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2022/10/31

WEリーグ第2節相模原戦

昨日ホームで行われたWEリーグ第2節ノジマステラ相模原戦は、一度は同点に追いついたもののその後突き放されて1-2で敗れました。レジーナのメンバーは以下の通り。
       福元

塩田   左山  中村   木崎(→立花86分)

    増矢    小川
    (→川島76分)
       上野(→大内86分)

瀧澤            中嶋

       谷口(→齋原60分)

SUB:木稲、呉屋、近賀
 対する相模原は、GK:久野、DF:伊東(→石田み70分)、大賀、畑中、平野、MF:石田千(→松本70分)、松原、杉田(→小林76分)、FW:笹井、南野、藤原、と言うメンバーでした。立ち上がりから相模原のプレスをかわせず、またセカンドボールも拾えず苦戦するレジーナ。それでも福元を中心とした守備で凌いでいましたが、前半32分に石田千のクロスのこぼれに走り込んだ杉田が身体をひねりながらシュートを放つと、これがファーサイドのネットに突き刺さって先制点を許しました。対する広島は前半37分に小川がクロスバー直撃のミドルシュートを放つと、その直後のCKを左山が決めて同点で前半を終えました。後半もなかなかペースを取り戻せないままに迎えた28分、ペナルティエリア内で杉田を倒した木崎のプレーでPKを取られてしまい、大賀に決められて勝ち越しを許します。その後終盤の選手交代をきっかけに攻勢に出たものの得点は奪えず、今季初の敗戦となりました。

サンフレッチェ広島公式サイト
WEリーグ公式サイト
公式記録

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2022/10/30

第33節札幌戦

昨日、エディオンスタジアム広島に今季最多の18,106人を集めて行われたJ1リーグ戦第33節札幌戦は1-2で敗れ、3位以下が確定しました。
 スキッベ監督はC大阪戦からメンバーを1人入れ替えて、以下のメンバーを送り出しました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    野津田  川村
    (→松本泰79分)
野上             柏(→柴崎69分)
(→茶島79分)
   森島      満田
   (→棚田79分)
      Bカリファ

SUB:川浪、住吉、青山
 対する札幌は、GK:菅野(→大谷90+2分)、DF:田中、岡村、菅、MF:金子、宮澤(→スパチョーク77分)、高嶺(→福森82分)、ルーカス・フェルナンデス、ガブリエル・シャビエル、青木、FW:興梠(→キム・ゴンヒ77分)、と言うメンバーでした。広島は立ち上がりから積極的で、キックオフ直後に川村がファーストシュートを放ったのに続いて何度も札幌陣内に攻め込みます。逆に札幌も縦に速い攻撃からチャンスを作り、10分には左サイドから切れ込んだルーカス・フェルナンデスのシュートのこぼれを興梠に打たれましたが大迫が好反応で防ぎ、続いて11分にはCKのこぼれを金子に打たれましたが枠外に外れて助かります。広島も14分、柏のクロスをベン・カリファがヘッドで狙ったものの枠外。17分には満田のFKをベン・カリファがヒールで流しましたが佐々木はわずかに届きません。そんな中の前半22分、中盤で奪われるとルーカス・フェルナンデスのドリブルを許してしまい、スルーパスで抜け出した興梠に決められて先制点を許してしまいました。
 これで勢いの出た札幌は、25分には金子のシュートのコースを変えた興梠のボールがぎりぎりで枠外。30分にもガブリエル・シャビエルのシュートに青木が合わせましたが枠を外れて助かります。しかしその後は広島も押し返して、32分には塩谷がミドルレンジから狙いましたが惜しくも枠外。34分には満田のFKに森島が合わせ、35分の満田のシュートも枠を捉えることができません。そして前半36分、柏のサイドチェンジを受けた塩谷が野上とのパス交換から体勢を作ってクロスを入れると、ここに飛び込んだ野津田が蹴り込んで同点に追いつきます。その後は両チームともチャンスを作ったもののゴールは生まれず、1-1のままハーフタイムを迎えました。
 後半立ち上がりは札幌の攻勢を受けたのに対して広島も5分の満田のミドルなどで対抗しましたが、しかし後半9分、ルーカス・フェルナンデスの左からのクロスをガブリエル・シャビエルに折り返され、中央で宮澤に決められて勝ち越しを許してしまいました。
 その後も札幌のパス回しにプレスがはまらず、なかなか押し返すことができません。柴崎を投入し、川村を左サイドに回して流れを変えようとするスキッベ監督。27分には塩谷のパスからベン・カリファが打ちましたがGKに抑えられ、34分にもベン・カリファがシュートしましたが強く打てずにGKに止められます。36分には棚田が抜け出してGKと1対1になりましたが前に出てきた菅野をかわせず決め切れず、更に40分には茶島のクロスをベン・カリファが落とし、これを棚田が狙いましたがGK正面を突いてしまいます。終盤は札幌がブロックを作って守りつつカウンター狙いに徹し、広島は何とか剥がそうとパスを回しましたが崩せず、何度かあったセットプレーのチャンスもものにできないままにタイムアップ。ホームでは7/30の第23節以来の敗戦でとなってしまいました。
 試合後にスキッベ監督は「今日の結果からも、Jリーグの順位を見ても、Jリーグの全体のレベルがどれだけ均衡しているのかが分かった試合だった」と振り返っていますが、それに加えてこの試合に向けての準備の微妙な違いが結果に出てしまった、と言えるのではないでしょうか。サンフレッチェの選手たちは立ち上がりから積極的に前に出て先制点を奪いに行きましたが、対する札幌は仮に高い位置で失っても落ち着いて対応して失点を防ぐ、と言う戦い方を徹底し、攻撃面ではルーカス・フェルナンデスとガブリエル・シャビエルの個人技を生かして攻め込んで来ました。前回の試合からの10日間に広島対策を十分に立てて来たこと、そしてJ1残留を決めるために絶対に勝点を持ち帰るつもりで来たことが如実に分かる戦い方だった、と言えるように思います。
 リーグ戦で3位になれば賞金6,000万円が与えられ、またACL出場権獲得は浦和が決勝で勝つかどうかにかかっているものの、その結果次第ではプレーオフに進出する権利を得ます。昨日は川崎Fが勝ったため2位の可能性が消滅したものの、4位C大阪が引き分けたことから勝点3差と言う有利な状況で最終節を迎えることができます。最終節はアウェイ・鳥栖戦。ぎりぎりまで「3冠」の可能性を残したまま戦うことのできた2022年シーズンを「結果」として残すためにも、次節までしっかりと準備をして、有終の美を飾って欲しいと思います。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  札幌公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細  宮澤

Football LAB

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2022/10/29

今日の札幌戦

モバイルサイトによるとスキッベ監督は、「リーグ3位には非常な重要な意味を持っている」と語っています。状況的には負けてもC大阪が敗れれば3位が確定しますが、「自分たちはこれだけ良いチームができあがっていると言うことをホームのファミリーたちに見せたい」と言う気持ちで戦うとのこと。試合終了後に行われるセレモニーを笑顔で迎えるためにも、いつも通りの積極的なサッカーで勝利を手にして欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後3時キックオフ。試合前イベントとしては、9時半からレジーナのトレーニングを開催。「サンフレッチェカップ」のU-10とU-12は10時半からとなります。12時45分からは「フォリアカップ」を開催。1時40分ごろにはポケモンセンターヒロシマからピカチュウが登場し、その後サンフレッチェのアカデミー紹介と1.FCケルンのトゥルホフ社長のご挨拶があります。またハーフタイムには「クラブ創立30周年企画レジエンドOB」として、Jリーグ草創期にドイツから帰国してプロ意識を叩き込んだ風間八宏さんが来場します。そして試合後には「ホーム最終戦セレモニー」を実施します。
 メインスタンド前のおまつり広場には、先日逝去した工藤壮人氏の追悼献花台を設置。「江田島地鶏の唐揚げ」や「北広島町産きじむすび」等を販売する「フレンドリータウン・広島広域都市圏」「フレンドリータウン・北広島町」ブースや、「マルチャンZUBAAAN!」をプレゼントする「東洋水産」、QUOカード200円分をプレゼントする「TeamWISH PR」のほか、「PLAY THE PLAY for J.LEAGUEブース」「ヒューマンフェスタPR」「ポケモンセンターヒロシマ」「Thanks for all サンフレッチェフラワー」「ニチバン製品PR」「サンフレッチェカードPR」「サンフレッチェサッカースクールPR」「広島市サッカースタジアム建設PR&個人寄附金」等の各ブースを11時から開催。寿理 - Jyuri、サンフレッチェ・レディース2022 SPL∞ASH、中国電力レッドレグリオンズ、お笑い芸人 カカロニ菅谷直弘、風間八宏等が登場する「メガ・エッグにぎわいステージ」も11時からとなっています。また場外スロープ下の「サンチェひろば」では11時からルヴァンカップの優勝カップを展示。「賞金\150,000,000」ボードや「WINNERS」看板などの設置しますので、ぜひそれぞれの「優勝セレモニー」を撮影してください。
 先着プレゼントは「オリジナルマルチケース」を500名様、「わんぱく大作戦協賛社商品詰め合わせ」を1,000名様、「ぶち紫ハリセン」を16,000名様、「ヴァームスマートフィットウォーター」を10,000名様、「オリジナルクリアファイル」を9,000名様に差し上げます。「サンフレッチェクラブ会員限定プレゼント」は佐々木選手のプレミアムカードです。その他、グルメ情報やグッズ情報、アクセス情報など詳細はサンフレッチェ広島公式サイトをご覧下さい。
 今日の試合中継はNHK広島とDAZNで生放送が予定されています。今日はDAZNを見ながらのブログ速報をする予定ですので、スタジアムに行けない&TVやDAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。

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2022/10/28

札幌戦に向けて

明日はJ1リーグ戦第33節。サンフレッチェはホーム最終戦をコンサドーレ札幌と戦います。
 ペトロヴィッチ監督が率いて5年目の札幌は、10位に終わった昨季からのジャンプアップを目指して今シーズンをスタートさせました。しかし開幕から6試合連続引き分けでスタートダッシュできず、また夏場以降はけが人続出もあって残留争いに巻き込まれ、残り2試合の時点でまだJ1残留は確定していません。前回の対戦以降のリーグ戦の戦績は次の通り。
YPO2 △1-1 広島  【札】青木、【広】満田
17A ●2-5 川崎F 【札】青木、荒野、【川】家長2、小林2、マルシーニョ
18H ○1-0 G大阪 【札】駒井
19A ●1-2 京都  【札】菅、【京】ウタカ、宮吉
20A ●0-3 FC東京 【東】レアンドロ、アダイウトン2
21H △0-0 鹿島
22A ●0-1 柏   【柏】三丸
23H △2-2 名古屋 【札】深井、青木、【名】レオ・シルバ、マテウス・カストロ
24A ○5-1 湘南  【札】駒井、興梠、宮澤、田中、青木、【湘】阿部
25H ●0-2 神戸  【神】汰木2
26H ●1-2 鳥栖  【札】興梠、【鳥】ファン・ソッコ、ジエゴ
28H ○2-1 C大阪 【札】キム・ゴンヒ、青木、【C】中原
29H ○4-0 磐田  【札】福森、ガブリエル・シャビエル、高嶺、小柏
30A △0-0 横浜FM
31H ○4-3 川崎F 【札】ルーカス・フェルナンデス、興梠、ガブリエル・シャビエル、小柏、【川】家長、知念、小林
32H ●1-2 福岡  【札】青木、【福】宮、ファンマ
27A △1-1 浦和  【札】ルーカス・フェルナンデス、【浦】ショルツ
 先週水曜日に行われた浦和戦は後半26分に先制点を奪いましたが、その後の浦和の猛攻を凌ぎ切れずにPKを与えて同点に追いつかれ、その後の7分間のアディショナルタイムにも得点を奪えずに勝点1にとどまっています。残り2試合で16位清水との勝点差は6とほぼ残留は決まっているものの、やはり自力で決めたいと思っているはず。明日は引き分け以上を狙って、序盤から積極的に来るのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、ルヴァンカップ決勝から3日間のオフを経て、一昨日から練習を再開。中国新聞によると約200人のサポーターに拍手で迎えられながら、良い雰囲気で練習ができていたそうです。先発はC大阪戦のメンバーが基本になると思われますが、アディショナルタイムに2ゴールを決めたピエロス・ソティリウの神戸戦に続いての先発起用がありそうな気がします。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    野津田  松本泰

野上            川村

   森島     満田

      ピエロス

SUB:川浪、住吉、青山、野上、柏、柴崎、Bカリファ
 4位C大阪との勝点差は4なので、勝てば3位以上が確定。また2位川崎Fとの勝点差は6なので、数字上は2位の可能性も残っています。明日はホーム最終戦ということで、躍進した2022年シーズンを勝利で締めくくって欲しいと思います。

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2022/10/27

AFC U17アジアカップ2023予選

見逃していたのですが、森山佳郎監督が率いるU-16日本代表は10/1-9にヨルダンで行われた「AFC U17アジアカップ2023予選」を戦い、全勝で本大会進出を決めました。このU-16日本代表にはサンフレッチェ広島ユースから、中嶋、木吹の2人が選ばれています。
【GK】上林(山形ユース)、後藤(FC東京U-18)、田中(柏U-18)
【DF】藤井(飯塚高)、吉永(神村学園高)、小杉、本多(湘南U-18)、
    永野(FC東京U-18)、柴田、土屋(川崎FU-18)、
    山田(前橋育英高)、上原(昌平高)
【MF】中島(広島ユース)、杉浦(名古屋U-18)、山本(東京Vユース)、
    矢田、西原(清水ユース)、佐藤(FC東京U-18)、
    川合(磐田U-18)
【FW】道脇(熊本ユース)、名和田(神村学園高)、木吹(広島ユース)、
    徳田(鹿島ユース)
 U-16代表の試合結果は次の通り。
日本 3-0 フィリピン 【日】道脇2、徳田
日本 7-0 トルクメニスタン 【日】徳田4、木吹2、名和田
日本 3-0 シリア 【日】柴田、名和田、徳田
日本 2-0 ヨルダン 【日】OG、道脇
 AFC U-17アジアカップ2023の本大会は、来年春にバーレーンで開催される予定です。

日本サッカー協会公式サイト

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2022/10/26

ルヴァン杯優勝記念DVD/Blu-ray発売

プレスリリースによると、YBCルヴァンカップの優勝を記念した「優勝記念DVD/Blu-ray」の制作が決定しました。収録内容は今季のルヴァンカップのグループステージ、プライムステージ、決勝のダイジェストで、収録時間は150分。販売価格は税込みでDVDが3,300円、Blu-rayが4,400円となっています。販売は受注生産のみで、予約受付は10/24(月)から11/20(日)までとなっています。
 因みにサンフレッチェの公式DVD/Blu-rayは2008年から「オフィシャル・イヤーDVD」として毎年制作・販売されていましたが、コロナ禍の影響か2020年までで終了し、昨年は制作されていませんでした。今シーズンも制作されるかどうか分からないことを考えると、ルヴァンカップ初優勝の歓喜を残す最初で最後のチャンスかも。ぜひサンフレッチェ広島オフィシャルオンラインショップからご注文下さい。

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2022/10/25

高円宮杯PLウェスト第19節名古屋戦

先週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第19節で、名古屋U-18と戦ったサンフレッチェ広島ユースは後半終了間際に追いつかれて3試合連続で引き分けとなりました。広島のメンバーは、GK:中原、DF:渡邉、MF:畑野、笠木、越道、高下、竹山(→中嶋83分)、石原、FW:滝口、妹尾、中川。後半37分に妹尾のドリブルで作ったチャンスを中川が決めて先制点を奪いましたが、後半アディショナルタイムに同点ゴールを許し、第15節以来の勝利を逃しました。第19節の全結果と順位表は次の通り。
【第19節】
C大阪U-18  0-1 大津高
G大阪ユース 4-3 鳥栖U-18
名古屋U-18  1-1 広島ユース
磐田U-18   1-4 履正社高
東福岡高   1-1 静岡学園高
清水ユース  1-3 神戸U-18

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 鳥栖U-18     35    17   11   2   4   +23
2 神戸U-18     33    17   10   3   4   +12
3 磐田U-18     31    17   10   1   6    +5
4 静岡学園高    27    18    7   6   5    +8
5 履正社高     27    19    8   3   8    +2
6 大津高      25    19    7   4   8   -11
7 名古屋U-18    24    17    7   3   7     0
8 東福岡高     24    18    7   3   8   -12
9 広島ユース    22    19    5   7   7    -5
10 C大阪U-18    18    17    5   3   9    +4
11 清水ユース    15    17    3   6   8    -8
12 G大阪ユース   15    17    4   3  10   -18

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2022/10/24

WEリーグ第1節千葉戦

昨日ホームで行われたWEリーグ2022-23シーズン開幕戦で、サンフレッチェ広島レジーナは逆転で千葉レディースを下し、「トップ3入り」を目指して好スタートを切りました。
 増矢が1年ぶりにリーグ戦に出場。また新加入の瀧澤も先発して、以下の布陣で戦いました。
       福元

塩田   左山  中村   木崎

     小川  増矢(→川島80分)

瀧澤            中嶋
(→立花77分)
     谷口  上野(→大内90+4分)
    (→齋原77分)

SUB:木稲、呉屋、近賀
 対する千葉は、GK:清水、DF:大熊、市瀬、井上、MF:田中、今井、岸川、蓮輪(→藤代68分)、鴨川、大澤、FW:大滝(→城和68分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは緊張感からか動きが硬く、前半3分には鴨川にクロスバー直撃のシュートを打たれるなど押し込まれます。そして前半37分にはCKをヒールで流した大滝のシュートを止めることができず、千葉に1点リードを許してハーフタイムを迎えました。しかし後半はほぼ一方的なレジーナのペース。まずはキックオフのボールを左サイドに展開すると、相手DFのパスミスを奪った中嶋が強烈なシュートを決めて同点。続いて後半5分には谷口の抜け出しからのシュートは止められたものの、小川のCKに走り込んだ瀧澤が決めて勝ち越し。その後もレジーナの高い位置からのプレスが効いて、相手に形を作らせません。終盤には福元のパスミスを奪われてゴール前に迫られ、また最後は千葉の波状攻撃を受けたものの、1点差を守って逃げ切りました。昨年は一度も逆転勝ちの無かったレジーナでしたが、前半の劣勢を押し返しての勝利は成長の現れ。今季は昨シーズン以上に期待できそうです。

サンフレッチェ広島公式サイト
WEリーグ公式サイト

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2022/10/23

ルヴァン杯決勝C大阪戦

昨日国立競技場で行われた「JリーグYBCルヴァンカップ」の決勝で、サンフレッチェ広島は後半アディショナルタイムのピエロス・ソティリウの2ゴールで逆転勝利し、サンフレッチェ広島になって初めてカップ戦のタイトルを手にしました。
 スキッベ監督は甲府戦から3人入れ替えて、以下のメンバーを送り出しました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木
  (→柴崎90分)
    野津田  松本泰(→ピエロス63分)
    (→柏80分)
野上            川村
(→茶島90分)
   森島     満田

      Bカリファ

SUB:川浪、住吉、青山
 対するC大阪は、GK:キム・ジンヒョン、DF:松田、ヨニッチ(退場79分)、鳥海、山中、MF:毎熊、鈴木、為田(→西尾80分)、奥埜、FW:上門(→北野70分)、加藤(→清武70分)、と言うメンバーでした。広島は立ち上がりから前から行って、前半1分には満田がシュートを放ったもののGKに抑えられます。対するセレッソも3分にカウンターから上門がシュートしましたが枠外に外れます。広島はパスを回して攻め込みますがなかなかシュートを打てずにいると、前半15分に速攻から加藤にシュートを打たれましたが大迫が何とか触って枠外に弾きます。広島は前半18分に満田のCKを荒木が狙ったものの防がれ、前半27分には野津田がFKを狙いましたが壁に弾かれます。前半は両者とも相手ゴールに迫ったものの守備は堅く、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半に入るとC大阪は前からのプレスを強めてきます。これに対して広島は後ろでパスを回してかわそうとしましたが、それがミスを呼んだのが後半8分。佐々木のバックパスが乱れたところを加藤に奪われ、そのまま大迫もかわしてシュート。これがネットに収まって、C大阪に先制を許してしまいました。
 これで勢いのついたセレッソは、後半12分にもGKからのパントキックで抜け出した毎熊にシュートを打たれましたが大迫が好反応で防ぎ、直後のCKをヨニッチに狙われましたが枠外に外れます。対する広島は14分に右サイドの崩しから満田がシュートしたもののGKがキャッチ。15分には左からのクロスを森島が狙いましたがGKの正面を突きます。また17分には野上のクロスに合わせたベン・カリファのヘッドはキム・ジンヒョンに弾かれ、続くCKに合わせた佐々木のヘッドは枠外。22分にも野津田のFKをベン・カリファがヘッドで狙いましたが枠を捉えることができません。更に後半27分にはセレッソのCKをはねかえすと一気のカウンターでゴール前に迫り、森島のクロスにソティリウが合わせましたがまたもや枠外に外れ、29分に森島のクロスにフリーで合わせた川村のヘッドはGK正面に行ってしまいます。チャンスを作りながらもセレッソの守備に手を焼いていた広島でしたが、後半30分、ベン・カリファを倒したヨニッチにイエローカードが出されます。しかしVARの介入によりオンフィールドレビューが行われた結果、主審は立ち上がり際にヨニッチの手がベン・カリファの顔面を直撃していたのを確認して一発レッド。広島は残り10分あまりを数的有利で戦うことになりました。
 為田を下げてDFラインに西尾を入れたC大阪は、守備を固めて逃げ切りを図ります。これに対して広島はパスを回して敵陣に迫ったものの、なかなかシュートに持ち込めません。柏に続いて茶島と柴崎を投入し、アディショナルタイム9分に賭けるスキッベ監督。そしてその執念が実ったのが後半46分のことでした。満田のCKに合わせたベン・カリファのヘッドはクリアされたものの、VARチェックの結果そのボールが鳥海の手に当たったとしてPKが与えられます。これをピエロスは細かいステップを踏んでGKの逆コースに蹴り込んで、ついに同点に追いつきます。更に後半55分に再びCKを得ると、満田のボールをソティリウがボレーで決めて勝ち越し。セレッソのキックオフ直後の西尾の強烈なシュートは大迫がキャッチして、試合終了のホイッスルとともに国立競技場にサンフレッチェ・ファミリーの歓喜が鳴り響きました。
 試合後にC大阪の小菊監督は「広島とは四度対戦して、選手の頑張りで一戦一戦、土俵際まで追い詰めることができたことは選手の成長を強く感じています。今日のゲームプランも、選手たちは100%遂行してくれました」と語っていますが、まさにセレッソは過去の3回の対戦から広島対策を練り上げて来ていました。前半はDFラインの上げ下げと中盤のタイトな守備で攻撃の糸口を与えず、広島のシュートはわずかに3本。逆に広島の高いDFラインの裏を狙ったロングパスで何度かビッグチャンスを作りました。そして後半は高い位置からプレスをかけてきて、佐々木のパスミスを奪って先制点を奪いました。そのすぐ後にも毎熊の決定機とヨニッチの惜しいシュートがあったことを考えると、ここで勝負を決められても仕方のない展開だったと思います。
 しかしそれに対する広島の反発力もまた、素晴らしいものでした。後半15分ごろまでのC大阪の流れの時間帯を凌ぐと、その後は同点、逆転を狙って攻めに攻めました。流れが完全に変わったのは守備の要・ヨニッチの退場からでしたが、それも広島が攻勢に出ていたからこそ。最後は川村をCBに、満田をアンカーに入れる超攻撃的な布陣で攻め続けたことが、後半アディショナルタイムのPKゲット、そしてピエロスの決勝ゴールに結びついたと言えるでしょう。後半アディショナルタイムが、工藤壮人さんの2018年の背番号と同じ9分だったことから運命的なものを感じるのは確かですが、しかしこの土壇場の逆転劇は決して「奇跡」ではない。今季ここまで作り上げてきたサッカーと、そして終盤に得点を奪って勝ってきた経験が、この結果に結びついたのだと思います。
 2010年の磐田との決勝では後半43分に追いつかれて手の先から優勝がこぼれ落ち、2014年には2点のリードをひっくり返されて準優勝に終わりましたが、今回は逆に後半アディショナルタイムでひっくり返すと言う劇的勝利。Jリーグ開幕以降、天皇杯とJリーグ杯の8度の決勝を戦って敗れてきたサンフレッチェですが、この優勝をきっかけにして新しい歴史が到来しそうです。

広島公式サイト  C大阪公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評  佐々木  青山  ピエロス  大迫  満田  加藤  北野  本田望結さん
日刊スポーツ  スコア速報  試合詳細  戦評  荒木/手記  小菊監督  コレオグラフィー
サッカーダイジェストWeb  採点&寸評  戦評  佐々木が初制覇に感涙  佐々木が向き合った戦友の死  ソティリウが明かした逆転優勝のポイント  「工藤とともに戦った」青山の想い  ブラジルメディアの記者も激賞  劇的ボレー弾にファン歓喜  ヨニッチ一発レッド  加藤の先制弾

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2022/10/22

今日のルヴァン杯決勝C大阪戦

中国新聞によると、昨日の前日練習ではベンチ外の選手や怪我をしている選手も含めた全員で円陣を組んで練習をスタートしたとのこと。また公式会見でスキッベ監督は「タイトル」と言う言葉は口にせず、「相手は強敵。面白い試合になる」と終始落ち着いた口調だったそうです。ショッキングな敗戦から中5日で迎える今日の試合となりますが、いつも通りのサッカーを貫けるかどうかがカギとなるのは間違いないところ。今日は立ち上がりから積極的なサッカーを展開して、勝利をつかみ取って欲しいと思います。
 今日の試合会場は国立競技場で、午後1時5分キックオフ。メインスタンド南側など売り切れている席もありますが、他の席の当日券販売も予定されていますのでぜひ応援にお越しください。テレビ中継はフジテレビ系列で生放送が、またスポーツライブ+(スカパー!サービスCS800とスカパー!プレミアムサービスch580)で明日の6時半から録画放送が予定されています。私は今日も現地観戦の予定なので、ブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&TVを見れない方は、モバイルサイトなどの速報をご覧下さい。

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工藤壮人選手が逝去

テゲバジャーロ宮崎は昨日、水頭症の治療を受けていた工藤壮人選手が午後2時50分に逝去した、と発表しました。
 柏のアカデミー出身の工藤選手は2009年にトップチームに昇格すると、2011年の後半からレギュラーを確保してJ1優勝に貢献。その後の天皇杯優勝やナビスコカップ優勝にも貢献するなど、柏のエースとして活躍しました。そして2016年にMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスに移籍したものの、試合中に顎の骨を折る重傷を負った影響もあって、17試合出場2得点に終わりました。そんな中で2016年の年末に広島への完全移籍が決定。佐藤寿人、ピーター・ウタカの両エースが移籍した穴を埋める存在として大きく期待されての広島入りで、開幕戦では早速先制ゴールを決めました。また第6節G大阪戦ではフェリペ・シウバのミドルシュートのこぼれを頭で押し込んでチームをシーズン初勝利に導き、第8節仙台戦でもゴールを決めてエースの座を確保したか、に見えました。しかしその後はなかなか上向かないチーム成績と歩調を合わせるように出場機会を減らし、リーグ戦後半はパトリックの加入もあってメンバー入りもままなくなり18試合出場で3ゴールに終わり、翌年もその流れは変わらず12試合出場にとどまり2019年には山口に期限付き移籍。そのまま広島を退団することになり、海外クラブのテストを受けながら2020年12月よりAリーグのブリスベン・ロアーに加入して半年間プレーしました。そして今季から宮崎に加入して、26試合中21試合に出場(うち19試合に先発出場)するなどレギュラーとして活躍していました。しかし10/2に体調不良を訴えて翌日医療機関を受診した結果水頭症と診断され、10/11に手術を受けたものの容体が悪化。10/17からICUで治療を受けていたものの、昨日帰らぬ人になってしまいました。
 モバイルサイトによると、足立強化部長は10/19のトレーニングの前に選手たちに工藤選手の話をして「ともに戦った仲間が本当に苦しんでいる中で、我々として何を見せないといけないか」と語りかけていたとのこと。また今日の試合のベンチには工藤選手の広島時代のユニフォームを掲げて、一緒に戦うと言う決意を見せていました。残念ながら「共に戦う」ことはできなくなりましたが、しかし工藤選手はきっと空の上からサンフレッチェの戦いを見守っているはず。今日はいつも以上にチームが一つになって、彼の魂にカップを掲げて欲しいと思います。

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2022/10/21

ルヴァン杯決勝C大阪戦に向けて

明日はいよいよ「JリーグYBCルヴァンカップ」の決勝戦。サンフレッチェは国立競技場でセレッソ大阪と対戦します。
 天皇杯は準々決勝で敗退したC大阪でしたが、ルヴァンカップ準決勝の2nd legでは浦和をスコアでも内容でも圧倒して、2年連続の決勝進出を勝ち取っています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
天QF ●1-2 広島  【C】タガート、【広】柏、川村
29H ○2-1 鳥栖  【C】鈴木徳、パトリッキ、【鳥】本田
26A ○1-0 浦和  【C】加藤
30A △2-2 磐田  【C】タガート、進藤、【磐】金子、OG
YSF1 △1-1 浦和  【C】上門、【浦】小泉
YSF2 ○4-0 浦和  【C】OG、奥埜、加藤、パトリッキ
31H △1-1 湘南  【C】パトリッキ、【湘】OG
32A △0-0 柏
25A ●0-4 FC東京 【東】渡邊3、ルイス・フェリッピ
 台風8号の影響で中止になった第25節を10/12に戦ったC大阪は、立ち上がりこそペースを握ったものの徐々にFC東京に押し返されると、後半早々に先制点を奪われ、後半31分に追加点を許すとその後はFC東京の勢いに飲まれて大敗を喫しています。この敗戦で3位広島との勝点差4を詰めることできなかったC大阪ですが、しかしだからこそこのルヴァンカップを獲りたい、と言う気持ちは強いはず。昨年敗れた決勝の借りを返すためにも、また対広島戦3連敗の屈辱を晴らすためにも、明日は絶対勝利するつもりで戦いに臨んでくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、2日間のオフを経て一昨日から練習を再開し、ルヴァンカップ決勝に向けて準備をスタートさせています。中国新聞によると、甲府戦で右足を負傷したエゼキエウが離脱した上にドウグラス・ヴィエイラとピエロス・ソティリウも別メニュー調整だったとのことなので、明日はベン・カリファが先発する可能性が高そうです。と言うことで、先発予想は次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    野津田  川村

茶島             柏

   森島     満田

      Bカリファ

SUB:川浪、住吉、野上、松本泰、柴崎、棚田、ピエロス
 天皇杯では決勝の雰囲気に呑まれていつもの力を出せなかったサンフレッチェですが、この経験は絶対に生きるはず。明日は立ち上がりからチーム全体で積極的に戦って、「頂点」を獲って欲しいと思います。

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2022/10/20

皇后杯の組み合わせ

日本サッカー協会は昨日「皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会」の組み合わせを発表しました。それによるとサンフレッチェ広島レジーナの初戦は12/18(日)の4回戦で、会場は広島広域公園第一球技場。対戦相手は1回戦のC大阪堺レディース×日ノ本学園高、吉備国際大学Charme岡山高梁×静岡SSUボニータ、日体大SMG横浜×FCふじざくら山梨、ニッパツ横浜FCシーガルズ×JFAアカデミー福島から2回戦、3回戦を勝ち上がってきたチームとなります。また4回戦に勝てば、準々決勝で仙台レディース×東京Vベレーザの勝者と対戦することになります。昨年は4回戦で仙台を下して準々決勝まで進んだレジーナ。今季はそれ以上の成績を目指して欲しいと思います。

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2022/10/19

高円宮杯PLウェスト第18節清水戦

日曜日に行われた高円宮杯プレミアリーグウェスト第18節で、サンフレッチェ広島ユースは清水ユースと引き分け9位に後退しました。広島のメンバーは、GK:中原、DF:渡邉、滝口、石原、MF:畑野、笠木、越道、高下、竹山(→角掛73分)、FW:妹尾、中川(→中島84分)。前半5分にゴール前の混戦から押し込まれて先制点を許しましたが、23分に笠木のインターセプトから高下が持ち込み中川が同点ゴールを決めました。後半に入ると両者とも決定機を作ったものの決め切れずにそのまま勝点1ずつを分け合いました。第18節の全結果と順位表は次の通り。
【第18節】
履正社高  1-0 東福岡高
神戸U-18  5-0 磐田U-18
広島ユース 1-1 清水ユース
鳥栖U-18  2-3 名古屋U-18
静岡学園高 4-4 C大阪U-18
大津高   2-1 G大阪ユース

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 鳥栖U-18     35    16   11   2   3   +23
2 磐田U-18     31    16   10   1   5    +5
3 神戸U-18     30    16    9   3   4   +12
4 静岡学園高    26    17    7   5   5    +8
5 履正社高     24    18    7   3   8    +2
6 名古屋U-18    23    16    7   2   7     0
7 東福岡高     23    17    7   2   8   -12
8 大津高      22    18    6   4   8   -11
9 広島ユース    21    18    5   6   7    -5
10 C大阪U-18    18    16    5   3   8    +4
11 清水ユース    15    16    3   6   7    -8
12 G大阪ユース   12    16    3   3  10   -18

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2022/10/18

レジーナと鹿児島U-14の練習試合

鹿児島でキャンプを張っていたレジーナは最終日となった一昨日にトレーニングマッチを行い、鹿児島ユナイテッドU-14に7-1で勝ちました。得点は前半10分と36分に小川、26分に谷口。後半2分に大内、18分に山口、28分と41分に齋原。失点は後半6分でした。

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2022/10/17

天皇杯決勝甲府戦

昨日日産スタジアムで行われた天皇杯決勝は、後半終了間際に追いつく粘りを見せたもののPK戦の末に敗れ、またしても優勝することはできませんでした。
 サンフレッチェの先発は現状のベストメンバーで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木隼  佐々木

    野津田  川村
    (→ピエロス79分)
茶島             柏(→松本泰70分)
(→野上70分)
   森島     満田
   (→エゼキエウHT→住吉ET)
     Dヴィエイラ(→BカリファHT)

SUB:川浪
 対する甲府は岡山戦から2人入れ替えて、GK:河田、DF:須貝、浦上(→フォゲッチ112分)、関口、マンシャ、MF:荒木翔(→野澤66分)、鳥海(→松本62分)、山田(→山本112分)、石川、長谷川(→ジェトゥリオ101分)、FW:三平(→リラ62分)、と言うメンバーでした。DFラインに5人並べて守備を固める甲府に対し、広島はパスを回して崩そうとするもののなかなか良い形を作れず。むしろパスミスから逆襲を受けるシーンが続きます。そして前半15分に長谷川に抜け出されたシーンでは大迫が好セーブを見せたものの、その後は甲府にペースを握られます。そして前半26分、ショートコーナーから荒木翔に突破を許すとクロスを三平に決められ先制点を許してしまいました。続いて30分にはFKに合わせた須貝のヘッドを大迫が弾くシーンを作られたのに対して広島はシュートも打てないまま、甲府の1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半からベン・カリファとエゼキエウを投入して流れを変えようとするスキッベ監督。広島は前半よりもボールを支配する時間が長くなり、甲府を自陣に押し込みます。しかし甲府は粘り強い守備でシュートを打たせず、逆に後半27分には速攻からリラが強烈なシュートを放ちましたがポストに当たって跳ね返ります。後半33分にはクサビのパスのリターンを受けた野津田が左足で狙いましたが枠外。その後も甲府の身体を張った守備に苦しんだものの、後半38分、左から仕掛けると見せかけたエゼキエウが股抜きのスルーパスを出すと、ここに走り込んだ川村が強烈な左足シュートを決めてついに同点に追いつきました。
 延長に入ると広島がほぼ一方的に攻め込みます。延長前半1分の満田のFKはクロスバーを直撃。また9分には満田が強烈なミドルを放ちましたがGKの好セーブに阻まれます。延長後半9分には右から仕掛けた野上のスルーパスをワントップに入っていた塩谷が狙いましたがDFがブロック。そして11分には満田の浮き球のパスが山本の手に当たってPKを得ましたが、自ら蹴った満田のシュートはGKに読まれて弾かれてしまいます。両チームともに足を攣る選手が続出する中でも最後まで攻め続けましたが、しかし得点は生まれず勝負はPK戦へ。そして川村が止められてしまった広島に対して甲府は全員が決めて、広島の選手たちはがっくりと頭を垂れることになりました。
 この試合で「勝ったかも」と思ったシーンが2つありました。1つめは後半38分の川村の同点ゴール。そこまで攻め続けていた広島がようやく甲府のゴールをこじ開けて、さあこのまま押し切ろう、と言う流れになっていました。しかし、殊勲の股抜きアシストを決めたエゼキエウがまさかの負傷。交代枠を使い切っていたこともあって下げるわけにはいかなかったため、無理には攻めずに延長を迎えるしかありませんでした。またもう一つのシーンは満田がPKをゲットしたシーンだったわけですが、さすがの満田も延長後半まで走り回っていた疲れがあったか「思ったよりボールに力が伝わらなかった」(満田)ことで、決めることができませんでした。満田と、そしてPK戦で止められた川村は試合終了後に泣き崩れていたそうですが、しかしスキッベ監督が語っているように敗戦は「彼らだけではなく、自分たちみんなが負けたということ」(モバイルサイトによる)。立ち上がりからペースが掴めず甲府に先制点を許してしまったことや、なかなか同点に追いつけず早めに交代選手を投入せざるをえなかったことなど、120分間を通した試合の流れがこの結果に結びついた、と言わざるをえません。ここまで快進撃を続けてきた「スキッベ広島」ですが、やはり決勝戦の雰囲気と、そしてここで勝てば優勝できると言う思いの強さが身体を固くして、いつも通りのサッカーができなかったと言うことに尽きると思います。この経験と敗戦の悔しさは絶対に生かさなければならない、と思いますが、幸いにして今週末には再び優勝を賭けた戦いがやってきます。そこでいつも通りのサッカーが展開できるなら、今度こそ優勝カップを掲げることができるに違いありません。

広島公式サイト  甲府公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  大迫敬介  満田誠  山本英臣  野津田岳人  河田晃兵  三浦颯太  三平和司
日刊スポーツ  スコア詳細  ライブ詳細  甲府1  甲府2  甲府3  甲府4  甲府5  スキッベ監督
サッカーダイジェストWeb  採点  満田が悔しさを受け止め  「甲府に育ててもらって今がある」と柏好文  吉田監督は選手たちを称える  ブラジルメディアも驚嘆  スキッベ監督が様々な想い  甲府が初の天皇杯制覇  川村が豪快な同点弾  三平の先制弾が反響

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2022/10/16

今日の天皇杯決勝

モバイルサイトによると前の試合から1週間の準備期間があったと言うことで、スキッベ監督は「すごくいい準備ができた」と語っています。Jリーグ開幕以来5度の決勝進出を果たしながらもいずれも準優勝に終わっているサンフレッチェですが、これまでは過密日程とアウェイ連戦に苦しめられ、しかも2013年は山岸、2007年は柏木と青山、1999年は久保、森保、沢田ら主力を欠いて戦わざるを得なかったことを考えれば、今日の試合は準備段階も含めて「100%で戦う」(スキッベ監督)ことができそう。先発、ベンチ入りメンバーだけでなくそれ以外の選手、そしてサポーターも含めたファミリー全員の力で、天皇杯のタイトルを勝ち取りたいと思います。
 今日の試合会場は日産スタジアムで、午後2時キックオフ。テレビ中継はNHK総合テレビで生放送が、またBSスカパー!(スカパー!サービスBS241、スカパー!プレミアムサービスch579)で明日の午後6時半から録画放送が予定されています。今日は現地観戦の予定なのでブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&TVを見れない方は、モバイルサイトの速報などをご覧下さい。

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2022/10/15

天皇杯決勝甲府戦に向けて

いよいよ明日は「天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会」の決勝。サンフレッチェ広島は日産スタジアムでヴァンフォーレ甲府と対戦します。
 昨年度3位に導いた伊藤彰前監督の退任により吉田達磨監督が率いることになった甲府は、昨年惜しくも逃したJ1昇格を目指して今シーズンをスタートしました。しかしリーグ戦はなかなか結果が出ずに40試合を消化して勝点42で18位。J2残留は決まっているものの、リーグ戦は7連敗中となっています。天皇杯2回戦を戦った6/22以降の公式戦の戦績は次の通り。
天3 ○2-1 札幌  【甲】三平2、【札】OG
23A ●1-2 山口  【甲】リラ、【山】池上、橋本
24H ●0-1 長崎  【長】加藤
25A ●0-3 仙台  【仙】中島、中山、名倉
26H ○3-1 秋田  【甲】長谷川、野澤、松本、【秋】武
天4 ○3-1 鳥栖  【甲】パライバ2、松本、【鳥】宮代
27H △1-1 水戸  【甲】宮崎、【水】椿
29A △1-1 群馬  【甲】三平、【群】平松
30H ○5-2 琉球  【甲】長谷川、リラ、宮崎、三平、鳥海、【琉】スレイ、中野
31H △2-2 熊本  【甲】須貝、三平、【熊】高橋、竹本
28A △0-0 千葉
32A △0-0 東京V
33H △2-2 金沢  【甲】鳥海、三平、【金】松本大、林
34A ●0-2 徳島  【徳】杉森、西谷
天QF ○2-1 福岡  【甲】三平、鳥海、【福】森山
35H ●0-3 大宮  【宮】富山2、袴田
36H ●1-2 新潟  【甲】リラ、【新】小見、三戸
37A ●0-1 横浜FC 【横】小川
38A ●1-2 大分  【甲】リラ、【分】ペレイラ、長沢
39H ●0-1 栃木  【栃】根本
天SF ○1-0 鹿島  【甲】宮崎
40H ●1-2 岡山  【甲】須貝、【岡】永井、ハン・イグォン
 鹿島との対戦となった天皇杯準決勝では、ボールを支配されながらも5バックで守備を固めて失点を防ぎ、時折ロングパスでDFラインの裏を狙う、と言う戦いを貫きました。そして前半21分に三平がゴールネットを揺らしたシーンはオフサイドを取られたものの、37分に浦上のロングフィードに反応した宮崎が見事な先制ゴールを決めると、その後は鹿島の力攻めを凌いで逃げ切っています。J2では9勝15分け16敗と結果が出ていないものの、J1相手には4連勝中で決勝進出を勝ち取った甲府。不完全燃焼だった2022年シーズンを歓喜で締めくくるべく、初タイトルを狙って来るに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、準決勝は出場停止だった塩谷が戻ってきます。と言うことで、予想メンバーは次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    野津田  川村

茶島             柏

   森島     満田

     Dヴィエイラ

SUB:川浪、野上、松本泰、柴崎、エゼキエウ、Bカリファ、ピエロス
 Jリーグがスタートした1992年から6度目の天皇杯決勝進出となるサンフレッチェですが、これまでの5試合はいずれも点を取れずに敗れています。明日も甲府の堅い守備に手こずることになりそうですが、決して諦めることなくチーム一丸となって点を奪って、これまでの悔しい歴史を覆して欲しいと思います。

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2022/10/14

紫熊倶楽部11月号

先週発売の「紫熊倶楽部」11月号を紹介します。
 最初の記事は、サンフレッチェオリジナルのアンセム「HIROSHIMA NIGHT」について。ベイ・シティ・ローラーズの歌をベースに広島のサポーターが歌詞を付けた広島オリジナルのチャントが、ようやく声出し応援が解禁になった9/25のエディオンスタジアム広島で鳴り響いた様子を描いています。最初のスペシャルドキュメントで取り上げられているのは柏好文選手。スキッベ監督が本格的に指揮を執り始めた直後に出場機会を失い、6月中旬以降もレギュラーから外れながらも、そこから2度にわたってポジションを奪い返し、そして8月の大爆発につなげた軌跡を描いています。これに続くのは川浪選手の10000字インタビュー。与えられた立場で、その時を全力でやることを意識している、と言う思いを語っています。
 「match report」はルヴァンカップ準決勝福岡戦の2試合と、天皇杯のC大阪戦、J1の川崎F戦、名古屋戦、浦和戦、そしてレジーナの相模原戦、千葉戦、神戸戦。また、左山選手がWEリーグカップを振り返っています。「READERS AREA」を挟んで「アウェイ見聞録」は、財布も免許証も忘れたと言う名古屋遠征について。続いて大迫選手、佐々木選手、エゼキエウ選手、満田選手が、それぞれタイトルへの思いを語っています。更に清水戦、天皇杯準々決勝C大阪戦、ルヴァン杯福岡戦のゴールでチームを勝利に導いた川村選手を取り上げています。
 連載の「レジーナを彩る華麗な華たち」では松原優菜選手が登場。年代別代表の常連だった姉とは違って少しずつ成長してきた軌跡と、これからの対する思いを綴っています。そして最後はいつものように「REGINA PLAYERS」「SIGMA CALENDER」「紫熊短信」となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は税込396円。ホームゲーム会場、V-POINT、広島県内の大手書店と東京・銀座のtauで販売中です。また通販はJリーグオンラインストアからどうぞ。

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2022/10/13

ルヴァン杯決勝チケットの一般販売開始

ルヴァンカップ決勝のチケットの一般販売が、昨日の午後6時から始まっています。販売されるのは先行抽選販売で残った席で、広島のベンチがある南側はカテ1メイン、カテ2メイン、カテ3が既に完売。カテ3南、カテ4南、カテ5南も残りが少なくなっていますので、観戦に行こうかと思っている方はJリーグチケットから早めにご購入下さい。
 一方天皇杯決勝のチケットですが、こちらの広島側(ベンチ右)はメイン1階席を除いてまだまだ残りがある模様です。会場での当日券販売はなくセブンイレブンとチケットJFAのみとなっていますので、観戦予定の方はなるべく前売り券をご購入下さい。

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2022/10/12

川村が月間ベストゴールを受賞

Jリーグは昨日、9月度のKONAMI月間ベストゴールを発表し、第28節清水戦でスーパーロングシュートを決めた川村拓夢選手が選ばれました。Jリーグ公式サイトによると川村選手は、10年前(2012年5月12日)の横浜FM戦で青山選手が決めた超ロングシュートをスタンドで観ていたそうで、その時から「いつかこのスタジアムで同じロングシュートを決めたい」と思っていたそうです。このゴールを含む清水戦の2ゴールでチームを勝利に導くとともに、レギュラーに定着するきっかけともなった川村選手。この受賞を糧にして、更に大きく飛躍して欲しいと思います。

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2022/10/11

高円宮杯PLウェスト第17節神戸戦

昨日行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第17節で、サンフレッチェ広島ユースは後半アディショナルタイムのゴールで追いついて勝点1ずつを分け合いました。広島のメンバーは、GK:中原、DF:石原、MF:渡邉、畑野、笠木、越道、高下、竹山(→角掛70分)、FW:滝口、妹尾、中川(→木村83分)。ゲキサカの記事によると前半6分に越道のパスを妹尾がヘッドで決めて広島が先制したもののその3分後に追いつかれます。続いて前半25分には越道のスルーパスを中川が決めて勝ち越しましたが、30分にスローインから繋がれて再び追いつかれました。その後は2-2のまま推移しましたが後半40分にオウンゴールで勝ち越しを許します。しかし諦めない広島は後半アディショナルタイムに笠木のFKを畑野がヘッドで押し込みドローに持ち込みました。第17節の全結果と順位表は次の通り。
【第17節】
C大阪U-18  2-3 履正社高
G大阪ユース 2-1 静岡学園高
名古屋U-18  2-3 大津高
東福岡高   0-1 磐田U-18
広島ユース  3-3 神戸U-18
清水ユース  3-3 鳥栖U-18

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 鳥栖U-18     35    15   11   2   2   +24
2 磐田U-18     31    15   10   1   4   +10
3 神戸U-18     27    15    8   3   4    +7
4 東福岡高     23    15    7   2   6    -8
5 静岡学園高    22    15    6   4   5    +5
6 履正社高     21    17    6   3   8    +1
7 名古屋U-18    20    15    6   2   7    -1
8 広島ユース    20    17    5   5   7    -5
9 大津高      19    17    5   4   8   -12
10 C大阪U-18    17    15    5   2   8    +4
11 清水ユース    14    15    3   5   7    -8
12 G大阪ユース   12    15    3   3   9   -17
試合ライブ配信

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2022/10/10

レジーナとJrユースの練習試合

レジーナは昨日サンフレッチェ広島Jrユースとの練習試合を行い、0-4で敗れました。

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天皇杯決勝の応援ツアー

今週末に行われる天皇杯決勝を応援するツアーの募集が行われています。バスツアーは10/15(土)の午後10時に広島ヘリポート、10時半に広島駅新幹線口を出て、山陽自動車道の小谷SA、福山SAを経て翌日の朝に日産スタジアムに到着して、試合観戦の後に横浜を出て10/17(月)の朝4時半ごろに広島駅新幹線口、5時ごろに広島ヘリポートに戻ります。旅行代金はお一人さま38,000円。サンフレッチェクラブ会員とちゅーピーくらぶ会員はそれぞれ1,000円引きとなります。詳細とお申し込みは、たびまちゲート広島のサイトから。入場券は付いていませんので、チケットJFAJリーグチケットチケットぴあローソンチケットなどでお買い求めください。
 一方、飛行機で日帰りできるツアーはお一人さま32,000円で募集されていましたが、こちらは既に完売しているとのこと。一般販売の航空券は、行きはいずれも7時30分広島空港発のJAL252便とANA672便が17,270円で、帰りは17:50羽田発のJAL265便と18:05羽田発のANA683便は21,370円でまだあるようです。

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2022/10/09

第32節神戸戦

昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第32節神戸戦は、開始早々の今津の退場が響いて今季最多失点タイの0-4で敗れ、リーグ優勝の可能性が消滅しました。
 先発メンバーは京都戦から全員入れ替え。また前節からも塩谷以外の全員を替えて、以下の布陣で戦いました。
       川浪

  住吉   今津   塩谷
       (退場9分)
    青山   松本泰
    (→棚田69分)
藤井            浅野
(→川村59分)
   柴崎   エゼキエウ(→森島59分)
   (→佐々木翔14分)
      ピエロス(→Bカリファ69分)

SUB:林、越道
 対する神戸は、GK:前川、DF:山川、菊池(→槙野81分)、小林友、酒井、MF:大崎(→扇原63分)、武藤、山口、小林祐(→郷家81分)、汰木(→佐々木大69分)、FW:大迫勇(→小田69分)、と言うメンバーでした。前半4分、浅野のFKに飛び込んだ今津がGK前川と接触して両者とも倒れます。これをVARでチェックした主審は今津が足を上げて飛び込んだプレーを危険なプレーと見て一発レッド。広島は早々に一人少なくなってしまいました。その後広島は数的不利を感じさせないような積極的な攻撃をしかけましたが、しかし先制点は神戸。前半20分、左からのFKで汰木が横に流すと山口が左のスペースへロビングのパス。走り込んだ大迫の折り返しに合わせた武藤のシュートは川浪が弾いたものの、ゴール前に詰めていた菊池に押し込まれてしまいました。
 これに対して広島も縦に速い攻撃から点を奪いに行って、24分には浅野のシュートは弾かれエゼキエウの右足シュートは枠外。28分にはエゼキエウが高い位置で奪って抜け出しを狙ったもののシュートは打てず、36分にはエゼキエウが左足でミドルを放ったもののDFがブロック。41分にもエゼキエウがヒールリフトを使って抜け出すとパスに走り込んだピエロスがシュートしましたがGKに弾かれます。神戸は何度も攻め込んで来たものの広島守備陣は粘り強く対応して、神戸の1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半に入ると神戸は前線の選手が高い位置まで張り出して、広島のDFラインにプレッシャーをかけます。なかなかつなげなくなった広島はロングボールで打開を図るものの、セカンドボールをことごとく拾われチャンスを作れません。そして後半9分に汰木のパスを受けた大迫のクロスを小林祐に決められて追加点を許すと、その1分後には酒井のクロスがそのままゴールに入ってしまって3点目。更に後半12分には藤井の仕掛けを止められ神戸のカウンターが発動。いったんはゴール前で佐々木翔がクリアしたものの短く、拾った汰木に決められてあっという間に4点差となってしまいました。
 たまらず森島と川村を投入するスキッベ監督。しかし数的不利の中で戦ってきた影響か全体的に運動量が上がらず、なかなかシュートまでも行けません。逆に神戸は後半19分の山口、29分の小田、30分の山口、31分の小田と続けざまに打ってきますが精度を欠いて助かります。結局神戸のシュート21本に対して広島は4本と、内容的にも完敗の結果となってしまいました。
 京都戦の120分の激闘から中2日で迎えたと言うことで、スキッベ監督は先発全員を入れ替えてこの試合に臨みました。今季リーグ戦初出場となった川浪以外にも、11試合ぶりの先発となった青山と浅野、8試合ぶりの藤井ら出場機会に飢えていた選手たちにとっては期するものがあったと思います。しかし試合開始から10分ほどで数的不利になってしまったと言うことで、非常に難しい試合になってしまいました。それでも前半は守備も良く凌いで1失点に抑え、攻撃面でもエゼキエウの突破から何度かチャンスを作るなど悪い内容ではなかったと思います。しかし後半9分に神戸の良い崩しから失点すると、酒井のクロスが直接ゴールに入ってしまうと言う不運もあって4失点。序盤から数的不利の中で一人一人がいつも以上に走り回ったツケが出てしまった、と言う感じで、最後は為す術の無い敗戦になってしまいました。チームにとっても、また久々の出場機会を掴んだ選手にとっても残念な結果ですが、しかしこの敗戦からも学ぶべきことはあるはず。「2冠」を賭けた来週からの2連戦、そしてリーグ戦の残り2試合にこの教訓を生かして欲しいと思います。

広島公式サイト  神戸公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細  スキッベ監督  神戸  今津

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2022/10/08

今日の神戸戦

モバイルサイトによるとスキッベ監督は今日のメンバーについて「数人の交代は考えられます。そこから先は...今晩決めようかなと思っています」と語っていますが、中国新聞によると「7月のホーム湘南戦以来となる先発の大幅入れ替えの可能性がある」とのこと。その中でこのところ「19番目の選手」としてベンチ入り一歩手前まで来ていた棚田選手のメンバー入りを示唆していたとのことなので、いきなり先発起用の可能性もありそうです。
 今日の試合会場はノエビアスタジアム神戸で、午後2時キックオフ。声出し応援が可能なビジターシートは完売していて、他の座席も残席はわずかとなっています。また試合中継はDAZNのみとなっています。今日は都合によりブログでの速報はできませんので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方は、モバイルサイトなどの速報をご覧下さい。

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2022/10/07

神戸戦に向けて

明日はJ1リーグ戦第32節。サンフレッチェはアウェイでヴィッセル神戸と対戦します。
 開幕からリーグ戦12試合勝ち無しと最悪のスタートを切った神戸は、定位置になっていた最下位からの浮上を期して6月末に3度目の監督交代を敢行。強化部スタッフの吉田孝行氏が3度目の監督に就任して立て直しを図りました。そしてACLやルヴァンカップ、天皇杯を平行して戦いながら戦い方を確立し、大迫、菊池ら主力の復帰もあってリーグ戦はこのところ3連勝。12位に浮上してきています。吉田監督就任以来の公式戦の戦績は次の通り。
19A ○2-0 鳥栖  【神】武藤2
20H ○2-1 清水  【神】汰木、大迫、【清】チアゴ・サンタナ
21A ○1-0 磐田  【神】大迫
天4 ○2-1 柏   【神】佐々木、初瀬、【柏】椎橋
22A △1-1 鹿島  【神】大迫、【鹿】和泉
23H ●0-1 柏   【柏】細谷
YQF1 ●1-2 福岡  【神】大迫、【福】ジョン・マリ、ルキアン
24A ●0-3 C大阪 【C】タガート、鈴木、加藤
YQF2 ●0-1 福岡  【福】ルキアン
25A ○2-0 札幌  【神】汰木2
AR16 ○3-2 横浜FM 【神】飯野、佐々木、小田、【横】西村、アンデルソン・ロペス
ACQF ●1-3 全北  【神】汰木、【全】バロウ、ソウザ、ムン・ソンミン
28A ●0-2 京都  【京】松田、豊川
天QF ●0-1 鹿島  【鹿】鈴木
29H △0-0 名古屋
26H ○2-1 FC東京 【神】山口、菊池、【東】レアンドロ
30H ○2-1 G大阪 【神】大迫2、【G】レアンドロ・ペレイラ
31A ○1-0 福岡  【神】小林祐
 残留を争う福岡との直接対決になった前節は、大迫の巧みなトラップからチャンスを作って先制点をモノにすると、その後は攻め込まれながらも粘り強く戦って逃げ切っています。ただ12位に上がったとは言え17位G大阪との勝点差はわずかに4。ここで勝点を一気に伸ばして、早く残留を確定したいと思っているに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、累積警告で荒木が出場停止になります。加えて120分の激闘を戦った京都戦から中2日と言うことを考えると、大幅にメンバーを変えてくる可能性もありそうです。と言うことでメンバーは読めないところではありますが、私は次のように予想します。
       大迫

  塩谷   住吉  佐々木

    柴崎   松本泰

藤井            川村

  Bカリファ  エゼキエウ

      ピエロス

SUB:川浪、野上、野津田、柏、森島、満田、Dヴィエイラ
 残り3試合で首位・横浜FMとの勝点差は8と厳しい状況ではあるものの、何が起きるか分からないのがサッカー。2013年には残り2試合で勝点差5をひっくり返して優勝したことを考えれば、まだまだ諦める必要はありません。明日も厳しい戦いになるのは間違いありませんが、いつものようにチーム一丸となって戦って、勝点3を持ち帰って欲しいと思います。

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2022/10/06

天皇杯準決勝京都戦

昨日サンガスタジアム by KYOCERAで行われた天皇杯準決勝は、延長にもつれ込む熱戦を制して勝利。Jリーグ開幕以降は9年ぶり6回目、前身の東洋工業から数えると15回目の決勝進出を決めました。
 出場停止の塩谷に代わって野上を起用した以外は浦和戦と同じ先発メンバーで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  野上   荒木隼  佐々木

    野津田  川村

茶島             柏
(→住吉80分)
   森島     満田(→松本泰119分)
   (→エゼキエウ80分→ピエロス120+2分)
     Dヴィエイラ(→Bカリファ58分)

SUB:川浪、柴崎
 対する京都は鳥栖戦から先発全員を入れ替えて、GK:ウッド、DF:メンデス、荒木大、長井、田中(→植田72分→麻田101分)、MF:金子、山田(→井上66分)、三沢、FW:ウタカ(→川崎76分)、宮吉(→中野72分)、パウリーニョ(→イスマイラ66分)、と言うメンバーでした。立ち上がりから積極的に攻めに出たのは広島。2分には逆サイドでクロスを拾った柏がシュートし、4分にも右からのクロスに森島が合わせましたが枠外に外れます。続いて5分にも茶島がシュートしましたがDFに当たり、10分には満田の落としをドウグラス・ヴィエイラが狙いましたが惜しくも枠を外します。またその1分後にも茶島がシュートしましたが枠を捉えることが出来ません。その後は京都にペースを渡す時間帯があったものの、24分の野津田のシュートや、26分のドウグラス・ヴィエイラのシュート等で相手ゴールを脅かします。対する京都も30分にカウンターからのクロスに宮吉が合わせる、と言うシーンを作ったものの、その後も広島がペースを渡しません。そして前半33分、速攻からの満田のシュートをメンデスがクリアしたものの、VARの介入によりメンデスの手にボールが当たっていたことが分かりPKの判定。これをドウグラス・ヴィエイラがきっちりと決めて、広島が先制しました。そしてこの後も森島や柏が惜しいシュートを放つなど、広島ペースのままで前半を終了しました。
 後半の最初の決定機も広島で、8分に柏のクロスを川村が打ちましたが相手にブロックされます。対する京都も後半18分、カウンターから抜け出したウタカが決定機を迎えましたが大迫が素晴らしい反応で防ぎます。選手を入れ替えながら得点を奪いに来る京都は、植田や中野ら若手の速さで打開を図ります。そして後半32分、野津田のFKをはね返した京都の速攻で抜け出したイスマイラに強烈なシュートを決められ、同点に追いつかれてしまいました。
 この後は追加点を狙って攻め合う両チーム。後半を終えても勝ち越し点は生まれず、決着は延長に持ち込まれます。そして延長前半4分、住吉の鋭い縦パスを受けたエゼキエウがヒールで流すと、これでDFラインの裏に抜け出したベン・カリファが強烈なシュートを決めて、広島が再び勝ち越しました。
 その後も攻撃の手を緩めない広島は、延長後半1分には満田のFKから決定機を作り、3分にもクロスにベン・カリファが合わせましたがGK正面を突きます。逆に6分には大迫のクリアが相手に渡ってしまい、川崎にシュートを打たれましたが枠外に外れ、8分にはカウンターからのクロスに井上が合わせましたが大迫が弾きます。終盤には京都はGKのウッズも上げて得点を奪いに来ましたが広島の守備陣がはね返し、最後は相手陣内で時間を使って試合終了のホイッスルとなりました。
 リーグ戦優勝の可能性を残す広島に対して京都は残留争いのまっただ中。しかもほぼリーグ戦のメンバーで戦った広島に対して京都は完全ターンオーバーだったと言うこともあり、全体的にペースを握っていたのは広島でしたが、しかしそれだけで決まらないのが一発勝負のカップ戦、と言うもの。もう一つの準決勝ではJ2では18位の甲府がJ15位の鹿島を破っているわけですから、京都が勝つ可能性は十分にあったと言えます。実際、後半32分に同点に追いつかれた時には嫌な予感がしたものです。
 しかし広島の選手はその後も慌てることはありませんでした。前線と後ろの選手が連動してボールを奪い、何度もチャンスを作りました。特に延長4分の勝ち越し点は、途中交代の3人による素晴らしいコンビネーションでゲットしたもの。まさに「終盤に強い」と言う今季のサンフレッチェを象徴するような得点シーンだったと言えるでしょう。これまでスキッベ監督の下で1年間(と言うか実質半年)戦ってきて、何度か失敗もあったもののそこから学んでチーム力を高めてきたことが、この勝利に繋がったと言えるのではないでしょうか。
 この試合の結果サンフレッチェは、森保監督時代の2013年以来9年ぶりに決勝進出を決めました。Jリーグ開幕以降の天皇杯の決勝進出は6回目となりますが、昨年はアマチュアのおこしやす京都に敗れ、一昨年はコロナ禍のために出場できなかったことを考えると、ようやくまたこの場に到達できたことに感慨深いものがあります。これまでの5回はいずれも決勝で敗れて準優勝に終わりましたが、それは過去の歴史でしかない。ここまでの2022年シーズンで学んできたように攻撃的なサッカーを展開すれば、必ず勝てるはずです。明後日の神戸戦、そして天皇杯とルヴァンカップの決勝へと続く「10月決戦」を、チーム一丸となって勝ち抜いて、そして来季のユニフォームの胸の星の数を5個にして欲しい、と思います。

ブログ速報  前半  後半  延長前半  延長後半
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ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細  広島53大会ぶり日本一に王手  曺監督  京都  荒木
サッカーダイジェストWeb  広島が9年ぶり天皇杯決勝進出

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2022/10/05

今日の京都戦

中国新聞によると今日は累積警告で塩谷が出場停止だとのことで、右CBには野上が起用される予定だとのこと。またピエロス・ソティリウもキプロス代表から戻っているそうで、今日はベンチ入りすることになりそうです。一方の京都は、これまでもターンオーバーで勝ち抜いてきたことを考えるとフレッシュなメンバーで来る可能性が高そう。誰が出るにしてもチーム全員で力を合わせて戦って、決勝進出を勝ち取って欲しいと思います。
 今日の試合会場は亀岡市のサンガスタジアム by KYOCERAで、午後7時半キックオフ。京都からはJR嵯峨野山陰線でのアクセスになりますが、京都サンガのサイトによると試合開始前と試合後の列車を増便するとのことですのでご利用下さい。
 テレビ中継はNHK BS1で生放送が、またBSスカパー!(スカパー!サービスBS241とスカパー!プレミアムサービスch579)では深夜0時半から録画放送が予定されています。一方、配信はSPOOXによる時間差配信のみで、NHKプラス等のリアルタイム配信はありません。今日もブログでの速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はこちらをご覧下さい。

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2022/10/04

京都戦に向けて

明日は天皇杯の準決勝。サンフレッチェはアウェイで京都サンガと対戦します。
 前回対戦時までは中位をキープしていた京都でしたが、夏場になかなか調子が上がらず順位を落とし、残留争いに巻き込まれています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
22H △1-1 広島  【京】大前、【広】森島
23A △1-1 G大阪 【京】大前、【G】食野
24H ●1-2 柏   【京】武田、【柏】OG、武藤
27A ●0-1 清水  【清】乾
28H ○2-0 神戸  【京】松田、豊川
天QF ○2-1 東京V 【京】パウリーニョ2、【V】谷口
29H △1-1 鹿島  【京】山﨑、【鹿】ピトゥカ
26H ●1-2 横浜FM 【京】金子、【横】エドゥアルド、エウベル
30A ●0-2 FC東京 【東】レアンドロ、アダイウトン
31A ○1-0 鳥栖  【京】豊川
 前節は前半17分に高い位置で相手ボールを奪っての速攻で先制点を奪うと、その後は3年ぶりの「声出し応援」に背中を押されながらの鳥栖の攻撃を執念で防いで、4試合ぶりのリーグ戦勝利を挙げています。中2日でリーグ戦(名古屋戦)があるため多少のメンバー入れ替えをしてくる可能性はありそうですが、天皇杯で決勝進出できれば2011年以来11年ぶり、そして2002年の優勝以来のチャンス。誰が出るにしても曺貴裁監督のサッカーを貫いて、勝利を目指してくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、優勝のためには絶対に勝たなければならない試合だと言うことで、これまで通り現状のベストメンバーで戦う可能性が高いのではないでしょうか。と言うことで、私の予想は次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    川村   野津田

茶島             柏

   満田     森島

     Dヴィエイラ

SUB:川浪、住吉、野上、松本泰、エゼキエウ、ベン・カリファ、ピエロス
 京都との今季の対戦成績は1勝1分けですが、2試合とも両チームとも高い位置からプレッシャーをかけあってどちらに転ぶか分からないゲームになっています。明日も同様に厳しい試合になることが予想されますが、120分+PK戦まで行くつもりで最後まで勝利を目指して戦い抜いて欲しいと思います。

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2022/10/03

高円宮杯PLウェスト第16節鳥栖戦

昨日行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第16節で、サンフレッチェ広島ユースはサガン鳥栖U-18に1-2で敗れました。広島のメンバーは、GK:中原、DF:渡邉、畑野、滝口、MF:井野(→角掛11分→木村85分)、笠木、越道、高下、竹山(→中川65分)、石原、FW:妹尾。前半2分にCKから先制点を奪われましたが、37分に笠木のシュートをGKが弾き、これを越道が右足で決めて同点に追いつきました。しかし前半終了間際にPKを撮られて勝ち越しを許すと、その後は得点はなくそのまま敗れました。第16節の全結果と順位表は次の通り。
【第16節】
履正社高  4-1 G大阪ユース
鳥栖U-18  2-1 広島ユース
静岡学園高 1-1 名古屋U-18
磐田U-18  4-0 C大阪U-18
神戸U-18  2-0 東福岡高
大津高   2-1 清水ユース

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 鳥栖U-18     34    14   11   1   2   +24
2 磐田U-18     27    13    9   0   4    +9
3 神戸U-18     26    14    8   2   4    +7
4 静岡学園高    22    14    6   4   4    +6
5 東福岡高     22    13    7   1   5    -7
6 広島ユース    19    16    5   4   7    -5
7 C大阪U-18    17    14    5   2   7    +5
8 履正社高     17    15    5   2   8     0
9 名古屋U-18    17    13    5   2   6    -1
10 大津高      16    15    4   4   7   -13
11 清水ユース    12    13    3   3   7    -7
12 G大阪ユース    9    14    2   3   9   -18

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鮎川が再手術

プレスリリースによると、鮎川駿選手が9/30に広島県内の病院で、左足第5中足骨骨折部の補強手術を行いました。鮎川選手は5月の同じ場所を手術して夏場には全体練習に復帰していましたが、中国新聞によると9月下旬から再び別メニュー調整になっていた、とのことで、復帰時期は未定だそうです。

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2022/10/02

第31節浦和戦

昨日ホームで行われたJ1リーグ戦第31節浦和戦は、満田の2ゴールなどで4-1で勝利して3位をキープしました。
 右WBに茶島を起用した他は福岡戦と同じで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    川村   野津田(→松本泰89分)

茶島             柏
(→野上72分)
   満田     森島(→エゼキエウ72分)
   (→柴崎86分)
     Dヴィエイラ(→ベン・カリファ86分)

SUB:川浪、住吉
 対する浦和は、GK:西川、DF:酒井、岩波、ショルツ、大畑(→関根70分)、MF:大久保(→明本87分)、伊藤(→柴戸62分)、岩尾、松尾(→ユンカー62分)、FW:小泉(→リンセン62分)、江坂、と言うメンバーでした。立ち上がりから広島は前線からの強烈なプレスをかけてペースを握ります。2分には即時奪回から森島がシュートしましたが枠外。8分にはCKのクリアボールを茶島が狙い、こぼれをドウグラス・ヴィエイラがボレーで叩きましたがわずかに枠外に外れます。10分に大迫のフィードを奪われ、13分にも野津田が奪われてハーフカウンターを受けて浦和ペースになりかけましたが、守備陣が頑張って流れを渡しません。前半16分の川村の強烈なミドルは西川に止められたものの、20分の満田のシュートは惜しくも西川の正面を突きます。そして前半21分、岩尾のバックパスが弱くなったところに森島が詰めてシュート。これは西川に止められたもののこぼれを押し込んで、広島が先制点を奪いました。
 その後も広島はペースを緩めず、攻撃的な守備で浦和を押し込みます。24分には野津田のクロスから茶島が決定的なシュートを放ちましたが枠外。28分の満田のFKは西川が弾きます。また42分には塩谷がシュートまで行ったものの上に外れてしまいます。前半45分には浦和のコンビネーションから大久保に決定的なシュートを打たれたものの大迫が止めて、前半は広島の1点リードで終わりました。
 後半立ち上がりは浦和の積極的なプレーになかなかリズムを掴めなかったものの、7分にはドウグラス・ヴィエイラがミドルレンジからシュートしたプレーをきっかけに広島の流れとなります。そして後半15分、野津田のCKはクリアされたもののこぼれを拾った茶島がミドル。これは相手に当たって流れたものの右サイドから森島が低いクロスを入れると、ここに飛び込んだ荒木が右足で押し込んでリードを2点に広げました。続いて後半25分には浦和のミスパスを奪った川村がダイアゴナルのパスを満田に送ると、トラップでDFを置き去りにして左足でシュート。これがニアサイドを打ち抜いて3点差となりました。
 この後は交代選手を中心に浦和が押し返し、29分にはリンセンに至近距離から打たれましたが大迫が2度とも素晴らしい反応で防ぎます。しかしその直後のCKで、ショーとコーナからのクロスを柴戸に決められ1点を返されてしまいました。
 再び攻撃の姿勢を強めた広島は、33分にはエゼキエウの抜け出しからのクロスに野上が飛び込む、と言う決定機を作ります。そして後半37分、左寄りの位置からのFKを蹴った満田が直接ねじ込み、再びリードを3点差に広げます。その後は何とか点を取りたい浦和が攻め込んできたものの大迫が立ちはだかって、試合終了のホイッスルとともに今季最多の17,000人を越える観客の歓喜の声が鳴り響きました。
 前回の対戦時にはなかなか前線からのプレスがかからず浦和にゴール前に迫られることの多かった広島でしたが、今回は違いました。試合開始早々から高い位置からのプレスをかけて浦和に自由なパス回しを許さず、逆に何度も即時奪回からチャンスを作りました。そして先制点はまさに前線からのプレスが効いた形で、相手のミスを誘った森島が自らゴールを決めました。また満田の3点目も相手のパスミスを奪った川村が素早く満田にパスを通してゴールを導いたわけで、まさに広島のやりたい形が試合に出たからこその結果だった、と言えます。前回の対戦から約5ヶ月の間に広島の選手たちが見せた成長が、この結果に繋がったと言って良いのではないでしょうか。
 今節は首位・横浜FMが勝ったのに対して2位・川崎Fは逆転負け。また3位C大阪も後半アディショナルタイムの失点で勝点1に終わりました。残り3試合の広島と首位との勝点差は8のままで優勝の可能性はかなり低くなったと言わざるを得ないのですが、2位か3位の可能性はより高くなったとも言えます。リーグ戦の残り試合と天皇杯、ルヴァンカップに向けて、一つでも緊張感を緩めることなくチーム一丸となって戦い抜いて欲しい、と思います。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  浦和公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細  満田  浦和  ロドリゲス監督
サッカーダイジェストWeb  採点&寸評  直接FK弾の舞台裏  満田の豪快弾に脚光
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2022/10/01

今日の浦和戦

中国新聞によるとスキッベ監督は「現状はけが人を除けば全員フィットしていて、チームとして非常にいい状態にある」と語っています。今週は浦和戦から中3日で天皇杯準決勝の京都戦があり、続いて中2日で神戸戦があっていずれも勝たなければならない試合。まずは今日の試合を全力で戦って、チーム全員の力で勝ち続けて欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後3時キックオフ。試合前イベントとしては10時半から「サンフレッチェカップ」のU-10とU-12が、12時45分からは「フォリアカップ」が行われます。また1時50分ごろからはサンフレッチェユース出身のYouTuber「LISEM」のトークショーを開催。「クラブ創立30周年企画レジェンドOB」は、北朝鮮代表としても活躍した李漢宰氏が来場します。
 メインスタンド前のおまつり広場では「フレンドリータウン広島県府中町ブース」「JALブース」「花王ブース」「ICONパスマシーン」などが11時にオープン。楓子、SPL∞ASH、ドリームレインボー、LISEM、李漢宰氏が出演する「にぎわいステージ」も11時からです。
 先着プレゼントは「オリジナルタオルマフラー」を6,000名様に、「ぶち紫ハリセン」を13,000名様に差し上げます。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは荒木選手のプレミアムカードです。その他、グルメ情報やアクセス情報、グッズ情報などはサンフレッチェ広島公式サイトをご覧下さい。
 今日の試合中継は広島テレビとDAZNで生放送が予定されています。今日もブログでの速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&テレビやDAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。

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