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2024/11/30

札幌戦に向けて

明日はJ1リーグのホーム最終戦。サンフレッチェはコンサドーレ札幌と対戦します。
 ペトロヴィッチ監督の下で6年連続でJ1残留を果たしてきた札幌でしたが、今季は開幕戦を引き分けた後第2節から5連敗、と最悪のスタート。その後もなかなか調子が上がらず、第22節終了時点での勝ち点は11。19位と勝ち点7差、残留圏の17位とは12差に開いた最下位に沈んでいました。しかし夏場に大﨑やパク・ミンギュらの補強と怪我人復帰の効果が出て、第23節以降の14試合で勝ち点23を積み上げています。8月の中断明け以降のリーグ戦の戦績は次の通り。
25A ●2-3 横浜FM 【札】浅野、菅、【横】エウベル、ヤン・マテウス、アンデルソン・ロペス
26H △2-2 福岡  【札】鈴木、田中、【福】ザヘディ、亀川
27H ○5-3 鳥栖  【札】スパチョーク、駒井2、OG、バカヨコ、【鳥】福田、久保、堺屋
28A ○2-0 磐田  【札】近藤、青木
29H ○2-0 川崎F 【札】青木、鈴木
30H ●0-2 東京V 【V】山田、チアゴ・アウベス
31A △0-0 町田
32H ○2-0 京都  【札】岡村、近藤
33A ●1-2 G大阪 【札】白井、【G】宇佐美2
34A ○2-0 名古屋 【札】駒井、鈴木
35H △1-1 C大阪 【札】青木、【C】山﨑
36A △1-1 湘南  【札】駒井、【湘】田中
 前節は後半5分に先制点を奪われたものの、その4分後に追いつくとその後次々と交代選手を投入して勝ち越しを狙いに行ったもののゴールは生まれず、勝ち点1にとどまっています。残り2試合で残留圏の柏との勝ち点差は6と、崖っぷちに追い込まれている札幌。奇跡のJ1残留を果たすために、大量得点での2連勝を狙うしかありません。
 対するサンフレッチェですが、ドウグラス・ヴィエイラが帰国し、新井がカヤFC戦で怪我をしてしまいまったことから、メンバー予想は次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰  川辺

中野              東

   加藤    アルスラン

     パシエンシア

SUB:川浪、柏、中島、満田、マルコスJ、ソティリウ、井上
 リーグ戦では3連敗中と調子を落としているサンフレッチェですが、これは明らかに優勝争いのプレッシャーのためでしょう。試合内容は悪くないだけに、普段通りの力を発揮すれば自ずと結果は付いてくるはず。明日はいつも通りのサンフレッチェのサッカーで、笑顔で青山選手の引退セレモニーを行って欲しい、と思います。

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2024/11/29

ACL2 MD5カヤFC戦

昨日アウェイで行われたACL2のMD5カヤFC戦は、後半23分の井上のゴールで追いついて負けなしを5に延ばしました。
 先発メンバーはシドニーFC戦から5人入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       田中

  越道   細谷  松本大

     中島  木吹(→松本泰HT)

茶島            志知(→中野HT)
(→新井HT→柏53分)
   満田   マルコスJ(→ソティリウ82分)

       井上

SUB:大迫、川浪、佐々木、荒木、東、青山、加藤
 対するカヤFCは、GK:デイト、DF:カサンブレ(→バンディウグ69分)、メンジ(→アルボレダ77分)、MF:パク・イヨン、エッソ(→アンヘレス77分)、ロサリオ(→ロタ63分)、山崎、FW:齊藤、堀越、メリサ(→ロペズ・メンディ63分)、駒木、と言うメンバーでした。最初のチャンスはカヤFCで、5分に堀越の左からシュート性のクロスを入れてきましたが田中がキャッチします。対する広島も6分に茶島がシュートしましたが枠外。続いて7分には中島が惜しいシュートを放ちます。また14分には満田のクロスにマルコス・ジュニオールがヘッドで合わせましたがわずかに枠を外れます。対するカヤFCは17分、左から仕掛けた堀越のクロスに駒木が当てると、ボールはそのままゴールに転がり込んで先制点を許してしまいました。
 これで勢いの出たカヤFCは、22分にメリサがFKを狙ってきましたが枠外。続いて25分にはパクに打たれましたが田中が横っ飛びでキャッチします。その後は広島も押し返し、28分にはCKに木吹が合わせましたが枠外。また32分には満田がシュートしたものの枠外。36分には右からのクロスに井上が合わせましたが枠外に外れ、45分にも満田のシュートが惜しくも枠外に外れます。前半は広島もチャンスを作ったものの得点はカヤFCの1点のみで、ハーフタイムを迎えました。
 後半に入るとスキッベ監督は中野、新井、松本泰の3人を投入。左右のWBに新井と越道を入れて得点を奪いに行きます。ところが開始早々の3分に新井が自ら座り込んでしまい担架で運び出されます。すぐに柏に代えたもののなかなか流れを掴めない広島。10分には満田がミドルレンジから狙いましたが枠外に外れます。そして後半23分、左サイドを突破した松本泰のクロスを逆サイドで満田が折り返すと、カヤFCのDFのクリアが井上の足に当ってゴールへ。井上愛廉のトップチームでの初ゴールが幸運な形で生まれて、広島が同点に追いつきました。
 同点になった勢いのまま、その後も広島が攻め込みます。後半24分には松本泰のクロスにマルコス・ジュニオールがヘッドで合わせましたが枠外。25分の満田のシュートは枠外に外れ、28分の満田のクロスは井上の目の前でGKが抑えます。終盤はカヤFCの攻勢に押し込まれる時間帯があったもののしっかりとゴール前で集中してはね返し、勝ち点1ずつを分け合うことになりました。
 アウェイゲームでは守りを固めてきたカヤFCでしたが、この試合ではラインを高くして前からのプレッシャーをかけてきました。そして積極的にサイド攻撃を仕掛けて得点を奪いに来ていました。前半17分の先制点はそのような流れで生まれたもので、広島の守備の連係ミスもあったもののカヤFCの狙い通りのものだったと思います。広島も前半から何度もビッグチャンスを作ってはいたのですが得点できなかったことから、スキッベ監督はハーフタイムでの3枚替えで流れを変えようとしました。ところが誤算だったのは新井がすぐに負傷退場してしまったこと。ここで4枚目のカードを切らざるを得なくなったことで、その後の戦術的交代がし難くなってしまいました。「消化試合」とは言え勝ち切れなかったのは、特にこの日の試合に賭けていたであろう「控え組」にとっては残念な結果だったと思います。井上のプロ初ゴールと言うご褒美はあったものの、広島にとっては不完全燃焼な試合だったと言えるでしょう。

広島公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
スポナビ
日刊スポーツ

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2024/11/28

今日のカヤFC戦

公式会見によるとスキッベ監督は、慣れていない人工芝のグラウンドや高温多湿を気にしながらも「気候については問題ない...人工芝のピッチにしても、お互いに同じ環境ですから」と述べています。中国新聞によると今回の遠征では中島、井上、木吹の3人のユース組が帯同しているとのこと。普段人工芝で練習している彼らが奮闘して、チームを勝利に導いてくれるのではないでしょうか。
 今日の試合会場はリサール・メモリアル・スタジアムで日本時間の午後7時キックオフ。試合中継はDAZNのみとなっています。今日は仕事の関係で速報はできませんので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はモバイルサイトの速報などをどうぞ。

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2024/11/27

カヤFC戦に向けて

明日はACL2グループステージMD5。サンフレッチェはカヤFCイロイロとアウェイゲームを戦います。
 昨シーズンはフィリピンリーグで無敗で優勝したカヤFCは、今季も無敗を続けるなど好調を持続。また3連敗スタートとなっていたACL2も、前節の東方戦は後半24分に退場者が出て数的不利になり、しかも直後に同点に追いつかれながらも41分にロペス・メンディのゴールで初勝利を挙げています。現在最下位のカヤFCですが、しかし2位シドニーFCとの勝点差は3。ここで勝てば最終節に自力で突破できる可能性が出てくるだけに、必勝体制で広島を迎え撃とうとしているに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、中国新聞によると中2日で札幌戦を戦わなければならないことを考えて若手中心で戦うとのこと。と言うことで、メンバーは次のように予想しておきます。
       田中

  イヨハ  細谷  志知

     青山 松本大

茶島              柏

   満田    マルコスJ

       井上

SUB:川浪、薄井、中野、荒木、松本泰、東、越道、川辺、加藤、
    パシエンシア、ソティリウ
 今季の公式戦は残り4試合なので、ここで出場する選手にとっては最後になるかも知れないチャンスです。グループステージ突破が決まっている広島にとっては「消化試合」ではありますが、出場する選手たちには全力で戦って勝利して、チームに勢いをつけて欲しいと思います。

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ドウグラス・ヴィエイラが一時帰国

プレスリリースによると、ドウグラス・ヴィエイラ選手は昨日、左膝の治療のためにブラジルに一時帰国したとのことです。

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2024/11/26

柏との契約満了を発表

サンフレッチェは昨日、柏好文選手との来季の契約を更新しない、と発表しました。
 山梨県出身の柏は国士舘大を経て2010年に甲府でプロとしてのキャリアをスタート。1年目の前半こそ出場機会をつかめなかったものその後はコンスタントに出場するようになり、2012年の城福監督就任に伴ってレギュラーをつかんでJ2で41試合に出場し4ゴール。続く2013年もJ1で全試合に出場して4ゴールを挙げて翌年広島に移籍。その後11年間に渡って広島の「左の翼」として攻守に奮闘してきました。その中で特に印象的だったのは2015年のJリーグチャンピオンシップの1st legで、G大阪が1点リードしていた後半24分にミキッチに代わって投入されると、35分にはドウグラスの同点ゴールをアシスト。更にアディショナルタイムには勝ち越しゴールを決めて、この試合のMOMに選ばれるなど、V3の立役者の一人となっていました。広島でリーグ戦285試合、カップ戦40試合、天皇杯20試合に出場するなどチームを代表する選手の一人と言える柏でしたが、ここ2年間は出場機会が激減していたことから「まだまだやれる」と言う気持ちは強かったはず。来季はおそらく他のチームでプレーすることになると思いますが、どこに行ったとしても応援して行きたいと思います。

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2024/11/25

高円宮杯PLウエスト第20節米子北高戦

昨日行われた高円宮杯プレミアリーグウエストの第20節で、サンフレッチェ広島ユースは米子北高を6-0で下して3位に上がりました。得点は前半1分に井上愛、6分、31分、後半2分に宗田、16分に林、37分に井上愛でした。第20節の全結果と順位表は次の通り。
【第20節】
長岡帝京高  0-3 神戸U-18
岡山U-18   2-2 東福岡高
鳥栖U-18   2-1 名古屋U-18
大津高    2-1 静岡学園高
米子北高   0-6 広島ユース
鹿児島城西高 1-2 神村学園高

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 大津高     52    20   17   1   2   +45
2 神戸U-18    45    20   14   3   3   +18
3 広島ユース   36    19   11   3   5   +26
4 名古屋U-18   36    20   11   3   5   +16
5 神村学園高   33    20   10   3   7    +4
6 鳥栖U-18    32    20   10   2   8    +4
7 帝京長岡高   27    19    8   3   7    -3
8 東福岡高    24    20    6   6   8    -3
9 静岡学園高   20    20    5   5   9   -12
10 岡山U-18    16    20    4   4  12   -20
11 米子北高    10    20    3   1  16   -36
12 鹿児島城西高  7    20    1   4  15   -39
 なお今節の結果、大津高のプレミアリーグウエストでの優勝が決まりました。

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2024/11/24

WEリーグ第10節長野戦

昨日アウェイで行われたWEリーグ第10節AC長野パルセイロレディース戦は、前半に失った1点を取り返すことができず0-1で敗れ、3試合連続で勝ち無しとなりました。
 レジーナは前節から先発3人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       木稲

塩田   左山  呉屋   藤生
         (→島袋87分)
     小川  渡邊

古賀     瀧澤     中嶋(→早間87分)
(→柳瀬59分)(→髙橋美87分)
       上野(→李70分)

SUB:福元、中村楓
 対する長野は、GK:伊藤、DF:安倍、岩下、坂井、岡本、MF:菊地、伊藤、三谷(→源間73分→奥川87分)、FW:髙橋雛、大内、川船(→中村恵85分)、と言うメンバーでした。最初のシュートは広島で、前半14分にCKに走り込んだ藤生がミドルレンジから狙いましたが枠外に外れます。対する長野は前半18分、左への展開のボールを収めた岡本が塩田を振り切ってクロス。飛び出した木稲が触ったものの弾き切れず、こぼれ球を大内に押し込まれて先制を許してしまいました。対する広島は26分、横に流したCKを中嶋が打ちましたがGKのファインセーブに防がれます。逆に40分にはバックパスを川船に奪われてGKとの1対1にされましたが木稲が足に当てて防ぎ、後半4分にもゴール前でパスを奪われ、髙橋雛にフリーで打たれましたがシュートミスに救われます。その後は広島が押し込み、23分にはCKのこぼれを柳瀬が打ちましたが枠外。26分には柳瀬の左からのクロスに瀧澤がヘッドで合わせたもののGKに弾かれ、瀧澤、柳瀬が続けざまにシュートを放ちましたがGKに防がれます。後半34分には中嶋が右から仕掛けてシュートを放ちましたがGKの正面。終盤には3枚替えでゴールをこじ開けに行きましたが有効な攻撃はできず、1点差のまま逃げ切られました。
 試合後に瀧澤は「今はいろいろなフォーメーションでいろいろな選手がプレーしていることもあって、ここ数試合は自分たちが作り上げてきたサッカーが分からなくなっているような、みんなのイメージが合わなくなっている感覚があります」と語っていますが、確かにそんな感じ。上手くいっている時はいいのですが、劣勢になったり、あるいは追いかける展開になったときに自分たちのサッカーができなくなっているように思います。今季の序盤は良い流れで来たものの、このところ壁にぶつかっているレジーナ。選手一人一人、そしてチームとして成長することで、乗り越えて行かなければなりません。

サンフレッチェ広島公式サイト
WEリーグ公式サイト

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2024/11/23

高円宮杯PLウエスト第14節岡山戦

延期されていた高円宮杯プレミアリーグウエストの第14節が水曜日に行われ、サンフレッチェ広島ユースは岡山U-18とスコアレスドローに終わりました。広島のメンバーは、GK:小川、DF:小谷、木吹、林、MF:橋本、桝谷、大上免(→原HT)、廣重(→土井川71分)、宗田(→山里HT→井上証71分)、野口、FW:小林。プレミアリーグ残留がかかる岡山U-18の堅守を崩せず、勝ち点1ずつを分け合った、と言う試合だった模様です。第19節以降に行われた延期分の結果と順位表は次の通り。
【第9節】
鳥栖U-18   1-2 神戸U-18

【第12節】
鹿児島城西高 1-1 米子北高
岡山U-18   1-0 名古屋U-18
大津高    5-0 神戸U-18
静岡学園高  0-0 東福岡高

【第14節】
広島ユース  0-0 岡山U-18

【第15節】
鹿児島城西高 2-3 鳥栖U-18

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 大津高     49    19   16   1   2   +44
2 神戸U-18    42    19   13   3   3   +15
3 名古屋U-18   36    19   11   3   5   +17
4 広島ユース   33    18   10   3   5   +20
5 神村学園高   30    19    9   3   7    +3
6 鳥栖U-18    29    19    9   2   8    +3
7 帝京長岡高   27    18    8   3   7     0
8 東福岡高    23    19    6   5   8    -3
9 静岡学園高   20    19    5   5   9   -11
10 岡山U-18    15    19    4   2  12   -20
11 米子北高    10    19    3   1  15   -30
12 鹿児島城西高  7    19    1   4  14   -38
 この結果、サンフレッチェ広島ユースの優勝の可能性はなくなりました。

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2024/11/22

U-19代表のメキシコ遠征

メキシコ遠征中のU-19日本代表は現地で3試合戦って、2勝1分けで全日程を終えました。
 まず11/13のクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルとの試合はメンバー等は不明で、お互いの得点はなくスコアレスドローに終わりました。
 続いて11/16に行われたメキシコ戦のメンバーは、GK:荒木、DF:市原、喜多、土屋、布施(→中川88分)、髙橋、MF:小倉、佐藤(→花城58分)、平賀(→石井58分)、保田(→貴田88分)、FW:神田(→井上75分)。日本代表の公式Xによると、前半3分にメキシコがハーフウェイラインからのスルーパスで抜け出したFWに決められて先制点を許し、その後日本もチャンスを作るものの、得点は奪えず前半を折り返しました。後半6分に小倉のパスを保田が決めて同点に追いつき、45分には中川のパスを受けた石井が決定機を迎えたものの枠を捉えることができず。その後行われたPK戦では日本が2-1で勝ちました。
 そして11/19に行われたベネズエラ戦のメンバーは、GK:後藤、DF:市原、塩川(→シュミット69分)、土屋(→喜多88分)、池田(→髙橋69分)、MF:中川(→平賀HT)、小倉(→布施54分)、佐藤(→貴田HT)、石井(→齋藤62分)、保田(→花城69分)、FW:井上(→神田69分)。日本代表の公式Xによると、前半7分に井上が抜け出したチャンスはオフサイドを取られたものの、10分に井上のポストから中川のクロスを池田が押し込んで先制点を奪いました。その後は両チームともにチャンスを作りながら得点は生まれませんでしたが、後半23分に保田のパスを貴田が押し込んでリードを広げました。その直後にGKのクリアミスから失点したものの、その2分後に髙橋のクロスに齋藤が合わせて突き放しました。

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2024/11/21

紫熊倶楽部12月号

先週発売の「紫熊倶楽部」12月号(Vol.322)を紹介します。
 表紙とトップ記事は青山敏弘選手。「現役最後のロングインタビュー 今日まで、そして明日から」と題して、10ページに渡ってこれまでのサッカー人生を振り返っています。またこれに続いて前強化部長の足立修Jリーグフットボールダイレクターが、青山選手との関わりからチームとの関係、そして今後の指導者としての人生について語っています。
 レジーナの選手名鑑と紫熊短信、READERS AREAを挟んで、後半のカラーページも青山関連。森崎和幸C.R.M.が「最高のパートナー、青山敏弘引退への想い そして、レジェンドマッチ」と言うタイトルで、青山選手との関係と12/21に開催する「レジェンドマッチ」について語っています。「MATCH REPORT」は、湘南戦、シドニーFC戦×2、京都戦、浦和戦と、レジーナの大宮戦、新潟戦、C大阪戦、長野戦、東京戦、浦和戦。そして最後はSIGMA CALENDERとなっています。
  サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は税込396円。エディオンピースウイング広島のオフィシャルショップ、広島県内の大手書店、及び東京・銀座のtauで販売中です。また通販は公式オンラインショップからどうぞ。

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2024/11/20

W杯最終予選中国戦

昨日行われたワールドカップ最終予選の中国戦は、日本代表が3-1で勝利して8大会連続の本大会出場に王手をかけました。

 この日の日本代表のメンバーは、GK:鈴木、DF:板倉、町田、瀬古、MF:遠藤、南野(→鎌田64分)、中村(→三苫64分)、伊東(→端岡77分)、田中、久保(→前田84分)、FW:小川(→古橋77分)。中央を固めてボールに厳しいプレッシャーをかけ、前線への放り込みで陣地を奪回に来る、と言う戦い方を徹底してきた中国に対して、日本はスペースを使うことができずに苦戦します。10分に中国がファーストシュートを打ちましたがその後は膠着。日本は25分に中村がシュートを放ち、36分には田中がシュートを放ったもののなかなか決定機を作れません。それでも前半39分には久保のCKに小川がヘッドで合わせて先制点を奪うと、前半アディショナルタイムには伊東のCKを町田が逸らし、逆サイドに詰めていた板倉がダイビングヘッドで押し込んで2点リードでハーフタイムを迎えました。

 後半は立ち上がりから中国が積極的に出てきて、3分にリンリャンミンにゴールを許して1点差に迫られます。その後もホームサポーターの大声援を受ける中国に押し込まれますが、しかしDFラインでパスを回して落ち着かせると、後半9分に右の高い位置で受けた伊東がゴール前を横切るクロス。これを逆サイドに走り込んだ小川がヘッドで押し込んで再びリードを広げます。後半25分にウェイシーハオがフリーでシュートを打たれましたが鈴木が反応してゴールを許さず、その後は選手交代で運動量を確保しつつ危なげなく逃げ切りました。

 このところ2連勝と調子を上げてきていた中国は、ピッチをFIFA推奨サイズよりも狭く「加工」して勝利を狙ってきました。そして、その効果かどうかは分からないものの、素早いスライドと球際の強さで日本代表の攻撃を寸断。また前線の選手の動き出しの速さも生かして、日本を苦しめました。しかし日本はセットプレーから前半のうちに2点のリードを奪うと、後半には失点から6分後に追加点を奪って突き放し、その後は危なげなく逃げ切りました。ホームの中国戦ほどの圧倒的な力の差を見せつける、と言うことは無かったものの、アウェイゲームを「堅い戦い方」で順当に勝利した、と言う「強豪国」らしい戦い方だったと言って良いのではないでしょうか。

 最終予選C組の第6節はインドネシアがサウジアラビアを破って初勝利。またバーレーン×オーストラリアは引き分けに終わり、2位以下の5チームが勝点1差以内にひしめく大混戦となっています。対する日本は2位に9差を付けての勝点16で、次のバーレーン戦に勝利すれば他の試合の結果に関わらず2位以上が確定することになりました。

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2024/11/19

「レジェンドマッチ」の第三弾出場選手を発表

昨日、12/21に開催される「サンフレッチェ広島レジェンドマッチ2024」の第三弾出場選手が発表され、ファン投票で選出された外国人選手のうちイリアン・ストヤノフ氏とミハエル・ミキッチ氏が参加することが明らかになりました。なお、ここまで発表された出場OBは次の43人。

石川大徳、石原直樹、伊藤哲也、イリアン・ストヤノフ、上村健一、大木勉、小村徳男、柏木陽介、 片野坂知宏、久保竜彦、桑原裕義、小島光顕、駒野友一、佐藤寿人、沢田謙太郎、柴﨑晃誠、 島卓視、清水航平、高橋泰、高柳一誠、中島浩司、服部公太、林卓人、平繁龍一、笛真人、前川和也、 前田俊介、槙野智章、増田卓也、松田浩、丸谷拓也、水本裕貴、ミハエル・ミキッチ、茂木弘人、 森﨑和幸、森﨑浩司、盛田剛平、森山佳郎、柳本啓成、山岸智、山根巌、横内昭展、吉田安孝

 またチケットはサンフレチケットで発売中です。残席はまだまだありますが席種によっては売り切れいているところがかなりありますので、観戦される方はお早めにどうぞ。

「サンフレッチェ広島レジェンドマッチ2024」公式サイト

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2024/11/18

Jユース杯決勝東京V戦

昨日ヨドコウ桜スタジアムで行われたJユースカップ決勝で、サンフレッチェ広島ユースは東京Vユースに1-2で敗れ、18年ぶり4度目の優勝を逃しました。広島のメンバーは、GK:小川、DF:小谷、林、児玉(→髙橋86分)、MF:桝谷、野口、井上証(→土井川46分)、小林、長沼(→浅沼58分)、原(→太田58分)、FW:宗田。超Worldサッカー!の記事によると、前半34分にクリアボールを今井に叩き込まれて先制点を許しました。対する広島も前半終了間際にカウンターから小林が決定機を迎えたもののDFに止められ、東京Vの1点リードで前半を折り返しました。後半は広島が攻め込んだものの、6分にカウンターから今井に決められリードを2点に広げられます。しかしその4分後に東京Vに退場者が出て数的有利になると、その後は広島が一方的に攻めます。そして後半23分には浅沼のクロスを土井川がヘッドでねじ込んで1点差に迫り、その後も何度も東京Vのゴールに迫ったものの必死の守りを崩すことができず、そのまま終了のホイッスルとなりました。広島は高い位置からのプレッシングと個々の高い技術で相手ゴールに迫りましたが、フィニッシュの部分のアイディアと精度に欠けていた、と言う印象で、やはり中島と井上愛の2枚看板が代表招集などで不在だったことが影響していたのではないか、と思います。ただその一方で、今大会の得点王に輝いた小林や野口、宗田、土井川ら1,2年生が成長したのは間違いないところ。この悔しさは、きっと来年晴らしてくれるに違いありません。

公式記録
試合動画

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2024/11/17

WEリーグ第9節千葉戦

昨日ホームで行われたWEリーグ第9節ジェフ千葉レディース戦は、両者とも決定機を生かせずスコアレスドローに終わりました。
 レジーナは前節途中退場した市瀬に変わって呉屋が先発。またワントップに上野、トップ下に柳瀬を起用して、以下の布陣で戦いました。
       木稲

塩田   左山  呉屋   藤生

    小川愛  笠原(→渡邊61分)

中嶋     柳瀬     早間(→瀧澤61分)
(→島袋90+4分)(→髙橋90+4分)
       上野(→李77分)

SUB:福元、中村

 対する千葉は、GK:望月、DF:林、蓮輪、石田、稲山(→山口72分)、岸川、小川由(→北村72分)、大熊(→今田80分)、田中、FW:城和(→小林61分)、鴨川、と言うメンバーでした。広島は前半35分に小川愛がドリブルからシュートしましたが枠外。逆に37分にはゴール前でのパスミスを奪われてピンチになりましたが、DFが必死でクリアします。後半9分にはCKのクリアボールが上野の頭に当ってゴール前に流れましたがGKがセーブ。続く小川愛のCKは惜しくもクロスバーに弾かれます。また後半27分には左からドリブルで仕掛けた中嶋がゴールライン際から折り返し、上野がヘッドで狙いましたがGKに弾かれます。更に30分には右からカットインした瀧澤が巻いたシュートを放ちましたがこれもGKが弾き出します。千葉も軽快なパスワークから広島陣内に攻め込んで、後半アディショナルタイムには鴨川にフリーでシュートを打たれましたが枠外に外れます。上位を狙うチーム同士の対戦はお互いに持ち味を出したもののゴールは割れず、勝ち点1ずつを分け合うことになりました。
 試合後に吉田監督は「相手が強い圧力をかけてくるサッカーで、特に攻守において運動量とスピードを武器にしている選手への対応に手こずりました」と語っていますが、確かに千葉のパスワークとスピードに手を焼いた、と言う印象でした。ただその中でも守備陣が集中して戦い、「何度か修正を試みながら」(吉田監督)戦って、勝利までもう一歩、と言うところまで行ったことは、ポジティブに評価して良いと思います。前節は浦和に力負けしましたが、それを引きずることなく勝ち点1を確保できたことは、チームとしての成長を見せたと言って良いのではないでしょうか。

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2024/11/16

W杯最終予選インドネシア戦

昨日アウェイで行われたFIFAワールドカップアジア最終予選のインドネシア戦は、4-0で快勝して勝ち点を13に伸ばしました。日本代表のメンバーは、GK:鈴木、DF:橋岡、板倉、町田、MF:守田、遠藤、三苫(→菅原62分)、南野(→前田HT)、堂安(→伊東62分)、鎌田(→古橋79分)、FW:小川(→大橋79分)。大雨の降る中でキックオフを迎えたと言うこともあって、日本代表は前半からややボールコントロールに苦心する戦いとなりました。逆にホームの大声援を背にしたインドネシアは速攻を仕掛けてきて、前半9分にはオラットマングーンが1対1になったものの鈴木が好反応で弾く、と言うシーンを作られます。また前半14分にもスルーパスで抜け出したディクスにゴール前を横切るクロスを送られるなど苦戦しましたが、しかし35分に左サイドに抜け出した鎌田がクロスを入れると、小川と交錯したDFの足に当ったボールがゴールに飛び込み日本が先制点を奪います。続いて40分には三苫の折り返しを南野がミドルレンジからシュートを放つと、左ポストに当ってゴールネットを揺らして2点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半は4分に相手GKのミスパスを奪った守田がキックフェイントからシュートを放って追加点を奪います。その後はインドネシアの反撃に守る時間が増えましたが、後半24分には菅原が伊東とのワンツーで右のポケットに侵入すると、そのままGKの肩口を抜くシュートを突き刺して点差を広げ、その後もチャンスを作りつつ逃げ切りました。アジア最終予選のグループCは半分を終えて日本が勝ち点13で首位を独走。一方で2位オーストラリア、3位サウジアラビア、4位中国が勝ち点6で並び、バーレーンが勝ち点5、インドネシアが勝ち点3で追うと言う混戦になっています。今後は各チームともに勝ち点1が重要になるだけに、日本戦は明確に引き分け狙いで来るかも知れません。

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2024/11/15

WEリーグ杯準決勝のチケット

WEリーグクラシエカップの準決勝は、12/8(日)に長崎に新設された「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」で開催されます。サンフレッチェ広島レジーナの対戦相手は三菱重工浦和レッズレディースで、12:00キックオフ。また15:45からは同じスタジアムで、INAC神戸レオネッサとアルビレックス新潟レディースの試合が行われます。有料シートのチケットはJリーグチケットで販売中ですが、メインシートとバック・ゴール裏シートは無料となっています。J1リーグの最終節と同日開催となりますが、お近くの方はぜひ応援に行ってください。

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2024/11/14

G大阪戦のパブリックビューイング

サンフレッチェは昨日、12/8(日)に予定されているJ1リーグ最終節のG大阪戦で「超パブリックビューイング@エディオンピースウイング広島」を開催する、と発表しました。当日は試合前から「超熱狂WARM UP SHOW!!!」と題して選手のバス降りシーンやウォーミングアップをライブ配信するとのこと。またスタジアムDJによるサンフレッチェの選手紹介を行い、ハーフタイムにも「超熱狂TIME」を演出するなどアウェイ観戦を盛り上げるそうです。チケットは人工芝シートは大人2,000円、小中高生1,000円、ベンチシートが大人3,000円、小中高生1,500円、バックスタンドと南スタンドは大人1,000円、小中高生100円が販売されるほか、バルコニー席やテラス席などバラエティ席、そしてVIP用のスイートテラス席も販売されます。チケット販売は明後日11/16(土)の12:00から。詳細はサンフレッチェ広島公式サイトをご覧下さい。

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2024/11/13

U-19日本代表に中島と井上

日本サッカー協会は先週U-19日本代表を発表し、広島から中島洋太朗選手と井上愛廉選手が選ばれました。また、広島ユース出身の中川育選手も選ばれました。今回選出されたのは次の23人。
【GK】中村(東京V)、後藤(FC東京U-18)、荒木(G大阪ユース)
【DF】池田(筑波大)、塩川(流経大)、市原(大宮)、髙橋(C大阪)、
    喜多(京都)、土屋(川崎FU-18)、布施(日大藤沢高)
【MF】平賀(京都)、保田(大分)、小倉(法政大)、齋藤(水戸)、
    堺屋(鳥栖)、中川(流経大)、石井(湘南)、花城(シュツットガルト)
    佐藤(FC東京)、中島(広島)
【FW】貴田(アルヘンティノス・ジュニアーズ)、神田(川崎F)、井上愛(広島)

※中島は招集を辞退してシュミット(ザンクトパウリU19)を追加招集
 U20アジアカップ予選のメンバーから桒原(明治大)、本間(横浜FM)、大関(福島)、廣井(筑波大)、西原(清水ユース)、横山(今治)が外れ、池田、齋藤、堺屋、石井、花城、貴田が選ばれています。このメンバーは昨日からメキシコに遠征していて、U-19クラブ・ウニベルシダ・ナシオナル、U-19メキシコ代表、U-19ベネズエラ代表と対戦します。

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U-16日本代表候補に原と髙橋

日本サッカー協会は先週U-16日本代表候補を発表し、サンフレッチェ広島ユースの原湊士選手と高橋成海選手が選ばれました。今回選出されたのは次の25人。
【GK】仲(帝京長岡高)、新堀(FC東京U-18)、後藤(甲府U-18)
【DF】薄井、田中(浦和ユース)、大石(札幌大谷高)、佐藤(柏U-18)、
    渡部(大津高)、藤川(福岡U-18)、萩原(桐光学園高)、
    メンディー(流経大柏高)
【MF】岩崎(横浜FCユース)、樺山(興國高)、野村(鹿児島城西高)、
    大貫(鹿島ユース)、原(広島ユース)、中村(湘南U-18)、
    姫野(千葉U-18)、松野(FC東京U-18)、杉山(清水ユース)
【FW】吉崎(日章学園高)、花城(神村学園高)、前田(福岡U-18)、
    安西(岡山U-18)、髙橋成(広島ユース)

※佐藤は招集を辞退して髙橋温(浦和ユース)を追加招集
 このメンバーは日曜日からJ-GREEN堺でトレーニングキャンプを行っています。

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2024/11/12

WEリーグ第7節大宮戦の代替日程

WEリーグは昨日、悪天候のため中止になったWEリーグ第7節大宮アルディージャVENTUS戦を、12/18(水)の午後6時半に開催する、と発表しました。

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嶋田のレジーナ加入内定を発表

サンフレッチェ広島レジーナは昨日、嶋田華選手の来季加入が内定した、と発表しました。岡山県出身の嶋田は日ノ本学園高から山梨学院大学に進学。昨年はWEリーグの特別指定選手として相模原で15試合に出場。第9節からは6試合連続で先発するなどレギュラーとして活躍していました。来季からレジーナ加入が内定したと同時に特別指定選手としても認定されたことから、レジーナの選手としての出場も可能になりました。

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Jユース杯準決勝千葉戦

土曜日に行われたJユースカップの準決勝で、サンフレッチェ広島ユースはPK戦で千葉U-18を下し、2016年以来8年ぶりに決勝に進出しました。広島のメンバーは、GK:小川、DF:小谷、林、児玉、MF:井上証、野口、山里(→土井川46分→髙橋106分)、長沼(→浅沼78分)、原、FW:宗田、井上愛。前半33分にFKのこぼれ球を押し込まれて先制点を許しましたが、40分に井上愛が右からのクロスをダイレクトで叩き込んで同点に追いつきました。その後は攻めながらも得点を奪えず、延長戦でも決着がつかずにPK戦へ。先攻の千葉が6人目で外したのに対して広島は6人目まで全て決めて、決勝進出を決めました。決勝戦は11/17(日)の午後2時にヨドコウ桜スタジアムで、東京Vユースとの対戦となります。

試合動画
公式記録
日刊スポーツ

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2024/11/11

第36節浦和戦

昨日アウェイで行われたJ1リーグ第36節浦和戦は、6ヶ月ぶりの3失点で3連敗となり、首位との勝ち点差が3に広がりました。
 スキッベ監督は京都戦から先発1人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  中野   荒木  佐々木

     塩谷  川辺(→Dヴィエイラ80分)
     (→ソティリウ80分)
新井              東(→柏66分)
(→パシエンシア52分)
   松本泰   アルスラン
   (→満田66分)
       加藤

SUB:川浪、青山
 対する浦和は、GK:西川、DF:石原、井上、ホイブラーテン、長沼、MF:グスタフソン(→武田89分)、安居、関根(→前田76分)、渡邊(→中島89分)、松尾(→原口80分)、FW:リンセン(→チアゴ・サンタナ76分)、と言うメンバーでした。立ち上がりから猛攻を仕掛けたのは広島。0分にはアルスランのシュートに加藤が合わせましたが枠外。続いて東のシュートは弾かれ、2分には波状攻撃から塩谷と松本泰のシュートは弾かれ、加藤のバイシクルはヒットせず中野のシュートも枠外に外れます。続いて6分にはCKに中野が合わせましたが西川がセーブ。12分にはパスミスを奪ったアルスランが加藤を使ってシュートしましたがDFにブロックされ、14分の新井のFKも西川が横っ飛びで弾きます。更に17分にはCKのこぼれから塩谷がシュートしましたが枠を捉えることができません。浦和は19分に松尾がミドルを打ってようやくファーストシュートを打ちましたが、広島はその後も攻め手を緩めず23分のアルスランがシュートしたものの枠外。26分には中野の強烈なミドルを西川が弾き、川辺の決定的なシュートも枠外に外れます。しかしさすがに30分過ぎからは広島のプレスも緩み、浦和が攻め込むシーンも増えます。前半42分の関根の抜け出しからのシュートは大迫が前に出てシュートミスを誘ったものの、45分には左サイドで奪われて松尾に抜け出されると、中野のカバーも及ばずシュートを決められ先制点を許します。前半アディショナルタイムには中野、加藤がシュートしましたが西川に防がれ、アルスランの浮き球のボールが西川を越えましたが詰めていた新井は触れず、浦和の1点リードでハーフタイムを迎えました。
 前半はほぼ一方的な広島ペースでしたが、しかし後半に入ると流れは一変します。1分には松尾のクロスから関根のシュートは大迫がファインセーブ。2分の松尾のシュートは大迫がキャッチし、3分の石原のミドルはクロスバー直撃。続いてリンセンのヘッドも大迫が好反応で防ぎます。パシエンシアを投入して流れを変えようとするスキッベ監督。しかし後半10分、松尾の高速クロスにリンセンがヘッドで合わせて、追加点を奪われてしまいました。
 追いつきたい広島はその後押し返して、13分にはアルスランのパスでDFラインの裏に抜けた加藤が決定機を迎えましたが枠外。15分にはCKのボールに荒木が合わせましたが枠外に外れ、19分にも加藤がDFラインの裏に抜け出してシュートしたものの枠を外してしまいます。広島は後半20分に満田と柏を投入し、更に34分にはソティリウとドウグラス・ヴィエイラを入れて前線の高さで点を取りに行きます。しかし36分のソティリウのシュートは枠外。また38分にも満田のクロスにパシエンシアとソティリウが合わせましたがゴールを決めることができず、逆に40分にはカウンターから原口に決められて点差は3点に広がります。1点でも返したい広島は43分には柏が決定機を迎えましたがシュートはポスト。後半アディショナルタイムには加藤のシュートが相手に当り、ソティリウのシュートもゴールライン上でクリアされます。広島は最後まで力づくでゴールをこじ開けようとするものの実らず、今季初めて3点差を付けられての敗戦となりました。
 この試合の立ち上がりの20分間の広島は、今季最高とも言えるサッカーを展開していたと思います。その時間帯の広島のシュートは10本だったのに対して浦和は1本。高い位置からのプレスも効いて浦和の攻撃を許さず、ほぼ一方的に押し込み続けました。しかしそのような流れで点を取れなければその報いを受けるのがサッカーと言うもので、前半の失点は広島陣内の広大なスペースを使われ、クリアに行った中野が空振りして松尾に自由を与えてしまったのが原因でした。そして後半に入ると高い位置からプレスに来た浦和の戦術変更に対応できず、押し込まれた展開から2点目を許してしまいました。ターンオーバーしたとは言えシドニーFC戦から中2日で、片道10時間の長距離移動があったことから早いうちに点を取って勝負を決めたい、と言う思いがあったのかも知れませんが、それが上手くいかなかった時の戦術変更ができなかった、と言うのがポイントだったのかも。少なくとも90分を通しての戦い方が拙かったのが敗因だった、と言わざるを得ないように思いますが、ただ力負けしたのでないことは間違いないところ。浦和の戦い方に後れを取ったのは事実ですが、しかしだからと言って自分たちのサッカーに対する自信を無くしてはならないし、むしろどこよりも厳しい4日間で、シドニーFCと浦和に対してこれだけのサッカーを展開したことに誇りを持たなければなりません。
 今節は神戸が引き分けたため、首位との勝ち点差は3に開いてしまいました。残り2試合しか無いことを考えると優勝は絶望的なように思えるかも知れませんが、しかし今後何が起きるか誰にも分かりません。思い返せば2013年には、残り2節時点での首位は横浜FMで2位は浦和。3位の広島と首位との勝ち点差は5に開いていました。しかしその後の2節で横浜FMは8位新潟と6位川崎Fに、浦和も13位の鳥栖と4位のC大阪に連敗したのに対して、広島は16位湘南と5位鹿島に連勝して逆転で優勝しているわけです。現在のところ広島は得失点差で神戸を上回っているので、広島が2勝すれば神戸が1勝1敗でも優勝できると言う状況は、2013年よりも有利だと言って間違いありません。ここに来ての3連敗で広島が難しい状況にあるのは確かですが、しかし苦しいのは神戸も町田も同じでしょう。選手もサポーターも力を合わせてこの苦しさを乗り越えてこそ、優勝と言う栄光を勝ち取ることができるのではないでしょうか。

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2024/11/10

WEリーグ第8節浦和戦

昨日アウェイで行われたWEリーグ第8節三菱重工浦和レッズレディース戦は、後半34分の上野のゴールで追いすがったものの果たせず、リーグ戦での今季初黒星を喫しました。
 3週間ぶりのリーグ戦となったレジーナは、前節C大阪戦から先発1人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       木稲

塩田   左山  市瀬   藤生
         (→渡邊67分)
     小川  笠原(→呉屋64分)

中嶋     瀧澤     早間(→柳瀬HT)
(→李83分) (→呉屋83分)
       髙橋美(→上野HT)

SUB:福元、島袋

 対する浦和は、GK:池田、DF:遠藤、石川、長嶋、栗島、MF:柴田、角田(→藤崎HT)、伊藤、塩越(→西尾90+5分)、高塚(→島田62分)、FW:髙橋は、と言うメンバーでした。試合は膠着した展開が続き、前半15分に伊藤のパスで抜け出した高塚がシュートしましたが前に出ていた木稲がキャッチ。対する広島も43分に右サイドに抜け出した中嶋のクロスに瀧澤が合わせましたが枠外に外れ、両者スコアレスでハーフタイムを迎えました。しかし後半16分に藤崎のショートパスを塩越がダイレクトで決めて先制を許すと、28分には塩越のCKを島田に流し込まれてリードを広げられました。その後3バックにシフトチェンジして反撃を開始した広島は、後半34分に塩田のオーバーラップからの縦パスを受けた上野が決めて1点差に迫りましたが、その後の反撃も及ばず今季初黒星となりました。
 ここまでリーグ戦は無敗。またクラシエカップはグループステージ突破と快進撃を続けてきたレジーナでしたが、この試合は3連覇を目指す女王に力負けした、と言う感じ。失点はいずれも塩越の技術の高さにやられてしまいました。ただ、劣勢の中でも流れの中から1点を返したのは成長の証でもあります。浦和とはクラシエカップの準決勝でも対戦することが決まっているだけに、この経験を糧にして次こそ勝利して欲しいと思います。

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今日の浦和戦

中国新聞によると、シドニーから帰国した選手たちは広島には戻らず、昨日は千葉市内で調整したとのこと。メンバーは長距離移動の疲れを見せずに軽快な動きだったそうです。一方のスコルジャ監督はこの夏に鳥栖から浦和に移籍した長沼に期待しているとのこと。柏戦で後半終了間際に出場してPK奪取の起点になったことから、同じようなプレーを期待しているそうです。
 今日の試合会場は埼玉スタジアム2002で午後3時キックオフ。チケットは残っていますが、広島のグッズを身に付けて応援できるビジターは指定席も自由席も完売となっていますのでご注意下さい。また試合中継はDAZNのみとなっています。今日は久々にブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。

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2024/11/09

浦和戦に向けて

明日はJ1リーグ第36節。サンフレッチェはアウェイで浦和レッズと戦います。
 「始動時に描いた成長曲線に対し、現時点でのチームの完成度は後れを取っている」と言う理由で、8/27にヘグモ監督を解任した浦和は、昨年ACLで優勝に導いたスコルジャ監督を再び招いて、チーム再建を託しました。しかし戦い方がなかなかフィットせず、第32節以降4連敗。その後は1勝1敗と調子は上向いてきているものの、まだJ1残留を確定できていません。中断明け以降のリーグ戦の戦績は次の通り。
26A △1-1 鳥栖  【浦】松尾、【鳥】マルセロ・ヒアン
27A △0-0 鹿島
29A △2-2 町田  【浦】関根、チアゴ・サンタナ、【町】オ・セフン、エリキ
30A ○1-0 G大阪 【浦】関根
31H ●0-2 FC東京 【FC】OG、荒木
32A ●0-1 神戸  【神】武藤
33H ●0-1 C大阪 【C】為田
34A ●1-2 東京V 【浦】渡邊、【V】綱島
25H ○1-0 柏   【浦】チアゴ・サンタナ
35A △0-0 横浜FM
 延期分の第25節の柏戦は、後半アディショナルタイムのPKをチアゴ・サンタナが決めて5試合ぶりの勝利を挙げた浦和でしたが、10/30に前倒しで行われた横浜FM戦はフィニッシュの精度を欠いてスコアレスドローに終わっています。18位磐田との勝ち点差は8ありますが、やはり少しでも早くJ1残留を確定したいと思っているのは間違いないところ。前の試合から中10日とじっくりと広島対策を練って、明日を迎えようとしているのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェはシドニーFC戦から中2日。しかも1日かけての長距離移動を挟んでいることから選手のコンディションが気になるところではあります。ただシドニーFC戦はターンオーバーしているので、京都戦のメンバーをベースに戦うことになりそうです。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       大迫

  中野   荒木  佐々木

    松本泰  川辺

新井              東

   加藤    アルスラン

     パシエンシア

SUB:川浪、塩谷、中島、満田、マルコスJ、Dヴィエイラ、ソティリウ
 リーグ戦は2連敗中のサンフレッチェですが、その原因は優勝争いのプレッシャーにある、と見て良いでしょう。前節までは追われる辛さがありましたが、今は逆の立場。もう一度チャレンジャーの気持ちを思い出して、思い切ったプレーで勝利して欲しいと思います。

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日本代表に大迫

日本サッカー協会は一昨日、W杯アジア最終予選を戦う日本代表候補を発表し、広島から大迫が選ばれました。今回選出されたのは次の25人。
【GK】大迫(広島)、谷(町田)、鈴木彩(パルマ)
【DF】長友(FC東京)、谷口(シントトロイデン)、板倉(ボルシアMG)、町田(サンジロワーズ)、
    橋岡(ルートン)、瀬古(グラスホッパー)、菅原(サウサンプトン)、高井(川﨑F)
【MF/FW】
    遠藤(リバプール)、伊東、中村(ランス)、南野(モナコ)、守田(スポルティング)、
    古橋、前田、旗手(セルティック)、大橋(ブラックバーン)、鎌田(クリスタル・パレス)、
    三苫(ブライトン)、堂安(フライブルク)、久保(レアル・ソシエダ)、藤田(シントトロイデン)
 サウジアラビア戦、オーストラリア戦のメンバーから望月(町田)、小川(NEC)、上田(フェイエノールト)、田中(リーズ)が外れ、橋岡と古橋が選ばれています。このメンバーは来週月曜日からトレーニングを開始して、11/15(金)にインドネシア、11/19(火)に中国とのアウェイ戦を戦います。

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2024/11/08

ACL2 MD4シドニーFC戦

昨日アウェイで行われたACL2のMD4で、サンフレッチェは加藤のゴールでシドニーFCを下し、4連勝でノックアウトラウンド進出を決めました。
 先発メンバーは京都戦から大迫以外の全員を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   松本大   志知(→佐々木85分)

     青山  中島
     (→中野HT)
茶島              柏
(→新井72分)
   満田   マルコスJ(→加藤60分)

     Dヴィエイラ(→ソティリウ60分)

SUB:田中、川浪、松本泰、東、細谷、川辺、パシエンシア
 対するシドニーFCは前回の対戦から2人入れ替えて、GK:レッドメイン、DF:コートニーパーキンス(→キング87分)、マシューズ、グラント(→ケネディ87分)、ポポヴィッチ、MF:セゲチッチ(→クィンタル65分)、レオナルド・セナ、カセレス、FW:バージェス、ウアヒム(→フランス87分)、クリマラ(→クチャルスキ78分)、と言うメンバーでした。最初のチャンスは広島で、前半6分に右に抜け出した満田のクロスをマルコス・ジュニオールがフリーで打ったもののGKにセーブされます。対するシドニーFCも前半15分、ゴール前の混戦からグラントのシュートが松本大に当たってコースが変わり、大迫は逆を突かれたものの足で防ぎます。また41分には松本大のクリアミスからピンチを招きましたが、大迫が1対1を制してセーブ。逆に前半アディショナルタイムには満田のパスから柏が決定機を迎えましたが、決め切れずにスコアレスで前半を終えました。
 後半も一進一退の攻防から、11分にはドウグラス・ヴィエイラのポストからフリーになった柏がカットインしてシュートを放ちましたが枠外に外れます。そして後半14分、左サイドにオーバーラップした志知のクロスを交代で入ったばかりの加藤がヘッドで合わせて、広島が先制点を挙げました。
 その後はシドニーFCの反撃を受けて、18分にはウアヒムにペナルティエリア内からのシュートを打たれましたが大迫が右手一本で弾き、26分にはクロスからバージェスに打たれましたが大迫がビッグセーブ。その後もシドニーFCに攻め込まれたものの全員で身体を張って凌ぎ、1点差を保って逃げ切りました。
 京都戦から中3日。また次節の浦和戦まで中2日でしかも長距離移動を伴うと言うことで、スキッベ監督は先発10人を変更してこの試合に臨みました。これに対してシドニーFCは、ドウグラス・コスタとローリーが欠場したとは言えほぼベストメンバーでした。シドニーFCはアウェイゲームと同様に速いパス回しと局面での技術の高さを見せて、広島も苦しめられたのは確かだと思います。しかし選手たちは集中を切らさず粘り強く対応し、機を見た速攻でチャンスも作りました。得点シーンは志知のクロスからですが起点は塩谷。ワンタッチで左に展開して柏に繋ぐと、オーバーラップしてきた志知が正確なクロスを送って加藤のヘッドを導きました。その他にも何度か素晴らしい展開から決定機を作っていて、決して守り一辺倒ではなく「自分たちのサッカー」と貫いていたと思います。スキッベ監督は試合を振り返って「今日みたいな強い相手に対して、我々はフィジカルで劣る部分がありながらも、互角に挑んでこういう結果が得られたのは大きい」と語っていますが、試合出場の機会の少ない選手たちでもしっかりと準備をしてきたことが良く分かる試合内容と結果だった、と言えるのではないでしょうか。
 そして、何と言っても素晴らしかったのは大迫でしょう。シドニーFCが細かいパス交換から何度もビッグチャンスを作りましたが、ことごとく大迫が立ち塞がりました。特に前半15分の決定機はDFに当ってコースが変わったものの反応し、後半26分にはペナルティエリア内からのクロスからのシュートを弾いただけでなく、素早くこぼれ球を抑えました。先に点を取られると、また1点リード後に同点に追いつかれるとどうなるか分からなかった試合展開の中で、大迫のプレーが一番の勝因になったと言えるのは間違いありません。
 この試合の結果、サンフレッチェはグループステージ4連勝で勝ち点を12に伸ばし、ノックアウトラウンド進出を決めました。広島が今後2連敗し、シドニーFCが2連勝すれば勝ち点で並ぶため1位確定ではないものの、残り2試合を「消化試合」にできたのは大きな結果だったと言えます。ACL2の試合から中2日でJ1リーグ戦が行われる、と言う過密日程が3回続きますが、この試合での経験を生かして、チーム全員で乗り越えて欲しいと思います。

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2024/11/07

今日のシドニーFC戦

スキッベ監督は昨日の公式記者会見で「明日のメンバーについては、前回対戦した時とは違うメンバーで臨む形になると思います。我々のチームには非常に面白い若手の選手がたくさんいますし、ハイレベルなパフォーマンスをキープしているベテラン選手もいる」と語り、ターンオーバーで戦うと明言しました。長距離移動の後の試合になりますが、前節はシドニーFCが同様の条件で試合をして素晴らしい戦いを見せています。今日は誰が出ることになっても、広島の選手たちが力を発揮してくれるのではないでしょうか。
 今日の試合会場はシドニーのジュビリースタジアムで、日本時間の午後7時キックオフ。試合中継はDAZNで予定されています。今日も仕事の関係でブログでの速報はできませんので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方は、モバイルサイトの速報などをご覧ください。

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WEリーグ杯GS第6節東京戦

昨日ホームで行われたWEリーグクラシエカップのグループステージ第6節で、サンフレッチェ広島レジーナは日テレ・東京ベレーザと1-1で引き分けてグループA首位となり、準決勝進出を決めました。
 レジーナは前節長野戦から先発3人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       木稲

島袋   左山  中村   藤生
(→吉野90+3分)
     呉屋   森(→渡邊HT)

上野     柳瀬     古賀(→塩田80分)
(→立花69分)
        李(→松本69分)

SUB:福元、市瀬
 対する東京は、GK:野田、DF:坂部、村松、松田、青木(→松永54分)、MF:岩﨑(→土方HT)、木下、北村、FW:山本、菅野、眞城(→氏原84分)、と言うメンバーでした。試合が動いたのは後半5分、高い位置でボールを奪った柳瀬がドリブルで持ち上がって中央にパスを送ると、李がダイレクトで決めて広島が先制しました。しかし後半17分に北村のクロスをクリアし切れず同点に追いつかれ、その後は東京に攻め込まれたものの最後まで攻めの姿勢を崩さず、そのまま逃げ切りました。
 この結果、グループステージを3勝2分け1敗で終えたレジーナが東京を勝点1上回って勝ち抜きを決めました。準決勝に進出したのは逆転でB組を突破したアルビレックス新潟レディースとC組首位のINAC神戸レオネッサ、そしてAFC女子チャンピオンズリーグを戦っている浦和レッズレディース。準決勝は12/8(日)に長崎のピーススタジアムで行われます。

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2024/11/06

シドニーFC戦に向けて

明日はACL2のMD4。サンフレッチェはアウェイでシドニーFCと対戦します。
 ここまでAリーグ・メンを3試合戦ったシドニーFCは、3試合を終えて2勝1敗で3位となっています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
ACL2 MD3  ● 広島     【シ】セゲチッチ、【広】東、ソティリウ
A-league 2 ● オークランド 【オ】バイナケル
A-league 3 ○ ブリスベン  【シ】クリマラ、レオ・セナ、クチャルスキー、【ブ】ワディンガム、ストゥルイク
 第2節のオークランド戦は後半アディショナルタイムに失点して敗戦を喫しましたが、先週金曜日に行われたブリスベン・ロアー戦は2度追いつかれながらも後半終了間際に突き放して勝利しています。明日は中5日でのホームゲーム。2連敗すればグループ3位に落ちる可能性もあるだけに、明日は必勝体制で広島を迎え撃とうとしているに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、スキッベ監督は「シドニーには24人の選手で行こうと思っている」と語っています。目の前の試合を全力で戦うのがスキッベ監督のやり方ではありますが、連敗脱出を賭けた浦和戦が長距離移動を含めて中2日で行われることや、京都戦で無得点に終わったことを考えると、メンバー変更なしで戦う、と言うのは考え難いところ。と言うことでメンバーの予想は難しいのですが、私は次のように考えます。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰  中島

中野              柏

   満田    マルコスJ

      ソティリウ

SUB:田中、イヨハ、青山、川辺、志知、新井、東、加藤、
    アルスラン、パシエンシア、ドウグラス・ヴィエイラ
 MD3を終えて勝点9の広島が勝てば、もう一つの試合の結果に係らず2位以上が確定。また引き分けでも東方×カヤFCの結果次第(カヤFCの勝利)でノックアウトラウンド進出が決まります。厳しい試合が続くものの明日もチーム一丸となって勝点を取って、日本に戻ってきて欲しいと思います。

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2024/11/05

Jユース杯準々決勝神戸戦

昨日行われたJユースカップの準々決勝で、サンフレッチェ広島ユースは延長で神戸U-18に競り勝ち、2017年大会以来のベスト4となりました。広島のメンバーは、GK:小川、DF:梅田(→原46分)、林、小谷、児玉、MF:井上証、野口、小林(→太田110+2分)、長沼(→山里65分)、FW:宗田、井上愛。前半8分にロングパスで相手FWの岡に抜け出されて先制点を許し、後半3分にシュートのこぼれを押し込まれて2点のリードを許しました。しかし広島はその1分後に長沼のクロスのクリアを拾った小林がミドルレンジから決めて反撃の狼煙を上げると、後半8分には相手DFにプレッシャーをかけてボールを奪った井上愛がゴールに流し込んで同点に追いつきました。その後はお互いに得点は生まれず延長に突入。また延長でもなかなか得点がなくPK戦も濃厚となった延長後半アディショナルタイムに、右からのCKを小谷がヘッドで叩き込んで勝ち越すと、その直後に試合終了のホイッスルが吹かれて劇的な逆転勝利を収めました。準決勝は11/9(土)の午後2時からで、会場は味の素スタジアムの隣のAGFフィールド。相手は山形ユースとの競り合いを制して勝ち上がってきた千葉U-18です。

公式記録
試合動画

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2024/11/04

第35節京都戦

昨日ホームで行われたJ1リーグ第35節京都戦は、31試合ぶりに無得点で湘南戦に続いて連敗して、首位を明け渡しました。
 先発メンバーはシドニーFC戦と同じで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  中野   荒木  佐々木

    松本泰  川辺
     (→Dヴィエイラ77分)
新井              東(→塩谷63分)

   加藤    アルスラン
   (→マルコスJ77分)
     パシエンシア(→ソティリウ63分)

SUB:川浪、中島
 対する京都は、GK:太田、DF:福田、アピアタウァ、鈴木、MF:川崎、金子(→福岡12分→ルーカス・オリヴェイラ86分)、平戸(→宮本79分)、佐藤(→米本79分)、FW:マルコ・トゥーリオ(→豊川86分)、原、ラファエル・エリアス、と言うメンバーでした。立ち上がりにチャンスを作ったのは広島で、2分に松本泰がファーストシュートを放つと、6分にはパシエンシアがペナルティエリア内から狙いましたがGKに抑えられます。逆に京都も縦に速い攻撃で攻め込み、12分にはラファエル・エリアスが抜け出して打ちましたが大迫がセーブ。また13分には原に打たれましたが枠外に外れます。前半15分にはパシエンシアの横パスを中野が狙いましたがGKがファインセーブ。続くセットプレーからの流れで加藤と新井がシュートしたものの阻まれます。更に30分には右ポケットからの川辺のクロスをパシエンシアが打ったものの、この日がJ1で2試合目の先発となったGK太田のスーパーセーブに防がれます。対する京都も前半32分に平戸のクロスに原が合わせましたが大迫がファインセーブ。続く原のシュートも大迫が止めます。前半はボール支配率は広島が54%だったもののシュートはほぼ同数の8対9。お互いに決定機を作りあったものの両GKの好守が光り、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半のファーストシュートも広島で、新井のクロスにパシエンシアが合わせましたがGKに止められます。その後はお互いに決定機が作れないままに流れましたが、後半16分、右サイドを突破した福田のクロスを平戸にミドルレンジから決められ、先制を許してしまいました。
 すかさず3枚替えで流れを変えようとするスキッベ監督。新井を左WBに、アルスランをボランチに入れた攻撃的布陣を敷きますが、しかし自陣にブロックを作る京都の強固な守備を崩すことができません。後半22分には速攻から新井がシュートしましたがGK正面。25分にはCKにソティリウが合わせましたが枠外に外れます。京都も手数の少ない攻撃からの追加点を狙い、28分には原のヘッドを大迫がぎりぎりで弾きます。ドウグラス・ヴィエイラとマルコス・ジュニオールも投入してゴールをこじ開けようとする広島。32分には満田のクロスにマルコス・ジュニオールが合わせましたがヒットせず、34分にはアルスランがフリーで打ちましたが枠を捉えることができません。後半アディショナルタイムには、大迫からのフィードで抜け出したマルコス・ジュニオールのパスをソティリウが狙いましたがこれも枠外に外れます。広島は最後まで攻め続けたもののなかなか効果的な崩しはできず、1点が遠いまま試合終了のホイッスルが鳴り響きました。
 モバイルサイトによると加藤選手は敗因として「いつも通りのサッカーができなかった」と語っています。京都が守りを固め、鋭いカウンターで得点を狙ってきたのに対して苦戦したのは確かですが、それは想定されていたこと。いつも通りのサンフレッチェのサッカーができて、チームの実力が発揮できていれば、負けることはなかったはずです。やはり残り試合が少なくなってきて優勝が見えてきたこと、前日に神戸が勝ったこと、前節敗れていて連敗が許されないと言う思いなどから、何としても勝利が欲しいという気持ちがチーム全体の歯車を狂わせてしまったのではないかと思います。2015年の優勝以降は2018年に優勝を争った広島でしたが、当時いたのは青山、佐々木、柏、川辺、松本泰だけ。ほぼ初めての経験となる優勝争いのプレッシャーによって、身体が思うように動かなくなっているに違いありません。リーグ戦の残り3試合はいずれもACL2の試合から中2日で戦わなければなりませんが、むしろその過密日程を逆手にとって、余計なことを考えずに試合に臨む、ぐらいの気持ちで戦った方が、良い結果に結びつくかも知れません。

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2024/11/03

今日の京都戦

中国新聞によると今週の練習ではパシエンシア、ソティリウが紅白戦で複数得点し、ドウグラス・ヴィエイラ、加藤、マルコス・ジュニオールらも調子を上げているとのことです。京都はラファエル・エリアスだけでなくマルコ・トゥーリオ、原大智と前線に強力なメンバーを揃えていますが、相手の攻撃力を恐れることなくチーム全員で戦って、相手よりも1点でも多く得点して勝利して欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンピースウイング広島で、午後1時キックオフ。チケットは前売りで完売しているため当日券の販売はありません。試合中継はDAZNとテレビ新広島で予定されています。今日は仕事の関係でブログ速報はできないので、スタジアムに行けない&中継を見れない方はモバイルサイトの速報などをご覧ください。

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WEリーグ大宮戦中止

昨日ホームで予定されていたWEリーグ第7節大宮アルディージャVENTUS戦は、悪天候のため中止となりました。代替日程は未定とのことです。

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2024/11/02

京都戦に向けて

明日はJ1リーグ第35節。サンフレッチェはホームで京都サンガと対戦します。
 今季は開幕から調子が上がらず、第14節には最下位に転落した京都でしたが、夏場にラファエル・エリアス、米本らを補強した効果が大きく、降格圏を脱出して現在15位となっています。7月以降の公式戦の戦績は次の通り。
22A ○2-1 福岡  【京】原、宮本、【福】田代
天3 ○3-1 清水  【京】原2、平賀
23H △0-0 浦和
24A ○2-1 磐田  【京】OG、ラファエル・エリアス、【磐】ジャーメイン
25H ○3-2 名古屋 【京】ラファエル・エリアス、原、マルコ・トゥーリオ、【名】パトリック2
26A ●0-2 新潟  【新】小野、谷口
27A ○5-3 C大阪 【京】ラファエル・エリアス3、原、福田、【C】ヴィトール・ブエノ、北野、レオ・セアラ
天4 ○2-0 大分  【京】松田、川﨑
28H ○3-0 FC東京 【京】ラファエル・エリアス、原、平戸
30A ○2-1 横浜FM 【京】ラファエル・エリアス、原、【横】OG
天QF ○3-0 千葉  【京】豊川、マルコ・トゥーリオ、平戸
31H △2-2 G大阪 【京】ラファエル・エリアス2、【G】山田、中谷
32A ●0-2 札幌  【札】岡村、近藤
33H ●2-3 神戸  【京】ラファエル・エリアス、マルコ・トゥーリオ、【神】大迫、佐々木、パトリッキ
34H ○2-0 鳥栖  【京】マルコ・トゥーリオ、福田
天SF ●1-2 神戸  【京】マルコ・トゥーリオ、【神】宮代、佐々木
 前節は前半11分にGKのク・ソンユンが一発レッドで数的不利になりましたが、後半20分にマルコ・トゥーリオのミドルで先制すると、後半終了間際にはハーフカウンターから追加点を奪って4試合ぶりの勝利を挙げています。また先週行われた天皇杯の準決勝では一度は同点に追いついたものの、後半10分に勝ち越しを許すとそのまま押し切られて決勝進出を逃しています。残る公式戦はリーグ戦のみとなった京都。現在15位とは言え、降格圏の磐田との勝ち点差は6差しかないだけに、明日は勝って安全圏に逃げ込みたい、と思っているのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、中国新聞によると湘南戦、シドニーFC戦と2試合連続で途中交代となった荒木は一昨日の練習から合流し、昨日はフルメニューをこなしたとのこと。他の選手も休養十分だと思われることから、明日はベストメンバーで戦うことができそうです。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       大迫

  中野   荒木  佐々木

     塩谷  川辺

新井              東

   松本泰   アルスラン

       加藤

SUB:川浪、中島、柏、満田、マルコス・ジュニオール、パシエンシア、ソティリウ
 昨日は神戸が勝利して暫定首位に立っただけに、明日は絶対に勝たなければなりません。自分たちの力を信じて、チーム全員が力を合わせて、明日は勝ち点3をゲットして欲しいと思います。

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2024/11/01

レジェンドマッチのクラウドファンディング

12/21に開催予定の「レジェンドマッチ」実行委員会は、新スタジアムの芝を守るための大型送風機を贈呈するためのクラウドファンディングを行う、と発表しました。今年のエディオンピースウイング広島は猛暑の影響で芝の状態が悪化するなどしていたことから、「未来のレジェンドが、これからもいい状態の芝でプレーできるように」と大型送風機の贈呈を決めたとのこと。返礼品にはレジェンド選手との写真撮影や入場エスコート、ウォミングアップ参加や試合後の懇親会参加などが用意されるとのことです。開始は今日の12時からで、詳細はレジェンドマッチのページをご覧下さい。

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