後は、大迫、東、中野、中島各選手のショートインタビュー。そして最後はSIGMA CALENDERと紫熊短信となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は税込396円。エディオンピースウイング広島のオフィシャルショップ、広島県内の大手書店、及び東京・銀座のtauで販売中です。また通販はオフィシャルオンラインショップからどうぞ。

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2025/10/22

ACLE第3節蔚山戦

昨日アウェイで行われたAFCチャンピオンズリーグエリートのリーグステージ第3節は、1点が遠く蔚山に0-1で敗れました。
 サンフレッチェはFC東京戦のメンバーから前線の3人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  佐々木  荒木   キム

     塩谷  川辺(→小林83分)

中野             新井(→ジェルマン62分)
(→越道83分)
   前田      中村
   (→加藤HT)
       木下(→菅75分)

SUB:田中雄、チョン、山﨑、茶島、アルスラン、井上愛
 対する蔚山は光州戦から先発全員を入れ替えて、GK:ムン・ジョンイン、DF:チョ・ヒョンテク(→パク・ミンソ75分)、ソ・ミョングァン、イ・ジェイク、ミロシュ・トロヤク(→チョン・スンヒョン86分)、チェ・ソクヒュン(→マルコン86分)、MF:イ・ジンヒョン、キム・ミンヒョク、マティアス・ラカバ(→オム・ウォンサン75分)、FW:イ・ヒギュン(→イ・チョンヨン75分)、ホ・ユル、と言うメンバーでした。最初のチャンスは広島で、9分に中村がシュートしましたがDFがブロック。続いて中野のロングスローにキム・ジュソンがヘッドで合わせましたが枠外に外れます。対する蔚山は12分、右からのクロスに逆サイドから飛び込んだキム・ミンヒョクがヘッドで押し込んで、先制されてしまいました。
 この後は低い位置でブロックを作る蔚山に対して、ボールを支配して攻め込む広島。前半15分には右からのクロスに新井が合わせましたがDFに当たり、18分には塩谷のミドルをDFがクリア。19分にはCKに佐々木が合わせましたがクリアされます。蔚山も16分に速攻からホ・ユルがシュートしましたがDFがブロックし、22分には左からのクロスにホ・ユルがヘッドで合わせましたが枠外に外れます。その後は再び攻める広島、守る蔚山。前半23分には新井のクロスにキム・ジュソンがフリーで合わせましたが枠を捉えることができず、35分には中村がペナルティエリア内からシュートしましたがクロスバーを直撃。38分には新井のFKに荒木が合わせましたがGKにキャッチされます。その後も40分の新井のシュートや45分の右からのクロスの折り返しなどチャンスを作ったもののゴールは奪えず、蔚山の1点リードで前半を終了しました。
 後半はハイプレスで押し込む広島。4分にはロングスローのこぼれを木下、加藤、荒木が狙いましたがDFが身体を張ってブロックし、7分には中村のパスを新井が打ちましたが枠を捉えることができません。11分がミドルレンジから中野が打ちましたがGKの正面。14分には佐々木のパスを塩谷が打ちましたが枠外に外れます。22分には川辺のCKに荒木が合わせましたが枠外。26分には中村の抜け出しからのクロスを加藤が打ちましたがブロックされ、27分には加藤のクロスを受けた木下がゴール前で前を向きましたが空振りしてしまいます。ボールを回して何とかこじ開けようとする広島。蔚山は3枚替えで更に守りを固めます。39分にはカットインした越道がゴール左上隅を狙ってシュートしましたがわずかに枠外。43分にはジェルマンが落としたボールを加藤が打ちましたがGKのファインセーブに防がれます。広島は最後まで攻め続けたものの蔚山のゴールは割れず、0-1での敗戦となってしまいました。
 試合後のスタッツによると、蔚山のシュートが3本だったのに対して広島は20本。特に後半はほぼハーフコートマッチの様相で、広島がボールを支配して攻め続けましたが、しかしノーゴール。シュートが多かった割には決定的だと言えるものは多くなく、蔚山の集中した守備を崩すことができませんでした。モバイルサイトによるとスキッベ監督は「こうした国際的な舞台、特に蔚山のようにフィジカルの力が強い相手と対戦するときには、スコア、つまり得点を取らなければ勝てません。そのためには、もう少しクリエイティブな攻撃の形を作る必要があると考えています」と語っていますが、ACLEに限らずJリーグでも顕在化している得点力不足が、ここでも現れてしまったと言わざるを得ません。やはり、創造性を発揮できるアルスラン、中島、マルコス・ジュニオールが怪我で出場できないことが大きい、と思います。加えて主力に連戦の疲労が蓄積して、ここぞというところでの踏ん張りがきかなくなっているのかも知れません。土曜日に行われる横浜FM戦、そして来週のルヴァンカップ決勝に向けて、とにかく怪我や体調不良での離脱者が戻ってきてくれるのを願うばかりです。

広島公式サイト  AFC公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
Soccer King
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2025/10/21

今日の蔚山戦

中国新聞によると昨日の前日練習にはアルスランの姿がなかったとのこと。スキッベ監督は「軽傷を強調していた」そうですが、怪我人続出の事態に急きょユースの小林と宗田が合流したそうです。一方の蔚山はマルコン(マルコス・ヴィニシウス・アマラウ・アウヴェス)が復帰する可能性があるとのこと。今日は守りを固めて失点を防ぎつつ少ないチャンスを狙う、と言う時間が長くなるかも知れません。
 今日の試合会場は蔚山文殊フットボール・スタジアムで、午後7時キックオフ。試合中継はDAZNで予定されています。今日は仕事の関係で速報はできないので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方は、モバイルサイトの速報などをご覧下さい。

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2025/10/20

蔚山HD戦に向けて

<25.10.20> 明日はAFCチャンピオンズリーグエリートのリーグステージ第3節。サンフレッチェはアウェイで蔚山HDと対戦します。
 1983年に国内で4番目のプロサッカークラブとして発足した蔚山は、Kリーグ1を5回、ACLを2回優勝している韓国屈指の強豪クラブです。特に近年は2022年に全北の6連覇を阻んで3度目の優勝を飾ると、その年から3連覇を達成。またAFCクラブランキングによりFIFAクラブワールドカップの出場権を獲得して今シーズンを迎えました。ところがベテラン選手の多くが退団して若返りを図ったのが悪かったのか今シーズンはなかなか調子が上がらず、FIFAクラブワールドカップは3戦全敗で終了。また12チームが3回戦総当たりで戦うK1リーグ戦は9位に終わり、7位〜12位で行われる順位決定リーグ行きが決定し、10/2の二度目の監督解任を行ってK1残留を目指す状況となっています。8月以降のリーグ戦とACLEの戦績は次の通り。
20H ●2-3 水原  【蔚】チョ・ヒュンテク、コ・スンボム、【水】パブロ・サブバッグ2、ウィリアン
25H ○1-0 済州  【蔚】ルドヴィグソン
26A ●2-4 水原  【蔚】マルコス・ヴィシニウス、ルドヴィグソン、【水】パブロ・サブバッグ2、ウィリアン、ロー・キュンホ
27A ●2-3 ソウル 【蔚】コ・スンボム、チョ・ヨンウク、【ソ】チョ・ユン、チョ・ヨンウク、ドユン・ファン
28H ●0-2 全北  【全】イ・ヨンジェ、ジョン・ジンウ
29A △1-1 浦項  【蔚】ホ・ユル、【浦】イ・ホジェ
ACL1 ○2-1 成都蓉城【蔚】オム・ウォンサング、ホ・ユル、【成】ペドロ・デルガド
30H △0-0 安養
31A △1-1 大邱  【蔚】ペク・インウ、【大】フェルナンド・シルバ
ACL2 △1-1 上海申花【蔚】ルドヴィグソン、【申】ルイス・ンラボ
32A ●0-3 金泉尚武【尚】イ・ドンジュン、キム・ソンサム、イ・ドンギョン
33H ○2-0 光州  【蔚】ルドヴィグソン、イ・チョンヨン
 今シーズンは不調にあえぐ蔚山HDですが、韓国代表選手や外国人選手など能力の高い選手を揃えており、戦術がフィットすれば力を発揮するのは間違いないところ。明日はホームでは負けられない、と言う強い気持ちで、待ちかまえているに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、出場停止中のジャーメインは明日も欠場となります。またFC東京戦ではベンチからも外れた中島と田中聡はそれほど重傷ではない、との情報もありますが、週末に横浜FM戦、来週にはルヴァンカップの決勝を控えていることを考えると、無理はさせない可能性が高いのではないでしょうか。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       大迫

   中野  山﨑  キム

     川辺  東

新井             菅

   前田     加藤

       木下

SUB:田中雄、チョン、荒木、塩谷、佐々木、茶島、中島、越道、中村、アルスラン、ジェルマン、井上愛
 4つのコンペティションを戦い、怪我人も続出しているサンフレッチェですが、しかしそれによってこれまで出場機会が少なかった選手にもチャンスが訪れています。明日は誰が出ることになってもサンフレッチェらしいアグレッシブなサッカーを展開して、勝ち点をゲットして戻ってきて欲しいと思います。

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U-17日本代表に小林と野口

日本サッカー協会は17日、FIFA U-17ワールドカップカタール2025のメンバーを発表し、サンフレッチェ広島ユースから小林と野口が選ばれました。今回選出されたのは次の21人。
【GK】平野(大分U-18)、村松(ロサンゼルス)、松浦(新潟U-18)
【DF】田中(浦和ユース)、竹野(神村学園高)、藤井(横浜FMユース)、
    藤田(川﨑FU-18)、メンディー(流経大柏高)、元砂(鹿島ユース)
【MF】瀬口(神戸U-18)、川本(柏U-18)、小林、野口(広島ユース)、
    平島(鹿島ユース)、姫野(千葉)、長南(柏)、和田(浦和ユース)
【FW】瀬尾(桐蔭学園高)、浅田(横浜FM)、吉田(鹿島ユース)、
    マギー(琉球U-18)
 9月に大阪で行われたトレーニングキャンプのメンバーから佐藤陸(山形ユース)、針生(清水ユース)、佐藤桜(柏U-18)、篠崎(市立船橋高)、児玉(京都U-18)、加藤(横浜FMユース)、大貫(鹿島ユース)、神田(大宮)、谷(鳥栖U-18)、北原(FC東京)が外れ、村松、元砂、野口、長南、瀬尾、吉田が選出されています。このメンバーは明後日から国内合宿を行って大学生とのトレーニングマッチを行い、今月末にカタールに移動します。そしてグループリーグでモロッコ、ニューカレドニア、ポルトガルと対戦し、11/27に行われる決勝を目指して戦うことになります。

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高円宮杯PLウエスト第18節名古屋戦

週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウエストの第18節で、サンフレッチェ広島ユースは名古屋グランパスU-18に競り勝って、首位との勝ち点差を4に縮めました。広島のメンバーは、GK:小川、DF:林、長沼、森井、MF:児玉(→小柳90+5分)、野口、小林、原(→梅田90+5分)、河上、FW:宗田(→浅沼90+5分)、土井川(→山里77分→佐藤87分)。後半11分に小林のパスを宗田が決めて先制点を奪いましたが、その2分後に同点に追いつかれます。しかし広島は後半23分に小林のシュートのこぼれを土井川が押し込んで勝ち越して、そのまま逃げ切りました。第18節の全結果と順位表は次の通り。
【第17節】
神戸U-18  0-1 静岡学園高
岡山U-18  1-2 G大阪ユース
福岡U-18  4-0 神村学園高
帝京長岡高 3-2 東福岡高
名古屋U-18 1-2 広島ユース
大津高   1-2 鳥栖U-18

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 鳥栖U-18    40    18   13   1   4   +19
2 神戸U-18    40    18   13   1   4   +17
3 広島ユース   36    18   11   3   4   +10
4 G大阪ユース  29    18    9   2   7   +13
5 大津高     28    18    9   1   8    +6
6 神村学園高   26    18    8   2   8    +8
7 名古屋U-18   26    18    8   2   8    -2
8 帝京長岡高   20    18    6   2  10   -14
9 静岡学園高   18    18    4   6   8   -11
10 岡山U-18    17    18    5   2  11   -14
11 福岡U-18    16    18    5   1  12   -10
12 東福岡高    14    18    3   5  10   -22

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2025/10/19

小林と小川のトップ昇格を発表

サンフレッチェは昨日、ユースの小林志紋選手と小川煌選手が来季トップに昇格する、と発表しました。
 小林は福山市の出身で、ジュニアユースからサンフレッチェの下部組織でプレー。昨年はU-16日本代表、今年はU-17日本代表にも選出されて、主力として活躍していました。またトップチームでもリーグ戦の第26節G大阪戦でメンバー入りすると、第30節神戸戦では途中出場でトップチームデビューを果たしています。一方の小川は長崎市の出身で、スポーツ少年団と中学校でのプレーを経てサンフレッチェ広島ユースに加入して、2年生の春からレギュラーに定着。またU-16日本代表などの年代別代表や、トップチームのトルコキャンプへの参加などで成長してきました。

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WEリーグ第11節千葉戦

昨日アウェイで行われたWEリーグ第11節ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦は、レジーナが何度もビッグチャンスを作ったものの得点を奪えず、スコアレスドローに終わりました。
 レジーナの先発は前節から2人入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       藤田

塩田   嶋田  市瀬   藤生
(→早間77分)
    小川愛   柳瀬
     (→渡邊77分)
       伊藤め(→古賀70分)

李             中嶋
(→島袋60分)
      上野

SUB:石田、中村、臼井
 対する千葉は、GK:田中桃、DF:蓮輪、林、石田菜、足立(→根津75分)、MF:小林(→植本75分)、増田(→角谷59分)、山口、FW:木村(→源間70分)、藤代(→船木70分)、小川由、と言うメンバーでした。前半は千葉の出足の速い守備でなかなか攻め込めない時間が長かったのですが、後半は高い位置からの守備でペースを握り、次々と相手ゴールに迫ります。そして後半のシュート数は千葉の5本に対して広島は14本と3倍近く放ったものの相手の身体を張った守備を打ち破ることができず、勝ち点1ずつを分け合うことになりました。この結果、WEリーグ前半の11試合を終えてレジーナの勝ち点は17。主力に怪我人が続出する中で健闘した、と言えると思いますが、しかし首位のINAC神戸との勝ち点差は11で、3位の日テレ・東京Vベレーザとの差は6。後半に向けて、チーム全体のレベルアップが必要です。

サンフレッチェ広島公式サイト
ジェフユナイテッド市原・千葉公式サイト
WEリーグ公式サイト

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木稲が手術

サンフレッチェは一昨日、長野戦で負傷退場した木稲瑠那選手が「下顎骨骨折観血的整復固定術」の手術を受けた、と発表しました。

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2025/10/18

第34節FC東京戦

昨日ホームで行われたJ1リーグ第34節は、FC東京の堅い守備を破れずスコアレスドローに終わりました。
 代表活動から戻ってきた大迫とキムが復帰。またジャーメインが3試合ぶりに先発に復帰して、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  佐々木  荒木   キム

     塩谷  川辺(→木下80分)

中野            新井(→中村HT)
(→前田75分)
  ジャーメイン  加藤(→菅70分)

      ジェルマン(→アルスランHT)

SUB:チョン、山﨑、茶島、越道
 対するFC東京は、GK:キム・スンギュ、DF:室屋、森重、長友、ショルツ、MF:高、東慶悟(→小泉62分)、遠藤(→山口85分)、マルコス・ギリェルメ(→野澤零62分)、FW:山下(→仲川89分)、佐藤(→安斎89分)、と言うメンバーでした。ファーストシュートは広島で、11分にハイプレスで奪ったボールをジャーメインがシュートしましたがわずかに左に外れます。また17分にはCKの流れから中野がボレーシュートを放ちましたがGKにキャッチされます。FC東京はサイドからの攻撃で得点を狙ってきますが、味方に合うことは少なく決定機にはなりません。前半の広島のシュートは5本だったのに対してFC東京は2本。お互いにラストパスの精度が悪くあまり決定機が作れないままに、両者スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半からアルスランと中村を投入して攻撃のピッチを上げようとする広島。4分には塩谷がドリブルで持ち込んでミドルシュートを放ちましたがGKに弾かれ、7分にはアルスランがドリブルからシュートしましたがGKがファインセーブ。11分にはアルスランから加藤へのパスで作ったチャンスに、ジャーメインが続けざまにシュートを放ちましたがことごとくブロックされます。また17分にもCKからアルスランがシュートしましたが枠外。21分の川辺のシュートも枠を捉えることができません。FC東京も後半26分に室屋が決定的なシュートを放ったものの大迫がファインセーブ。29分には速攻から中村が打ちましたが長友が足に当ててクリアし、31分にはCKに荒木が合わせましたがクリアされます。次々と攻撃的な選手を投入して打開しようとするスキッベ監督。広島はセットプレーやクロスでFC東京ゴールに迫りますが、FC東京の守備を崩すことはできません。逆にFC東京は38分には佐藤がミドルシュートを放ちましたが枠外。また45分の高のシュートも枠外に外れ、48分の高のミドルも枠外となります。後半アディショナルタイムには前田がシュートしたもののDFに防がれて、0-0のまま試合終了のホイッスルとなりました。
 試合後にスキッベ監督は「今季の、特にホームゲームを象徴する戦い方になってしまったと思います。シュートを決める以外のところまではゲームを支配しながら進めることができても、最終的に点が入らない。そういう展開でした」と語っていましたがまさにその通り。シュート数は16本でゴール期待値は1.18と言う数値からも分かるように決定的なシーンは何度も作りましたが、シュートは相手に当てたり枠を外したり。また数々のセットプレーも工夫のない攻撃に終始して、相手の守備を崩すことができませんでした。昨年終盤から続いている「決定力不足」が解決していないことを、改めて思い知らされた試合となりました。
 今日は神戸×鹿島も引き分けに終わり、首位・鹿島との勝ち点差は7のまま。残り4試合と言うことでますます苦しい状況となっています。しかし何度も書いているように2013年は残り2試合で勝ち点5差をひっくり返して優勝しているわけで、それを考えればまだまだ可能性はあります。次は蔚山戦を挟んで来週土曜日の横浜FM戦となりますが、そこで勝って上位にプレッシャーをかけ続けて欲しいと思います。

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2025/10/17

今日のFC東京戦

中国新聞によると、町田戦で右太ももの肉離れを起こして離脱していた木下が復帰して、今日のベンチ入りが濃厚になったとのこと。「あそこで無理をしなかったことが早い回復につながった。体の出力が上がって起こった側面もあるので、体的にはもう一段上にいける。FC東京は柏時代にもゴールを決めていて、イメージはいい。しっかり勝ちに結びつけたい」と語っていることから、今日はここぞと言うところで出場して、チームの勝利に導いてくれるのではないでしょうか。
 今日の試合会場はエディオンピースウイング広島で、午後7時キックオフ。チケットは前売りで完売していますが、リセールが出ていますのでチケットを購入したい方はサンフレチケットにアクセスしてみて下さい。試合中継はDAZNで生配信が予定されています。今日はキックオフまでに帰宅できればブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。

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2025/10/16

FC東京戦に向けて

明日はJ1リーグ第34節。サンフレッチェはホームでFC東京と対戦します。
 シーズン序盤は調子が上がらず降格圏近くを低迷していたFC東京でしたが、9月以降の3連勝もあって現在の勝ち点は41で、J1残留をほぼ確実にしています。また天皇杯は準決勝に進出していて、タイトル獲得の可能性も残しています。前回対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
18H ●0-3 広島  【広】荒木、ジャーメイン、川辺
19A ●0-3 京都  【京】川﨑、武田、奥川
天2 ○3-1 金沢  【東】佐藤2、長倉、【金】村田
20H △2-2 C大阪 【東】マルセロ・ヒアン2、【C】ラファエル・ハットン、田中
21A ●0-2 G大阪 【G】宇佐美、岸本
15A ○3-0 横浜FM 【東】野澤零、佐藤、長倉
22H ○2-1 横浜FC 【東】長倉、森重、【横FC】櫻川
23A ●0-1 柏   【柏】久保
天3 ○2-0 大分  【東】長倉、小泉
24H ○3-2 浦和  【東】遠藤、マルセロ・ヒアン、仲川、【浦】安居、渡邊
天4 ○2-1 C大阪 【東】仲川、長倉、【C】香川
25H ●0-1 鹿島  【鹿】田川
26A △2-2 湘南  【東】長倉、ショルツ、【湘】鈴木雄、鈴木章
27H ●0-4 京都  【京】ラファエル・エリアス3、鈴木義
天QF ○2-1 浦和  【東】マルセロ・ヒアン2、【浦】金子
28A △1-1 名古屋 【東】遠藤、【名】佐藤
29H ○1-0 東京V 【東】長倉
30A ○1-0 川崎F 【東】遠藤
31H ○1-0 福岡  【東】マルセロ・ヒアン
32H ●2-3 横浜FM 【東】高、ショルツ、【横FM】喜田、谷村2
33A △1-1 清水  【東】佐藤、【清】髙橋
 前節清水戦は前半のうちに先制点を許したものの、後半31分に佐藤恵允が強烈な一撃を決めて同点に追いつき、そのまま勝ち点1ずつを分け合っています。18位との勝ち点差は10あるので、明日は勝ってJ1残留を決めたいと思っているのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、代表に参加していた大迫とキム・ジュソンが戻ってきます。一方、横浜FC戦で負傷退場した田中聡は当面は欠場することになりそうです。怪我から復帰したアルスラン、ジャーメイン、中村が先発する可能性もあるものの無理をさせる状況でもないので、私のメンバー予想は次の通り。
       大迫

   佐々木 荒木  キム

     塩谷  川辺

中野            新井

   前田      加藤

      ジェルマン

SUB:チョン、山﨑、菅、越道、茶島、中島、アルスラン、中村、ジャーメイン
 残り5試合で首位・鹿島との勝ち点差は7と言うことで、リーグ優勝のためには勝ち点を失うわけにはいかないサンフレッチェ。明日も立ち上がりから積極的に前に出て、サンフレッチェファミリーの力も合わせて勝利して欲しいと思います。

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田中聡の診断結果

プレスリリースによると、横浜FC戦で負傷退場した田中聡は日曜日に広島県内の病院で検査を受け、顔面骨折と脳震盪と診断されました。加療期間については未定で、スキッベ監督は「しばらくかかるだろう」と長期離脱を示唆していた、とのことです。

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2025/10/15

日本代表ブラジル戦

昨日東京スタジアムでブラジル代表との親善試合を戦った日本代表は、前半の2失点を後半にひっくり返して、過去13回の対戦で一度も勝てなかったブラジルに初めて勝利しました。この試合の日本代表のメンバーは、GK:鈴木彩、DF:谷口、渡辺、鈴木淳、MF:南野(→田中74分)、堂安(→望月85分)、中村(→相馬74分)、鎌田(→小川85分)、久保(→伊東54分)、佐野、fW:上田(→町野74分)。前半の日本代表は左右のWBの中村、堂安がDFラインまで下がって5バックにし、ボールを奪えば縦に速い攻撃で点を取りに行く、と言う戦術で戦います。そして前半14分には中村がシュートを放ちましたがDFがブロック。22分には南野のクロスに上田が飛び込みましたがわずかに合いません。逆に前半26分、ギマランエスのスルーパスでDFラインの裏に抜け出したパウロ・エンヒッキにシュートを決められ先制点を許します。また32分にはルーカス・パケタのループパスで抜け出したマルティネッリに決められてしまいます。その後日本代表は久保の仕掛けなどで反撃を試みるものの得点は奪えず、2点のビハインドでハーフタイムを迎えました。
 ハーフタイムでの選手交代の無かった日本代表でしたが、しかし前半とはうって変わって前からのプレスで主導権を握ります。そして後半7分には相手DFのミスからボールを奪った南野がネットを揺らして反撃の狼煙を上げると、17分には伊東のクロスを中村がボレーで狙い、DFのクリアも及ばず同点に追いつきます。そして後半26分にはCKを上田が叩き込んで逆転すると、その後はブラジルに攻められながらもしっかりとゴールに鍵をかけて、チーム全員で勝利のホイッスルに歓喜の声を上げました。
 引いて守ろうとした前半と、ハイプレスで戦いを挑んだ後半。日本代表が見せた2つの顔は、全く逆の内容と結果を生み出しました。腰を引いて守りを固めるのではなく、マンツーマンで前からボールを奪いに行く。まるでスキッベ監督のような戦い方で世界屈指の強豪相手に結果を出せたことは、来年のW杯本大会に向けて貴重な教訓を得ることができた、と言えるのではないでしょうか?

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高円宮杯PLウエスト第17節福岡戦

週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウエストの第17節で、サンフレッチェ広島ユースは福岡U-18を逆転で下し、3位をキープしました。広島のメンバーは、GK:小川、DF:林、長沼、森井、MF:児玉(→小柳70分)、山里(→土井川HT)、野口(→宮内85分)、小林(→佐藤90分)、原(→浅沼70分)、河上、FW:宗田。前半15分に左からのクロスをヘッドで決められて先制点を許しましたが、後半44分に河上が同点ゴールを決めると、後半アディショナルタイムに宗田がゲット。更に前半終了間際に宗田がPKを決めて、3-1で前半を折り返しました。後半13分に土井川が決めて点差を広げましたが、27分に混戦から押し込まれて1点を返されます。しかしその4分後に宗田がヘッド。これはポストに弾かれたもののこぼれを自ら押し込んで、ハットトリックを達成して勝利を決定づけました。第17節の全結果と順位表は次の通り。
【第17節】
静岡学園高  0-4 名古屋U-18
神村学園高  3-1 帝京長岡高
G大阪ユース 1-2 鳥栖U-18
岡山U-18   2-3 神戸U-18
広島ユース  5-2 福岡U-18
東福岡高   0-5 大津高

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 神戸U-18    40    17   13   1   3   +18
2 鳥栖U-18    37    17   12   1   4   +18
3 広島ユース   33    17   10   3   4    +9
4 大津高     28    17    9   1   7    +7
5 神村学園高   26    17    8   2   7   +12
6 G大阪ユース  26    17    8   2   7   +12
7 名古屋U-18   26    17    8   2   7    -1
8 岡山U-18    17    17    5   2  10   -13
9 帝京長岡高   17    17    5   2  10   -15
10 静岡学園高   15    17    3   6   8   -12
11 東福岡高    14    17    3   5   9   -21
12 福岡U-18    13    17    4   1  12   -14

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2025/10/14

WEリーグ第10節長野戦

昨日ホームで行われたWEリーグ第10節で、サンフレッチェ広島レジーナはAC長野パルセイロレディースを1-0で下して4位に浮上しました。
 レジーナの先発は前節から一人入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       木稲(→藤田18分)

渡邊   嶋田  市瀬   藤生
(→渡邊75分)
     小川  柳瀬

       伊藤め(→古賀70分)

李             中嶋
(→臼井70分→島袋90+2分)
      上野

SUB:中村、松本、早間
 対する対する長野レディースは、GK:垣内、DF:松﨑(→松久保60分)、岩下、筬島、知久、MF:上田(→橋谷66分→三谷86分)、菊地、稲村、FW:大内(→吉野60分)、川船、と言うメンバーでした。最初にチャンスを作ったのは長野で、前半14分に大内がDFの間を割って抜け出すと、木稲と激突してボールはゴール枠に飛びましたが渡邊がぎりぎりでクリアします。このシーンで頭を打った木稲が退場となって、藤田がゴールマウスを守ることになりました。
 この後は広島がペースを握り、26分には中嶋がシュートしましたが枠外。31分には中嶋のクロスに李が飛び込んだものの打ち切れません。その後は長野に攻め込まれ、33分には稲村に危ういシュートを打たれましたが枠外に外れ、41分には稲村のクロスに川船、42分には知久、43分には大内にシュートを打たれるなどピンチが続きます。しかし後半アディショナルタイムに、左サイドに抜け出した中嶋のクロスを上野がヘッド。これはGKが反応してバーに弾かれますが、詰めていた伊藤めぐみが押し込んで、広島の1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半は立ち上がりから広島のペースで、6分には柳瀬がシュートを放ちましたがGKの正面。16分には柳瀬?のシュートがDFに当たり、こぼれ球を渡邊が狙いましたがGKのファインセーブに防がれます。その後も広島がチャンスを作りつづけ、32分には柳瀬のパスで右に抜け出した古賀がGKと1対1になりましたがシュートは止められ、35分には臼田のクロスに上野が合わせましたが枠外。続いて中嶋のミドルはGKの正面を突き、39分には上野、小川が惜しいシュートを放ちます。長野も時折攻め込んで来たものの藤田を中心に守備陣が落ち着いてはね返して、1点のリードを保ったまま試合を締めました。

サンフレッチェ広島公式サイト
長野公式サイト
WEリーグ公式サイト

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2025/10/13

ルヴァン杯準決勝2nd leg横浜FC戦

昨日ホームで行われたYBCルヴァンカップの準決勝2nd legで、サンフレッチェは横浜FCを2-1で下し、3年ぶりの決勝進出を決めました。
 サンフレッチェは1st legから先発2人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       チョン

   塩谷  荒木  佐々木

     川辺 田中聡(→アルスラン32分)
     (→山﨑大82分)
中野就           新井(→菅90+1分)
(→茶島90+1分)
   前田      加藤
   (→ジャーメイン59分)
      ジェルマン

SUB:田中雄、越道、中島
 対する横浜FCは1st legから8人入れ替えて、GK:石井、DF:岩武、ンドカ、細井、MF:山根(→遠藤76分)、小倉(→中野嘉87分)、山田、新保(→福森76分)、FW:ジョアン・パウロ(→ルキアン71分)、アダイウトン(→窪田54分)、櫻川(→鈴木武71分)、と言うメンバーでした。前半9分、塩谷のクサビのパスを川辺がつなぎ、ワンタッチでジェルマンが出したボールで裏に抜け出そうとした加藤が倒されてPKを得ます。ジェルマンのキックはGKに読まれたもののしっかりと手が届かないところに決めて、広島が先制点を奪いました。
 広島は12分にも塩谷のパスで抜け出した前田がシュートする、と言うシーンを作りましたが、しかし前半14分、アダイウトンのクロスに合わせた櫻川のシュートはチョンが顔でセーブします。そして前半17分、ジョアン・パウロのCKを受けた山根に強烈なミドルシュートを決められて、同点に追いつかれてしまいました。
 これで勢いが出た横浜FCはロングスローとCKで攻め立てます。その競り合いの中で新保と激突して倒れた田中聡はいったん戻ったものの、直後にファウルを受けると立ち上がれず担架で運び出されます。前半44分には山田にペナルティエリア内から打たれ、48分には山田のクロスに櫻川が合わせるなど危ないシュートを打たれたものの枠外に外れて、同点で前半を終了しました。
 後半に入ると広島がペースを握り、5分のアルスランのシュートはDFに当たって左サイドに流れ、11分には新井のクロスに中野が飛び込みましたがDFに身体を寄せられ打てません。そして後半30分、中野就が奪ったボールをジャーメインが引き取ると、ドリブルでゴール前に持ち込んでシュート。これがゴールの右隅に決まって、広島が勝ち越し点を奪いました。
 決勝進出のためには3点が必要な横浜FCは、鈴木武とルキアンに続いて福森と遠藤を投入して攻撃の圧力を強めようとします。38分にはルキアンがミドルを放ちましたがチョンが横っ飛びでキャッチ。42分と45分には山田にシュートを打たれましたがいずれも枠外に外れます。広島は山﨑大や塩谷のシュートで脅かしつつ2-1のまま逃げ切って、2試合合計スコア4-1で決勝進出を決めました。
 この試合の入場者数は26,192人で、アウェイ席以外はチケットが完売になったとのこと。ルヴァンカップでの完売は初めてで、サポーターの後押しが勝利の一つの要因になったのは間違いありません。田中聡の負傷退場は痛手でしたが、しかしアルスランが途中出場から60分ほどプレーしたこと、そして久々に出場したジャーメインが流れの中からゴールを決めたことなど、今後の4つのコンペティションに向けて収穫の多い試合だったと言えるでしょう。決勝の相手は川崎Fを大逆転で下して勝ち上がった柏レイソル。決勝戦は11/1に国立競技場で、チケットは10/16(木)から先行抽選販売の申し込み受付が始まります。

広島公式サイト  横浜FC公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
Sportsnavi  Summary
ゲキサカ  戦評  大迫
サッカーダイジェストWeb  戦評  田中聡が無念の途中交代
Soccer King

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2025/10/12

今日の横浜FC戦

中国新聞によると、昨日の練習後にスキッベ監督はジャーメインと中村について「(メンバーに)入れます」と明言していたとのこと。現時点で2点リードしているため1点差負けでも勝ち抜きが決まりますが、最初から攻撃的な姿勢で戦って、勝って決勝進出を決めて欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンピースウイング広島で、午後3時キックオフ。当日券は12時半からチケットカウンターで販売されます。試合中継はスカパー!サービスのCS800とスカパー!プレミアムサービスのch580、及びスカパー!番組配信、SPOOXでライブ配信が予定されています。今日は都合によりブログでの速報はできないので、スタジアムに行けない&スカパー!を見れない方はモバイルサイトの速報などをご覧下さい。

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2025/10/11

横浜FC戦に向けて

明日はYBCルヴァンカップ準決勝2nd leg。サンフレッチェはホームで横浜FCと対戦します。
 1st legではほぼ互角に戦いながら中島、中野のクォリティにやられた形の横浜FCでしたが、しかし新保と窪田の仕掛けや櫻川のポストプレーなどでチャンスは作れていただけに手応えは感じているはず。2nd legは1st legでの経験を生かして、十分な対策を立てて乗り込んで来るに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、中国新聞によると9/7のルヴァンカップ準々決勝で左太ももの肉離れを再発していた中村と、9/23の柏戦で右ふくらはぎの肉離れを起こしていたジャーメインが昨日から全体練習に合流して、フルメニューをこなしていたとのこと。スキッベ監督も「すごくいい状態。次戦の(起用の)考慮に入る」と語っていたそうなので、少なくとも明日のベンチ入りは間違いなさそうです。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       チョン

   塩谷  荒木  佐々木

     川辺 田中聡

中野              東

   前田      中島

     ジャーメイン

SUB:田中雄、山﨑大、新井、菅、茶島、アルスラン、中村、加藤、ジェルマン
 1st legの2点リードがあるとは言え、相手はプレーオフラウンドで1st legの3点ビハインドをひっくり返して勝ち上がった横浜FCです。明日は受け身になることなく積極的に戦って、3大会ぶりの決勝進出を勝ち取って欲しい、と思います。

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2025/10/10

ルヴァン杯準決勝2nd legのチケット

中国新聞によると、明後日予定されているルヴァンカップ準決勝2nd leg横浜FC戦は、クラブ初の「カップ戦チケット完売」の可能性があるそうです。クラブによると1週間前の販売枚数は2万枚で、その後も1日平均約400枚売れていたそうですが、1st legに勝った一昨日は700枚に増えて、完売の目安とする26,000枚に迫る勢いだそうです。サンフレチケットによるとサポーターシートとカテゴリー7〜9はまだ残席がありますが、他はほぼ売り切れとなっていますので、観戦に行こうと思っている方は早めにご購入下さい。

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2025/10/09

ルヴァン杯準決勝1st leg横浜FC戦

昨日アウェイで行われたYBCルヴァンカップ準決勝1st legで、サンフレッチェは中島、中野のゴールで2-0で横浜FCを下しました。
 スキッベ監督は町田戦から先発3人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       チョン

   塩谷  荒木  佐々木

     川辺 田中聡

中野就             東

   前田      中島(→加藤HT)
   (→アルスラン71分)
      ジェルマン

SUB:田中雄、山﨑大、新井、菅、茶島、越道、井上愛
 対する横浜FCは福岡戦から8人入れ替えて、GK:市川、DF:伊藤慎(→ンドカ73分)、山﨑浩、福森、MF:鈴木準、山田、熊倉(→中野嘉79分)、新保(→山根59分)、FW:ルキアン(→鈴木武HT)、窪田(→アダイウトン59分)、櫻川、と言うメンバーでした。序盤は広島のプレスを横浜FCがロングボールで回避する、と言う展開で、お互いに探り合いが続きます。ファーストシュートは横浜FCで、9分に新保のクロスのこぼれを鈴木準がシュートしましたが枠外。対する広島は13分に中島のパスから東がコントロールショットを放ちましたが市川が横っ飛びで弾きます。その後は横浜FCがペースを掴み、20分には櫻川が右サイドを抜け出してシュートしましたがチョンが反応。28分には左からのクロスに櫻川が合わせましたが枠外に外れます。30分には塩谷のロングパスで抜け出したジェルマンが右から強烈なシュートを放ちましたがGKに弾かれ、31分にはCKに川辺が合わせましたが枠を捉えることができません。そして前半33分、塩谷のロングパスをペナルティエリア内でトラップした中島がDFに引っ張られながらもニアサイドを打ち抜いて、先制点を奪いました。
 これで勢いの出た広島は、その後は圧倒的に攻め込みます。38分には東のクロスから中野就、ジェルマン、塩谷らが次々と打ちましたがブロック。45分には東のクロスにジェルマンが合わせましたが枠外に外れ、続くCKに荒木が合わせましたがDFにブロックされます。横浜FCは押し込まれながらも粘り強く守って、広島の1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半立ち上がりは横浜FCが攻め込み、3分にはCKに合わせた櫻川のヘッドがポスト直撃。7分にはカウンターを仕掛けられましたが、ラストパスが合わずに助かります。また14分には櫻川がパネルティエリア内で櫻川がシュートしましたがチョンが立ちはだかります。その後は広島が押し返し、19分には川辺のパスで抜け出したジェルマンのシュートはGKがクリア。22分には中野就のクロスを前田がヘッドで決めましたが、オンフィールドレビューの結果川辺のボール奪取がファウルとされて取り消されます。しかし後半38分、タッチライン際まで飛び出してクリアした市川のボールを佐々木がワンタッチで繋ぐと、ハーフウェイライン付近で受けた中野就が思い切ってシュート。これが見事にゴールに収まって、広島がリードを広げます。終盤は横浜FCも反撃を試みたものの広島守備陣がはね返して、2点リードで「前半90分」を終えました。
 この試合のハイライトは、2つの広島の得点だったと言えます。1点目の中島は塩谷の糸を引くようなロングリードも素晴らしかったのですが、それを事も無げに胸トラップで収め、ユニフォームを手で引っ張って止めようとするDFをドリブルで翻弄すると、鋭いシュートでニアサイドを打ち抜きました。中島自身は「トラップが少し長くなったんですけど、打ってみようと思って打ってみました。うまく意表を突けたかなと思います」と語っていますが、中島の技術とセンスが詰まった素晴らしいゴールでした。一方、50mほどの距離からの超ロングシュートを決めた中野は「歓声が上がったんで、キーパーが前に出てるって感じました。ゴール方向を見たらあいてたんで...GKが戻っているのは見えたんで、しっかりと強いボールを蹴ろうと意識」したシュートだったとのこと。こちらも中野の戦術眼と技術が生んだ素晴らしいゴールでした。この試合は芝の長いピッチと櫻川をターゲットにしたロングボールに苦しめられましたが、それをチョン・ミンギを中心とした堅い守備ではね返したこと、そしてチーム全体の前への意識を貫いたことが、この2ゴールと勝利を呼び込んだと言って良いでしょう。ホーム&アウェイで戦う準決勝はまだ「90分ハーフ」を終えたところですが、3年ぶりの決勝進出に大きく前進したのは間違いないところ。日曜日のホームでもしっかりと戦って、このまま逃げ切って欲しいと思います。

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2025/10/08

今日の横浜FC戦

モバイルサイトによるとスキッベ監督は今日のメンバーについて「代表活動などでいない選手もいますので、変えていかないといけないと思います」と語っています。誰が出ることになってもこれまでの練習の成果を発揮して、勝って広島に戻ってきて欲しいと思います。
 今日の試合会場はニッパツ三ツ沢球技場で、午後7時キックオフ。チケットは来場前にJリーグチケットなどでご購入下さい。試合中継はスカパー!サービスのCS800とスカパー!プレミアムサービスのch580、及びスカパー!番組配信、SPOOXでライブ配信が予定されています。今日もキックオフまでに帰宅できればブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&中継を見れない方はこちらをご覧下さい。

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2025/10/07

横浜FC戦に向けて

明日はYBCルヴァンカップ準決勝1st leg。サンフレッチェはアウェイで横浜FCと対戦します。
 第19節からの7連敗で19位まで下っていた横浜FCでしたが、第26節神戸戦での終了間際の劇的ゴールで息を吹き返し、現在のところは勝ち点31で18位。17位横浜FMと同勝ち点で、J1残留を争っています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
21H ●0-4 広島  【広】木下2、加藤、新井
22A ●1-2 FC東京 【横FC】櫻川、【F東】長倉、森重
天3 ●3-3 京都  【横FC】鈴木準、伊藤翔、櫻川、【京】ラファエル・エリアス、中野、太田
   PK3-4
23H ●0-1 横浜FM 【横FM】アンデルソン・ロペス
24A ●0-2 清水  【清】カピシャーバ、中原
25H ●1-2 浦和  【横FC】アダイウトン、【浦】小森2
26A ○1-0 神戸  【横FC】伊藤翔
27A ●2-3 G大阪 【横FC】アダイウトン、室井、【G】ヒュメット、宇佐美2
28H △0-0 東京V
YQF1 ○2-0 神戸  【横FC】ジョアン・パウロ、小倉
YQF2 ●0-1 神戸  【神】大迫
29A △1-1 町田  【横FC】伊藤慎、【町】デューク
30H ○1-0 新潟  【横FC】アダイウトン
31A △0-0 岡山
32H ○1-0 湘南  【横FC】細井
33A ●0-1 福岡  【福】湯澤
 前々節から先発4人を入れ替えて戦った福岡戦は、相手に倍近いシュートを打たれて6試合ぶりの敗戦を喫しています。横浜FCの最優先はJ1残留を勝ち取ることだ、とは思いますが、しかしここまでのルヴァンカップはPK戦までもつれこんでの町田戦勝利や、1st legの3点差をひっくり返してたC大阪とのプレーオフラウンドなど、数々の劇的勝利を収めてきています。明日はホームの利を生かして、再び「ドラマ」と作って流れを掴み、初のタイトル獲得に向けて前進したいと思っているのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、日本代表の大迫と韓国代表のキム・ジュソンが不在。また町田戦で負傷交代した木下のほか、離脱中のジャーメイン、マルコス・ジュニオール、中村らの出場も不透明な状況です。と言うことで相変わらずメンバーは難しいのですが、私の予想は次の通り。
       チョン

   塩谷  荒木 佐々木

     田中聡 川辺

中野              菅

   前田      中島

      ジェルマン

SUB:田中雄、山﨑、新井、茶島、越道、東、小林、アルスラン、加藤
 ルヴァンカップは福岡戦、湘南戦と1st legで敗れながらも逆転で勝利していますが、できれば2nd legは余裕を持って迎えたいところ。明日はぜひとも勝利して、広島に戻ってきて欲しいと思います。

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高円宮杯PLウエスト第16節神戸戦

一昨日行われた高円宮杯プレミアリーグウエストの第16節で、サンフレッチェ広島ユースは神戸U-18に競り勝ち、首位との勝ち点差を7に詰めました。広島ユースのメンバーは、GK:小川、DF:林、長沼、森井、MF:児玉(→小柳82分)、山里(→河上60分)、野口、小林、太田、原(→浅沼73分)、FW:宗田。後半24分にゴール前の混戦から宗田が蹴り込んで先制点を奪うと、後半アディショナルタイムに小林が決めてリードを広げました。その後神戸も1点を返して反撃してきましたが、9分に及んだアディショナルタイムを凌いで逃げ切りました。第16節の全結果と順位表は次の通り。
【第16節】
鳥栖U-18   7-0 帝京長岡高
G大阪ユース 1-2 大津高
広島ユース  2-1 神戸U-18
東福岡高   2-1 福岡U-18
神村学園高  0-1 名古屋U-18
静岡学園高  5-3 岡山U-18

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 神戸U-18    37    16   12   1   3   +17
2 鳥栖U-18    34    16   11   1   4   +17
3 広島ユース   30    16    9   3   4    +6
4 G大阪ユース  26    16    8   2   6   +13
5 大津高     25    16    8   1   7    +2
6 神村学園高   23    16    7   2   7   +10
7 名古屋U-18   23    16    7   2   7    -5
8 岡山U-18    17    16    5   2   9   -12
9 帝京長岡高   17    16    5   2   9   -13
10 静岡学園高   15    16    3   6   7    -8
11 東福岡高    14    16    3   5   8   -16
12 福岡U-18    13    16    4   1  11   -11

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2025/10/06

WEリーグ第9節東京V戦

一昨日アウェイで行われたWEリーグ第9節日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦は、後半16分に先制されたものの上野のゴールで追いついて勝ち点1ずつを分け合いました。
 レジーナの先発は前節と同じで、以下の布陣で戦いました。
       木稲

塩田   嶋田  市瀬   藤生
(→渡邊75分)
     小川  柳瀬

       伊藤め(→古賀62分)

李             中嶋(→早間75分)
(→伊藤璃62分)
      上野

SUB:石田、島袋、臼井
 対する東京Vベレーザは、GK:清水、DF:青木、土光、村松、松田、MF:隅田(→式田59分)、菅野、眞城(→宇津木87分)、塩越、山本、FW:樋渡(→ダネル87分)、と言うメンバーでした。前半5分に菅野のシュートをポストが弾く、と言うシーンがありましたが、その後は広島が高い位置からプレスをかけて主導権を握ります。9分には中嶋がシュートしましたが枠外。21分にも中嶋がミドルを放ちましたがGKに抑えられ、27分には嶋田がミドルレンジから狙いましたが枠外に外れます。また35分には李の仕掛けから伊藤めがシュートしましたGKに抑えられます。ベレーザも15分と30分に樋渡が、33分には山本がシュートしましたが木稲がセーブして、両者無得点でハーフタイムを迎えました。
 後半もファーストシュートは広島で、8分に中嶋がシュートしましたがDFに当たって外れ、9分の柳瀬のシュートもブロックされます。ベレーザはWEリーグデビュー戦となる式田を投入すると流れを掴み、後半16分にCKから青木のシュートはバーが弾いたものの、樋渡の折り返しを塩越に押し込まれて先制点を許しました。
 これで勢いのついたベレーザは、20分には樋渡のシュートがポスト。28分と29分には山本に危ういシュートを打たれます。しかし広島は後半35分、右サイドを突破した柳瀬のクロスを上野が流し込んで同点に追いつきます。その後も両チームが勝ち越しを狙って攻め合ったもののゴールは奪えず、引き分けに終わりました。

サンフレッチェ広島公式サイト
東京V公式サイト
WEリーグ公式サイト

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2025/10/05

第33節町田戦

昨日ホームで行われたJ1リーグ第33節は、町田に先制されたものの終盤に2点を奪って逆転で勝利し、優勝争いに生き残りました。
 スキッベ監督は上海海港戦から先発2人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  佐々木  荒木   キム

     塩谷 田中聡
     (→アルスラン61分)
中野              東(→菅61分)
(→新井61分)
   川辺      中島(→加藤76分)

       木下(→ジェルマン9分)

SUB:チョン、山﨑、茶島、前田
 対する町田は、GK:谷、DF:ドレシェヴィッチ、昌子、中山、MF:望月、前、下田(→桑山89分)、増山(→林81分)、FW:西村(→ナ・サンホ65分)、相馬(→仙頭81分)、藤尾(→デューク65分)、と言うメンバーでした。試合がまず動いたのは前半6分、左サイドを突破しようとした木下が右の太もも裏を抑えてピッチを出ます。いったんは戻ったものの続行は無理と判断して、早くも9分にジェルマンへの交代となりました。
 その後も局面局面でのつばぜり合いが続きましたが、最初に決定機を作ったのは広島。前半15分に中島が強烈なシュートを放ちましたが谷が横っ飛びで弾きます。続いて16分にはCKをキムが落として中野がシュートしましたが弱くGKにキャッチされます。対する町田も19分、左から攻め込み最後は下田がゴールライン際からシュートしましたが大迫が身体で止めます。前半23分にはハーフカウンターから望月がシュートしましたが枠外に外れ、31分には藤尾が抜け出してシュートしましたが枠外に外れて助かります。また37分には西村が決定機を迎えましたが枠外に外れます。その後は広島が押し返し、39分には中野がシュートしたものの枠外。44分には川辺が強烈なミドルを放ちましたが枠を捉えることが出来ず、46分には荒木がヘッドで狙いましたが枠外に外れます。前半はお互いにチャンスを作りつつもゴールは生まれず、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半最初のチャンスは広島で、2分に川辺のパスがジェルマンに通りましたがわずかにタイミングが合わず枠外に外れます。逆に町田は後半5分、中盤で奪ったボールを前が相馬に送ると、ドリブルからシュートを決められ先制点を奪われました。
 追いつきたい広島は、後半16分に3枚替えで点を取りに行きます。しかし町田はゴール前に分厚い守備網を構築し、逃げ切りを図ります。広島はセットプレーとロングスローで何度も町田のゴールに迫るものの、なかなかシュートまで行けない時間が続きます。そして後半43分、右からの菅のCKをキムがヘッドで叩き込んで同点に追いつくと、45+3分にはCKに競り合った佐々木が昌子に倒されてPKのジャッジ。これをアルスランが慎重に決めて、広島が勝ち越します。町田はその後アディショナルタイム7分にFKから広島ゴールに迫りましたが大迫が止めて、広島の勝利を告げるホイッスルが鳴り響きました。
 試合後のスタッツを見るとボール支配率は広島の58%。またシュート数は広島の12本に対して町田は8本、ゴール期待値は広島の1.76に対して町田は0.5で、数字面では広島が上回っていたのですが、しかし少なくとも後半40分までは町田のプラン通りの試合だったと言えるように思います。特に相馬のゴールでリードしてからはゴール前に強固なブロックを構築し、広島に良い形でシュートを打たせないような守備を徹底していました。それに対して広島は「地上戦」よりも「空中戦」を選択。セットプレーだけでなく、新井や佐々木までがロングスローを試みて、何度目かのCKからようやく町田ゴールをこじ開けました。特に得点シーンでは佐々木、荒木、ジェルマンらが上背のあるDFを引きつけ、アルスランがキムの前でブロッカーになってマーカーとのミスマッチを作り出しました。広島サポーターの目の前での戦いでいやが上にも気持ちが高まる中で、冷静なポジショニングと菅の精密なキックが生んだ同点弾だったと言えるでしょう。更にPKゲットのシーンでは、その前に町田のDFのファウルすれすれのマークに主審からの注意が出ていたとのこと。その中で佐々木が倒されたことに対して主審は毅然とした笛を吹いてくれたこと、そして自らキッカーを志願したアルスランが目で飛ぶ方向を誘いながら逆に蹴り込んだ冷静さが、勝負を決めました。優勝争いから脱落しないためには絶対に必要な勝ち点3を取るために、選手全員が自らの役割を全力で果たしたことが、この結果につながったと言って良いでしょう。
 この試合の結果サンフレッチェの勝ち点は58となり、順位は5位に上がりました。因みに昨年は第33節終了時点で広島の勝ち点は65で首位に立っていましたが、その後は優勝争いのプレッシャーに見舞われて残り5試合で1勝しかできず、神戸に逆転優勝を許しています。つまり、優勝争いはここからが本番。サンフレッチェの選手たちにはぜひとも昨年の経験を活かして、10年ぶりの優勝を勝ち取って欲しいと思います。

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2025/10/04

今日の町田戦

モバイルサイトによるとスキッベ監督は「ヘディングが強い選手がたくさん、ディフェンスにもオフェンスにもいて、速い選手もいる。そういうところと闘うわけで、すごく面白い試合になる」と語っています。ビルドアップの形こそやや違うものの布陣も戦い方も同じような両チームは、ここまで16勝7分け9敗で得失点差+15と成績も同じ。実力的に拮抗した両チームの戦いの勝敗は、クロスの精度や身体の寄せなど微妙なところで決まることになりそうです。となればホームのサポーターの強い後押しが、その差を生み出すことになるかも知れません。
 今日の試合会場はエディオンピースウイング広島で午後4時キックオフ。チケットは前売りで完売しているため当日券の販売はありません。試合中継はDAZNとNHK広島放送局で予定されています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&中継を見れない方はこちらをご覧下さい。

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2025/10/03

町田戦に向けて

明日はJ1リーグ第33節。サンフレッチェはホームで町田と対戦します。
 6月からの8連勝で一時は首位に立った町田でしたが、その後はやや調子を落として現在の勝ち点は55。広島を総得点で上回って5位となっています。6月以降の公式戦の戦績は次の通り。
天2 ○2-1 京産大 【町】藤尾、相馬、【産】長谷川
20A ○2-1 湘南  【町】藤尾、ナ・サンホ、【湘】福田
21H ○2-1 鹿島  【町】相馬、岡村、【鹿】鈴木
22A ○4-0 新潟  【町】西村、相馬2、藤尾
23H ○3-0 清水  【町】菊池、相馬、沼田
天3 ○2-1 富山  【町】西村、岡山、【富】武
24A ○1-0 東京V 【町】菊池
天4 ○1-0 京都  【町】藤尾
25H ○2-0 神戸  【町】中山、相馬
26H ○3-0 C大阪 【町】ナ・サンホ、林、オ・セフン
30H ○3-1 G大阪 【町】昌子、林、西村、【G】ヒュメット
27A △0-0 横浜FM
天QF ○3-0 鹿島  【町】増山、藤尾、下田
28A ●3-5 川崎F 【町】ナ・サンホ、下田、藤尾、【川】伊藤、エリソン2、宮城、マルシーニョ
29H △1-1 横浜FC 【町】デューク、【横】伊藤
ACL1 △1-1 ソウル 【町】望月、【ソ】ドゥガンジッチ
31A △1-1 京都  【町】岡村、【京】原
32H ○1-0 岡山  【町】昌子
ACL2 △0-0 ジョホール
 前節は1点を争う拮抗した展開となりましたが、後半アディショナルタイムにCKの流れから昌子がヘッドで押し込んで、リーグ戦5試合ぶりの勝利を挙げました。また火曜日に行われたACLエリートの第2節は、相馬のPK失敗もあって得点を奪えずスコアレスドローに終わっています。このところ勝ち切れない試合が多い、とは言え、4ヶ月間に敗れたのは川崎F戦だけ、と言う町田。優勝戦線への生き残りをかけて、広島に乗り込んでくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、前節は累積警告で出場停止だったジャーメインが戻ってきます。その一方で、ACLEで負傷退場したマルコス・ジュニオールと頭を打った木下の出場は微妙なところ。上海海港戦から中3日であることを考えてメンバーを入れ替えてくるか。それとも基本はそのままで戦うか難しいのですが、私は次のように予想します。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

     田中聡 川辺

中野              東

   中島    アルスラン

     ジャーメイン

SUB:チョン、山﨑、キム、新井、菅、前田、加藤、ジェルマン、木下
 首位との勝ち点差が9あることを考えると、優勝のためには残り6試合に全勝して上位が勝ち点を落とすのを待つしかありません。明日も厳しい試合になることが予想されますが、スタンドも含めたサンフレッチェファミリー全体の力を結集して、勝利を掴んで欲しいと思います。

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日本代表に大迫

日本サッカー協会は昨日、パラグアイ、ブラジルと対戦する日本代表メンバーを発表し、広島から大迫が選ばれました。今回選出されたのは次の27人。
【GK】早川(鹿島)、大迫(広島)、鈴木彩(パルマ)
【DF】長友(FC東京)、谷口(シントトロイデン)、板倉(アヤックス)、安藤(福岡)、
    渡辺(フェイエノールト)、瀬古(ル・アーヴル)、鈴木淳(コペンハーゲン)
【MF/FW】
    遠藤(リバプール)、伊東(ヘンク)、南野(モナコ)、鎌田(クリスタルパレス)、
    相馬、望月(町田)、小川(NEC)、前田(セルティック)、上田(フェイエノールト)、
    堂安(アイントラハト・フランクフルト)、田中(リーズ)、町野(ボルシアMG)、
    中村(ランス)、佐野(マインツ05)、久保(レアル・ソシエダ)、藤田(ザンクトパウリ)、
    斉藤(クイーンズパーク)
 アメリカ遠征の代表から荒木(広島)、関根(ランス)、三苫(ブライトン)、細谷(柏)、鈴木唯(フライブルク)が外れ、谷口、瀬古、鈴木淳、鎌田、田中、中村、藤田、斉藤が選ばれています。このメンバーは10/6に集合してトレーニングを開始して、10/10にパラグアイ代表、10/14にブラジル代表と対戦します。

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2025/10/02

高円宮杯PLウエスト第15節岡山戦

週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウエストの第15節で、サンフレッチェ広島ユースは岡山U-18に敗れ、首位との勝ち点差が10に広がりました。
 広島のメンバーは、GK:小川、DF:児玉(→浅沼61分)、林、森井、MF:長沼、山里(→佐藤61分)、野口、太田(→陳重74分)、原、河上、FW:宗田。岡山の先制点は後半2分で、左からのクロスをヘッドで繋がれてゴールを奪われました。また後半38分にも左からの攻撃からの失点でした。第15節の全結果と順位表は次の通り。
【第15節】
神戸U-18  1-1 神村学園高
静岡学園高 0-3 G大阪ユース
名古屋U-18 3-2 東福岡高
福岡U-18  2-1 鳥栖U-18
岡山U-18  2-0 広島ユース
帝京長岡高 1-2 大津高

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 神戸U-18    37    15   12   1   2   +18
2 鳥栖U-18    31    15   10   1   4   +10
3 広島ユース   27    15    8   3   4    +5
4 G大阪ユース  26    15    8   2   5   +14
5 神村学園高   23    15    7   2   6   +11
6 大津高     22    15    7   1   7    +1
7 名古屋U-18   20    15    6   2   7    -6
8 帝京長岡高   17    15    5   2   8    -6
9 岡山U-18    17    15    5   2   8   -10
10 福岡U-18    13    15    4   1  10   -10
11 静岡学園高   12    15    2   6   7   -10
12 東福岡高    11    15    2   5   8   -17

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2025/10/01

ACLE第2節上海海港戦

昨日ホームで行われたAFCチャンピオンズリーグエリートのリーグステージ第2節で上海海港と対戦したサンフレッチェは、荒木のゴールで先制したものの後半追いつかれ、1-1での引き分けに終わりました。
 サンフレッチェは福岡戦のメンバーから先発7人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木   キム

     田中聡 川辺(→菅86分)

中野              東(→アルスラン86分)

   前田    マルコスJ(→加藤50分)
   (→中島63分)
       木下(→ジェルマン65分)

SUB:田中雄、チョン、新井、佐々木、山﨑、茶島、越道
 GK:チェン・ウェイ、DF:ワン・シェンチャオ、フー・フアン(→ルー・ウェンジュン65分)、ジョジョ、ウミジュアン・ユスプ、MF:ビタル、メレンド(→ガブリエル・ジーニョ73分)、ユッサ(→ヤン・シーユエン73分)、クアイ・ジウェン(→レオナルド65分)、FW:グスタボ、と言うメンバーでした。前半の広島は前からのプレスをかけるとともに、早いタイミングで前線にパスを送ってペースを握ります。10分には相手のバックパスを奪ったマルコス・ジュニオールが裏に抜けようとしたところで、飛び出してきたGKに倒されましたがノーファウル。上海は17分にグスタボがバイシクルでファーストシュートを放ちましたが枠外に外れます。そして前半19分、東のCKを荒木がヘッドで叩き込んで、広島が先制点を奪いました。
 これで勢いのついた広島は、その後も前からのプレスで相手を押し込みます。20分には中野のクロスに木下が合わせましたがGKの正面。23分にはマルコス・ジュニオールのパスから川辺がシュートしましたがGKが横っ飛びでキャッチします。続いて28分には田中聡がシュートしましたがDFに当たって枠外に外れ、29分にはCKのこぼれを塩谷が打ちましたが大きく枠外に外れます。その後も木下のヘッドや前田のカットインからのシュート、川辺の決定的なシュートなどで攻め込みましたがゴールネットは揺らせず、1点リードで前半を終えました。
 後半に入ると上海海港が反撃を開始します。後半4分にはグスタボにヘッドで狙われましたが大迫がファインセーブ。5分にはユッサのミドルが枠外に外れ、6分にはグスタボを狙ってクロスが入りましたがDFが身体を寄せて打たせません。その後は広島が押し返し、14分には加藤の仕掛けから東がシュートしましたが枠外。続いて川辺がペナルティエリア内からシュートしましたが上に外れてしまいます。また19分にはCKを前田が逸らし、加藤が至近距離でシュートしましたクロスバーに弾かれます。後半23分と25分には中島がミドルレンジから強烈なシュートを放ちましたがGKが反応。26分にはCKに荒木が合わせましたが枠を捉えることができません。レオナルド、ガブリエル・ジーニョらを投入し、点を取りに来る上海海港。そして後半38分、ロングボールをはね返せずにDFライン裏にこぼれたボールをガブリエル・ジーニョに拾われると、そのままドリブルからシュートを決められ同点に追いつかれてしまいました。
 ホームでは何としても勝ちたい広島は、アルスランと菅を投入して点を取りに行きます。44分にはアルスランがカットインからシュートしましたがGKがセーブ。45+4分には塩谷がミドルを放ちましたがブロックされ、45+6分にはCKにアルスランがヘッドで合わせましたがGKの胸に当たってしまいます。そして45+8分には菅のヘッドに中島が飛び込みましたが強く打てずにGKに止められ、同点のままで試合終了となりました。
 上海海港のシュートは4本だったのに対して広島は21本。枠内シュートは広島が相手の2に対して15と言う数字からも分かるように、内容的に圧倒したものの得点だけが足りなかった試合だった、と言えます。スキッベ監督は試合後に「今季を象徴するような、点を取らなければいけないという部分で非常に足りない部分があった」と嘆いていましたが、この思いは全サンフレッチェファミリーの思いと同じ。相手のGKが当たっていたのは確かですし、身体をぶつけ、ユニフォームを掴んででも止める、と言う相手の守備が厳しかったのは確かですが、それでも2,3点叩き込んで勝つべきな試合だったのは間違いありません。前半10分に相手GKがマルコス・ジュニオールを倒したシーン(DOGSOで一発レッドでもおかしくない)が見逃されたことや、マルコス・ジュニオールが筋肉系の怪我で途中退場となったことも含めて、またもや運に恵まれなかった試合でした。
 ただその一方で収穫だったのは、途中出場したトルガイ・アルスランが10分ほどプレーして、何度も決定機に絡んだことです。福岡戦ではプレーができた、ということだけでポジティブでしたが、この日は持ち前の戦術眼と技術を発揮して、惜しいシーンを何度も演出しました。モバイルサイトによると「コンディション的には全く問題なくできていました...ゴールこそ残念ながら取れなかったですが、近いうちに必ず決められると言う自信にもなりました」とのこと。今後、シーズン終了まで続く重要な戦いの連続に向けて、最も頼りになる選手が戻ってきてくれた、と言って良いでしょう。
 ACLEの第2節を終えてサンフレッチェの勝ち点は4で、FCソウルに次いで暫定2位。12チーム中8位までに入るためには勝ち点10程度が必要なことを考えると、まずは順調なスタートを切った、と言えます。第3節は10/21に蔚山、第4節は11/4に江原と韓国勢との戦いが続きますが、できればここを連勝で切り抜けて、その後のゲームを余裕を持って戦えるようにして欲しい、と思います。

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