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2024/11/04

第35節京都戦

昨日ホームで行われたJ1リーグ第35節京都戦は、31試合ぶりに無得点で湘南戦に続いて連敗して、首位を明け渡しました。
 先発メンバーはシドニーFC戦と同じで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  中野   荒木  佐々木

    松本泰  川辺
     (→Dヴィエイラ77分)
新井              東(→塩谷63分)

   加藤    アルスラン
   (→マルコスJ77分)
     パシエンシア(→ソティリウ63分)

SUB:川浪、中島
 対する京都は、GK:太田、DF:福田、アピアタウァ、鈴木、MF:川崎、金子(→福岡12分→ルーカス・オリヴェイラ86分)、平戸(→宮本79分)、佐藤(→米本79分)、FW:マルコ・トゥーリオ(→豊川86分)、原、ラファエル・エリアス、と言うメンバーでした。立ち上がりにチャンスを作ったのは広島で、2分に松本泰がファーストシュートを放つと、6分にはパシエンシアがペナルティエリア内から狙いましたがGKに抑えられます。逆に京都も縦に速い攻撃で攻め込み、12分にはラファエル・エリアスが抜け出して打ちましたが大迫がセーブ。また13分には原に打たれましたが枠外に外れます。前半15分にはパシエンシアの横パスを中野が狙いましたがGKがファインセーブ。続くセットプレーからの流れで加藤と新井がシュートしたものの阻まれます。更に30分には右ポケットからの川辺のクロスをパシエンシアが打ったものの、この日がJ1で2試合目の先発となったGK太田のスーパーセーブに防がれます。対する京都も前半32分に平戸のクロスに原が合わせましたが大迫がファインセーブ。続く原のシュートも大迫が止めます。前半はボール支配率は広島が54%だったもののシュートはほぼ同数の8対9。お互いに決定機を作りあったものの両GKの好守が光り、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半のファーストシュートも広島で、新井のクロスにパシエンシアが合わせましたがGKに止められます。その後はお互いに決定機が作れないままに流れましたが、後半16分、右サイドを突破した福田のクロスを平戸にミドルレンジから決められ、先制を許してしまいました。
 すかさず3枚替えで流れを変えようとするスキッベ監督。新井を左WBに、アルスランをボランチに入れた攻撃的布陣を敷きますが、しかし自陣にブロックを作る京都の強固な守備を崩すことができません。後半22分には速攻から新井がシュートしましたがGK正面。25分にはCKにソティリウが合わせましたが枠外に外れます。京都も手数の少ない攻撃からの追加点を狙い、28分には原のヘッドを大迫がぎりぎりで弾きます。ドウグラス・ヴィエイラとマルコス・ジュニオールも投入してゴールをこじ開けようとする広島。32分には満田のクロスにマルコス・ジュニオールが合わせましたがヒットせず、34分にはアルスランがフリーで打ちましたが枠を捉えることができません。後半アディショナルタイムには、大迫からのフィードで抜け出したマルコス・ジュニオールのパスをソティリウが狙いましたがこれも枠外に外れます。広島は最後まで攻め続けたもののなかなか効果的な崩しはできず、1点が遠いまま試合終了のホイッスルが鳴り響きました。
 モバイルサイトによると加藤選手は敗因として「いつも通りのサッカーができなかった」と語っています。京都が守りを固め、鋭いカウンターで得点を狙ってきたのに対して苦戦したのは確かですが、それは想定されていたこと。いつも通りのサンフレッチェのサッカーができて、チームの実力が発揮できていれば、負けることはなかったはずです。やはり残り試合が少なくなってきて優勝が見えてきたこと、前日に神戸が勝ったこと、前節敗れていて連敗が許されないと言う思いなどから、何としても勝利が欲しいという気持ちがチーム全体の歯車を狂わせてしまったのではないかと思います。2015年の優勝以降は2018年に優勝を争った広島でしたが、当時いたのは青山、佐々木、柏、川辺、松本泰だけ。ほぼ初めての経験となる優勝争いのプレッシャーによって、身体が思うように動かなくなっているに違いありません。リーグ戦の残り3試合はいずれもACL2の試合から中2日で戦わなければなりませんが、むしろその過密日程を逆手にとって、余計なことを考えずに試合に臨む、ぐらいの気持ちで戦った方が、良い結果に結びつくかも知れません。

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