第5節G大阪戦
ワントップは大橋。また松本泰が今季初めて先発して、以下の布陣で戦いました。
大迫 塩谷 荒木 佐々木 松本泰 川村 (→エゼキエウ82分) 中野 東 (→新井75分) 満田 加藤(→中島89分) (→小原75分) 大橋 SUB:川浪、野津田、越道対するG大阪は、GK:一森、DF:半田、黒川(→福岡84分)、三浦、中谷、MF:山田、鈴木(→ネタ・ラヴィ56分)、ダワン(→食野84分)、ファン・アラーノ(→倉田56分)、ウェルトン、FW:宇佐美(→坂本66分)、と言うメンバーでした。最初にチャンスを作ったのは広島で、6分に満田のクロスに東がヘッドで合わせましたが枠外に外れます。対するG大阪も左のウェルトンからチャンスを作り、9分にはCKにファン・アラーノが合わせましたが枠外。また12分には宇佐美がミドルを放ちましたが大迫が冷静にキャッチします。その後は広島がペースを握り、13分には加藤のパスを受けた大橋が反転してシュートを放ちましたがGK正面。(しかもハンドが見逃される。)15分には大橋のクロスに中野が飛び込みましたがわずかに届きません。20分にはファン・アラーノ、21分には三浦にチャンスを作られたもののDF陣がはね返し、22分にはパスミスを拾った満田がすかさずシュートを放ちましたが中谷にクリアされます。その後はガンバにペースが移ったものの広島が押し返し、39分には高い位置で奪った加藤がシュートまで行きましたが惜しくも枠外。40分の中野のミドルも41分の松本泰のミドルも一森のファインセーブに防がれ、直後の川村のクロスに飛び込んだ加藤のシュートはポストに嫌われます。43分には東のクロスをペナの中で受けた加藤がシュートしましたが中谷がクリア。逆に45分にはカウンターから山田に決定機を作られましたが東がブロックします。前半は両者とも持ち味を出して攻め合ったものの得点は生まれず、0-0でハーフタイムを迎えました。
後半に入るとG大阪が守りを固め、広島がパスを回しながら攻撃の糸口を探す展開となります。4分には満田がカットインしてシュートしたもののDFがブロック。8分には東のクロスがGKを越えて逆サイドのポストに弾かれ、松本泰がシュートしましたが惜しくも枠外に外れます。また17分には右サイドに抜け出した松本泰のクロスに大橋が合わせましたがポストを舐めるように外れます。19分には満田のCKをDFがクリアミスしましたが一森がぎりぎりでセーブし、25分には加藤を使って川村が惜しいシュートを放ちます。チャンスを作りながらもなかなか得点を奪えないままで迎えた後半30分、ネタ・ラヴィが3人に囲まれながらも前線にスルーパスを送ると、これで抜け出した坂本がシュート。これは大迫が反応しましたが、こぼれ球に詰めていたウェルトンに押し込まれて先制点を許してしまいました。しかし広島はその2分後に東が左からカットイン。DFに対応されながらも粘り強く持ち込むと、こぼれ球を新井が左足でミドルレンジから強烈なショットを突き刺して、同点に追いつきます。その後はオープンな展開となって、41分には食野に危ういシュートを打たれた一方で42分には小原がドリブルからシュート。広島はこの試合がプロデビューとなった中島洋太朗がチャンスメイクに絡んだものの得点は奪えず、勝ち点1ずつを分け合うことになりました。
Jリーグ公式サイトによるとシュート数はG大阪の9本に対して広島は21本。特に後半はG大阪が3本だったのに対して広島は11本で、広島が勝つチャンスは十分にありました。ただ、スキッベ監督も振り返っているように前半はガンバのカウンターが機能して何度か危ないシーンを作られていたことを考えると、引き分けは妥当な結果だったと言えるかも知れません。
ところで何と言ってもこの試合のハイライトは新井の同点ゴールだった、と言えます。シーズン開幕直後のJ1クラブからの移籍、と言うことで様々な波紋を呼び起こしたと言うことで、新井の心中は決して穏やかなものではなかったと思います。また、先週の練習試合でプレーしていたとは言え、やり方の違うチームに入ってきて難しいところもあったはずです。にも関わらず出てきて数分で見事な同点ゴールを決めるところに、「持っている」と感じさせます。9年ぶりのリーグ優勝を目指すサンフレッチェにとっては、大きな戦力になるのは間違いありません。
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