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2025/03/03

第4節横浜FC戦

昨日ホームで行われたJ1リーグ第4節で、サンフレッチェは中村のゴールで横浜FCを振り切り、首位と同勝ち点の3位に浮上しました。
 中村と井上潮がリーグ戦で初先発。また塩谷が先発に復帰して、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木   佐々木

     川辺 井上潮(→中島62分)
     (→田中聡62分)
新井直             東(→菅HT)
(→中野就76分)
   中村      加藤(→アルスラン71分)

     ジャーメイン

SUB:チョン、山﨑大、越道、井上愛
 対する横浜FCは、GK:フェリペ・メギオラーロ、DF:山﨑、ボニフェイス、福森、MF:鈴木準(→山根79分)、ユーリ・ララ(→小倉68分)、駒井、新保(→ミシェル・リマ86分)、FW:ジョアン・パウロ(→村田79分)、新井瑞(→伊藤86分)、櫻川、と言うメンバーでした。守備時には5人がDFに並び、鋭い出足でボールカットを狙ってくる横浜FCに対して、広島はなかなかチャンスを作れない立ち上がりとなります。一方横浜FCは新井のドリブルを武器に左から崩そうとします。ファーストシュートは前半10分で、塩谷がこぼれ球を打ちましたが枠外に外れます。また13分には東がドリブルから右足で打ったもののDFがブロックします。横浜FCは16分、新井のクロスに櫻川が合わせましたが枠外。20分には駒井のスルーパスで抜け出した櫻川に流し込まれましたがオフサイドのジャッジに救われます。その後広島は徐々にペースを掴むと、28分には荒木のロングパスを左に斜めに走って受けた中村のクロスから、加藤のスルーでフリーになったジャーメインがシュートしましたが上に外れます。27分には井上潮がシュートしたものの枠外。32分には東のロングフィードをペナルティエリア前でトラップしたジャーメインが打ちましたが枠外に外れ、33分にも中村の仕掛けからのクロスをジャーメインがシュートしましたがDFにブロックされます。前半の横浜FCのシュートを1本に抑えたのに対して広島は8本。ボール支配率も57%と優位に試合を進めたもののゴールは生まれず、0-0のままハーフタイムを迎えました。
 後半から菅を投入した広島は、攻めの圧力を強めますが横浜FCの堅守は揺るぎを見せません。16分には菅が強烈な左足シュートを打ちましたがGKが反応。21分には新井のクロスに加藤がヘッドで合わせましたがこれも上に外れ、23分にはクロスのこぼれを田中聡がダイレクトで狙いましたが枠を捉えることができません。チャンスを作りながらも横浜FCの堅い守備を崩せなかった広島でしたが、しかし後半33分、ジャーメインのポストで前を向いたアルスランのスルーパスに中村が走ると、飛び出してきたGKに当ったボールが中村に当ってゴールに飛び込み、広島が先制点を奪いました。
 その後も広島が主導権を握り続け、38分には中島のCKに佐々木が合わせましたが枠外。38分にはアルスランがシュートしましたが枠外に外れ、続いてこぼれ球をアルスランが打ちましたが枠に嫌われます。後半42分にはアルスランが倒れ込み、立ち上がることができずに担架に乗せられてピッチを去ります。交代枠を使い切っていた広島は10人で守らざるを得なくなりましたが、しかしジャーメインがポジションを下げてブロックを作り、高い位置から当たりに行って横浜FCの攻撃を許しません。後半アディショナルタイムには「悪魔の左足」の福森にセットプレーから狙われましたが中野がクリアして、広島が1点差を守って勝利の凱歌をあげました。
 立ち上がりこそ横浜FCの出足の速さに戸惑ったものの、前半途中からペースを掴むとその後は広島がチャンスを量産。終了後のスタッツは広島がシュート17本だったのに対して横浜FCは3本。またゴール期待値も1.98:0.13で、内容的には圧倒した試合だったと言えます。横浜FCの闘志と集中力は素晴らしかったと思いますが、それを広島のチームと選手のクオリティが上回った、と言えます。連戦の疲労が蓄積しているにも関わらず戦い抜いたレギュラー選手だけでなく、リーグ戦で初先発を果たした中村と井上潮を含めたチーム全員の力で勝ち取った勝利だった、と言えるでしょう。アルスランの負傷など心配な要素もあるものの、厳しい連戦の中でも序盤のリーグ戦4試合を3勝1分けで終えたことは上々の結果だったと言えます。まずは今週と来週のACL2準々決勝を勝ち抜いて、次の柏戦に向かって欲しいと思います。

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