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2022/07/31

第23節FC東京戦

昨日「ピースマッチ」として行われたJ1リーグ戦第23節FC東京戦は、森島のゴールで先制したものの後半逆転されて悔しい敗戦となりました。
 スキッベ監督は野津田以外の日本代表メンバーを先発起用。また川村を今季2度目のリーグ戦で先発させて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰   川村(→今津85分)

藤井           東俊希(→茶島85分)

   森島      満田(→エゼキエウ77分)
   (→柴崎77分)
      Bカリファ(→Jサントス68分)

SUB:川浪、浅野
 対するFC東京は、GK:波多野、DF:長友、木本、森重、バングーナガンデ、MF:松木、東慶悟(→木村87分)、安部(→塚川72分)、FW:三田(→フェリッピ60分)、ディエゴ・オリヴェイラ(→山下72分)、紺野(→アダイウトン60分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは東京のパス回しになかなかプレスがはまらず攻め込まれ、5分には三田に直接FKを狙われます。しかしその後は広島が反撃して、11分には川村がファーストシュート。また15分には速い攻撃から藤井が狙いましたが枠外に外れ、16分には満田のマイナスのパスに走り込んだ松本泰がフリーで狙ったもののブロック。続いて18分には塩谷が遠目から狙いましたが枠を捉えることができません。逆に20分、バングーナガンデのパスで抜け出した三田のクロスに安部が飛び込みましたが枠を外れて助かります。飲水タイムの後は再び東京にボールを回されたものの、33分には満田の右からのクロスをベン・カリファがヒールで流し、こぼれに東俊希が詰めましたが惜しくもGKに弾かれます。そして前半39分、左サイドの高い位置からの守備でボールを奪うと、佐々木のパスを受けた森島が思い切ってミドルシュート。これが強烈な弾道となって東京ゴールに突き刺さって、広島が先制点を奪いました。
 後半も広島が追加点を狙って積極的に戦い、1分には佐々木のクロスに川村が合わせたものの枠外。続いて6分にはCKに荒木が合わせたもののGKの好セーブに阻まれ、10分には東俊希がFKを狙いましたが壁に当たります。しかしその後は押し返され、後半21分に東京の速攻からアダイウトンの仕掛けは防いだものの、こぼれを繋がれディエゴ・オリヴェイラに決められて同点に追いつかれてしまいました。
 その後は両チームともオープンな展開となって、23分の藤井のシュートはブロック。また27分のアダイウトンのシュートは枠外に外れて助かります。続いて32分には波状攻撃からエゼキエウがシュートしたものの惜しくも枠外。34分にはエゼキエウのクロスに詰めた柴崎の身体に当たったものの枠外に外れ、35分にはジュニオール・サントスとのワンツーを使って東京のペナルティエリア内に侵入したエゼキエウが決定的なシュートを放ちましたが枠を捉えることができません。そして後半アディショナルタイムにジュニオール・サントスが単独突破を狙ったものの3人に囲まれて奪われると、東京のショートカウンターからアダイウトンがクロス。これが誰も触らないままにゴールネットに入ってしまいます。広島は最後まで諦めずにジュニオール・サントスや塩谷のシュートで同点を狙いに行ったものの枠を捉えることができず、そのまま敗戦のホイッスルとなりました。
 日刊スポーツのスタッツによるとボール支配率はFC東京が57%と上回っていましたが、シュート数は東京の9本に対して広島は倍の18本。この数字からも分かるように、広島はボールを奪えば縦に速く攻める、と言う狙い通りのサッカーが展開できていたように思います。しかし相手の守備を崩して打ったシュートはことごとく枠外。逆にアダイウトンの決勝ゴールはクロスが流れて入ってしまいました。FC東京のアルベル監督が試合後に「サッカーは決定機の数を競うのではなく、ゴールの数を競うスポーツです。今日、われわれは相手よりも多くのゴールを決める幸運に恵まれたと思います」と振り返っているように、ちょっとした運・不運の差が結果となって出てしまったように思います。
 ただ、アダイウトンの決勝ゴールのきっかけとなったジュニオール・サントスのドリブルからのボールロストは、スキッベ監督が「目的を失ったドリブルによって数10メートルとボールを持ち続けて、われわれがやろうとしている速いコンビネーションからかけ離れてしまったプレーをしてしまったことは大きなミスだった」と振り返っているように、決して見逃してはなりません。今季のジュニオール・サントスはチーム戦術に忠実にプレーするようになり、独りよがりなドリブルは封印していたのになぜあそこでパスよりもドリブルを選択したのか。それによってチームに迷惑をかけてしまったことから、改めて学んでもらわなければならないと思います。一昨日あたりからキプロス代表のピエロス・ソティリウを広島が獲得か、と言う噂が流れていますが、もしここでライバルが増えるのであれば、なおのことチームに1年半在籍してきた利を生かして、チームの勝利のためにプレーして欲しいもの。コロナ禍と過密日程で厳しい試合が続きますが、改めてチーム全員で心を一つにして、この戦いを勝ち抜いて欲しいと思います。

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