第11節浦和戦
昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第11節浦和戦は、森島のゴールで先制したものの逆転負けして6位に後退しました。
サンフレッチェは前節から2人入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
後半の頭からドウグラス・ヴィエイラを投入した広島は、高い位置からのプレスと即時奪回で浦和を押し込みます。後半3分の森島のクロスはシュートに結びつかなかったものの、後半4分に野津田の縦パスを受けたドウグラス・ヴィエイラがフリックすると、ここに走り込んだ川村がペナルティエリア内からシュート。これは西川が好反応で弾いたものの、逆サイドに詰めていた森島が決めて広島が先制点を奪いました。
追いつきたい浦和はここから攻勢を強め、10分にはモーベルグの突破からのクロスに安居が飛び込みましたが住吉がクリアします。この場面で交錯した大迫が膝を痛めて倒れたものの、何とか立ち上がってプレーに復帰します。ところがややキックが不安定になった感じで、ボールを奪ってもなかなかつなげず、セカンドボールを拾われて波状攻撃を受けます。この流れが決定的になったのが大久保、興梠、リンセンと投入してきた後半21分以降。ボールを支配する浦和に対するプレスがかからず、浦和にチャンスを量産されます。そして後半27分、広島陣内で速いパスを回されてペナルティエリア内でフリーになった酒井に決められ、同点に追いつかれてしまいました。
広島も浦和の攻勢を凌ぐと後半30分ごろから押し返し、33分にはエゼキエウの突破から森島と中野がシュートしたもののDFがクリア。35分にはエゼキエウのパスからドウグラス・ヴィエイラが倒されましたがファウルは取ってもらえません。終盤は再び浦和のペースとなって、37分には興梠に、また42分には大久保にシュートを打たれます。そして後半アディショナルタイムにクロスをリンセンが折り返すと伊藤のシュートが決まって浦和が勝ち越し。その後は広島が最後の力を振り絞って攻め込んだものの西川を中心とした守備は崩れず、悔しい試合終了のホイッスルとなりました。
試合後にスキッベ監督は「60分から65分くらいまでは、自分たちのほうが良いサッカーができていた」と語っていますが、確かに前半はほぼ広島のペース。高い位置からのプレスが効いて、浦和に自由を与えませんでした。そして更にその圧力を高めた後半立ち上がりに先制点を奪ったと言うことで、そこまでは広島の思い通りのゲームだったと言えるでしょう。ところが後半途中からは完全に浦和のペース。広島のプレスがかからずボールが奪えなかった上に、セカンドボールをほとんど拾われ、更に広島の低い位置からのつなぎもカットされて波状攻撃を受けました。スキッベ監督は「エゼを入れた時点で前に出たいという気持ちはあったのですが、残念ながら彼がボールを失ってしまうシーンが多かったと思います。あれだけの圧を受けて、守るしかない状況にされたのは間違いない」と語っていますが、たぶんエゼキエウだけの問題ではなかったかも。全体的にチームの重心が後ろに下がってしまい、積極性を失ってしまったのが原因だったように思います。全体的にチーム全体のパフォーマンスが下がってしまい、浦和に上回られてしまったのが敗因だった、と言えるでしょう。
4月は好成績で上位進出を果たしたものの、5月のリーグ戦は2勝3敗とブレーキがかかってしまったサンフレッチェ。満田の離脱の影響があるのかも知れませんが、やはり上位を争うチームが広島のサッカーを良く研究して、その対策を打ってきたのが原因かも。この苦境を打開するには、まずは自分たちのサッカーを信じて、それをより高いレベルに引き上げることが必要なのだと思います。週2試合の連戦は来週まで続きますが、まずは戦い方を整理して自分たちのサッカーをブラッシュアップして、今後の3連戦を勝利で飾って欲しいと思います。
ブログ速報 前半 後半
広島公式サイト 浦和公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ 戦評 大迫 川村 酒井 伊藤
日刊スポーツ スコア詳細 スキッベ監督 大迫 川村 酒井 伊藤 興梠
サッカーダイジェストWeb サンフレ先制弾に脚光
Football LAB
サンフレッチェは前節から2人入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
大迫 住吉 荒木 佐々木 野津田 松本泰 (→エゼキエウ65分) 茶島 東 (→中野71分) 森島 川村 (→柴崎89分) Bカリファ(→DヴィエイラHT) SUB:川浪、柏、鮎川対する浦和は京都戦から3人入れ替えて、GK:西川、DF:酒井、ショルツ、ホイブラーテン、明本、MF:伊藤、岩尾(→リンセン67分)、モーベルグ(→大久保67分)、安居(→柴戸90+5分)、関根(→荻原82分)、FW:カンテ(→興梠67分)、と言うメンバーでした。ファーストシュートは5分に浦和でしたがその後は広島が高い位置からのプレスで主導権を握ります。前半6分には東のクロスに松本泰が合わせましたがわずかに枠外。13分にも松本泰が左足で打ちましたが西川に止められます。浦和もしっかりした守備から攻撃に転じて、12分にはCKのこぼれを拾われ関根に打たれましたが大迫がキャッチ。15分にはFKからのこぼれを打たれましたが大迫が抑え、25分には岩尾のシュートが枠外に外れます。広島は前半30分、東のCKからのこぼれをベン・カリファが狙ったものの西川のファインセーブに阻まれます。前半は広島がプレッシングと速い切り替えで攻めを構築したのに対して浦和はスペースを突く攻撃でリズムを作る、と言う感じで、両者スコアレスでハーフタイムを迎えました。
後半の頭からドウグラス・ヴィエイラを投入した広島は、高い位置からのプレスと即時奪回で浦和を押し込みます。後半3分の森島のクロスはシュートに結びつかなかったものの、後半4分に野津田の縦パスを受けたドウグラス・ヴィエイラがフリックすると、ここに走り込んだ川村がペナルティエリア内からシュート。これは西川が好反応で弾いたものの、逆サイドに詰めていた森島が決めて広島が先制点を奪いました。
追いつきたい浦和はここから攻勢を強め、10分にはモーベルグの突破からのクロスに安居が飛び込みましたが住吉がクリアします。この場面で交錯した大迫が膝を痛めて倒れたものの、何とか立ち上がってプレーに復帰します。ところがややキックが不安定になった感じで、ボールを奪ってもなかなかつなげず、セカンドボールを拾われて波状攻撃を受けます。この流れが決定的になったのが大久保、興梠、リンセンと投入してきた後半21分以降。ボールを支配する浦和に対するプレスがかからず、浦和にチャンスを量産されます。そして後半27分、広島陣内で速いパスを回されてペナルティエリア内でフリーになった酒井に決められ、同点に追いつかれてしまいました。
広島も浦和の攻勢を凌ぐと後半30分ごろから押し返し、33分にはエゼキエウの突破から森島と中野がシュートしたもののDFがクリア。35分にはエゼキエウのパスからドウグラス・ヴィエイラが倒されましたがファウルは取ってもらえません。終盤は再び浦和のペースとなって、37分には興梠に、また42分には大久保にシュートを打たれます。そして後半アディショナルタイムにクロスをリンセンが折り返すと伊藤のシュートが決まって浦和が勝ち越し。その後は広島が最後の力を振り絞って攻め込んだものの西川を中心とした守備は崩れず、悔しい試合終了のホイッスルとなりました。
試合後にスキッベ監督は「60分から65分くらいまでは、自分たちのほうが良いサッカーができていた」と語っていますが、確かに前半はほぼ広島のペース。高い位置からのプレスが効いて、浦和に自由を与えませんでした。そして更にその圧力を高めた後半立ち上がりに先制点を奪ったと言うことで、そこまでは広島の思い通りのゲームだったと言えるでしょう。ところが後半途中からは完全に浦和のペース。広島のプレスがかからずボールが奪えなかった上に、セカンドボールをほとんど拾われ、更に広島の低い位置からのつなぎもカットされて波状攻撃を受けました。スキッベ監督は「エゼを入れた時点で前に出たいという気持ちはあったのですが、残念ながら彼がボールを失ってしまうシーンが多かったと思います。あれだけの圧を受けて、守るしかない状況にされたのは間違いない」と語っていますが、たぶんエゼキエウだけの問題ではなかったかも。全体的にチームの重心が後ろに下がってしまい、積極性を失ってしまったのが原因だったように思います。全体的にチーム全体のパフォーマンスが下がってしまい、浦和に上回られてしまったのが敗因だった、と言えるでしょう。
4月は好成績で上位進出を果たしたものの、5月のリーグ戦は2勝3敗とブレーキがかかってしまったサンフレッチェ。満田の離脱の影響があるのかも知れませんが、やはり上位を争うチームが広島のサッカーを良く研究して、その対策を打ってきたのが原因かも。この苦境を打開するには、まずは自分たちのサッカーを信じて、それをより高いレベルに引き上げることが必要なのだと思います。週2試合の連戦は来週まで続きますが、まずは戦い方を整理して自分たちのサッカーをブラッシュアップして、今後の3連戦を勝利で飾って欲しいと思います。
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