第6節柏戦
昨日ホームで行われたJ1リーグ第6節柏戦は、後半に1点ずつを取り合って引き分けに終わりました。
体調不良で外れた田中聡以外はライオン・シティ・セーラーズ戦と同じ先発で、以下の布陣で戦いました。
後半の立ち上がりは柏のパスワークが冴えて、押し込まれる時間帯が続きます。後半6分には浮き球のパスを小泉が落として垣田にゴールネットを揺らされましたが小泉のハンドでノーゴール。逆に9分には中野のロングスローに犬飼のハンドがあったとしてPKをゲットしましたが、VARの介入により取り消されます。その後もパスを回す柏に対してプレスをかけ続ける広島。後半24分には右でフリーになった久保がシュートを打ちましたが佐々木がブロックし、26分にはジエゴのクロスを小泉がフリーで打ちましたがまたもや佐々木が身体を張って防ぎます。そして後半27分、中島のパスをジャーメインが収めて右のスペースに出すと走り込んだ越道がクロス。これを逆サイドに詰めていた東が左足ボレーで突き刺して、広島が先制点を奪いました。
この後、後半30分に垣田のポストプレーから仲間に打たれる、と言うシーンは作られたものの、広島が勢いを持って追加点を奪いに行きます。33分にはジャーメインが反転シュートを放ちましたがGKにセーブされ、続いて越道のシュートは惜しくも枠外。続いて35分には東の低いクロスにジャーメインが飛び込みましたがGKが抑え、直後の川辺のシュートも枠を捉えることができません。そして後半41分、中島がボールを奪われたところから速攻を受けて、木下のクロスを細谷に決められ同点に追いつかれてしまいます。その後は広島が再びギアを上げ、44分には新井のFKから中島が打ちましたが枠外。45+1分には中島のクロスにジャーメインがヘッドで合わせましたが枠外に外れます。柏もクロスやセットプレーから広島ゴールに迫りましたがDF陣がはね返して、勝点1ずつを分け合うことになりました。
今季ここまで「サッカー」としては無敗を継続してきた広島。対する柏は前節敗れたものの5試合で勝点10と好調で来ているということで、両チームの特徴をぶつけ合ったハイレベルの攻防となりました。特に柏はリカルド・ロドリゲス監督の下で培っていたポゼッションサッカーが機能して、広島のプレスの的を絞らせませんでした。しかしそれでも広島は勇気を持って戦いを挑み、何度もビッグチャンスを作りました。Football LABによると広島のシュート数は17だったのに対して柏は9。ゴール期待値は広島の2.14に対して柏は0.884でしたが、柏には「幻のゴール」が2つあったことを考えるとほぼ互角の試合だったと言えるでしょう。3/5のACL2準々決勝1st legからの10日間は、広島の選手たちにとっては激動の日々だったわけですが、そのような中でも精神的に立て直し、勝てなかったまでも勝点1を確保した広島。ハートマークのコレオと「どんな道も共に歩いていこう」と言うメッセージを掲示したサポーターと共に、サンフレッチェを改めて誇りに思える試合だったと思います。
この試合の結果勝点が11となったサンフレッチェは、順位を3位に上げて中断を迎えることになりました。リーグはまだ始まったばかりではあるものの、厳しい連戦の中でも1試合平均勝点2以上を確保したというのは、素晴らしい結果だと思います。今後しばらくはJリーグに集中できる、とは言うものの、チーム間の実力差がないJ1で勝点を積み重ねて行くのも容易なことではありません。次の京都戦までの2週間を有効に使って、選手もチームもより一層力をアップさせて欲しいと思います。
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体調不良で外れた田中聡以外はライオン・シティ・セーラーズ戦と同じ先発で、以下の布陣で戦いました。
大迫 塩谷 荒木 佐々木 川辺 中島 中野 東 (→新井65分) 中村 加藤 (→越道65分) ジャーメイン SUB:チョン、山﨑、松本、菅、井上潮、小原、井上愛対する柏は、GK:小島、DF:原田、犬飼(→田中隼81分)、古賀、小屋松(→ジエゴ65分)、MF:久保、熊坂、原川、小泉(→細谷81分)、FW:垣田(→木下85分)、渡井(→仲間65分)、と言うメンバーでした。序盤は広島のハイプレスが機能してペースを握ります。前半5分にはFKのクリアを中村が狙いましたがDFがブロック。12分には中島のスルーパスで抜け出した中野のクロスをジャーメインがダイレクトで打ちましたがわずかに枠を外れます。また14分には高い位置で奪って加藤のミドルはGK正面。16分には中島のパスを小島がぎりぎりで弾きます。また23分には中野のクロスに中村がヘッドで合わせたものの枠外に外れます。対する柏もタイトな守備からチャンスを作り、8分にはハーフカウンターから久保がシュートしましたが大迫ががっちりとキャッチ。26分には素早いパス回しから小屋松にシュートを打たれましたが川辺がクリアし、30分の熊坂のミドルも大迫がキャッチします。また31分にはパス交換から熊坂にペナの中から打たれましたが枠外に外れ、37分には小屋松の左からの仕掛けから久保にヘッドで押し込まれましたがVARによりオフサイドとなります。前半のシュート数は柏の5本に対して広島は8本。またゴール期待値は広島の0.56に対して柏は0.29で、やや広島が優勢ながらどちらも得点の無いままにハーフタイムを迎えました。
後半の立ち上がりは柏のパスワークが冴えて、押し込まれる時間帯が続きます。後半6分には浮き球のパスを小泉が落として垣田にゴールネットを揺らされましたが小泉のハンドでノーゴール。逆に9分には中野のロングスローに犬飼のハンドがあったとしてPKをゲットしましたが、VARの介入により取り消されます。その後もパスを回す柏に対してプレスをかけ続ける広島。後半24分には右でフリーになった久保がシュートを打ちましたが佐々木がブロックし、26分にはジエゴのクロスを小泉がフリーで打ちましたがまたもや佐々木が身体を張って防ぎます。そして後半27分、中島のパスをジャーメインが収めて右のスペースに出すと走り込んだ越道がクロス。これを逆サイドに詰めていた東が左足ボレーで突き刺して、広島が先制点を奪いました。
この後、後半30分に垣田のポストプレーから仲間に打たれる、と言うシーンは作られたものの、広島が勢いを持って追加点を奪いに行きます。33分にはジャーメインが反転シュートを放ちましたがGKにセーブされ、続いて越道のシュートは惜しくも枠外。続いて35分には東の低いクロスにジャーメインが飛び込みましたがGKが抑え、直後の川辺のシュートも枠を捉えることができません。そして後半41分、中島がボールを奪われたところから速攻を受けて、木下のクロスを細谷に決められ同点に追いつかれてしまいます。その後は広島が再びギアを上げ、44分には新井のFKから中島が打ちましたが枠外。45+1分には中島のクロスにジャーメインがヘッドで合わせましたが枠外に外れます。柏もクロスやセットプレーから広島ゴールに迫りましたがDF陣がはね返して、勝点1ずつを分け合うことになりました。
今季ここまで「サッカー」としては無敗を継続してきた広島。対する柏は前節敗れたものの5試合で勝点10と好調で来ているということで、両チームの特徴をぶつけ合ったハイレベルの攻防となりました。特に柏はリカルド・ロドリゲス監督の下で培っていたポゼッションサッカーが機能して、広島のプレスの的を絞らせませんでした。しかしそれでも広島は勇気を持って戦いを挑み、何度もビッグチャンスを作りました。Football LABによると広島のシュート数は17だったのに対して柏は9。ゴール期待値は広島の2.14に対して柏は0.884でしたが、柏には「幻のゴール」が2つあったことを考えるとほぼ互角の試合だったと言えるでしょう。3/5のACL2準々決勝1st legからの10日間は、広島の選手たちにとっては激動の日々だったわけですが、そのような中でも精神的に立て直し、勝てなかったまでも勝点1を確保した広島。ハートマークのコレオと「どんな道も共に歩いていこう」と言うメッセージを掲示したサポーターと共に、サンフレッチェを改めて誇りに思える試合だったと思います。
この試合の結果勝点が11となったサンフレッチェは、順位を3位に上げて中断を迎えることになりました。リーグはまだ始まったばかりではあるものの、厳しい連戦の中でも1試合平均勝点2以上を確保したというのは、素晴らしい結果だと思います。今後しばらくはJリーグに集中できる、とは言うものの、チーム間の実力差がないJ1で勝点を積み重ねて行くのも容易なことではありません。次の京都戦までの2週間を有効に使って、選手もチームもより一層力をアップさせて欲しいと思います。
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