第38節G大阪戦
昨日アウェイで行われたJ1リーグ今季最終戦は、G大阪に1-2で敗れて2位でのフィニッシュとなりました。
札幌戦からFWを入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
広島もその直後に加藤が決定機を作りましたがDFがブロック。19分には高い位置で奪った松本泰のパスをアルスランが打ちましたが枠外に外れ、20分にも相手陣内でパスカットしたアルスランがフリーでシュートしましたが一森にセーブされてしまいます。また21分のFKのこぼれを拾った佐々木のシュートもわずかに上に外れます。同点を狙って攻め込む広島。しかしG大阪は一森を中心とした堅い守備でゴールを割らせてくれません。前半42分には塩谷が左足で狙いましたが枠外。43分の佐々木の決定的なヘッドも一森に弾かれます。アディショナルタイムにはCKの流れから塩谷が打ちましたが枠を捉えることができず、ガンバの1点リードでハーフタイムを迎えました。
後半立ち上がりも広島が攻め込み、2分にはCKから川辺と荒木がシュートしましたがDFがブロック。8分にはアルスランのパスから東がシュートしましたがこれも枠外に外れます。中島とパシエンシアを投入してゴールをこじ開けようとする広島。19分のアルスランのシュートはDFに当ってコースが変わったところに加藤が飛び込みましたが触れず、21分には荒木のクロスに松本泰が飛び込みましたが枠を捉えることができません。そしてこの日最大のチャンスは後半24分。左からの東のクロスをDFラインの裏で受けた加藤が胸トラップから反転してシュートしてゴールネットに突き刺します。しかしVARの介入の結果ジャッジはノーゴール。パシエンシアはオフサイドラインから出ていたもののプレーに関与しておらず、加藤は明らかにオンサイドだったにも関わらず無情のジャッジで同点ゴールが取り消されてしまいました。
何とか追いつきたい広島は、満田と柏を入れて更に前掛かりに攻めます。しかし後半34分にFKの折り返しを中谷に押し込まれて2点目を奪われ、43分にはパス交換から坂本に決められてリードを3点に広げられます。広島は後半アディショナルタイムに柏のクロスを加藤が押し込んで一矢報いましたが反撃はそこまで。今季の最終戦は悔しい敗戦に終わってしまいました。
この試合の広島は決して内容が悪かったわけではなかったと思います。実際、シュート数はガンバの12本を上回る19本。ゴール期待値も2.117で、チャンスビルディングポイントの攻撃もほぼ今季の平均と同じ15.23となっていました。ただ試合を通して感じたのは相手の寄せの速さと球際の厳しさで、いつもよりもパスが引っかかるシーンが多かったように思います。後半24分の加藤のゴールが取り消されなければ(実際、家本政明氏は「ノーファウルの可能性が極めて高い」と書いています)、広島が勝っていた可能性もあったと思います。いずれにせよJ1の上位を争う2チームが今季の集大成として全力でぶつかった結果、ガンバがわずかに上回ったゲームだった、と言って良いのではないでしょうか。
今節は神戸が勝って2連覇を達成した一方で町田が敗れ、勝ち点68の広島は2位でシーズンを終えることになりました。過去2シーズンは3位でしたが首位との勝ち点差はいずれも13。それに対して今季の首位との勝ち点差は3で、明らかにレベルアップしたと言って良いでしょう。今シーズンの優勝を逃したのは痛恨でしたが、しかし優勝にあと一歩まで迫ったのは事実。スキッベ監督の3年目は、チームとして大きく成長した1年だったと言って間違いありません。来季はシーズン前半にACL2での優勝を目指し、後半はACLEへの参戦が決まっているサンフレッチェ。今季以上に厳しい戦いが予想されるだけに、より一層レベルアップして、次こそはリーグ優勝を勝ち取って欲しいと思います。
ブログ速報 前半 後半
広島公式サイト G大阪公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ 戦評 中野 大迫 坂本
サッカーダイジェストWeb
Football LAB
札幌戦からFWを入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
大迫 塩谷 荒木 佐々木 松本泰 川辺(→中島60分) 中野 東(→柏78分) (→越道90分) 加藤 アルスラン(→満田78分) ソティリウ(→パシエンシア60分) SUB:川浪、青山対するG大阪は、GK:一森、DF:福岡、半田、黒川、中谷、MF:山田(→美藤78分)、鈴木(→岸本90分)、山下(→福田73分)、ダワン、ウェルトン(→ファン・アラーノ78分)、FW:坂本(→ジェバリ90分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは広島が攻め込みましたが、G大阪もウェルトンのドリブルからチャンスを作ります。11分のウェルトンのクロスは荒木がぎりぎりでクリアしたものの、その1分後にCKの流れからウェルトンのクロスを坂本に決められ、先制点を許してしまいました。
広島もその直後に加藤が決定機を作りましたがDFがブロック。19分には高い位置で奪った松本泰のパスをアルスランが打ちましたが枠外に外れ、20分にも相手陣内でパスカットしたアルスランがフリーでシュートしましたが一森にセーブされてしまいます。また21分のFKのこぼれを拾った佐々木のシュートもわずかに上に外れます。同点を狙って攻め込む広島。しかしG大阪は一森を中心とした堅い守備でゴールを割らせてくれません。前半42分には塩谷が左足で狙いましたが枠外。43分の佐々木の決定的なヘッドも一森に弾かれます。アディショナルタイムにはCKの流れから塩谷が打ちましたが枠を捉えることができず、ガンバの1点リードでハーフタイムを迎えました。
後半立ち上がりも広島が攻め込み、2分にはCKから川辺と荒木がシュートしましたがDFがブロック。8分にはアルスランのパスから東がシュートしましたがこれも枠外に外れます。中島とパシエンシアを投入してゴールをこじ開けようとする広島。19分のアルスランのシュートはDFに当ってコースが変わったところに加藤が飛び込みましたが触れず、21分には荒木のクロスに松本泰が飛び込みましたが枠を捉えることができません。そしてこの日最大のチャンスは後半24分。左からの東のクロスをDFラインの裏で受けた加藤が胸トラップから反転してシュートしてゴールネットに突き刺します。しかしVARの介入の結果ジャッジはノーゴール。パシエンシアはオフサイドラインから出ていたもののプレーに関与しておらず、加藤は明らかにオンサイドだったにも関わらず無情のジャッジで同点ゴールが取り消されてしまいました。
何とか追いつきたい広島は、満田と柏を入れて更に前掛かりに攻めます。しかし後半34分にFKの折り返しを中谷に押し込まれて2点目を奪われ、43分にはパス交換から坂本に決められてリードを3点に広げられます。広島は後半アディショナルタイムに柏のクロスを加藤が押し込んで一矢報いましたが反撃はそこまで。今季の最終戦は悔しい敗戦に終わってしまいました。
この試合の広島は決して内容が悪かったわけではなかったと思います。実際、シュート数はガンバの12本を上回る19本。ゴール期待値も2.117で、チャンスビルディングポイントの攻撃もほぼ今季の平均と同じ15.23となっていました。ただ試合を通して感じたのは相手の寄せの速さと球際の厳しさで、いつもよりもパスが引っかかるシーンが多かったように思います。後半24分の加藤のゴールが取り消されなければ(実際、家本政明氏は「ノーファウルの可能性が極めて高い」と書いています)、広島が勝っていた可能性もあったと思います。いずれにせよJ1の上位を争う2チームが今季の集大成として全力でぶつかった結果、ガンバがわずかに上回ったゲームだった、と言って良いのではないでしょうか。
今節は神戸が勝って2連覇を達成した一方で町田が敗れ、勝ち点68の広島は2位でシーズンを終えることになりました。過去2シーズンは3位でしたが首位との勝ち点差はいずれも13。それに対して今季の首位との勝ち点差は3で、明らかにレベルアップしたと言って良いでしょう。今シーズンの優勝を逃したのは痛恨でしたが、しかし優勝にあと一歩まで迫ったのは事実。スキッベ監督の3年目は、チームとして大きく成長した1年だったと言って間違いありません。来季はシーズン前半にACL2での優勝を目指し、後半はACLEへの参戦が決まっているサンフレッチェ。今季以上に厳しい戦いが予想されるだけに、より一層レベルアップして、次こそはリーグ優勝を勝ち取って欲しいと思います。
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