第10節C大阪戦
4試合ぶりに松本泰がベンチ入りした以外は前節と同じで、以下の布陣で戦いました。
大迫 塩谷 荒木 佐々木 野津田 川村 越道 東 (→エゼキエウ77分) 満田 森島(→中野90+6分) Bカリファ(→Dヴィエイラ60分) SUB:川浪、志知、松本泰、ソティリウ対するC大阪は、GK:キム・ジンヒョン、DF:松田、山中、ヨニッチ、鳥海、MF:原川、毎熊(→中原86分)、為田(→加藤71分)、奥埜、FW:香川、レオ・セアラ、と言うメンバーでした。広島は立ち上がりから激しいプレスで相手の自由を奪い、攻勢を続けます。ファーストシュートはベン・カリファで、5分にスローインを胸で受けると反転シュート。続いて6分にはDFと入れ替わって左サイドを突破したベン・カリファのシュートは弾かれ、こぼれ球に走り込んだ越道のシュートは大きく枠を外れます。続いて7分にはCKから連続して荒木が、ベン・カリファがシュートを放ちましたが守備に弾かれます。逆にセレッソは前半14分、香川のクロスに為田が合わせたボールを大迫が素晴らしい反応で弾き、こぼれたボールがゴールラインを越えそうになるところを大迫が抑えます。その後は再び広島が圧倒的に攻めて、17分には野津田が、18分には越道が決定的なシュートを放ちましたがいずれも枠外に外れます。前半31分には中央突破した川村が右足で強烈なシュートを放ちましたが、キム・ジンヒョンのスーパーセーブに阻まれます。セレッソは39分に為田が打ったのも含めて前半のシュートは2本だけ。広島がほぼ一方的に攻め続けたもののゴールは割れず、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
後半立ち上がりはセレッソがプレスを外して広島陣内まで来るシーンが増えたものの、ビッグチャンスを作ったのは広島。後半7分、川村が東とのワンツーでペナルティエリアに侵入してシュートしましたが枠外に外れます。15分には満田がGKの頭の上を抜いたもののDFがクリア。20分にはドウグラス・ヴィエイラの落としを満田がシュートしましたが枠を捉えることができません。その後も攻め続ける広島。44分の野津田のシュートも東のシュートも守備陣に防がれます。そして後半アディショナルタイムに満田のFKははね返されたものの、荒木のスルーパスで抜け出したエゼキエウのクロスに飛び込んだドウグラス・ヴィエイラがゴールネットに突き刺してついに勝ち越し。最後のセレッソの放り込みもはね返して、勝利のホイッスルが鳴り響きました。
セレッソとの対戦はいつも1点を争う攻防になりますが、この試合はこれまでとは様相が違いました。Football LABによるとセレッソのシュートは8本だったのに対して広島は何と27本。ゴール期待値はセレッソの0.395に対して広島は2.454で、とても1-0で終わるような試合内容ではありませんでした。セレッソの小菊監督は試合後に「広島を分析する中で非常に強く素晴らしいチームだなと感じていましたが、実際に対戦してもやはり強かったです。まずその印象を強く感じています」と語っていますが、広島のサッカーの完成度の高さが相手を大きく上回った試合だった、と言えます。それでもセレッソが守りに入るのではなく「ラスト5分、10分、勝点1を取りにいく戦術も選択肢にはあったのですが、私の中ではホームで広島に勝ちたい、勝ちにいく。その思いを貫いた」(小菊監督)ことによって、終盤のドラマに繋がったのだと思います。最後まで勝利を目指して戦った両チームの選手たちに、まずは感謝したいと思います。
試合後にドウグラス・ヴィエイラは、ゴール後に感情を爆発させた結果コーナーポストを壊してしまったことを反省していますが、ただ「先発で出ることでチームに貢献したい」と言う思いを抱える中で、ついついやってしまった、と言うのが正直なところだと思います。我々応援している側からしても、結果を出し続けているドウグラス・ヴィエイラとエゼキエウのコンビを最初から使ったらどうなるだろう、と思うこともあるのですが、しかし固定メンバーで戦って結果が出ているのも確か。監督としても怪我などの理由がない限りは、今の戦い方を変えることはないでしょう。2015年には佐藤寿人選手が先発したあとに浅野拓磨選手が途中出場して点を取る、と言うパターンで優勝したことからも分かるように、強いチームには「スーパーサブ」の存在が必須。活躍と怪我での離脱を繰り返してきたドウグラス・ヴィエイラにはもうしばらくは短時間で結果を出しつつ、怪我をしないようにプレーし続けて欲しいと思います。
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