昨日行われたJ1リーグ開幕戦は、大橋の2ゴールで浦和を下し、エディオンピースウイング広島のオープニングマッチを勝利で飾りました。
ワントップにはソティリウを起用。またシャドウには大橋と加藤を配して、以下の布陣で戦いました。
大迫
塩谷 荒木 佐々木
満田 川村(→山﨑90+2分)
中野 東
大橋 加藤(→松本泰82分)
ソティリウ(→Dヴィエイラ73分)
SUB:川浪、野津田、エゼキエウ、小原
対する浦和は、GK:西川、酒井、ショルツ、ホイブラーテン、渡邊(→大畑76分)、MF:伊藤(→前田67分)、グスタフソン、小泉、FW:松尾(→中島82分)、関根(→岩尾67分)、チアゴ・サンタナ(→興梠74分)、と言うメンバーでした。最初のシュートは広島で、1分に加藤が放ちましたが枠外に外れます。逆に5分には浦和にビッグチャンスを作られ、小泉のシュートは大迫が素晴らしい反応で弾き、続くCKからのチアゴ・サンタナのシュートは東がクリア。6分には松尾にシュートを打たれましたが枠外に外れます。立ち上がりは緊張感が見られた広島でしたがその後はリズムを掴み、10分には満田、12分には大橋、18分にはソティリウが、23分には加藤がシュートを放ちます。対する浦和も前半25分、松尾の仕掛けからのクロスに関根が飛び込みましたが大迫がセーブし、続くCKからショルツに狙われましたがこれも大迫が立ちはだかります。その後は再び広島が攻勢をかけ、荒木や大橋が決定機を迎えたものの浦和の守備陣に阻まれます。そして前半45分、中盤でフリーになった川村の狙いすましたシュートは西川に弾かれたものの、詰めていた大橋が冷静に浮かして決めて先制点を奪います。またアディショナルタイム4分には中野の強烈なミドルを西川が弾き、CKに飛び込んだ荒木のヘッドが枠外に外れ、広島の1点リードでハーフタイムを迎えました。
後半も最初のシュートは広島で、3分にはハイプレスで奪ってソティリウがシュートします。また7分には大橋が小泉に倒されて得たPKをソティリウが蹴りましたが、狙い過ぎたか枠を外してしまいます。しかしその直後に左からサイドでボールを持った加藤が中を良く見てクロス。これを大橋がヘッドで突き刺して、リードを2点に広げました。
その後も広島が押し込み、11分にはソティリウが、19分には加藤のクロスから大橋が頭を当てましたが西川に抑えられます。23分には浦和のCKをはね返したところからカウンターを発動し、満田のパスをソティリウがシュートしましたが西川に止められます。終盤は浦和の攻勢に押し込まれ、29分には前田がドリブルからシュートしましたが大迫がキャッチ。32分の前田のクロスからの興梠のシュートも、35分の酒井の飛び込みも枠外に外れて助かります。また後半アディショナルタイムには興梠に危ういシュートを打たれたものの枠外に外れ、続くCKからの岩尾のシュートはバーが弾き、2点差を守って逃げ切りました。
記念すべき新スタジアムに来場した観客は27,545人。公称収容人数より1,000人ほど少ないのですが、アウェイ席の両側に緩衝帯があったことから「満員」と言って良い観客が詰めかけました。その中でさすがに最初は緊張したのかややぎこちない立ち上がりで、5分には小泉にペナルティエリア内から決定的なシュートを打たれました。しかしこのピンチを大迫が素晴らしい反応で防ぎ、直後のチアゴ・サンタナのヘッドも東が防ぎ、更にグスタフソンからのパスを受けた松尾のシュートが枠外に外れると、その後は広島のペース。満田、大橋、ソティリウ、加藤が次々とシュートを放ちました。そして前半終了間際の川村の強烈なシュートは西川に弾かれたものの、詰めていた大橋が冷静な判断から浮き球のシュートを決めました。そして後半は高い位置からのプレスが効果を発揮するようになってチャンスを量産。得点シーン以外にも何度もビッグチャンスを作りました。対する浦和も前田の突破を軸に終盤に攻めの圧力を強めてきましたが、大迫と鉄壁の3バックが立ちはだかりました。Jリーグ公式サイトによると広島のボール支配率は44%ながら、シュート数は浦和の倍近い27本。ボールを持たせながらもゲームは広島が支配する、と言う流れで、ほぼ完勝と言って良い勝利だったと言えます。3年目となったスキッベ広島は大橋と言う「ラストピース」を得て、新スタジアムにふさわしいチームとしての姿を現した、と言って良いのではないでしょうか。2チーム増えてJ1リーグ戦が38試合になったのに加えて、ACL2のグループステージ6試合も戦うことになる今季のサンフレッチェ。ルヴァンカップと天皇杯も勝ち上がれば最大59試合を戦うことになりますが、新スタジアムのファミリーをバックにこれまで以上にチーム一丸となって、戦い抜いてくれるのではないでしょうか。
広島公式サイト
浦和公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ
戦評
大橋
西川
大迫
荒木
前田
日刊スポーツ
試合詳細
大橋
ヘグモ監督
サッカーダイジェストWeb
スタメン発表!
ファンの高揚感
J1第1号は大橋!
大橋が衝撃のドッピエッタ!
大橋が殊勲の2得点
PK獲得直後のピエロスとの会話
広島の強烈なハイプレス
ブラジル人記者が絶賛
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