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2024/05/31

磐田戦に向けて

明日はJ1リーグ第17節。サンフレッチェはホームでジュビロ磐田と対戦します。
 一昨年は18位でシーズンを終えて3度目のJ2降格となった磐田でしたが、横内監督を招聘した昨年はFIFAから補強禁止処分を受けながらも粘り強い戦いで上位をキープして、最終節で栃木を下して東京Vを得失点差で上回った上に、前節まで首位に立っていた清水が引き分けたことから逆転でJ1復帰を決めました。そして補強禁止が明けた今シーズンはほぼ半数の15人を入れ替え。シーズン序盤は熟成不足からかなかなか結果が伴わなかったものの、徐々に勝ち点を積み上げて13位まで上がってきています。今季のここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1H ●0-2 神戸  【神】汰木、佐々木
2A ○5-4 川崎F 【磐】ジャーメイン4、植村、【川】エリソン2、マルシーニョ、山田
3H ●0-1 柏   【柏】古賀
4A ●1-2 G大阪 【磐】ジャーメイン、【G】宇佐美、ダワン
5A ●0-1 鹿島  【鹿】鈴木
6H ○2-0 新潟  【磐】ジェーメイン2
7A ○3-0 京都  【磐】西久保、ペイショット2
8H ●0-1 名古屋 【名】倍井
YLC2 ●0-1 長崎  【長】櫛引
9A △2-2 福岡  【磐】ジャーメイン2、【福】ザヘディ2
10H ○2-0 町田  【磐】松原、ジャーメイン
11A △1-1 横浜FM 【磐】ペイショット、【FM】アンデルソン・ロペス
12A ●2-3 東京V 【磐】ペイショット、ジャーメイン、【V】染野、木村2
13H ●0-3 鳥栖  【鳥】OG、マルセロ・ヒアン、長沼
14A ●0-1 札幌  【札】浅野
15H △1-1 浦和  【磐】金子、【浦】ホイブラーテン
16H ○3-2 湘南  【磐】山田、ペイショット、レオ・ゴメス、【湘】ルキアン、福田
 前節は開始わずか13秒で先制点を奪われ、25分にはPKで2点目を取られると言う苦しい展開となりました。しかし前半のうちに1点を返して反撃の狼煙を上げると、終了間際に2点を奪って劇的な逆転勝利を収めています。ここまで10得点のジャーメインが離脱して以降は得点力不足に苦しんできたものの、レオ・ゴメスが加入後初得点を挙げるなど反撃態勢が整ってきた磐田。明日はより上位への進出のために、勝利を目指した戦いを挑んでくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、荒木が累積警告で出場停止となります。ただ前節は出場がなかったソティリウが調子を上げているとのことなので、少なくとも前線に関しては京都戦と同じメンバーで戦うのではないかと思われます。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       大迫

  塩谷   中野  佐々木

     川村   東

新井            越道

   大橋     松本泰

      ソティリウ

SUB:川浪、細谷、松本大、志知、満田、加藤、ドウグラス・ヴィエイラ
 一時の不調は脱して調子を上げつつあるものの、ホームでは2ヶ月近く勝っていないサンフレッチェ。明日こそはスキッベ・サンフレッチェらしい勇気ある戦いで、満員の観客に勝利をプレゼントして欲しいと思います。

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Jユース杯GS第1節山口戦

一昨日安芸高田市サッカー公園でJユースカップのグループステージ第1試合が行われ、サンフレッチェ広島ユースは3-2で山口U-18を下しました。公式記録によると広島のメンバーは、GK:野呂、DF:青井(→児玉78分)、林、鵜飼(→浅沼66分)、MF:太田、野口、大上免、長沼(→信重HT)、菊山(→牧野66分)、小林(→河上HT)、FW:土井川(→森井59分)。サンフレッチェ広島公式サイトによると前半4分にCKに鵜飼が合わせて先制点を奪うと、その後もボールを支配して39分の小林、41分の菊山のゴールで3-0で前半を終えました。後半は相手にペースを握られ2点を奪われましたが最後は1点リードを守って逃げ切りました。
 なお、今シーズンのJユースカップはグループステージを行った後に、ノックアウト方式のトーナメントが行われます。広島ユースは山口、愛媛、今治と同じN組ですが、ここまでこれら3チーム間の対戦は終わっていて以下の結果となっています。
愛媛U-18  2-3 今治U-18
愛媛U-18  4-1 山口U-18
山口U-18  1-0 今治U-18
広島ユース 3-2 山口U-18

    勝点 試合 勝 分 負 得失差
1愛媛   3     2    1   0   1    +2
2広島    3     1    1   0   0    +1
3今治    3     2    1   0   1     0
4山口    3     3    1   0   2    -3
 広島ユースの試合は残り2試合。6/2の今治U-18戦と6/8の愛媛U-18戦を、第2ラウンド進出を賭けて戦います。

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天皇杯2回戦のチケット

6/12(水)に行われる天皇杯2回戦の対戦相手はFCバレイン下関に決まりましたが、そのチケットの販売を明日の10時から開始します。販売されるのはチケットJFAJリーグチケット、チケットぴあ、ローソンチケット、e+、CNプレイガイドで、サンフレチケットでの販売はありません。詳細はサンフレッチェ広島公式サイトをご覧下さい。

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2024/05/30

U-18日本代表に中島

日本サッカー協会は昨日、フランスで行われる「モーリスレベロトーナメント」を戦うU-19日本代表を発表し、広島から中島洋太朗選手が選ばれました。今回選出されたのは次の26人。
【GK】中村(東京V)、後藤(FC東京U-18)、荒木(G大阪ユース)
【DF】桒原(明治大)、塩川(流通経済大)、尾崎、林(早稲田大)、
    市原(大宮)、髙橋(バルセロナ)梅木(今治)、本間(神戸)、
    喜多(京都)、小杉(ユールゴーデンIF)
【MF】行友(ファマリカン)、大関(福嶋)、平賀(京都)、保田(大分)、
    廣井(筑波大)、小倉(法政大)、神田(早稲田大)、石井(湘南)、
    中島(広島)、佐藤(FC東京)
【FW】塩貝(慶応義塾大)、神田(川崎F)、道脇(熊本)
 このU-19代表はU-21イタリア代表、U-20インドネシア代表、U-23ウクライナ代表、U-23パナマ代表とグループステージを戦い、その後順位決定戦に臨みます。

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2024/05/29

高円宮杯PLウエスト第8節鹿児島城西高戦

週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウエストの第8節で、サンフレッチェ広島ユースは井上愛のハットトリックなどで鹿児島城西高を5-0で下し、2位をキープしました。広島ユースのメンバーは、GK:小川、DF:小谷、木吹、MF:橋本、桝谷、井上証(→野口64分)、中島、小林、長沼(→菊山81分)、FW:井上愛、廣重(→大上免64分)。ゲキサカの記事によると前半8分に橋本がCKを直接叩き込んで先制すると、井上愛が17分、18分、25分にゴールを決めてわずか9分間でハットトリックを達成。更に32分に小林がゴールを決めて、前半だけで5点を奪って勝利しました。第8節はこの試合と大津高×岡山U-18の2試合だけが先週末に行われ、残りの試合は6/16と7/13,14に開催されます。
【第8節】
大津高    4-1 岡山U-18
鹿児島城西高 0-5 広島ユース

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 大津高     19     8    6   1   1   +16
2 広島ユース   19     8    6   1   1   +12
3 名古屋U-18   13     7    4   1   2    +5
4 帝京長岡高   12     7    4   0   3    +6
5 東福岡高    12     7    3   3   1    +2
6 神戸U-18    11     7    3   2   2    +2
7 鳥栖U-18    10     7    3   1   3    -1
8 米子北高     9     7    3   0   4    -5
9 神村学園高    7     7    2   1   4    -7
10 岡山U-18     7     8    2   1   4   -10
11 静岡学園高    4     7    1   1   5    -6
12 鹿児島城西高  2     8    0   2   6   -14

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2024/05/28

Bリーグファイナルのパブリックビューイング

サンフレッチェは今日の午後7時5分から横浜アリーナで開催される「B.LEAGE FINALS 2023-24」の第3戦の広島ドラゴンフライズ×琉球ゴールデンキングスを、エディオンピースウイング広島でパブリックビューイングを行う、と発表しました。開場は午後6時で、入場料は無料だとのこと。ドラゴンフライズはレギュラーシーズンは西地区3位に終わったもののワイルドカード首位でチャンピオンシップに進出し、三遠を2勝0敗で、名古屋Dを2勝1敗で下して決勝進出を果たしています。「下剋上」による初優勝までもう一歩まで来たドラゴンフライズを、広島全体の力で後押ししたいところです。

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中村伸氏がトップチームコーチに就任

プレスリリースによると、レジーナの監督を退任した中村伸氏がトップチームコーチに就任することが決まりました。中村氏は森保監督時代の2014年〜2017年にトップチームコーチを、城福監督時代の2018年〜2019年にヘッドコーチを務めていたので、5年ぶりのトップチームへの復帰と言うことになります。

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2024/05/27

第16節C大阪戦

昨日アウェイで行われたJ1リーグ第16節C大阪戦は、お互いにCKから1点ずつ取ったものの追加点は生まれず、勝ち点1ずつを分け合うことになりました。
 元C大阪の加藤、松本泰、新井が先発。東京V戦から1人入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  中野   荒木  佐々木
       (→越道89分)
     塩谷  川村
     (→松本大90+9分)
新井             東

   加藤     松本泰(→Dヴィエイラ89分)
   (→満田81分)
       大橋

SUB:川浪、志知、ソティリウ
 対するセレッソは毎熊が復帰した以外は福岡戦と同じで、GK:キム・ジンヒョン、DF:毎熊、舩木、鳥海、西尾(→山下90+9分)、MF:田中、奥埜、ブエノ(→清武89分)、FW:レオ・セアラ、クルークス(→為田74分)、ルーカス・フェルナンデス、と言うメンバーでした。立ち上がりからペースを握ったのは広島で、1分にはCKの流れから加藤が狙いましたがヒットせず。6分には大迫を起点に新井が右足で狙いましたがブロックされ、続いてCKに佐々木が合わせましたがクリアされます。また17分にもCKに佐々木が合わせましたがGKの正面。21分には塩谷の縦パスを加藤がダイレクトに狙いましたがブロックされます。その後はセレッソもセットプレーからシュートを放つシーンはあったものの流れは広島。38分には松本泰のパスに大橋が合わせましたがシュートは浮いてしまいます。セレッソは前半44分、ルーカス・フェルナンデスがシュート性のクロスを送ってきましたが枠外に外れて助かります。前半のC大阪のシュートは4本だったのに対して広島は7本。お互いにチャンスを作ったものの守備の集中は堅く、0-0のまま前半を終了しました。
 後半も立ち上がりから広島が攻勢に出て、6分には新井が決定機を迎えましたがGKのファインセーブに防がれます。そして後半7分、新井のCKを荒木がヘッドで押し込んで、広島が先制点を奪いました。これで勢いのついた広島は追加点を奪いに意気、11分には大橋のパスで抜け出した松本泰がGKと1対1になりましたが、GKのファインセーブに防がれます。また13分には新井がシュート。続くCKから佐々木が狙いましたが枠を捉えることができません。対するセレッソも反撃してきて、何度かのピンチは防いだものの後半19分、ルーカス・フェルナンデスのCKを西尾に押し込まれて、同点に追いつかれてしまいました。
 その後は両チームとも勝ち越しを狙ってオープンな展開になります。22分にはCKに西尾が合わせましたが枠外。28分にはクルークスが遠目から狙いましたが枠外に外れます。39分には大橋がプレスをかけてキム・ジンヒョンのキックをブロックしましたが惜しくもシュートは打てません。終盤はお互いに動けなくなる選手が続出して消耗戦になりましたが、お互いに集中を切らさず守り切って痛み分けに終わりました。
 試合後にスキッベ監督は「面白い試合だったと思います。70分間はより優れたチームだたっと思います」と語っていますが、確かに後半15分ぐらいまでは高い位置からのプレスが効いて思い通りのサッカーができていました。C大阪が守りを固めてカウンターを狙う、と言う戦い方をしたためなかなか得点できませんでしたが、しかし何度もセットプレーのチャンスを得てそこから得点できたことは、ほぼ狙い通りだったと言えるでしょう。ただ、後半の後半はC大阪に押し返されて、その流れの中で与えたCKから痛恨の失点。これがなければ勝てたのに、と思うのと同時に、その後は攻め込まれることが多かったことを考えると負けなくて良かった、とも思います。試合後のインタビューによると川村も新井も「疲れた」と言っていますが、さすがに2週間で4試合目と言う連戦の疲れが出てしまったのではないでしょうか。少なくともルヴァンカップをターンオーバーで戦ったC大阪と比較して、疲労度が高かったことが終盤の展開に繋がったように思います。次の磐田戦まで1週間空きますが、その後は週2試合ずつの過密日程を4週間にわたって戦わなければならないだけに、怪我人の復帰とコンディションアップが何よりも必要です。

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広島公式サイト  C大阪公式サイト
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ゲキサカ  戦評
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2024/05/26

今日のC大阪戦

中国新聞によると右膝の怪我で離脱していたドウグラス・ヴィエイラが、開幕戦以来3ヶ月ぶりにメンバー入りすることになるそうです。今季は途中出場の選手がゴールを決めたのはG大阪戦の新井だけ、ということが勝ち切れない試合が続いていた理由の一つでもあるだけに、昨年途中出場で8ゴール挙げたドウグラス・ヴィエイラの復帰はチームの大きな力になりそうです。
 今日の試合会場はヨドコウ桜スタジアムで午後3時キックオフ。試合中継はDAZNのみとなっています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをどうぞ。

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WEリーグ第22節C大阪戦

昨日ホームに歴代最多の6,305人を集めて行われたWEリーグ第22節セレッソ大阪ヤンマーレディース戦は、上野のゴールで1-0で勝って中村伸監督の最後の試合を飾りました。
 レジーナの先発は前節と同じで、以下の布陣で戦いました。
       藤田

渡邊   左山  市瀬   藤生
(→中嶋90+4分)
     小川  柳瀬(→早間90+4分)

立花     上野    松本茉(→島袋56分)
(→髙橋70分)
       古賀(→李56分)

SUB:福元、呉屋
 対するC大阪は、GK:山下、DF:米田、筒井、荻久保、浅山、MF:百濃、高和(→松本奈82分)、宮本、脇坂、FW:田中(→玉櫻76分)、矢形、と言うメンバーでした。試合は広島ペースで続いたもののなかなか決め切れない流れが続いていましたが、後半32分に相手のロングボールを市瀬がはね返すと、髙橋が右サイドに展開したボールを李が持ち上がってクロス。ここに飛び出した上野が左足で合わせて先制点を奪い、そのまま逃げ切りました。この結果、レジーナのWEリーグ3年目は5位でフィニッシュ。これは2年目の昨年と同じ順位で目標としていた「トップ3」には及びませんでしたが、昨季は20試合で6勝6分け8敗だったのに対して今季は22試合で9勝4分け9敗。小川、瀧澤、木稲ら主力に怪我人が続出したにも関わらず昨年を上回る成績を収めることができたのは、移籍や新加入によって戦力に厚みが出ただけでなく、藤田、立花ら3年間戦ってきた選手の成長も大きかったのではないでしょうか。ゼロからチーム作りをスタートして一歩ずつチーム力を上げてきたサンフレッチェ広島レジーナ。来シーズンはWEリーグカップの連覇を目指すとともに、WEリーグでの更なる上位を目指した戦いを続けなければなりません。

サンフレッチェ広島公式サイト
WEリーグ公式サイト
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2024/05/25

C大阪戦に向けて

明日はJ1リーグ第16節。サンフレッチェはアウェイでC大阪と対戦します。
 昨年は前半戦に勝ち点を重ねながら後半に息切れして9位に終わったC大阪は、安定性に欠けた守備ブロックに田中駿太や登里享平らを補強し、初のJ1制覇を目標に今季を迎えました。そして開幕から8試合を5勝3分けと好スタートを切って一時は首位に立ったものの、第9節で初黒星を喫するとその後の6試合は2分け4敗と不調に陥り順位を7位に落としています。今季のここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1H △2-2 FC東京 【C】カピシャーバ、田中、【FC】荒木2
2A △1-1 鹿島  【C】レオ・セアラ、【鹿】植田
3H ○2-1 東京V 【C】香川、レオ・セアラ、【V】木村
4A ○2-0 鳥栖  【C】ブエノ、柴山
5H ○2-0 湘南  【C】舩木、北野
6A △1-1 柏   【C】レオ・セアラ、【柏】マテウス・サヴィオ
7A ○1-0 新潟  【C】レオ・セアラ
8H ○1-0 川崎F 【C】レオ・セアラ
YLC2 ○1-0 岩手  【C】ブエノ
9A ●1-2 名古屋 【C】レオ・セアラ、【名】三國、永井
10H △2-2 横浜FM 【C】レオ・セアラ2、【FM】水沼、榊原
11H △1-1 札幌  【C】レオ・セアラ、【札】浅野
12A ●0-1 G大阪 【G】宇佐美
13H ●1-4 神戸  【C】レオ・セアラ、【神】山口、本多、大迫、宮代
14A ●1-2 町田  【C】レオ・セアラ、【町】オ・セフン、デューク
15H ○3-0 福岡  【C】レオ・セアラ、田中、為田
YLC3 ○1-0 琉球  【C】平野
 前節は早い時間帯に2点をリードすると、相手に退場者が出たこともあって優位に進め、後半アディショナルタイムにもダメ押しの3点目を奪って7試合ぶりの勝利を収めました。そして初めて沖縄の地に渡って戦った水曜日のルヴァンカップでは、リーグ戦から先発10人を入れ替えて戦い、前半途中で数的不利になりながらも何とか1点差を守って逃げ切っています。序盤の好調と、その後の苦しい時期を乗り越えてきたC大阪。同じような軌跡をたどってきた広島相手と言うことで、ここで負けるわけにはいかないと強い気持ちを固めているに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、京都戦、東京V戦と高強度で試合を戦ってきた選手たちの消耗が気になるところ。特に東京V戦で後半早々に交代したソティリウの状態が心配ですが、本人は「怪我は大丈夫」と語っているので出場できると思って良いと思います。他の選手も中3日であればリカバリーは可能と予想して、私は次のメンバーを予想します。
       大迫

  中野   荒木  佐々木

    野津田  川村

新井            志知

   大橋     松本泰

      ソティリウ

SUB:川浪、塩谷、越道、東、満田、加藤、ドウグラス・ヴィエイラ
 京都戦、東京V戦では序盤に2点リードして優位に試合を進めることができたサンフレッチェ。明日も立ち上がりから集中して戦って、できれば早い時間帯に点を取って優位に進めて、そして勝ち点3を持ち帰って欲しいと思います。

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中村の加入内定を発表

サンフレッチェは昨日明治大学のFW中村草太選手の来シーズンの加入が内定した、と発表しました。高崎市出身の中村は前橋育英高から明治大学に進学。昨年度の関東大学リーグでは、16得点12アシストを記録して史上初の得点王&アシスト王を獲得し、年末のインカレではMVPにも輝きました。今季も6得点6アシストを記録するなど大学サッカー界屈指のアタッカーで、来季に向けての目玉の一人として注目されていました。これまで広島の他に浦和や横浜FMの練習に参加していたそうですが、その中で広島を選択したことになります。ここ数年は満田や山﨑、中野ら大学出身ルーキーがチームの主力として活躍する例が多いだけに、来シーズンからの活躍が期待できそうです。

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日本代表に大迫と川村

日本サッカー協会は昨日、ワールドカップアジア2次予選のミャンマー戦、シリア戦に臨む日本代表を発表し、広島から大迫と川村が選ばれました。今回選出されたのは次の26人。
【GK】前川(神戸)、大迫(広島)、谷(町田)
【DF】長友(FC東京)、谷口(アル・ラヤン)、板倉(ボルシア・メンヘングラードバッハ)、
    町田(サンジロワーズ)、冨安(アーセナル)、伊藤(シュツットガルト)、
    橋岡(ルートン・タウン)、菅原(AZアルクマール)
【MF/FW】
    遠藤(リバプール)、南野(モナコ)、守田(スポルティングCP)、鎌田(ラツィオ)、
    相馬(カーザ・ピア)、小川(NEC)、前田、旗手(セルティック)、
    堂安(フライブルク)、上田(フェイエノールト)、田中(ディュッセルドルフ)、
    川村(広島)、中村(ランス)、久保(レアル・ソシエダ)、鈴木唯(ブレンビー)
 3月のアジア2次予選の代表から鈴木彩(シントトロイデン)、渡辺(ヘント)、毎熊(C大阪)、浅野(ボーフム)、佐野(鹿島)が外れ、谷、冨安、鎌田、旗手、鈴木唯が招集されています。このメンバーは6/3からトレーニングを開始し、6/6のミャンマーとのアウェイゲームを終えた後に6/8から広島で調整して、6/11にエディオンピースウイング広島で開催されるシリア戦に臨みます。

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2024/05/24

ルヴァン杯プレーオフラウンドのチケット販売

ルヴァンカップのプレーオフラウンドの対戦相手はFC東京となりましたが、1st legは6/5(水)に味の素スタジアムで、2nd legは6/9(日)にエディオンピースウイング広島で行われます。ホームゲームのチケットはシーズンチケット対象外の試合と言うことで、まずはシーズンチケット保持者を対象に5/28に前売りチケットの先行販売を開始。5/29からはプレミアム会員、5/30からはその他の有料会員の先行販売を行い、5/31から一般販売を開始します。チケットの購入方法など詳細は、サンフレッチェ広島公式サイトをご覧下さい。
 なお1st legの前売りチケット販売は5/25からで、FC東京のSOCIO会員の先行販売の後に5/27から一般販売が開始されます。こちらの販売方法に詳細については、FC東京の公式サイトをご覧下さい。

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2024/05/23

ルヴァン杯1stラウンド3回戦東京V戦

昨日アウェイで行われたJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦で、サンフレッチェ広島は東京Vに3-2で勝利し、プレーオフラウンド進出を決めました。
 サンフレッチェのメンバーは京都戦から2人入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  中野   荒木  佐々木(→越道79分)

     塩谷  川村
     (→野津田HT)
新井直             東

   大橋     松本泰
   (→加藤HT)
      ソティリウ(→満田49分)

SUB:田中、青山、志知、柏、ドウグラス・ヴィエイラ
 対する東京Vは町田戦から山田楓喜以外の全員を入れ替えて、GK:長沢、DF:山越(→見木HT)、山田裕、平(→林HT退場89分)、深澤、MF:山田楓(→新井悠HT)、山本(→綱島59分)、稲見、山見、FW:齋藤、古川(→山田剛67分)、と言うメンバーでした。ファーストシュートは東京V(4分の古川のミドル)でしたが、しかしそのすぐ後に先制したのは広島。松本泰のパスで左のスペースに抜けた東がクロスを入れると、逆サイドからの新井直の折り返しを大橋が押し込みました。
 これで流れをつかんだ広島は、その後も高い位置からのプレスで追加点を奪いに行きます。11分の松本泰のクロスは大橋には合わなかったものの、13分に相手の横パスを奪った大橋がソティリウとのワンツーでペナルティエリアに侵入し、浮かしたシュートをゴールに沈めて追加点を奪いました。
 この後も広島が圧倒的に押し込んで、21分にはCKにソティリウが合わせましたが枠外。36分には新井直が直接FKを狙いましたがGKが正面でキャッチします。東京Vも31分と33分に左サイドからチャンスを作ろうとしたものの新井直と中野が対応します。45分には松本泰のクロスにソティリウがヘッドで合わせましたが枠外に外れ、点差は2点ながら内容差を見せつけて2-0でハーフタイムを迎えました。
 後半から3枚替えで流れを変えようとする城福監督。広島も後半頭からの2人に加えて、ソティリウに代えて満田を投入します。9分には東京VにハンドがあったもののVARが無いこともあってノーファウル。広島は満田、加藤、松本泰らが流動的に攻撃を構築しまて東京Vを押し込みます。しかし20分ごろからは東京Vがペースをつかみ、22分には見木にミドルを打たれたものの枠外に外れて助かります。そして後半28分、齋藤のスルーパスが深澤に繋がり、クロスに反応した見木に決められ広島のリードは1点になりました。
 対する広島は後半31分、相手からボールを奪った川村が左に展開して駆け上がると、松本泰のパスを押し込んで再び点差を2点に広げます。しかし東京Vも37分、FKから見木が決めてまたもや点差は1になります。意気上がる東京Vに対してスキッベ監督は敢えて動かず、時間を消費して逃げ切る戦略に出ます。後半44分にはルーズボールに競り合った満田を林が押し倒して2枚目のイエローカードで退場。数的有利になった広島はその後は落ち着いてボールをキープしてアディショナルタイム7分も含めて守り切って、アウェイの地に勝利の歓喜が響き渡りました。
 東京Vの山田剛選手は試合後に「相手の圧力にビビって、回したいのか、蹴るのかというのがハッキリできていなかった。相手も一人ひとりのレベルが高くて、強さもうまさもあった」と語っていますが、前半は広島が「格の違い」を見せた、と言っても良いぐらいの試合内容だったと思います。リーグ戦からメンバーを2人入れ替えた、とは言え交代で先発した塩谷も東も本来のレギュラー。「ベストメンバー」の広島に対して、1人を除いてサブ組が並んだ東京Vと言うことで、力の差は明らかだったように見えました。先制点は松本泰の素晴らしいパスで左のポケットに抜け出した東がクロスを送ると、逆サイドのWBが折り返して中央に飛び込んだ大橋が決めました。また2点目は相手横パスをカットした大橋がソティリウを使って一気に縦に突破して決めた、と言うもの。いずれも広島が狙っている得点パターン通りだったと言えます。この後も広島がゲームを支配して東京Vにはほとんどチャンスを与えず、早く3点目を取っていれば京都戦のような一方的な結果になった可能性もあったと思います。
 そして後半の前半も広島が攻め込んでいましたが、しかし20分頃から相手にペースを握られカウンターから失点して1点差。川村の見事なゴールで点差を2点に広げたものの、セットプレーから再び1点差に迫られて冷や汗をかくこととなりました。相手が見木、林、綱島ら本来のレギュラーを投入してきたから、と言うのもあるとは思いますが、それよりも広島の方に中2日の影響が出てきた、と言って良いのではないかと思います。実際、モバイルサイトによると川村選手は「前半をいい形で終えた中で、後半はギアが落ちてしまった...めっちゃ疲れました(苦笑)。もうめちゃくちゃ、重かったですね」と語っていますが、後半の後半は明らかにチーム全体の出足が遅くなり、ボールホルダーへの寄せが遅くなったことが東京Vの反撃を許した原因だったと思います。そんな中でもきっちりと追加点を奪い、最後は落ち着いて時間を使って勝利と言う結果を出したことは、チームとして大きな結果だったと言えるでしょう。
 このルヴァンカップ3回戦は過密日程を考慮して多くのチームがターンオーバーで戦いました。その結果、神戸がJ3の富山に、浦和がJ2の長崎に敗れて敗退。札幌はJ3の長野にリードされていたものの後半アディショナルタイムのゴールで追いつき、PK戦の末にようやく勝ちを収めています。10チームが1stラウンドを勝ち抜いたルヴァンカップは、6月第1週にホーム&アウェイでプレーオフラウンドが行われますが、これにより6月は1ヶ月の間に9試合を戦う過酷な日程となることが確定しました。リーグ戦とカップ戦の両方のタイトルを獲得するためには、これまで以上にチーム一丸となって戦って行かなければなりません。

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2024/05/22

中村伸監督が退任

サンフレッチェは昨日、レジーナの中村伸監督が今季限りで退任する、と発表しました。鳥栖と仙台で選手としてプレーした中村氏は引退後に仙台のアカデミーのコーチ、監督を経験して2012-13年は仙台のトップチームコーチ、2014年からは広島のトップチームのコーチを務め、2021年に新たに設立されたサンフレッチェ広島レジーナの監督に就任しました。そして全くのゼロからチームを作り上げて、初めてのシーズンはWEリーグ6位。2年目は5位と徐々に順位を上げ、今シーズンはWEリーグカップ優勝に導きました。今季のリーグ戦はトップ3の一角を崩すべく臨みましたが、しかし小川や瀧澤ら主力に怪我人が相次いだこともあってスタートダッシュに失敗。中断明けには新戦力を積極的に起用して新たな可能性を見せたものの、最後まで戦いは安定せず今シーズンの5位以下が確定しています。中村監督も語っているようにレジーナは「ここまでの積み上げをベースに、レジーナは次のフェーズに移る段階に入った」のは確か。新しい監督を迎えて、今度こそトップ3を目指さなければなりません。

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AFCクラブライセンス

Jリーグは昨日、「2024/25シーズン AFCクラブライセンス判定結果」を発表し、ACL2の出場権を獲得しているサンフレッチェにAFCクラブライセンスが交付されたものの、「人事体制・組織運営基準に関するB等級基準」の3項目で未充足と判定されました。未充足とされた「テクニカルダイレクター、トップチームのゴールキーパーコーチ、トップチームのフィットネスコーチ」ですが、2022年度から専門のライセンスを必要とする規定が加わっていたとのこと。例えばテクニカルダイレクターはA級コーチジェネラルが該当するそうですが、短期間で資格を取得することが極めて困難であることから、Jリーグとしては「未充足であっても制裁を科さない」と言う方針としていました。AFCのクラブライセンス判定においては「制裁が必須」と言うことで今回はクラブ名が公表されたもののライセンス交付には影響はありませんでしたが、昨年同様の指摘を受けた横浜FMは今回はクリアしているところから判断すると、サンフレッチェとしてもいずれは対応しなければならないのではないかと思われます。
 因みにサンフレッチェに関しては、5/11のエディオンピースウイング広島におけるフラッグ掲出用バトンの落下事故を受けて「迅速な原因究明に努め、再発防止策も含めてJリーグへ速やかな報告を行うこと」との通知を受けたとのこと。スタジアムの安全性に問題があればクラブライセンスの取り消しもありうることから、早急な対応が必要です。

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今日の東京V戦

サンフレッチェ広島公式サイトによるとスキッベ監督は「一番良いメンバーで臨みたい」と語っています。対する東京Vの城福監督は町田戦の大敗を受けて「チーム内競争」を課題として挙げていたそうで、「回復期間が短いこと、また2回戦の状況などから、この試合ではリーグ前節のメンバーから大幅な変更が予想される」(東京V公式サイト)とのこと。前節は大勝と大敗と対照的な結果となった両チームですが、これを受けて今後どのように戦うかを問われる試合となりそう。サンフレッチェとしては誰が出ることになっても、また相手がどんなメンバーでもいつも通りのサッカーを貫いて、勝利でプレーオフラウンド進出を決めて欲しいと思います。
 今日の試合会場は味の素スタジアムで、午後7時キックオフ。試合中継はスカパー!プレミアムサービスのch585で生放送が、スカパー!番組配信スカパー!SOCCERアプリSPOOXで生配信が予定されています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&スカパーや生配信を見れない方はこちらをどうぞ。

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2024/05/21

東京V戦に向けて

明日はJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦。サンフレッチェはアウェイで東京Vと対戦します。
 昨年はプレーオフを勝ち抜いてJ1に復帰した東京Vは、3シーズン目を迎える城福監督がJ1で最も若い平均年齢25.2歳のメンバーを率いて16年ぶりのJ1リーグに臨みました。そしてシーズン序盤は試合終了間際の失点が続いてなかなか勝てなかったものの、その後は徐々に調子を上げて12位まで浮上しています。今季のこれまでのリーグ戦の戦績は次の通り。
1H ●1-2 横浜FM 【V】山田、【FM】アンデルソン・ロペス、松原
2A △1-1 浦和  【V】木村、【浦】ショルツ
3A ●1-2 C大阪 【V】木村、【C】香川、レオ・セアラ
4H △2-2 新潟  【V】山田、翁長、【新】谷口、長倉
5H △2-2 京都  【V】染野2、【京】豊川、原
6A ○1-2 湘南  【V】谷口、山見、【湘】ルキアン
7H △1-1 柏   【V】山田、【柏】木下
8H △2-2 FC東京 【V】見木、染野、【FC】遠藤2
YLC2 ○1-0 鹿児島 【V】山本
9A △0-0 川崎F
10H △0-0 福岡
11A ○2-0 鳥栖  【V】木村、松橋
12H ○3-2 磐田  【V】染野、木村2、【磐】ペイショット、ジャーメイン
13A △3-3 鹿島  【V】齋藤、木村、見木、【鹿】鈴木、名古、植田
14H △0-0 G大阪
15A ●0-5 町田  【町】OG、藤尾2、柴戸、エリキ
 昇格組対決となった前節は前半11分に先制点を奪われると、その後も有効な手を打てないままに圧倒されて敗れています。「完敗でした...この負けを、大敗を、次に生かしたい」と悔しさを絞り出していた城福監督。明日はチームを立て直す機会として、思い切った手を打ってくる可能性もありそうです。
 対するサンフレッチェですが、前節はメンバーを大きく入れ替えて素晴らしい勝利を収めました。その流れをキープするのか、それともベンチスタートとなっていた選手を再び起用するのか。スキッベ監督が野津田と大橋をハーフタイムで下げた理由を「まずは(二人の)負荷を落としたい、かけすぎたくない」と語っていたことから考えて、京都戦と同じメンバーを起用する、と予想します。
       大迫

  中野   荒木  佐々木

    野津田  川村

新井            志知

   大橋     松本泰

      ソティリウ

SUB:川浪、塩谷、松本大、柏、東、越道、満田、小原、加藤
 一発勝負のルヴァンカップは、負けたら終わり。2年ぶりの優勝のためには、絶対に勝たなければなりません。明日は誰が出場することになってもチームのために全力を尽くして、勝って広島に帰ってきて欲しいと思います。

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高円宮杯PLウエスト第7節名古屋戦

先週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウエストの第7節で、サンフレッチェ広島ユースは名古屋U-18に競り勝ち、3試合ぶりの勝利で順位を2位に上げました。広島のメンバーは、GK:小川、DF:小谷、木吹、児玉、MF:橋本(→鵜飼80分)、桝谷、中島、小林(→野口90+1分)、長沼(→大上免78分)、FW:井上愛、廣重(→菊山90+1分)。ゲキサカの記事によると立ち上がりからペースを握ったのは広島で、2分には中島、3分には廣重がシュートを放つなどビッグチャンスを作りました。しかし先制点は名古屋で、前半31分にビルドアップの乱れを突かれてクロスからヘディングシュートを決められました。しかし広島は前半39分に井上愛が打ったシュートは一度はGKに弾かれたものの、こぼれ球を決めて同点に追いつき、後半7分には長沼のクロスを井上愛が決めて逆転に成功しました。更に14分にはFKのこぼれを小林がミドルレンジから決めて3-1。後半アディショナルタイムにCKから1点を奪われたものの、「内容的には一番良い」(野田監督)勝利で、連覇に向けての再スタートを切りました。第7節の全結果と順位表は次の通り。
【第7節】
神村学園高 2-2 神戸U-18
岡山U-18  1-1 鹿児島城西高
帝京長岡高 1-6 大津高
広島ユース 3-2 名古屋U-18
鳥栖U-18  1-1 静岡学園高
米子北高  3-2 東福岡高

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 大津高     16     7    5   1   1   +13
2 広島ユース   16     7    5   1   1    +7
3 名古屋U-18   13     7    4   1   2    +5
4 帝京長岡高   12     7    4   0   3    +6
5 東福岡高    12     7    3   3   1    +2
6 神戸U-18    11     7    3   2   2    +2
7 鳥栖U-18    10     7    3   1   3    -1
8 米子北高     9     7    3   0   4    -5
9 神村学園高    7     7    2   1   4    -7
10 岡山U-18     7     7    2   1   4    -7
11 静岡学園高    4     7    1   1   5    -6
12 鹿児島城西高  2     7    0   2   5    -9

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2024/05/20

第15節京都戦

昨日アウェイで行われたJ1リーグ第15節京都戦は、新井のハットトリックなどで5-0で快勝し、連敗を2でストップしました。
 前節から先発5人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  中野   荒木  佐々木

    野津田  川村(→満田72分)
    (→東HT)
新井            志知

   大橋     松本泰(→小原70分)
   (→加藤HT)
      ソティリウ(→越道64分)

SUB:川浪、塩谷
 対する京都は、GK:ク・ソンユン、DF:麻田、松田(→武田HT)、鈴木義、MF:福田(→宮本58分)、川﨑、金子(→平賀75分)、佐藤、FW:山﨑、原(→一美75分)、豊川(→宮吉70分)、と言うメンバーでした。ファーストシュートは京都で、0分にロングボールのこぼれを福田が打ってきましたが枠外に外れます。対する広島は前半8分、大橋が相手からボールを奪うとドリブルで前進して右のソティリウへ。ソティリウのゴール前を横切るクロスに飛び込んだ川村が押し込んで、広島が先制点を奪いました。続いて11分には松本泰がヘッドで左のポケットにボールを送ると、ソティリウがゴールラインぎりぎりでキープして中央へパス。これを新井が左脚でダイレクトで蹴り込んで、あっという間に2点のリードとなりました。
 この後も広島は貪欲に追加点を狙い、19分には松本泰のシュートが大橋に当たり、中野のシュートは枠外。22分には川村がミドルを放ちましたが大きく上に外れます。そして前半24分、左からの志知のCKをニアに位置した新井がヘッドで流し込んで、3点差に広げました。
 この後も広島はペースを握り続け、36分には志知が強烈なシュートを放ちましたがGKが反応。前半アディショナルタイムには志知のクロスに新井が飛び込みましたが枠外に外れます。Jリーグ公式サイトのスタッツによると前半の京都のシュート1本に対して広島は9本。点差どおりの内容の差で、ハーフタイムを迎えました。
 後半からシステムを変更して流れを変えようとする曺監督。対する広島も加藤と東を投入して更に点を取りに行きます。そして後半9分、右サイドからのスローインを受けに入ったソティリウがスルーすると、ゴール前に走り込んだ松本泰が見事な反転シュートを決めて、リードを4点に広げました。
 この後も自在に攻める広島。11分には新井の強烈なシュートはGKが弾き、こぼれ球を東がシュートしましたが枠外。16分には川村がミドルシュートを放ちましたがポストに弾かれます。そして後半23分、ペナルティエリアのすぐ外からのFKを新井が蹴ると、これがGKの手を弾いてゴールの右上隅に突き刺さって、新井自身初となるハットトリックで5点目を追加しました。
 何とか1点でも返したい京都は、攻撃的な選手を次々と投入して来ます。そして35分には平賀のドリブル突破から一美が打ちましたが大迫がキャッチ。39分には一美にシュートを許し、42分には宮吉に狙われましたが枠外に外れます。終盤は相手に何度か攻め込まれたもののゴール前にしっかりと鍵をかけて、7試合ぶりの無失点勝利で試合を終えました。
 リーグ戦2連敗。しかも6試合勝ち無しと言う苦境を打開するためにスキッベ監督が打った手は、これまで全試合に先発してきた塩谷、満田、加藤、東をベンチスタートとし、野津田、新井、志知を先発起用。また右ストッパーには中野を入れる、と言う布陣でした。スキッベ監督は「ここ1試合は納得のいかないプレーや結果だったので、(先発の変更は)ほかの選手へチャンスを与える良い機会だと考えました」と語っていますが、とにかくここ1ヶ月の悪い流れを変えるべく、思い切った手を打ってきたと言って良いでしょう。そしてその結果は大当たり。新井がハットトリックの大活躍を見せただけでなく、志知はCKから新井のゴールをアシストし、強烈なシュートを見舞うなど随所で存在感を見せました。また野津田も川村との頻繁なポジションの入れ替えをしつつ攻守に奮闘。「ハーフタイムに太ももに少し違和感があったので、リスクを回避」(スキッベ監督)したことにより前半のみの出場となりましたが、ここまで途中出場3試合だけだった鬱憤を晴らす素晴らしいプレーだったと思います。これに加えてここまで怪我の影響かミスが目立ったソティリウが、攻守に奮闘して2アシスト。(松本泰のゴールにも絡んだと言えば3アシスト。)また松本泰も川村もいつも以上に躍動的なプレーでゴールを決めてくれました。更に途中出場となった満田も持ち味の「火の玉プレス」を見せるなど、出場した選手全員が魂のこもったプレーを見せてくれていたと思います。前節の試合後にマルコス・ジュニオールがチームに足りないものは、と言う問いに対して「自分としては分かっているつもりですけど、でもこれは監督に任せています」と語っていますが、まさに彼が言いたかったことをチーム全体で体現したことによる勝利だった、と言えるのではないでしょうか。
 それにしても驚いたのは、新井のハットトリックでした。守備も攻撃も、またどのポジションもこなせる万能性が彼の持ち味だ、とは聞いていましたが、それにしてもここまでやれるとは。1点目は広島デビューとなったG大阪戦で見せたゴールと同じパターンでしたが、2点目はCKからのヘディング、3点目は右足のFKと全部違う形のゴール。それぞれが非常に高い技術に裏打ちされたもので、彼自身のポテンシャルを最大限に示した3得点だったと言えます。電撃移籍から2ヶ月経って、ようやくチームの中での自らの生かし方を見つけたのかも。これまで広島の右サイドは中野と塩谷のセットが主軸でしたが、この日の新井+中野の組み合わせは新しい可能性を示したものだった、と言えそうです。
 第15節は上位陣に勝ったチームが多かったことから、広島の順位は8位のままとなりました。首位・町田との勝ち点差は10に開いていますが、しかし残るリーグ戦は26試合。今後まだまだ波乱万丈があるはずです。昨年も第13節から11試合を2勝2分け7敗と苦しい時期がありましたが、その苦境がチームを成長させてその後の躍進に繋がったわけで、むしろ勝負はこれから。まずは水曜日のルヴァンカップに勝利し、その後のリーグ戦でも勝ちを積み重ねて上位を追撃して欲しいと思います。

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2024/05/19

今日の京都戦

中国新聞によると、マルコス・ジュニオールは筋肉系の怪我で欠場の見込みだとのこと。ここ2試合で1ゴール1アシストの「切り札」なしで戦わなければなりませんが、それ以前に早い時間帯での失点を防いで追いかける展開にはしたくないところ。今日はこれまで以上に集中して試合に臨み、最後まで全員で戦い抜いて42日ぶりの勝ち点3をゲットして欲しいと思います。
 今日の試合会場はサンガスタジアム by KYOCERAで午後2時キックオフ。試合中継はDAZNのみとなっています。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。

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WEリーグ第21節新潟戦

昨日アウェイで行われたWEリーグ第21節新潟レディース戦は、上野と李のゴールで2-0で勝って5位をキープしました。
 レジーナはここまで全試合に先発出場していた中嶋が欠場。左WBには松本を起用して、以下の布陣で戦いました。
       藤田

渡邊   左山  市瀬   藤生

     小川  柳瀬(→早間76分)

立花     上野     松本(→島袋60分)
(→髙橋76分)
       古賀(→李55分)

SUB:福元、呉屋、笠原
 対する新潟は、GK:平尾、DF:白井(→白沢HT)、三浦、山谷、園田、MF:石田(→上尾野辺63分)、川村、杉田(→下吉84分)、FW:川澄(→田中84分)、滝川、道上(→山本71分)、と言うメンバーでした。序盤から攻勢に出たのは広島で、5分には松本のパスを古賀がシュートしたもののGKがキャッチ。10分にはロングパスで抜け出した松本の仕掛けから古賀が決定機を迎えましたがGKが反応します。19分には右からのクロスに滝川がヘッドで合わせられたものの藤田が落ち着いてキャッチ。20分には川澄にフリーでシュートを打たれましたが藤田が好反応で防ぎます。21分にはカウンターから立花が抜け出しましたがシュートは杉田にブロックされます。その後も広島が優位に試合を進め、前半終了間際にはセットプレーから何度も新潟陣内に攻め込みましたが守備は崩せず、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半立ち上がりは新潟が攻勢に出て、3分にはFKから狙われましたが藤田がキャッチします。その後はハイプレスから広島が押し返し、6分にはCKの流れから古賀がシュートし、リフレクションを市瀬が押し込もうとしましたがGKにキャッチされます。13分にはCKのクリアボールを左山が狙いましたが惜しくも枠外。18分の島袋のシュートはGK正面を突きます。そして後半22分、立花が奪ったボールを上野が思い切ってミドルシュート。これが見事にゴールに突き刺さって、広島が先制点を奪いました。
 この後は新潟が反撃して、29分には滝川にシュートを打たれましたが藤田が抑えます。32分には右のペナルティエリア内からの髙橋のパスを上野が打ちましたがDFがブロック。35分には左からのクロスを髙橋が落として李がシュートしましたが上に外れます。そして後半39分、早間の左からのクロスを髙橋が折り返すと、詰めていた李が押し込んでリードを広げます。その後も広島は前への姿勢を崩さず、45+2分には早間がミドルを放ちましたが枠外に外れます。最後は新潟に攻め込まれ、田中に決定的なシュートを打たれたものの枠外に外れて、そのまま逃げ切りました。

サンフレッチェ広島公式サイト
WEリーグ公式サイト
日刊スポーツ

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2024/05/18

京都戦に向けて

明日はJ1リーグ第15節。サンフレッチェはアウェイで京都サンガと対戦します。
 J1復帰2年目だった昨年は1年目の16位を上回って13位だった京都は、鈴木義、鈴木冬、宮本らチョウ・キジェ監督の薫陶を受けた選手を補強して今シーズンを迎えました。そして今季は川崎Fと神戸に勝利する、と言う輝きは見せたもののなかなか波に乗ることができず、現在最下位に沈んでいます。今シーズンのこれまでの戦績は次の通り。
1A △1-1 柏   【京】安齋、【柏】マテウス・サヴィオ
2H ●1-2 湘南  【京】豊川、【湘】田中、鈴木章
3A ○1-0 川崎F 【京】川﨑
4H ●2-3 横浜FM 【京】佐藤、川﨑、【FM】水沼、アンデルソン・ロペス2
5A △2-2 東京V 【京】豊川、原、【V】染野2
6A △0-0 G大阪
7H ●0-3 磐田  【磐】西久保、ペイショット2
8A ●0-1 鹿島  【鹿】濃野
9H ●0-1 新潟  【新】谷口
YLC2 ●2-3 長野  【京】飯田、平賀、【長】三田、黒石、杉井
10A ○1-0 神戸  【京】原
11A ●1-2 FC東京 【京】平賀、【FC】バングーナガンデ、ディエゴ・オリヴェイラ
12H ●0-3 町田  【町】オ・セフン、ナ・サンホ、デューク
13H ●2-3 福岡  【京】宮吉、OG、【福】佐藤、田代、紺野
14A ●0-3 浦和  【浦】安居、渡邊、チアゴ・サンタナ
 前節は立ち上がりこそ京都がペースを握ったものの、徐々に押し返されて前半42分に最初の失点。後半も入りは良かったもののビッグチャンスをものにできずにいると浦和に着々と点を奪われ、最後はアピアタウィアが退場になると言うおまけ付きの完敗を喫しています。良い流れからチャンスを作っても決め切れず、守備が耐え切れずに失点する、と言う展開が続いている京都。特に今季ホームでは勝ちがないだけに、明日こそ勝って連敗を脱出し、ホームのサポーターとともに勝利を祝おう、と決意を固めているのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、怪我人が戻ってきているもののチームにフィットしているとは言い難いのが難しいところ。明日は連敗脱出のために、先発メンバーを入れ替えてくる可能性もありそうです。と言うことで、希望を込めての私のメンバー予想は次の通り。
       大迫

  塩谷   中野  佐々木

    松本泰  川村

新井           越道

   加藤   マルコスJ

       大橋

SUB:川浪、荒木、松本大、東、柏、満田、ソティリウ
 2試合連続で序盤に2失点したことが連敗に繋がったサンフレッチェ。明日は立ち上がりから集中して戦って、主導権を渡さないようにしなければなりません。明日はいつも以上に選手全員で力を合わせて、1ヶ月ぶりの勝利を挙げて欲しいと思います。

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2024/05/17

紫熊倶楽部6月号

先週発売された「紫熊倶楽部」の6月号(Vol.316)を紹介します。最初の記事は、川崎F戦で今季初得点を挙げた加藤選手。それまで無得点だった苦しみと、今後に向けての期待を綴っています。「SIGMACLUB SPECIAL DOCUMENT」で取り上げられているのは松本泰志選手。2019年に開幕からスタメンに抜擢されて日本代表にも選出されながらその後はポジションを失った彼は、その後は福岡とC大阪へのレンタルを経験して広島に帰還。スキッベ監督の下で「自由」を得て、今度こそ飛躍しようとしています。
 これに続くのは中島洋太朗選手のロングインタビュー。子供の頃から「プロになる」と思いながらサッカーをしてきた彼の成長の軌跡を追っています。「紫熊短信」を挟んで、「エディオンピースウイング広島は本当の意味でのホームスタジアム。数字で確認してみた」と言う記事。これに「レジーナ選手名鑑」と「READER'S AREA」「オフィシャルストアに行ってみた」が続きます。インタビューはマルコス・ジュニオール、ピエロス・ソティリウ、荒木隼人、松本大弥、島袋奈美恵、早間美空の各選手。またレジーナのINAC神戸戦で行われたビアガーデン企画を紹介しています。「MATCH REPORT」はJ1の福岡戦、札幌戦、川崎F戦、新潟戦、名古屋戦とルヴァンカップの奈良戦、WEリーグの仙台戦、神戸戦、埼玉戦、浦和戦、長野戦、相模原戦。そして最後は「SIGMA CALENDER」となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は税込396円。エディオンピースウイング広島のオフィシャルショップ、広島県内の大手書店、及び東京・銀座のtauで販売中です。また通販は公式オンラインショップからどうぞ。

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2024/05/16

第14節鹿島戦

昨日ホームで行われたJ1リーグ第14節鹿島戦は、序盤に失った2点を取り返せず、終盤にも突き放されて1-3で敗れ、連敗で順位を9位に落としました。
 川村が4試合ぶり、また大橋が3試合ぶりに復帰して、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木
       (→ソティリウ55分)
     川村   東(→松本泰HT)

中野           越道

   加藤      満田(→マルコス・ジュニオールHT)
   (→新井81分)
       大橋(→柏81分)

SUB:川浪、松本大
 対する鹿島は、GK:早川、DF:濃野、植田、関川、安西、MF:知念、佐野、名古、仲間(→樋口78分)、FW:師岡(→チャヴリッチ71分)、鈴木(→ミロサヴリェヴィッチ88分)、と言うメンバーでした。2分にファーストシュートを加藤が放ったものの、前半4分に東がボールを奪われたところからカウンターを受け、濃野のシュートは佐々木がブロックしたものの、その直後のCKから植田に決められて先制点を許してしまいました。これで勢いの出た鹿島は7分には鈴木が危険なクロス。また12分には植田のロングパスを仲間が折り返して名古が仕掛けましたがクリアします。そして12分、右からカットインしてきた師岡を越道が倒してしまってPKを与えると、これを鈴木に決められ点差は2点に広がりました。
 その後は広島も反撃を開始し、16分には中野がクロスを入れましたが弾かれ、18分には越道が左に抜け出しましたがクロスはブロック。19分にも越道がクロスを入れましたが会いません。鹿島も24分にロングパスから仲間がループシュートを打ちましたが大迫がキャッチします。27分には越道のクロスを満田が落とし、加藤がシュートしましたが惜しくも枠外。30分には満田のクロスに荒木が合わせましたがGKがキャッチ。31分には越道がカットインしてシュートしましたが枠を捉えることができず。35分にはロングパスで抜け出した満田が角度のないところからシュートしましたがサイドネットに行きます。また40分にはCKのこぼれを塩谷が狙いましたが上に外れます。前半トータルでは広島のシュート6本は鹿島を上回ったもののネットは揺らすことができず、鹿島の2点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半からマルコス・ジュニオールと松本泰を投入した広島。更に10分には荒木に代えてソティリウを投入して攻撃の圧力を強めようとします。10分には松本泰のクロスにソティリウが合わせましたが枠外。15分にはカットインから越道がシュートしましたがDFにブロックされ、直後の加藤のシュートも防がれます。そして後半20分、知念の横パスを奪ったマルコス・ジュニオールが狙いすましたシュート。これが見事にネットに突き刺さって、1点差に迫りました。
 その後は鹿島も再び攻撃のギアを上げて、22分には名古がシュートしましたが枠外に外れ、28分には安西のパスからチャヴリッチに打たれましたが大迫が反応します。また33分には濃野にフリーでシュートを打たれましたが大迫が素晴らしい反応で弾きます。しかし後半39分、中盤でソティリウがキープできず、奪った佐野がそのままドリブル突破してDFを引きつけると、横パスをチャヴリッチに決められ再び鹿島のリードが2点に広がります。広島は最後まで諦めずに攻め続けたものの決定的なシーンを作れず無念の敗戦。スタンドからブーイングが鳴り響きました。
 2試合連続の3失点となりましたが、これらはいずれもミス絡み。1点目は植田に2人マークに行っていたにも関わらずクリアできず、2点目は越道が「焦ってしまった」ことによる不要なタックルがPKになりました。更に3点目はマルコス・ジュニオールとソティリウのパス交換を佐野に狙われ、一気のドリブルを誰も止めることができずにチャヴリッチのゴールを許しています。チームが勝てないことによりプレーに迷いが生まれ、それがミスに繋がっていると言う感じで、スキッベ監督が語っているように「メンタルの問題」と言わざるを得ないように思います。これを解決するのはそう簡単ではないとは思いますが、しかし基本的には今まで作り上げてきたサッカーを信じて続けるしかないはず。監督と選手には何とか自信を取り戻して、次こそ本来のサッカーで勝利をゲットして欲しいと思います。

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2024/05/15

今日の鹿島戦

モバイルサイトによるとスキッベ監督は「ここ2〜3試合、レギュラーで何人か欠けていたいた選手が...今はもう全員がほぼ戻っている。そこは期待できる」と語っています。このところ1ヶ月ほど勝てていませんが、しかし主力を含めた8〜9人がいない状態でも勝点を積み重ねてきたのも事実。名古屋戦でも前半20分ごろから後半途中までは素晴らしいサッカーができていたことに自信を持って、広島らしいサッカーを貫いて勝利をゲットしてほしいと思います。
 今日の試合会場はエディオンピースウイング広島で午後7時キックオフ。今日もチケットは前売りで完売していますので、当日券はありません。試合中継はDAZNのみの予定です。今日は仕事の関係でブログでの速報はできませんので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はモバイルサイトの速報などをご覧ください。

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2024/05/14

鹿島戦に向けて

明日はJ1リーグ第14節。サンフレッチェはホームに鹿島アントラーズを迎えます。
 7年連続で国内リーグのタイトルが取れなかった鹿島は、「常勝軍団」の復活を期して町田、FC東京、C大阪などで監督経験のあるランコ・ポポヴィッチ氏を招へい。またチャヴリッチ、ミロサヴリェヴィッチ、パレジらを獲得して今シーズンをスタートさせました。そして序盤こそやや不安定さが見えたものの、第10節以降は負けなしで3位まで浮上してきています。今シーズンのこれまでの公式戦の戦績は次の通り。
1A ○3-0 名古屋 【鹿】仲間2、チャヴリッチ
2H △1-1 C大阪 【鹿】植田、【C】レオ・セアラ
3A ●0-1 町田  【町】平河
4H ○2-1 川崎F 【鹿】チャヴリッチ、鈴木、【川】マルシーニョ
5H ○1-0 磐田  【鹿】鈴木
6A ●0-1 福岡  【福】ザヘディ
7A ●0-2 FC東京 【FC】仲川、原川
8H ○1-0 京都  【鹿】濃野
YLC2 ○2-1 八戸  【鹿】安西、知念、【八】柴田
9A ●2-4 鳥栖  【鹿】濃野、鈴木、【鳥】河原、マルセロ・ヒアン2、福田
10A ○2-1 G大阪 【鹿】仲間、濃野、【G】坂本
11H ○3-1 湘南  【鹿】鈴木2、チャヴリッチ、【湘】福田
12A ○2-1 柏   【鹿】名古、チャヴリッチ、【柏】島村
13H △3-3 東京V 【鹿】鈴木、名古、植田、【V】齋藤、木村、見木
 前節は前半5分にPKで先制点を奪うと、その3分後にも追加点。更に後半5分にもCKから3点目を奪って楽勝ムードか、に見えました。しかし選手を交代した右サイドから崩されて後半24分と36分に得点を許して1点差に迫られると、後半アディショナルタイムにFKのボールを繋がれて痛恨の失点を喫し、勝点2を失っています。試合後にポポヴィッチ監督は選手交代で流れを失ったのは「自分の責任」と振り返っていますが、しかしそれは中2日で迎える広島戦を見越してのこと。明日は東京V戦で失った勝点を含めて取り返すべく、必勝体制で広島に向かってくることになりそうです。
 対するサンフレッチェですが、今日の中国新聞によると怪我で離脱していた川村と大橋が一昨日の練習からフルメニューを消化したとのこと。スキッベ監督も「彼らに代わる選手はいない。ほぼベストメンバーで勝点3を目指す」と語っていたので、明日の先発出場は間違いないのではないでしょうか。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

     満田  川村

中野             東

   加藤      大橋

      ソティリウ

SUB:川浪、新井、志知、野津田、松本泰、小原、マルコス・ジュニオール
 前節は痛恨の敗戦を喫したサンフレッチェですが、それよりも問題なのは4/13の福岡戦以来1ヶ月以上にわたって勝利がないこと。このため順位も徐々に下って暫定ながら現在8位となっています。前節名古屋戦までは怪我人の続出と過密日程で戦い方を確認する余裕が無くなっていたのも一因だと思いますが、横浜FM戦の延期により1週間のブレイクがあったのは間違いなくチームにとってプラスになっているはずです。明日は開幕当初のサッカーを思い出して、チーム全体で力を合わせて勝利を挙げてほしいと思います。

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2024/05/13

高円宮杯PLウエスト第6節

昨日、高円宮杯プレミアリーグウエストの第6節の残り5試合が開催され、サンフレッチェ広島ユースは3位に後退しました。試合の全結果と順位表は次の通り。
【第6節】
神戸U-18   2-0 広島ユース
静岡学園高  2-1 米子北高
岡山U-18   0-4 帝京長岡高
東福岡高   1-0 神村学園高
大津高    5-1 鳥栖U-18
鹿児島城西高 0-1 名古屋U-18

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 大津高     13     6    4   1   1    +8
2 名古屋U-18   13     6    4   1   1    +6
3 広島ユース   13     6    4   1   1    +6
4 帝京長岡高   12     6    4   0   2   +11
5 東福岡高    12     6    3   3   0    +3
6 神戸U-18    10     6    3   1   2    +2
7 鳥栖U-18     9     6    3   0   3    -1
8 米子北高     6     6    2   0   4    -6
9 神村学園高    6     6    2   0   4    -7
10 岡山U-18     6     6    2   0   4    -7
11 静岡学園高    3     6    1   0   5    -6
12 鹿児島城西高  1     6    0   1   5    -9

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2024/05/12

WEリーグ第20節大宮戦

昨日ホームに3,452人を集めて行われたWEリーグ第20節大宮アルディージャVENTUS戦は、前半と後半に1点ずつ取られて敗れ、大宮に勝ち点で並ばれました。
 レジーナの先発は前節と同じで、以下の布陣で戦いました。
       藤田

島袋   左山  市瀬   藤生

     小川  渡邊
     (→柳瀬65分)
立花     上野     中嶋
(→松本65分)(→髙橋73分)
       古賀(→李65分)

SUB:福元、呉屋、笠原
 対する大宮は、GK:望月、DF:有吉(→坂井90+3分)、乗松、五嶋(→長嶋73分)、鮫島、MF:牧野、、林、大島、上辻(→北川90+3分)、仲田(→田嶋73分)、FW:井上(→飛来89分)、と言うメンバーでした。前半30分に大島のキープからのパスを井上に決められ先制点を許しました。また後半に右からのFKを仲田に直接決められ追加点を奪われます。広島は小川のバー直撃のシュートなど17本を浴びせましたが得点はなく、連勝は2で止まりました。
 なお、後半4分ごろにバックスタンドに掲揚していたフラッグと支えていたバトンが落下する、と言う事故が起きたとのこと。レジーナの試合ではバックスタンドは使っていなかったため怪我人はありませんでしたが、バトンの長さは15m、重さは約70kgのステンレス製だったことを考えると大惨事になっていてもおかしくなかった事故。仙田社長は原因究明と安全確保に努めるとともに、来週水曜日の鹿島戦では旗は掲げないことにすることにしたそうです。

サンフレッチェ広島公式サイト
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高円宮杯PLウエスト第6節神戸戦

昨日行われた高円宮杯U-18プレミアリーグウエストの第6節で、サンフレッチェ広島ユースは神戸U-18に敗れ、今季初めての敗戦となりました。広島のメンバーは、GK:小川、DF:小谷、木吹、児玉、MF:桝谷、井上証(→橋本58分)、中島、小林(→野口72分)、長沼(→廣重78分)、FW:井上愛、大上免(→菊山78分)。ゲキサカの記事によると神戸の先制点は前半44分で、濱崎にPKを決められてしまいました。後半30分には途中交代で出たFW大西のドリブルからのパスを吉岡にヘッドで決められ、そのまま押し切られました。スタッツによると広島のシュートは7本だったのに対して神戸は17本。特に後半は広島の3倍以上の13本のシュートを打たれるなど、圧倒された模様です。第6節の他の試合は今日行われる予定であることから、暫定の順位表は次の通り。
         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 広島ユース   13     6    4   1   1    +5
2 名古屋U-18   10     5    3   1   1    +5
3 大津高     10     5    3   1   1    +4
4 神戸U-18    10     6    3   1   2     0
5 帝京長岡高   9     5    3   0   2    +7
6 鳥栖U-18     9     5    3   0   2    +3
7 東福岡高     9     5    2   3   0    +2
8 岡山U-18     6     5    2   0   3    -3
9 米子北高     6     5    2   0   3    -5
10 神村学園高    6     5    2   0   3    -6
11 鹿児島城西高  1     5    0   1   4    -8
12 静岡学園高    0     5    0   0   5    -7

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2024/05/11

ドウグラス・ヴィエイラが来日

中国新聞によると、右膝の治療のためブラジルに帰国したドウグラス・ヴィエイラが今月来日し、少しずつ練習のペースを上げてきているそうです。昨年はこのドウグラス・ヴィエイラが途中出場で8ゴールを挙げる活躍をしたことが上位をキープできた要因の一つになりましたが、今季は途中交代で得点を挙げたのは新井の1点だけ。それがこのところの苦戦の原因の一つだとも考えられるだけに、復帰できれば大きな力になってくれそうです。

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2024/05/10

シュツットガルトとの親善試合開催が決定

サンフレッチェは昨日、「Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo」として、ドイツ・ブンデスリーガ1部のVfBシュツットガルトとプレシーズンマッチを行う、と発表しました。ドイツ南部の中心都市シュツットガルトで1893年に創設されたVfBシュツットガルトは、1963年の西ドイツブンデスリーガの創設以来の1部クラブで、1970年代半ばに2部に降格した以外はずっと1部で戦っていました。しかし2015-16シーズンに17位で2部に降格すると、その後は昇格・降格を繰り返して2020-21シーズンに1部に復帰。その後も毎年のように残留争いを戦って来ましたが、今季は序盤から爆発的な攻撃力で上位を快走し、2008-09シーズン以来15年ぶりの3位以上のフィニッシュの可能性が見えています。また広島との関係で言えば、2016年にアーセナルに完全移籍した浅野拓磨選手がレンタルされて1部昇格に貢献しています。サンフレッチェがヨーロッパのクラブと親善試合を戦うのは、2005年7月30日のフィオレンティーナ戦以来。この時は0-1で敗れているだけに、今年はいつも通りのアグレッシブな戦いで、ドイツの強豪に一泡吹かせて欲しいと思います。

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2024/05/09

鹿島戦のチケットがほぼ完売

プレスリリースによると、来週水曜日開催の鹿島戦の車いす席を除く全席種が完売となりました。ホームゲームのチケットが前売りで完売するのは7試合連続で、平日開催の試合で完売となるのは1994年6月のジェフユナイテッド市原戦(広島スタジアム)以来30年ぶりだとのことです。昨年までの平日夜の開催では常に集客に苦労していて、初優勝に向けて残り4試合で迎えた2012年の第31節札幌戦ですら13,204人。また連覇した2013年も3試合の平日開催試合の平均観客数は12,210人となっていました。今季のリーグ戦のナイトゲームは鹿島戦を含めて8試合予定されていますが、その試合では「超熱狂NIGHT FES」と題して「暗転から光と音、映像が一体となった演出でキックオフ前のスタジアムを最高潮に盛り上げ」るとのこと。ぜひともスタジアム全体で盛り上げて、選手たちを後押しして欲しいと思います。

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レジーナの巻が全治6ヶ月

プレスリリースによると、レジーナの巻胡花選手が左反復性肩関節脱臼で5/2に広島県内の病院で手術を受け、全治6ヶ月と診断されたました。

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高円宮杯PLウエスト第5節東福岡高戦

日曜日に行われた「高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 WEST」の第5節で、サンフレッチェ広島ユースは後半アディショナルタイムのゴールで追いつき、連勝は止まったものの開幕からの無敗を継続しました。広島のメンバーは、GK:小川、DF:小谷、木吹、児玉、MF:桝谷、井上証(→廣重HT)、中島、小林(→野口85分)、長沼、FW:井上愛、大上免(→梅田HT)。前半9分にGKがキックミスを拾われ先制点を許すと、前半32分にもパスカットから持ち込まれて前半で2点リードを許しました。これに対して広島ユースは後半に反撃。28分にはCKのクリアボールを井上愛がゲットして1点差に迫ると、後半アディショナルタイム3分には長沼がヘッドでつないだボールを児玉が決めて、勝ち点1をゲットしました。第5節の全結果と順位表は次の通り。
【第5節】
名古屋U-18 4-1 神戸U-18
広島ユース 2-2 東福岡高
鳥栖U-18  2-1 岡山U-18
帝京長岡高 3-0 鹿児島城西高
米子北高  0-3 大津高
神村学園高 4-3 静岡学園高

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 広島ユース   13     5    4   1   0    +8
2 名古屋U-18   10     5    3   1   1    +5
3 大津高     10     5    3   1   1    +4
4 帝京長岡高   9     5    3   0   2    +7
5 鳥栖U-18     9     5    3   0   2    +3
6 東福岡高     9     5    2   3   0    +2
7 神戸U-18     7     5    2   1   2     0
8 岡山U-18     6     5    2   0   3    -3
9 米子北高     6     5    2   0   3    -5
10 神村学園高    6     5    2   0   3    -6
11 鹿児島城西高  1     5    0   1   4    -8
12 静岡学園高    0     5    0   0   5    -7

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2024/05/08

WEリーグ第19節相模原戦

一昨日アウェイで行われたWEリーグ第19節ノジマステラ神奈川相模原戦は、後半37分の髙橋のゴールでサンフレッチェ広島レジーナが勝ち、順位を5位に上げました。
 レジーナのメンバーは控えも含めて前節・長野戦と同じで、以下の布陣で戦いました。
       藤田

島袋   左山  市瀬   藤生

     小川  渡邊
     (→柳瀬64分)
立花     上野     中嶋(→笠原89分)
(→松本74分)(→髙橋74分)
       古賀(→李64分)

SUB:福元、呉屋
 対する相模原は、GK:池尻、DF:嶋田、大賀、小野、平野、MF:榊原(→笹井優79分)、伊東(→川島89分)、西郡(→平田HT)、南野、FW:藤原(→大竹57分)、浜田(→笹井一57分)、と言うメンバーでした。前半13分に立花から古賀を経由して中嶋がシュートまで持ち込んだ広島は、24分にも上野のパスを右のポケットで受けた立花のクロスに渡邊が飛び込みましたがGKにキャッチされます。相模原の前半のシュートを1本に抑え、広島がチャンスを作りながらもスコアレスでハーフタイムを迎えました。後半も広島が主導権を握り、16分には立花のクロスを左山がヘッドで狙いましたが枠外。24分には李がシュートしたものの枠外に外れ、29分にはCKのこぼれを島袋がシュートし、これに李が合わせましたがヒットせずGKに止められます。続いて32分には渡邊のロングパスをペナルティエリア内で受けた髙橋がトラップからシュートしましたがGKにセーブされます。そして後半36分、スルーパスで左サイドを抜け出した中嶋のクロスを髙橋がヘッドで叩き込んでついに先制点をゲットします。その後も広島が切り替えの速さで主導権を渡さず、1点差を保って勝利しました。

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2024/05/07

第12節名古屋戦

昨日ホームで行われたJ1リーグ第12節名古屋戦は、2点差を追いついたものの終盤に突き放されて、今季初めての敗北を喫するとともに昨シーズンからの連続無敗記録は17で終わりました。
 先発メンバーは前節と同じで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰   東
    (→マルコス・ジュニオールHT)
中野            越道(→志知67分)
(→新井76分)
   加藤      満田

      ソティリウ(→小原76分)

SUB:川浪、松本大、野津田
 対する名古屋は前節から先発4人を入れ替えて、GK:ランゲラック、DF:河面、ハ・チャンレ、三國、MF:内田(→中山75分)、椎橋、稲垣、森島、野上(→和泉55分)、FW:パトリック(→ユンカー81分)、倍井(→永井55分)、と言うメンバーでした。試合が動いたのは開始早々の1分。大迫からのパスを受けた佐々木が後ろに戻したところスピードが遅く、前に出た大迫からボールを奪ったパトリックがそのままゴールに流し込んで、先制点を許してしまいました。思いがけなくビハインドとなった広島は、早く追いつこうとチーム全体で攻めに出ます。5分には越道のクロスを松本泰が打ちましたがDFがブロック。12分にはセットプレーから塩谷がシュートしましたが枠外に外れ、15分のソティリウのシュートもブロックされます。そして17分、中盤でカットされたボールをパトリックが落とすと森島が余裕を持ってクロス。これを前線に走り込んだ稲垣がヘッドで流し込んで、名古屋のリードは2点に広がりました。
 対する広島も前半22分、満田のCKはクリアされたものの、こぼれを拾った越道が胸トラップから強烈なミドルを決めて1点差に迫ります。これで勢いのついた広島はこの後は一方的に攻め込みます。25分には満田のクロスから加藤のシュートはブロック。28分には中央突破した東が加藤のシュートのこぼれを押し込みましたが、VARチェックの結果加藤の足のつま先がわずかに出ていたとしてオフサイドと判定されます。その後もブロックを下げて守りを固める名古屋に対して、広島がハーフコートに押し込んで攻めに攻めます。前半は広島のシュートは8本だったのに対して名古屋は3本でしたが、名古屋の1点リードでハーフタイムを迎えました。
 何とか点の欲しい広島は、後半立ち上がりからマルコス・ジュニオールを投入します。そしてそれが早速実ったのが後半2分。左のポケットでパスを受けたマルコス・ジュニオールが浮き球のパスを送ると、逆サイドで受けた中野が胸トラップから見事なシュートを決めて、同点に追いつきました。
 これで勢いのついた広島は、一気の逆転を狙って更に攻めの圧力を強めます。7分にはマルコス・ジュニオールのクロスにソティリウがヘッドで合わせましたが枠外。11分にはソティリウがヒールで狙いましたがゴールライン上でDFにクリアされ、続いてマルコス・ジュニオールのシュートもGKに防がれます。その後は選手交代で息を吹き返した名古屋の反撃を受け、18分にはFKにパトリックが合わせましたが大迫がセーブ。24分には大迫のクリアがパトリックに当たってゴール方向に飛びましたが枠外に外れ、27分には永井の突破から稲垣に打たれましたが佐々木が守ります。広島も37分に小原のドリブルから東がシュートしたもののGK正面を突いてしまいます。そして後半38分、椎橋のロビングのパスで抜け出した永井のシュートは止めたものの、こぼれ球に競り合った佐々木の足に当たったボールが大迫の頭上を越えてゴールに飛び込み、名古屋に追加点を許してしまいます。何とか追いつきたい広島は最後までゴールを狙ったものの、後半アディショナルタイムのマルコス・ジュニオールのシュートはGKに収められて、エディオンピースウイング広島に初めて敗戦のホイッスルが鳴り響きました。
 この試合の敗因は、やはり早い時間帯の2失点にあったと言わざるをえません。特にパトリックの1点目は完全な守備のミスで、防がなければならなかった失点でした。また2点目もパトリックが倒れたことで一瞬足が止まった隙を突かれたもの。森島のピンポイントクロスと絶妙な場所に走り込んだ稲垣の動きとシュートの質が高かったのは確かですが、森島に自由に蹴らせてしまったことや稲垣にDF2人が付いていたことを考えると、防がなければならない失点でした。その後広島は攻撃の圧力を強めて同点にまで追いついたのは評価して良いと思いますが、守りを固める名古屋に対して強度の強いプレーを続けたことで、終盤に疲れが出てしまったのではないか。そのため、名古屋が永井や中山、ユンカーとスピードのある選手を次々と投入してきたのに対して、後手に回ってしまったのだと思います。3失点目のシーンはやや不運だったようにも思いますが、やはり早い時間帯での2失点が最後に効いてしまったように思えてなりません。
 第12節の結果勝ち点19にとどまった広島は6位に後退。首位・町田との勝ち点差は6に広がり、6位〜12位は勝ち点3差に7チームがひしめく状態となっています。試合後にスキッベ監督は珍しく「昨季のように、主力を欠いてしまうと、今回で言えば大橋と川村を欠いてしまうと、自分たちは上に行くだけの力がないのかなと思います」と弱音を吐いていますが、やはり怪我人続出とともに連戦の疲れも影響しているのかも。身体的な疲労は思考の疲労を呼び、大迫や佐々木のようなあり得ないミスが出てしまっているに違いありません。幸い、次節は横浜FMがACL決勝を戦うことから6月に延期されて、次の鹿島戦まで中8日空くことになります。この間にまずは疲れを取り体調を整えて、もう一度戦い方を確認して本来のサッカーを取り戻して欲しいもの。このところ5試合勝利なしの苦境は、自分たちで切り開くしかありません。

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2024/05/06

今日の名古屋戦

モバイルサイトによるとスキッベ監督は中2日で試合を迎えることについて「プロの世界ですから、短いとは言ってられません。それでもやらないといけないですし、回復するには十分な時間だと思います」と語っています。暑くなってきて身体的にきつくないはずはないと思いますが、ただ条件は相手も同じ。90分を通じてチーム全員で勇気を持って戦って、満員のサポーターに勝利を届けて欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンピースウイング広島で午後3時キックオフ。チケットは前売りで完売しているため当日券発売はありません。試合中継はNHK-BSとメ〜テレ及びDAZNで予定されています。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&テレビやDAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。

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2024/05/05

名古屋戦に向けて

明日はJ1リーグ第12節。サンフレッチェはホームで名古屋グランパスと対戦します。
 昨年は夏場までは上位につけていたものの、第25節以降の6試合で2分け4敗と調子を落としたのが響いて6位に終わった名古屋は、シーズンオフに丸山、中谷ら守備の主軸を失って今シーズンを迎えました。その影響か開幕から3連敗と苦しい立ち上がりとなりましたが、しかし第4節から6試合を5勝2分けと盛り返して順位を上げてきています。今季のここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1H ●0-3 鹿島  【鹿】仲間2、チャヴリッチ
2H ●0-1 町田  【町】藤尾
3A ●0-1 新潟  【新】長谷川
4A ○2-0 柏   【名】永井、ハ・チャンレ
5H ○2-1 横浜FM 【名】森島、山中、【横】永戸
6A ○2-1 札幌  【名】森島、永井、【札】馬場
7H △0-0 福岡
8A ○1-0 磐田  【名】倍井
YLC2 ○2-0 大宮  【名】パトリック2
9H ○2-1 C大阪 【名】三國、永井、【C】レオ・セアラ
10A ●1-2 浦和  【名】和泉、【浦】安居、チアゴ・サンタナ
11H ●0-2 神戸  【神】山口、大迫
 前節は後半からのパトリックの投入をきっかけにペースを握り、何度も神戸ゴールに迫ったものの一瞬の隙を突かれて大迫の追加点を許して敗れています。中2日の連戦だと言うことを考えると、45分間のプレーだったパトリックや前節は出場のなかった野上、稲垣ら「元広島組」を起用して勝利を狙ってくる可能性もありそうです。
 対するサンフレッチェですが、これまでのスキッベ監督の起用法を考えるとメンバーの大きな入れ替えは無いのではないでしょうか。また中島、井上の2人がユースの試合にフル出場していることを考えると、ベンチ入りはさせないのではないかと思われます。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰  満田

中野             東

   加藤    マルコスJ

      ソティリウ

SUB:川浪、細谷、新井、野津田、越道、志知、小原
 昨シーズンから17試合負けなしでJ1歴代5位タイとなったサンフレッチェですが、4試合連続で引き分けだと言うことを考えるとそろそろ勝ちが欲しいところ。明日は誰が出場することになっても勇気を持って戦って、ホームのファミリーに勝利を届けて欲しいと思います。

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WEリーグ第18節長野戦

一昨日ホームに3,978人を集めて行われたWEリーグ第18節長野パルセイロレディース戦は、上野の2ゴールで3試合ぶりの勝利を挙げて、順位を6位に上げました。
 レジーナの先発は2試合前のINAC神戸戦と同じで、以下の布陣で戦いました。
       藤田

島袋   左山  市瀬   藤生

     小川  渡邊(→柳瀬69分)

立花     上野     中嶋(→笠原90+2分)
(→松本81分)(→髙橋81分)
       古賀(→李69分)

SUB:福元、呉屋
 対する長野は、GK:梅村、DF:岡本、岩下、奥川、知久(→奥津77分)、MF:菊池(→大久保70分)、福田、鈴木(→川船HT)、伊藤、宮本(→稲村HT)、FW:安倍(→タニガーン・デーンダーHT)、と言うメンバーでした。先制点は前半7分。相手DFの横パスをカットした上野が落ち着いてゴールに流し込みました。その後も広島がペースを握り、27分には渡邊のスルーパスで抜け出した中嶋がフリーでシュートしましたが枠外に外れます。前半の広島のシュートは5本だったのに対して長野は2本。33分に鈴木にミドルレンジから狙われた以外はピンチもなく、1点リードでハーフタイムを迎えました。後半もペースを握ったのは広島で、21分には上野のドリブル突破からのパスで抜け出した古賀がシュートしましたがGKに防がれます。しかし31分には高い位置でカットして中嶋がドリブルで引きつけ、ループ上のパスでフリーになった上野が冷静にシュート。GKが触ったもののそのままゴールネットを揺らして追加点を奪い、レジーナがそのまま勝利を収めました。

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2024/05/04

第11節新潟戦

昨日アウェイで行われたJ1リーグ第11節新潟戦は、後半アディショナルタイムの失点で勝ち点2を失い、4位に後退しました。
 荒木が町田戦以来5試合ぶりに先発した一方で大橋が欠場。また越道が左WBに入って、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰   東

中野            越道(→マルコスJHT)
(→新井63分)
   加藤      満田

      ソティリウ(→志知77分)

SUB:川浪、野津田、中島、井上
 対する新潟は、GK:小島、DF:藤原、遠藤、舞行龍、早川(退場33分)、MF:太田(→星37分)、秋山、宮本(→島田28分)、長谷川(→高木66分)、FW:小野(→ダニーロ・ゴメス66分)、鈴木(→長倉66分)、と言うメンバーでした。開始早々に越道のクロスにソティリウが合わせたシーンから始まり、序盤は広島がチャンスを作ります。3分には満田がペナルティエリア手前からシュートしたもののDFがブロック。6分にはFKに佐々木がヘッドで合わせましたがGKに阻まれ、10分には越道のクロスを加藤が狙いましたが枠外に外れます。新潟も5分に小野がシュートしましたが枠外。13分の長谷川のシュートは大迫が止めます。広島は21分にはソティリウのヒールパスを満田が打ちましたがGKの正面を突き、直後には松本泰のクロスにソティリウが合わせましたが枠を捉えることができません。そして前半29分、中野が仕掛けに早川の深いタックルが足に入ってもんどり打って倒れます。主審は初めはイエローカードを出したものの、VARの介入によりオンフィールドレビューが行われて早川は退場。広島は早い時間帯に数的有利になりました。
 これで繋ぐことを諦め、低い位置にブロックを作って守りを固める新潟。広島は34分にはソティリウ、37分には満田がシュートしましたがいずれも枠外に外れます。スキッベ監督は後半からマルコス・ジュニオールを投入し、東を左WB、満田をボランチに変えて攻撃の圧力を強めようとします。後半3分には中野のクロスにソティリウがヘッドで合わせましたがGKがセーブ。7分にはマルコス・ジュニオールのクロスにソティリウが合わせましたが枠外に外れ、12分には速攻から持ち上がった中野のシュートも枠外に外れます。新潟は後半14分に小野がシュートを放ったものの、全体的に守備を固めて我慢の時間帯が続きます。そして後半24分、満田のシュートはGKが弾いたものの、その直後の東のCKを荒木がヘッドで叩き込み、広島が先制点を奪いました。
 これで点を取らなければならなくなった新潟は、パスを回して攻撃を組み立てるいつも通りの戦い方にシフトします。後半29分にはダニーロ・ゴメスのクロスから島田が決定的なシュートを放ちましたが大迫がセーブ。44分には左からのダニーロ・ゴメスのクロスは塩谷がブロックし、45+2分には長倉がシュートしましたがゴールの上に外れます。そして後半45+4分、ダニーロ・ゴメスのクロスは塩谷がクリアしたものの上に高く上がってしまい。ここに走り込んだ高木が右足で叩き込んで同点。広島は最後の反撃を試みたものの45+6分の松本泰の抜け出しはオフサイドとなって、そのまま試合終了となりました。
 この試合の第一のポイントは、前半31分の早川の退場にあった、と言えるでしょう。それまではソティリウをターゲットにサイド攻撃を仕掛ける広島に対して、縦に速い攻撃で広島ゴールに迫る新潟、と言う形で攻守の入れ替わりの激しい展開でしたが、数的不利になったのをきっかけに新潟がブロックを作って守備を固めると広島の攻撃は手詰まりとなり、試合は膠着しました。それでも広島は丹念にパスを繋いで相手の守備を揺さぶってシュートまで持ち込み、ついに荒木の今季初ゴールで先制点を奪いました。そこまでは攻撃に工夫が足りない、と思うところはあったものの、粘り強く戦って得点と言う結果を出すことができました。
 しかしこの試合のもっと重要なポイントとなったのは、この後の広島の戦い方だったと思います。点を取るためにパスを繋いできた新潟のビルドアップに対して取りどころが定まらず、かと言ってゴール前を固めるでもないと言う感じで、中途半端な戦いが続きました。モバイルサイトによると佐々木は「明らかに一瞬緩んだと思う...チームとして(厳しさが)足りなかった」と語っていますが、チーム全体としてやるべきことができなかったことが、勝ち点2を失った原因だったと言わざるを得ません。スキッベ監督のサッカーでもっとも重要なのは「勇気を持って戦う」ことですが、それができなければ、優勝どころか目の前の試合にも勝つことができないことを身をもって知った試合となりました。この試合の結果4位に後退することになりましたが、それ以上にこの試合の内容を良く反省して、チーム全体としてのアグレッシブさを取り戻さなければ、優勝争いに参加する資格はありません。

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2024/05/03

今日の新潟戦

中国新聞によると今日は大橋の欠場は確実だとのことで、加藤は「大橋君がいないので、(ボールの)取りどころをはっきりしないといけない」、満田は「チャンスは作り出せる。最後のシュートをより集中したい」と語っていたとのことです。新潟との昨年の対戦は2戦2敗に終わっただけに、今日は何としても昨年の悔しさを晴らしてほしいと思います。
 今日の試合会場はデンカビッグスワンスタジアムで午後2時キックオフ。試合中継は広島テレビとDAZNとなっています。今日は現地観戦の予定なのでブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&試合中継を見れない方は、モバイルサイトの速報などをご覧ください。

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2024/05/02

新潟戦に向けて

中国新聞によると今日は大橋の欠場は確実だとのことで、加藤は「大橋君がいないので、(ボールの)取りどころをはっきりしないといけない」、満田は「チャンスは作り出せる。最後のシュートをより集中したい」と語っていたとのことです。新潟との昨年の対戦は2戦2敗に終わっただけに、今日は何としても昨年の悔しさを晴らしてほしいと思います。
 今日の試合会場はデンカビッグスワンスタジアムで午後2時キックオフ。試合中継は広島テレビとDAZNとなっています。今日は現地観戦の予定なのでブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&試合中継を見れない方は、モバイルサイトの速報などをご覧ください。 <24.5.2> 明日はJ1リーグ第11節。サンフレッチェはアウェイでアルビレックス新潟と対戦します。
 昨年は6年ぶりにJ1を戦った新潟は、アグレッシブなサッカーで上位にも対等に戦えることを示したものの、伊藤涼太郎の海外移籍の影響もあって一時は15位まで後退しました。しかし終盤の7試合を3勝4分けと無敗で駆け抜け10位でフィニッシュ。更に上位を目指してスタートした今季は第3節まで2勝1敗とまずまずのスタートを切ったものの、その後は勝ち切れない試合が多く現在14位となっています。今季のここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1A ○2-1 鳥栖  【新】谷口、新井、【鳥】福田
2A ●0-1 G大阪 【G】宇佐美
3H ○1-0 名古屋 【新】長谷川
4A △2-2 東京V 【新】谷口、長倉、【V】山田、翁長
5H △1-1 柏   【新】千葉、【柏】木下
6A ●0-2 磐田  【磐】ジャーメイン2
7H ●0-1 C大阪 【C】レオ・セアラ
8H △1-1 札幌  【新】秋山、【札】浅野
YLC2 ○2-0 いわき 【新】長谷川、谷口
9A ○1-0 京都  【新】谷口
10H ●1-3 FC東京 【新】早川、【FC】仲川、白井、ディエゴ・オリヴェイラ
 前節はボールを保持しながら試合を進めたものの、前半39分にロングカウンターから先制点を奪われ、後半もリードを広げられて3失点。後半45分に早川のJ1初ゴールで一矢を報いたものの、2点差を詰めることはできずにそのまま敗れています。現在14位とは言え7位横浜FMとの勝点差は3しかないだけに、明日こそ勝って上位進出の足がかりをつかもうと思っているのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、中国新聞によると大橋が川崎F戦で肩を傷めて昨日の全体練習は休んだとのこと。スキッベ監督も「今週は間に合わないと思います」と語っていたそうなので、明日は出場を回避することになりそうです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木   佐々木

     満田 松本泰

中野             東

   加藤    マルコスJ

      ソティリウ

SUB:川浪、細谷、新井、志知、野津田、柏、小原
 新井のシーズン途中の移籍で新潟とは「因縁の相手」となってしまいましたが、中国新聞によると新井自身は「僕と新潟の戦いではない。平常心で広島の勝利のためにプレーする」と語っているとのこと。明日もチーム一丸となって、勝点3を持ち帰ってほしいと思います。

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2024/05/01

荒木が全体練習に復帰

中国新聞によると、左大腿二頭筋の肉離れで離脱していた荒木が昨日の練習から復帰して、「もうコンディションは上がっている。次はスタートから出るつもり」と語っていたそうです。町田戦で途中退場となった荒木は4/8に「全治4-5週間」とプレスリリースが出ていましたが、予想よりも早く戻ってくることになりそうです。一方札幌戦で途中退場した川村ですが、中野和也さんの話によるとやはり肉離れだった模様。クラブからプレス発表が無いところを見ると長期離脱にはならないのかも知れませんが、いずれにせよ数試合は欠場することになるのではないでしょうか。

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