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2022/12/06

W杯R16クロアチア戦

昨日(日本時間今日の夜半過ぎ)行われたFIFAワールドカップカタール2022のラウンド16で、日本代表はPK戦の末クロアチアに敗れ、またもやベスト8の壁にはね返されました。
 森保監督はスペイン戦から先発3人を入れ替えて、GK:権田、DF:谷口、冨安、吉田、MF::堂安(→南野87分)、遠藤、守田(→田中ETHT)、長友(→三苫64分)、伊東、鎌田(→酒井75分)、FW:前田(→浅野64分)、と言うメンバーで臨みました。日本は前半3分にCKから谷口が惜しいシュートを放ち、13分には伊東のクロスに前田と長友が飛び込む、と言うシーンを作ったものの、前半の前半はクロアチアにパスを回され我慢の時間が続きます。8分には冨安をかわしたベリシッチに決定的なシュートを打たれたものの権田がファインセーブ。24分にはFKのこぼれをグヴァルディオルに狙われましたが枠外に外れ、26分にはスルーパスで抜け出したペトコビッチ、28分には左サイドから仕掛けたバリシッチにチャンスを作られます。しかし30分以降は中盤の競り合いで勝つシーンが増えて、クロアチアを押し返します。前半41分の鎌田のシュートは惜しくも枠外に外れたものの、43分にショートコーナーから堂安が左足でクロスを送ると、吉田の折り返しを前田が叩き込んで今大会初めて先制点を奪いました。
 後半最初にチャンスを作ったのも日本で、鎌田がペナルティエリア手前からシュートを放ちましたが枠外に外れます。クロアチアも4分にコバッチがシュートしたものの枠外。7分にはペトコビッチがドリブルから狙いましたが遠藤がブロックします。そして後半10分、ロブレンの右からのクロスに合わせたペリシッチのヘディングがゴール右隅に吸い込まれ、同点に追いつかれてしまいました。
 選手を入れ替えながら追加点を狙いに行く両チーム。後半18分にはモドリッチが強烈なドライブシュートを放ちましたが権田が素晴らしい反応で弾き、21分にはクラマリッチのシュートがDFに当たってコースが変わり、ブディミルが反応しましたが枠外に外れて助かります。日本は三苫のドリブルから打開を図りますが、クロアチア守備陣に対応されてなかなかチャンスを作れません。後半32分には吉田のパスミスからベリシッチに打たれましたが冨安がブロック。日本は南野を入れて点を奪いに行きますがシュートシーンは作れず、結局90分では決着がつかず延長に入ります。日本代表は延長前半2分のCKからの谷口のシュートや15分の三苫のドリブルからのミドルシュートなどでチャンスを作るものの得点は奪えず。逆に延長後半16分にはマイェルにフリーでシュートを打たれましたが枠外に外れて助かり、1-1で120分が終了してPK戦に突入しました。
 コイントスで日本側のゴールを選んだ日本代表は先攻を選びます。しかし最初の南野、2人目の三苫が止められてしまいます。その後3人目の浅野が決めたものの、4人目の吉田のキックもGKがストップ。対するクロアチアは4人中3人が決めて、森保ジャパンのカタールでの旅は終わりを告げることになりました。
 ドイツ戦、スペイン戦と同様にこの試合も相手にボールを支配される時間は長かったのですが、日本代表は我慢強く戦って前半のうちに主導権を握り返しました。そして得意のセットプレーから先制点を奪って前半をリード。おそらくここまではほぼ作戦通りだったのではないか、と思います。しかし対するクロアチアも日本が後半にシフトチェンジしてくることは想定済みだったようで、高さを生かした攻撃で同点に追いつくと、その後は日本の誇る攻撃陣がスピードに乗る前に対応して、チャンスを作らせませんでした。クロアチアはグループステージを失点1で勝ち上がってきましたが、その結果通りの守備の強さだったと思います。ここまでドイツ、スペイン相手にハイプレスと速攻で得点を奪ってきた日本代表でしたが、クロアチアは更に一枚上手だった、と言わざるを得ません。PK戦は「敗戦」ではないものの、勝ち切るだけの勝負強さを発揮できなかったことが「壁」を破れなかった原因だった、と言えるのではないでしょうか。
 森保監督がロシアワールドカップ終了後に日本代表監督に就任して4年半。その間には東京五輪の監督も兼任しながらチーム作りを進め、アジア予選を突破してワールドカップに導きました。そしてW杯初出場の1998年フランス大会以来1大会ごとに繰り返してきたグループステージでの敗退の流れを断って、初めて2大会連続でのノックアウトステージ進出を勝ち取りました。残念ながらわずかの差で「ベスト8」には至らなかったものの、世界を驚かせたドイツ、スペインの撃破を含めて日本代表の新しい歴史を作った、と言って良いでしょう。この経験と悔しさは、きっと日本サッカーの血肉となって将来に繋がるはず。まずは森保監督ら代表スタッフに、お疲れさま、そしてどうもありがとう、と言いたいと思います。

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