第13節新潟戦
先発は前節と同じで、控えメンバーを入れ替えて以下の布陣で戦いました。
大迫 塩谷 荒木 佐々木 田中聡 井上潮(→前田64分) 中村 菅(→東73分) 川辺(→松本大84分) ジャーメイン 加藤(→越道73分) (→茶島84分) SUB:チョン、山﨑、イヨハ、仙波対する新潟は、GK:吉満、DF:藤原、舞行龍(→ゲリア60分)、稲村、橋本、MF:星、新井(→秋山81分)、小見(→ダニーロ・ゴメス73分)、奥村、FW:小野(→長谷川73分)、笠井(→シルヴェイラ81分)、と言うメンバーでした。広島は立ち上がりから前からのプレスをかけて主導権を握り、4分にはCKに佐々木がヘッドで合わせましたがGKがキャッチ。7分には菅がシュートしましたが枠外に外れ、15分には田中聡のクロスを川辺が狙いましたがDFがブロック。18分にも中村のクロスに川辺が合わせましたが惜しくも枠外に外れます。その後は新潟も逆襲し、21分には小見、22分には新井にシュートを打たれます。広島は29分にはFKに佐々木が合わせましたがGKがファインセーブ。37分には菅が続けざまにシュートを打ちますが決めることができません。前半は新潟のシュートは4本だったのに対して広島は11本。またゴール期待値も新潟の0.19に対して広島は0.92と大きく上回っていたものの得点は奪えず、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
後半立ち上がりは新潟のペースで、5分には藤原にフリーで打たれましたが枠外。9分の橋本のシュートは大迫が抑えます。後半は広島がプレスに行っても奪うことができず、セカンドボールも拾えず新潟にペースを握られます。選手交代と布陣の変更で流れを変えようとする迫井コーチ。34分には越道がシュートしましたがGKの正面に行ってしまいます。そして後半40分、新潟の左サイドのパス交換からのクロスを逆サイドに詰めていたシルヴェイラに押し込まれ、VARのチェックがあったもののオフサイドも取れずに先制点を許します。広島は何とか追いつこうとするものの効果的な攻撃を構築できないままに6分のアディショナルタイムも無為に過ぎ去り、試合終了のホイッスルとともにがっくりと膝をつきました。
浦和戦は「全体的にゲーム自体はしっかりとコントロールできた、いい試合だった」と言うことから、この試合は前節と同じ布陣でスタートしました。そしてパス回しの巧い新潟に対してハイプレスを敢行し、何度も良い形を作りました。また、このところの失点の原因となっていたカウンター対応も問題なく、シュートを打たれても決定機は与えない、と言う守備もできていたと思います。ただ問題だったのは後半で、運動量が落ちるに従ってプレスがかからなくなり、セカンドボールも拾えなくなりました。また選手交代も効果はなく、後半のシュートはわずかに3本。終盤はボールをボールを相手陣内に運ぶこともままならずに終わりました。過密日程のJ1リーグとは言え相手は前節から中2日のアウェイゲーム。不利が予想される中で先発5人を入れ替えたことが功を奏したのに対して、広島は先発変更が無かったことによる弊害が後半になって出てしまったように思います。何とか連敗を脱出したい、と言う選手たちの気持ちは見えたものの、それを支える戦略の失敗が敗戦を招いたような気がしてなりません。4連敗の泥沼から抜け出すためには、何か思い切ったことをする必要があるかも知れません。
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