第5節柏戦
昨日ホームで行われたJ1リーグ戦第5節柏戦は、後半37分の塩谷のゴールで突き放して勝ち、リーグ戦2連勝で9位に上がりました。
志知が移籍後リーグ戦初先発。また東をボランチで起用して、以下の布陣で戦いました。
後半も広島が攻勢に出るもののなかなか崩せない時間が続きます。12分には野津田のFKに志知が合わせましたが枠外。23分には東のパスで抜け出したベン・カリファがシュートしたもののGKの好守に防がれます。続いて28分にはベン・カリファのヒールパスを受けた満田がコースを狙ってシュートしたもののGKがぎりぎりで弾き、29分にはCKに中野が合わせに行きましたがわずかに届きません。そして後半36分、満田が粘ってボールを塩谷に渡すと、塩谷は2人をかわしてシュート。これが相手に当たってゴールネットに飛び込んで、ついに柏のゴールをこじ開けました。
これで攻めるしかなくなった柏は、フロートとマテウス・サヴィオを起点に広島ゴールに迫ります。そして後半43分にはマテウス・サヴィオのシュートが広島ゴールを襲いましたが大迫が冷静にキャッチします。最後は柏のロングボール攻撃にさらされたものの守備陣がはね返して、スタジアムに広島の勝利を告げるホイッスルが鳴り響きました。
今季ここまで勝ち無しで、しかも前節は3失点で敗れたことから、柏は守備を固めて来ました。それに対して広島は丹念にボールを繋ぎ、また球際でも負けないように戦って何度も決定機を作ったものの、柏の人数をかけた守備とGKの好セーブでなかなか点を奪うことができませんでした。そんな苦しい展開の中で出た塩谷の今季2点目は、彼のベテランらしい読みと技術のおかげだと言えるでしょう。柏のファウル覚悟の激しい守備に真っ向から対抗して粘り強く戦ったことが、この日の一番の勝因と言えそうです。
ところでこの試合の先発メンバーで驚いたのは、東をボランチで起用したことでした。昨年も第8節福岡戦でボランチでプレーして勝利に貢献していたものの、あの時は選手にコロナ感染者が出たことによる緊急事態だったから。中国新聞によると「今季はキャンプでも練習でも、一度も中央でプレーする姿は見ていない。本人が知ったのもこの日の朝。スキッベ監督のサプライズ起用だった」のだそうです。ところがこの日の東は何の違和感もなくボランチとしてプレーして、守備だけでなく攻撃面でも存在感を見せました。試合後のインタビューによるとスキッベ監督は「素晴らしいオールラウンダー」と捉えていて、前から考えていた起用だったそうですが、それをいきなり試して機能させる慧眼には恐れ入るばかりです。広島のボランチは野津田、松本泰、川村、青山らが鎬を削る「激戦区」ですが、そこにもう一つの選択肢が増えた試合だった、と言えそう。代表の活動により次のリーグ戦は2週間後となりますが、それまでますます激しいポジション争いが展開されることになりそうです。
ブログ速報 前半 後半
広島公式サイト 柏公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ 戦評
日刊スポーツ スコア詳細
サッカーダイジェストWeb 塩谷の左足ミドル弾に脚光
Football LAB
志知が移籍後リーグ戦初先発。また東をボランチで起用して、以下の布陣で戦いました。
大迫 塩谷 荒木 佐々木 野津田 東 (→青山90+3分) 満田 志知(→エゼキエウ78分) 森島 川村 (→中野70分) Bカリファ(→Dヴィエイラ78分) SUB:川浪、松本泰、鮎川対する対する柏は、GK:守田、DF:古賀、土屋(→モハマド・ファルザン90+1分)、田中、MF:椎橋(→加藤72分)、高嶺、片山、三丸、FW:細谷(→仙頭77分)、山田(→マテウス・サヴィオ77分)、フロート、と言うメンバーでした。ファーストシュートを放ったのは3分に片山でしたが、その後は広島がペースを握ります。6分には森島の浮き球のパスを受けた東がシュートしましたがGKが好反応で防ぎ、川村が詰めたもののDFがクリア。15分には志知のクロスのこぼれ球を東が狙いましたが上に外れてしまいます。5バックで守備を固め、局面ではファウル覚悟で潰しに来る柏に対して広島も攻めあぐみ、逆にボールを支配される時間も長くなります。しかし前半37分に満田が強烈なミドルを放つと再び広島のペースとなって、38分には川村が至近距離からシュートしたものの惜しくも枠外。42分にもCKにベン・カリファが合わせましたが枠外に外れます。前半は広島が何度もチャンスを作ったもののゴールは奪えず、両者スコアレスでハーフタイムを迎えました。
後半も広島が攻勢に出るもののなかなか崩せない時間が続きます。12分には野津田のFKに志知が合わせましたが枠外。23分には東のパスで抜け出したベン・カリファがシュートしたもののGKの好守に防がれます。続いて28分にはベン・カリファのヒールパスを受けた満田がコースを狙ってシュートしたもののGKがぎりぎりで弾き、29分にはCKに中野が合わせに行きましたがわずかに届きません。そして後半36分、満田が粘ってボールを塩谷に渡すと、塩谷は2人をかわしてシュート。これが相手に当たってゴールネットに飛び込んで、ついに柏のゴールをこじ開けました。
これで攻めるしかなくなった柏は、フロートとマテウス・サヴィオを起点に広島ゴールに迫ります。そして後半43分にはマテウス・サヴィオのシュートが広島ゴールを襲いましたが大迫が冷静にキャッチします。最後は柏のロングボール攻撃にさらされたものの守備陣がはね返して、スタジアムに広島の勝利を告げるホイッスルが鳴り響きました。
今季ここまで勝ち無しで、しかも前節は3失点で敗れたことから、柏は守備を固めて来ました。それに対して広島は丹念にボールを繋ぎ、また球際でも負けないように戦って何度も決定機を作ったものの、柏の人数をかけた守備とGKの好セーブでなかなか点を奪うことができませんでした。そんな苦しい展開の中で出た塩谷の今季2点目は、彼のベテランらしい読みと技術のおかげだと言えるでしょう。柏のファウル覚悟の激しい守備に真っ向から対抗して粘り強く戦ったことが、この日の一番の勝因と言えそうです。
ところでこの試合の先発メンバーで驚いたのは、東をボランチで起用したことでした。昨年も第8節福岡戦でボランチでプレーして勝利に貢献していたものの、あの時は選手にコロナ感染者が出たことによる緊急事態だったから。中国新聞によると「今季はキャンプでも練習でも、一度も中央でプレーする姿は見ていない。本人が知ったのもこの日の朝。スキッベ監督のサプライズ起用だった」のだそうです。ところがこの日の東は何の違和感もなくボランチとしてプレーして、守備だけでなく攻撃面でも存在感を見せました。試合後のインタビューによるとスキッベ監督は「素晴らしいオールラウンダー」と捉えていて、前から考えていた起用だったそうですが、それをいきなり試して機能させる慧眼には恐れ入るばかりです。広島のボランチは野津田、松本泰、川村、青山らが鎬を削る「激戦区」ですが、そこにもう一つの選択肢が増えた試合だった、と言えそう。代表の活動により次のリーグ戦は2週間後となりますが、それまでますます激しいポジション争いが展開されることになりそうです。
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