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2024/12/06

ACL2 MD6東方戦

昨日ホームで行われたACL2のグループステージ最終戦は、広島が逆転で東方を下し、青山と柏のホーム最終戦を勝利で飾りました。
 スキッベ監督は札幌戦から先発9人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  松本大  細谷  志知

     青山  中島(→川辺74分)
    (→塩谷84分)
越道              柏
(→茶島68分)
   満田    マルコスJ
   (→アルスラン74分)
     パシエンシア(→ソティリウ68分)

SUB:川浪、荒木、中野、佐々木、松本泰、東、加藤
 対する東方は、GK:イェ・ホンファイ、DF:カラム・ホール、タミルラン・コズバエフ、アレクサンダー・ジョジョ、ダニエル・アルマザン、ファン・ズーハオ(→ファン・ハオジュンアンソン64分)、MF:ユー・ザイエン(→ビクトル・ベルトメウHT)、リャン・ジェンバン(→マー・シーウェイ81分)、ウー・ユーシー(→リャン・グアンツォン57分)、リン・イェンティン(→フェリペ・サ57分)、FW:ノア・バッフォー、と言うメンバーでした。立ち上がりから積極的に前に出る広島。対する東方もボールをつないで戦いを挑んできます。そして前半9分、左サイドを抜け出したウー・ユーシーが細谷をかわして左足を振り抜くと、これがポストに当たってゴールに飛び込み先制点を許してしまいました。
 東方戦は2試合連続で先制された広島。しかしその後は落ち着いて反撃に出ます。10分には青山のパスで抜け出した柏が決定的なシュートを放ちましたが枠外。13分には満田がミドルレンジから狙いましたが枠外に外れ、志知のミドルも枠を捉えることができません。東方も追加点を狙いに来て、前半23分には右からのパスを受けたウー・ユーシーがシュートしましたがDFがブロック。続くCKからのアルマザンのヘッドは大迫がキャッチし、25分のジョジョのミドルは枠外に外れます。その後は再び広島がペースを握り、29分には青山がミドルを打ちましたが惜しくも枠を外します。30分の中島のミドルはブロックされ、志知のミドルも枠外。32分の満田のシュートも枠外に外れます。そして前半35分、志知のミドルはGKが弾いたものの、こぼれ球に反応した青山が左足で突き刺して同点に追いつきました。
 これで勢いのついた広島は、その後も次々とチャンスを作ります。前半40分には志知が打ちましたが枠外。42分には相手陣陣内でのつなぎからパシエンシアがシュートしましたがGKにキャッチされます。また45+1分には越道が鋭いシュートを放ったもののわずかに枠を外れて、ハーフタイムを迎えました。
 後半から2トップに変えてきた東方は、後半6分に速攻からベルトメウが抜け出しましたが松本大が素晴らしいカバーを見せます。対する広島は後半7分、青山のパスでフリーになった越道のクロスをパシエンシアがヘッドで叩き込んで逆転に成功します。更に後半11分、右に駆け上がった松本大が満田のパスを折り返すと、中央に走り込んだ中島がダイレクトに決めて追加点を奪いました。
 諦めずに反撃を試みる東方は、後半19分にバッフォーがDFラインの裏に抜け出してゴールネットを揺らしましたがオフサイドで取り消されます。その後は再び広島がペースを握って、22分には青山のパスを受けた満田がペナルティエリア内からシュートしましたがGKに防がれ、こぼれをパシエンシアが打ちましたが惜しくも枠外に外れます。そして後半27分、満田のパスを受けたソティリウがコンパクトな振りでゴールを決めてリードを3点に広げました。
 終盤は選手を交代しながら更に追加点を狙いに行く広島。34分にはアルスランがループで狙いましたが惜しくもサイドネットに行き、36分には茶島のクロスをアルスランがゴール正面で受けましたが空振り。41分にはソティリウのパスを受けた茶島がフリーで打ちましたが枠外に外れ。43分にはアルスランのパスでDFラインの裏に柏が抜け出しましたがGKに当ててしまいます。更に45+2分にも茶島が決定的なシュートを放ちましたが枠外に外れ、4-1のままで試合を終えました。
 青山と柏のホーム最後の試合と言うことで、平日5時のキックオフだったにも関わらず1万人近い観客が訪れました。その中でプレーした青山は、まさに往年の姿を彷彿とさせるもの。豊富な運動量でピッチのあらゆるところに顔を出し、また何度も鋭いパスやロングキックで攻撃のタクトを振るいました。そして得点シーンではこぼれ球に素早く反応しただけでなく、GKの位置と動きを確認してゴールに突き刺しました。ここ数年は出場機会が減少し精神的には苦しかったのではないかとは思いますが、それでもしっかりと準備してきたことが良く分かるプレーぶりだったと思います。左サイドで躍動し惜しいシーンも作った柏と共に、ベテラン選手としてあるべき姿を表現していた、と言って良いのではないでしょうか。
 この試合の結果、サンフレッチェはACL2のグループステージを5勝1分けでフィニッシュしました。2位のシドニーFCとの勝ち点差は4。また他のグループと比べても最多の勝ち点を稼いで、Jリーグクラブの強さをアジアの中で示すことができた、と思います。16クラブが戦うノックアウトラウンドの東地区のポット1は、広島、ライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)、バンコク・ユナイテッド(タイ)、全北現代(韓国)の4クラブ。ポット2はシドニーFC(オーストラリア)、ポートFC(タイ)、ナム・ディンSC(ベトナム)、ムアントン・ユナイテッド(タイ)の4クラブで、ラウンド16はおそらくシドニーFC以外のポット2のクラブと対戦することになると思います。抽選会は12/12にクアラルンプールで行われる、とのことです。

広島公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評  青山惜別ゴール
スポナビ
日刊スポーツ  スコア詳細  青山
サッカーダイジェストWeb  戦評  魂の同点弾にファン喝采
Soccer King

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