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2022/07/31

第23節FC東京戦

昨日「ピースマッチ」として行われたJ1リーグ戦第23節FC東京戦は、森島のゴールで先制したものの後半逆転されて悔しい敗戦となりました。
 スキッベ監督は野津田以外の日本代表メンバーを先発起用。また川村を今季2度目のリーグ戦で先発させて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰   川村(→今津85分)

藤井           東俊希(→茶島85分)

   森島      満田(→エゼキエウ77分)
   (→柴崎77分)
      Bカリファ(→Jサントス68分)

SUB:川浪、浅野
 対するFC東京は、GK:波多野、DF:長友、木本、森重、バングーナガンデ、MF:松木、東慶悟(→木村87分)、安部(→塚川72分)、FW:三田(→フェリッピ60分)、ディエゴ・オリヴェイラ(→山下72分)、紺野(→アダイウトン60分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは東京のパス回しになかなかプレスがはまらず攻め込まれ、5分には三田に直接FKを狙われます。しかしその後は広島が反撃して、11分には川村がファーストシュート。また15分には速い攻撃から藤井が狙いましたが枠外に外れ、16分には満田のマイナスのパスに走り込んだ松本泰がフリーで狙ったもののブロック。続いて18分には塩谷が遠目から狙いましたが枠を捉えることができません。逆に20分、バングーナガンデのパスで抜け出した三田のクロスに安部が飛び込みましたが枠を外れて助かります。飲水タイムの後は再び東京にボールを回されたものの、33分には満田の右からのクロスをベン・カリファがヒールで流し、こぼれに東俊希が詰めましたが惜しくもGKに弾かれます。そして前半39分、左サイドの高い位置からの守備でボールを奪うと、佐々木のパスを受けた森島が思い切ってミドルシュート。これが強烈な弾道となって東京ゴールに突き刺さって、広島が先制点を奪いました。
 後半も広島が追加点を狙って積極的に戦い、1分には佐々木のクロスに川村が合わせたものの枠外。続いて6分にはCKに荒木が合わせたもののGKの好セーブに阻まれ、10分には東俊希がFKを狙いましたが壁に当たります。しかしその後は押し返され、後半21分に東京の速攻からアダイウトンの仕掛けは防いだものの、こぼれを繋がれディエゴ・オリヴェイラに決められて同点に追いつかれてしまいました。
 その後は両チームともオープンな展開となって、23分の藤井のシュートはブロック。また27分のアダイウトンのシュートは枠外に外れて助かります。続いて32分には波状攻撃からエゼキエウがシュートしたものの惜しくも枠外。34分にはエゼキエウのクロスに詰めた柴崎の身体に当たったものの枠外に外れ、35分にはジュニオール・サントスとのワンツーを使って東京のペナルティエリア内に侵入したエゼキエウが決定的なシュートを放ちましたが枠を捉えることができません。そして後半アディショナルタイムにジュニオール・サントスが単独突破を狙ったものの3人に囲まれて奪われると、東京のショートカウンターからアダイウトンがクロス。これが誰も触らないままにゴールネットに入ってしまいます。広島は最後まで諦めずにジュニオール・サントスや塩谷のシュートで同点を狙いに行ったものの枠を捉えることができず、そのまま敗戦のホイッスルとなりました。
 日刊スポーツのスタッツによるとボール支配率はFC東京が57%と上回っていましたが、シュート数は東京の9本に対して広島は倍の18本。この数字からも分かるように、広島はボールを奪えば縦に速く攻める、と言う狙い通りのサッカーが展開できていたように思います。しかし相手の守備を崩して打ったシュートはことごとく枠外。逆にアダイウトンの決勝ゴールはクロスが流れて入ってしまいました。FC東京のアルベル監督が試合後に「サッカーは決定機の数を競うのではなく、ゴールの数を競うスポーツです。今日、われわれは相手よりも多くのゴールを決める幸運に恵まれたと思います」と振り返っているように、ちょっとした運・不運の差が結果となって出てしまったように思います。
 ただ、アダイウトンの決勝ゴールのきっかけとなったジュニオール・サントスのドリブルからのボールロストは、スキッベ監督が「目的を失ったドリブルによって数10メートルとボールを持ち続けて、われわれがやろうとしている速いコンビネーションからかけ離れてしまったプレーをしてしまったことは大きなミスだった」と振り返っているように、決して見逃してはなりません。今季のジュニオール・サントスはチーム戦術に忠実にプレーするようになり、独りよがりなドリブルは封印していたのになぜあそこでパスよりもドリブルを選択したのか。それによってチームに迷惑をかけてしまったことから、改めて学んでもらわなければならないと思います。一昨日あたりからキプロス代表のピエロス・ソティリウを広島が獲得か、と言う噂が流れていますが、もしここでライバルが増えるのであれば、なおのことチームに1年半在籍してきた利を生かして、チームの勝利のためにプレーして欲しいもの。コロナ禍と過密日程で厳しい試合が続きますが、改めてチーム全員で心を一つにして、この戦いを勝ち抜いて欲しいと思います。

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日刊スポーツ  スコア詳細  戦評
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2022/07/30

今日のFC東京戦

中国新聞によると、新型コロナウイルスの陽性反応が出たため離脱していたスキッベ監督が昨日の練習から復帰したとのこと。昨日の練習を指導して「全体的に見て選手の状態はいい...オフや十分な練習時間もあったので、いい準備ができている」と語っているとのこと。また韓国戦でフル出場して中2日の佐々木についても「すごくいい状況だと思います」と語っていることから、今日はほぼベストな布陣で戦うことができそうです。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。試合前イベントとしては「サンフレッチェカップ」のU-10とU-12が午後2時半から、「フォリアカップ」が4時45分から行われます。「クラブ創立30周年企画」で来場するOBは、現日本代表コーチの下田崇氏。キックオフ前には松井広島市長が挨拶し、両チームの選手代表による「平和の宣誓」の読み上げと黙とうが行われます。またハーフタイムには「ピースマッチリレーメッセージVTR」の放映と、被爆ピアノの演奏と共にSOLIDEMO・手島章斗さんが歌います。
 メインスタンド前のお祭り広場では、3時から「推しまちブース」(三原市特産品のジャンボタコ天、広島みはらプリン、八天堂くりーむパン等の特産品販売)、「折鶴展示」「広島商業高校ブース」(長崎県にちなんだ物品販売など)「安田女子大学ブース」「広島県ブース」「Peace Culture Villageブース」「広島市・広島平和文化センターブース」「JICAブース」「ぶちあつ!夏祭り」などがオープン。「メガ・エッグにぎわいステージ」ではSPL∞ASH、被爆ピアノ演奏、アンサンブル・トラウム、setomayu、SOLIDEMO・手島章斗が登場します。
 先着プレゼントは花王提供の「キュキュットポンプ」を1,000名様、「オタフクソース『30周年コラボパッケージ焼そばソース』」を10,000名様、「応援ハリセン ピースマッチver.」を15,000名様に差し上げます。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは大迫選手のプレミアムカードを3,000名様に。飲食売店はおまつり広場が3時から、メインスタンド3Fとバックスタンドコンコースは4時半から開店します。その他、アクセス情報やチケット情報などの詳細はサンフレッチェ広島公式サイトをご覧ください。
 試合中継は今日もDAZNのみとなっています。いつものようにDAZNを見ながらブログで速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧ください。

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今後の日程

Jリーグは昨日、未定だった第28節以降の日程とキックオフ時刻を発表しました。一方日本サッカー協会は天皇杯準々決勝のキックオフ時刻とテレビ放送の予定を発表しました。これらをまとめるとサンフレッチェの今後の日程は次の通り。

開催日
kick off
対戦相手
競技場
TV中継
L-QF1
8/3(水)
19:00
横浜F・マリノス
エディオンスタジアム広島
スカパー!
24
8/6(土)
18:00
鹿島アントラーズ
カシマスタジアム
DAZN
L-QF2
8/10(水)
1900
横浜F・マリノス
ニッパツ三ツ沢球技場
スカパー!
25
8/14(日)
18:30
柏レイソル
三協フロンティアスタジアム柏
DAZN
26
8/20(土)
19:00
ガンバ大阪
エディオンスタジアム広島
DAZN
27
8/27(土)
19:00
セレッソ大阪
ヨドコウ桜スタジアム
DAZN
28
9/3(土)
18:30
清水エスパルス
エディオンスタジアム広島
DAZN
天QF
9/7(水)
18:30
セレッソ大阪
ヨドコウ桜スタジアム
J SPORTS1
29
9/10(土)
18:30
川崎フロンターレ
等々力競技場
DAZN
30
9/17(土)
19::00
名古屋グランパス
豊田スタジアム
DAZN
L-SF1
9/21(水)
ルヴァン杯準決勝1st leg
L-SF2
9/25(日)
ルヴァン杯準決勝2nd leg
31
10/1(土)
15:00
浦和レッズ
エディオンスタジアム広島
DAZN/広島テレビ
天SF
10/5(水)
天皇杯準決勝
32
10/8(土)
ヴィッセル神戸
ノエビアスタジアム神戸
DAZN
天F
10/16(日)
天皇杯決勝
L-F
10/22(土)
ルヴァン杯決勝
33
10/29(土)
15:00
北海道コンサドーレ札幌
エディオンスタジアム広島
DAZN/NHK広島
34
11/5(土)
14:00
サガン鳥栖
駅前不動産スタジアム
DAZN/サガテレビ

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2022/07/29

FC東京戦に向けて

明日からJ1リーグ戦が再開。サンフレッチェはホームにFC東京を迎えて「ピースマッチ」を戦います。
 第2節から3連勝とスタートは良かったFC東京でしたが、その後はなかなか波に乗れずに現在の勝ち点は広島より3少ない32で、現在7位となっています。前回の対戦以降のリーグ戦の戦績は次の通り。
4H ○2-1 広島  【東】森重、アダイウトン、【広】鮎川
5A ○1-0 京都  【東】ディエゴ・オリヴェイラ
6A ●1-2 横浜FM 【東】安部、【横】西村、アンデルソン・ロペス
7H ○3-1 神戸  【東】アダイウトン、森重、ディエゴ・オリヴェイラ、【神】山口
8H △0-0 浦和
9A △0-0 札幌
2H △0-0 名古屋
10H ○2-0 G大阪 【東】アダイウトン、レアンドロ
11A ●1-5 福岡  【東】松木、【福】宮、山岸2、ルキアン2
12H ●0-1 鳥栖  【鳥】堀米
13A ●1-2 磐田  【東】アダイウトン、【磐】上原、鹿沼
14H △0-0 柏
15A ○3-0 清水  【東】小川2、安部
16H ○3-1 鹿島  【東】渡邊2、ディエゴ・オリヴェイラ、【鹿】上田
17A ●0-2 湘南  【湘】池田、町野
18A ●0-5 鳥栖  【鳥】岩崎、ジエゴ、本田、垣田2
19H △2-2 福岡  【東】レアンドロ、紺野、【福】ルキアン、フアンマ
20H ○3-0 札幌  【東】レアンドロ、アダイウトン2
21A ●0-3 浦和  【浦】モーベルグ、伊藤、大久保
22H ○2-0 磐田  【東】木本、渡邊
 前節は前半14分までに2点を奪ってペースを握ると、その後は守備を固めて失点を防いで7位をキープしています。川崎Fから塚川を、スポルディングCPからルイス・フェリッピを獲得するなど中断期間中に戦力整備を進めていたFC東京。明日は順位が一つ上の広島を引きずり下ろして上位進出のきっかけにしよう、と乗り込んでくるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、新型コロナウイルスに感染した4人が欠場する可能性が高そうです。ただスキッベ監督以外の感染者は公表されていないのでメンバー予想は難しいところですが、中国新聞などによると塩谷やベン・カリファは練習に参加している様子。またエゼキエウもコンディションが上がってきたようなので、今季初のベンチ入りもあるかも知れません。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

       野津田

藤井             東

   森島      満田

  Bカリファ   Jサントス

SUB:川浪、野上、今津、松本泰、柏、柴崎、エゼキエウ
 ここからはルヴァンカップの準々決勝が入るため再び2週間で5試合の過密日程を戦うことになります。しかも相手はFC東京、横浜FM、鹿島、柏と強敵ばかり。これまで以上にチーム一丸となって、タイトルに向かって勝ち進んで欲しいと思います。

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2022/07/28

E-1選手権韓国戦

昨日、EAFF E-1選手権の第3戦で韓国と対戦した日本代表は3-0で勝利し、2013年以来4大会ぶり2度目の優勝を飾りました。日本代表のメンバーは、GK:谷、DF:小池、谷口、畠中、佐々木、MF:岩田、藤田(→橋本87分)、水沼(→宮市59分→森島78分)、FW:西村(→脇阪78分)、相馬(→満田87分)、町野。開始早々に積極的に前から行った日本は、1分に町野が挨拶代わりのミドルシュートを放つと、13分には町野の落としから岩田がシュート。前半18分には高い位置での守備から相馬がボールを奪うとそのままドリブル突破してシュートしましたが、ボールは惜しくもポストを叩きます。その後は日本の細かいパスミスが続いて韓国に流れを渡し、前半40分にはナ・サンホ、42分にはキム・ジンギュにシュートを許しましたが枠を捉えることなくスコアレスで前半を終えました。
 ハーフタイムの選手交代はなかったものの、試合は後半早々に動きます。右サイドで小池のマイナスのパスを受けた藤田が逆サイドに浮き球のクロスを送ると、ここに飛び込んだ相馬がヘッドで左上隅に決めて、日本が先制点を奪いました。これで勢いがついた日本は素早いパス交換から相手陣内に攻め込んで、後半19分には相馬の左からのCKを佐々木がヘッドで決めて2点目を奪います。更に後半27分には西村のワンタッチパスに走り込んだ小池のクロスを町野が押し込んでリードを広げます。その後韓国にシュートを許して谷が横っ飛びで防ぐ、と言うシーンはあったものの、日本の守備の集中は切れずそのまま勝利のホイッスルとなりました。
 両チームともに「国内組」で構成した代表による「日韓戦」と言うことでしたが、パスのつなぎや球際の強さなど局面での戦いで日本が上回っていたと思います。その典型的なシーンが前半1分の町野のシュートと18分の相馬のシュートのシーンで、いずれもチーム全体で連動して押し上げて決定的なチャンスに結びつけたものでした。前半は急造チームだったからかコンビネーションが合わないシーンが目立って徐々に積極性が失われましたが、後半に入って再び前への気持ちを強く持って戦いを挑んだことが勝因だったのではないか、と思います。森保監督は試合後に「W杯のメンバーとして候補に入る選手は何人もいた」と語っていたそうですが、森保監督としては大きな収穫のあった大会だったと言えそうです。
 因みに広島の選手は佐々木が先発フル出場し、森島と満田は途中出場となりました。佐々木はゴールを決めただけでなく球際の強さや攻撃のビルドアップでの貢献など大きな存在感を発揮して、十分に代表で戦えるクォリティがあることを改めて示した、と言えると思います。一方中国戦では影の薄かった森島は、この日は前線からの守備やDFラインの裏への飛び出しなど積極性を見せました。また満田もいつものように全力で守備に攻撃に走り回っていました。2人とも印象的なシーンは作れなかったものの、慣れないポジションでも代表のために全力を尽くす、と言う点で良い経験になったのではないでしょうか。サンフレッチェから代表に選ばれた選手たちにはぜひこの経験を持ち帰って、チームの戦いに生かして欲しいと思います。

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クラセンU-18第3日

昨日行われた「クラセンU-18」のグループステージ第3戦で、神戸U-18と対戦したサンフレッチェ広島ユースは引き分けに終わり、トーナメント進出を逃しました。広島のメンバーは、GK:名越、DF:中光、畑野、滝口、石原、MF:井野、越道、高下、中島(→木吹56分)、FW:笠木、中川(→妹尾44分)。前半10分に笠木のゴールで広島が先制したものの33分に同点ゴールを許し、後半は両者とも点が奪えず勝ち点1ずつを分け合うことになりました。Cグループの結果と順位表は次の通り。
【第3日】
東京Vユース 3-1 浦和ユース
神戸U-18   1-1 広島ユース

     勝点 勝 分 負 得失差
1 浦和   6    2   0   1    +2
2 東京V  6    2   0   1    +1
3 広島   4    1   1   1    -1
4 神戸   1    0   1   2    -2
 なお中国地域第2代表の山口U-18はグループステージを2勝1分けの首位で突破して、ラウンド16でAグループ2位の鳥栖U-18と対戦することになりました。

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2022/07/27

紫熊倶楽部8月号

だいぶ遅くなりましたが、紫熊倶楽部8月号(Vol. 294)を紹介します。最初の記事は、青山敏弘選手のJ1通算430試合出場を記念して、J1初出場を果たした2006年7月19日の名古屋戦までのストーリーと、430試合出場を達成した6/29のG大阪戦後のチームメイトたちのコメントを紹介しています。
 これに続く記事は、森島司選手の10,000字にわたるインタビュー。昨年の右膝半月板損傷の怪我から始まって、自分のプレーの分析や今季のチームの戦術、またスキッベ監督との関係や今季と将来についてなど、様々な観点から今の「森島司」を語っています。スタジアムに集まった「ファミリー」の皆さんの写真集と、野上選手のJリーグ通算300試合出場と棚田選手のJ1リーグ初出場の記事を挟んで、2つ目の特集記事で取り上げられているのは松本泰志選手。今季のリーグ戦で初先発した磐田戦から始まって、レギュラーとしてプレーして日本代表にも選ばれた2019年から福岡に移籍した2020年。2021年にはC大阪にレンタルされながらなかなかうまくいかず、広島に復帰しても思うようにプレーできないなど苦しみを味わいながらもようやくチャンスをつかんだ、と言う軌跡を描いています。
 Match Reportはルヴァンカッププレーオフステージ2nd legの札幌戦と天皇杯3回戦の横浜FC戦、そしてJ1リーグのC大阪戦、福岡戦、G大阪戦、磐田戦。ルヴァンカップのプライムステージの組み合わせの記事と「READERS AREA」の後は「アウェイ見聞録」の福岡戦。広島県サッカー協会主催の激励会の後の森保日本代表監督のインタビュー、野津田選手、大迫選手、川浪選手のミニインタビューが続きます。更に移籍関係の記事として、岡山に期限付き移籍した永井選手とレジーナに加入した瀧澤選手が取り上げられています。そして最後はレジーナの選手リストと「SIGMA CALENDER」「紫熊短信」となっています。
 サンフレッチェ広島オフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は税込みで定価396円。V-POINTとホームゲーム会場、広島県内の大手書店、東京・銀座のtauで販売中です。また通販はオフィシャルオンラインショップからどうぞ。

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2022/07/26

長沼が鳥栖に完全移籍

サンフレッチェは昨日、長沼洋一選手がサガン鳥栖に完全移籍する、と発表しました。山梨県出身の長沼はサンフレッチェ広島ユースを経て2016年にトップ昇格。1年目は公式戦出場はなかったものの、2年目のルヴァンカップの神戸戦でプロ初得点を決めました。しかしその後もリーグ戦はベンチ入りもできずに8月から山形に育成型期限付き移籍して3試合に出場。翌年は岐阜に期限付き移籍し、更に2019年から2020年は愛媛に期限付き移籍して4年間にJ2リーグ戦92試合出場2得点の実績を積んで昨年広島に復帰しました。そして第9節湘南戦でJ1リーグ戦の初先発を果たすなど15試合に出場し、ルヴァンカップではグループステージの全6試合に出場して清水戦ではゴールも決めました。今季はウィングだけではなくストッパーとしてもプレーするなど出場機会を窺っていたものの、リーグ戦3試合、ルファンカップ2試合、天皇杯1試合の出場にとどまっていました。鳥栖はこれまで16試合に出場していた飯野七聖選手が神戸に完全移籍するなど選手の流出が相次いでいることから、きっとチャンスはやってくるはず。広島で培った力を思う存分発揮して、新天地で大きく成長して欲しいと思います。

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クラセンU-18第1日、第2日

一昨日開幕した「クラセンU-18」に参加しているサンフレッチェ広島ユースは、初戦の東京Vユース戦に勝利したものの昨日の浦和ユース戦に敗れ、1勝1敗となっています。
 まず一昨日の東京Vユース戦のメンバーは、GK:名越、DF:中光、畑野、滝口(→松本70+4分)、石原、MF:井野、越道、高下(→木吹70+2分)、中島、FW:笠木、中川(→妹尾58分)。後半4分に笠木がPKを決めて先制すると、試合終了間際の後半35分に越道が決めて逃げ切りました。
 続いて昨日行われた浦和ユース戦のメンバーは、GK:名越、DF:中光、畑野、滝口(→濱田63分)、石原、MF:越道、高下、松本(→妹尾HT)、中島(→井上70+2分)、FW:笠木、中川(→角掛50分)。前半2分に先制点を許すと9分と25分に失点し、更に後半2分にもゴールを許して0-4とされました。広島は後半26分に1点を返したもののその後は得点できず、そのまま敗れました。これまでのグループCの結果と順位表は次の通り。
【第1日】
神戸U-18  0-1 浦和ユース
広島ユース 2-0 東京Vユース

【第2日】
神戸U-18  0-1 東京Vユース
広島ユース 1-4 浦和ユース

     勝点 勝 分 負 得失差
1 浦和   6    2   0   0    +4
2 広島   3    1   0   1    -1
3 東京V  3    1   0   1    -1
4 神戸   0    0   0   2    -2

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2022/07/25

E-1選手権中国戦

昨日行われたE-1選手権の第2戦で、日本代表は守りを固める中国代表にてこずりスコアレスドローに終わりました。森保監督は広島から選出したメンバー6人のうち5人を先発起用して、GK:大迫、DF:小池、中谷、荒木、佐々木(→杉岡62分)、MF:野津田、橋本、脇坂(→西村81分)、森島(→相馬81分)、FW:宮市(→満田69分)、細谷(→町野62分)。開始早々に中国が攻め込んできてCKのチャンスを作りますが、これを大迫がキャッチするとその後は日本のペース。2分には佐々木、6分には橋本、10分と16分に脇坂など次々とシュートを浴びせます。前半19分には宮市がスピードを生かして右サイドを抜け出してクロスを入れたものの細谷のヘッドは枠外。30分の野津田のFKは壁に弾かれ、35分の宮市のシュートも枠を捉えることができません。前半終了間際には中国に攻め込まれるシーンもあったもののハイボールは大迫がしっかりキャッチして、両チームとも得点の無いままにハーフタイムを迎えました。
 この流れは後半も続き、6分に野津田がミドルを狙いましたがDFがブロック。7分には脇坂のクロスに荒木が飛び込みましたがわずかに届かず、8分には脇坂のパスを受けた細谷が決定機を迎えましたが枠を外します。そして細谷は12分にもカットインからシュートしたもののGKに抑えられてしまいます。その後次々とメンバーを入れ替えながら何とかゴールをこじ開けようとする日本代表。しかし後半39分の相馬の突破からのシュートは枠を捉えることができず、43分には荒木がCKに合わせましたがこれも枠外。更に後半アディショナルタイムにも橋本や町野がシュートを放ったものの、無念の引き分けとなってしまいました。
 広島から選ばれた6人のうち、大迫と荒木は相手に攻め込まれるシーンが多くなかったこともあって落ち着いて実力を出し切れたと思います。また佐々木は攻守にさすがの存在感を示しました。これに対して野津田は90分間ピッチの至るところに顔を出して動き回って攻撃のタクトを振りつつけましたが、しかし得意のFKやミドルは不発に終わり、チームを勝たせることができなかった責任を感じているかも知れません。また森島はボールに絡む回数自体が少なく、リーグ戦の疲れが出ているのではないかと言う感じ。更に途中出場で「ジョーカー」の役割を期待された満田はピッチに入った早々に前からの強烈なプレスで雰囲気を変えたものの、その後はなかなか良いポジションでボールを受けることもできず、チャンスを演出できませんでした。相手がひたすら守り続ければ崩すのは困難だ、と言うのはサッカーでは良くあることですが、この試合に出た選手全員がそのような流れに飲み込まれてしまった、と言うことだったかも知れません。

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女子代表チャイニーズ・タイペイ戦

昨日行われたEAFF女子E-1サッカー選手権のグループステージ第2試合で、日本女子代表は上野のゴールなどで4-1でチャイニーズ・タイペイを下しました。日本女子代表のメンバーは、GK:平尾、DF:宝田(→乗松66分)、宮川、林(→高平39分)、清家、MF:猶本(→杉田90分)、三浦、中嶋(→北川HT)、FW:井上、千葉、上野(→菅澤66分)。前半8分にCKからまさかの先制点を奪われた日本女子でしたが、14分に猶本のCKを千葉がヘッドで決めて同点に追いつくと後半アディショナルタイムにCKの流れから猶本のクロスを上野がヘッドで押し込み、1点リードでハーフタイムを迎えました。後半は左サイドの高い位置に上がった清家を中心に攻撃を活性化させると、13分には清家のシュートのこぼれを自ら押し込んでリードを広げ、27分には宮川の突破から菅澤がこぼれ球に反応して3点差で試合を締めました。

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2022/07/24

練習再開

中国新聞によると、サンフレッチェは昨日から練習を再開しました。スキッベ監督に代わって迫井ヘッドコーチが指揮を執り、感染した4人と代表に選出されている6人を除く18人が練習に参加して、1時間半のメニューをこなしたとのことです。クラブによるとスキッベ監督は無症状が続いているそうで、30日のホームゲームにベンチ入りする可能性もあるとのこと。迫井ヘッドコーチは「FC東京戦から今季のヤマ場が始まる。監督、選手が戻ってきた時にさらにパワーアップできるようしっかり準備したい」と語っていたそうです。

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レジーナと出雲の練習試合

昨日レジーナはディオッサ出雲との練習試合を30分×3本で行い、2-2で引き分けました。得点は2本目の21分と3本目の22分に谷口。失点は2本目の19分と22分でした。

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2022/07/23

スキッベ監督がコロナ陽性

サンフレッチェは昨日、スキッベ監督と選手1人がPCR検査で新型コロナウイルスの陽性判定を受けた、と発表しました。中国新聞によるとスキッベ監督は無症状だそうですが、選手1人は発熱の症状があったとのこと。また一昨日までに選手3人とスタッフ1人が陽性判定を受けていたため陽性者は計6名になりました。チームは昨日から練習再開の予定でしたが中止となり、今日は練習前に抗原検査を行って陰性を確認した選手のみで行うとのこと。来週のJリーグ再開に向けて、これ以上の感染者が出ないことを祈ります。

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2022/07/22

クラセンU-18の日程

「第46回日本クラブユースサッカー選手権U-18大会」(通称クラセンU-18)は明後日開幕となりますが、中国第一代表のサンフレッチェ広島ユースは、関西第一代表の神戸U-18、関東第7代表の東京Vユース、関東第9代表の浦和ユースとともにCグループを戦うことになります。グループステージの日程は次の通り。
7/24(日) 8:45 広島ユース×東京Vユース(石関公園)
7/25(月) 8:45 広島ユース×浦和ユース(前橋総合)
7/27(水) 8:45 神戸U-18 ×広島ユース(伊勢崎)
7/28(木) 8:45 ラウンド16
7/30(土) 8:45 準々決勝
8/1(月) 16:00/18:30 準決勝(正田醤油スタジアム)
8/3(水) 18:00 決勝(正田醤油スタジアム)

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2022/07/21

WEリーグカップの日程

WEリーグは昨日、新シーズンから行われる「2022-2023 WE LEAGUE CUP」の試合日程を発表しました。この大会はWEリーグ所属の全11チームを2グループに分けて、8/20から9/25に全25試合のグループステージを行います。そして各グループ1位チームによる決勝は10/1(日)に味の素フィールド西が丘で行われます。サンフレッチェ広島レジーナは千葉、東京V、相模原、神戸と共にグループBで、試合日程は次の通り。

開催日
kick off
対戦相手
競技場
3
9/4(日)
18:00
日テレ・東京ヴェルディベレーザ
広島広域公園第一球技場
4
9/10(土)
15:30
ノジマステラ神奈川相模原
相模原ギオンスタジアム
5
9/19(月・祝)
16:00
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
広島広域公園第一球技場
6
9/25(日)
15:30
INAC神戸レオネッサ
J-GREEN堺S1メインフィールド

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2022/07/20

E-1選手権香港戦

昨日行われたEAFF E-1サッカー選手権の初戦で、日本代表は香港代表に6-0で勝ちました。日本代表のメンバーは、GK:鈴木、DF:山根(→大南74分)、谷口(→中谷HT)、畠中、杉岡、MF:岩田、水沼(→脇坂64分)、藤田、FW:西村(→岩崎64分)、町野、相馬(→宮市64分)。先制点は前半2分で、相手のハンドで得たFKを相馬が直接ねじ込みました。その後も日本は水沼のクロスからの町野のシュートや藤田のミドルなどで香港ゴールに迫ると、前半20分には山根のクロスを町野がヘッドで決めて2点目を奪い、続いて22分には相馬のパスを収めた西村が右足を振り抜いてゴール右隅に決めました。更に後半30分には藤田のパスを受けた西村がペナルティエリアの外から狙うとこれがGKの逆を突いてネットを揺らし、4点リードでハーフタイムを迎えました。そして後半も日本が攻勢に出て、10分には相馬、12分には町野が決めてリードを6点に広げます。その後はやや攻撃が停滞して追加点は奪えなかったものの香港の反撃を許さずそのまま逃げ切りました。
 リーグ戦から中1日の選手の起用を回避して、森保監督は横浜FMの選手を5人先発させてこの試合に臨みました。そしてその目論見は当たって、急造チームとは思えないような連動した攻撃で香港を圧倒しました。最近のJリーグはコレクティブなサッカーを志向するチームが増えていますが、それを土台にしすれば「戦える代表チーム」ができる、と言うことを示すことができたのではないかと思います。次の中国戦は日曜日になるので、そこではきっと「広島セット」を中心に戦うことになるのではないでしょうか?

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2022/07/19

高円宮杯PLウェスト第7節清水戦

昨日、延期されていた高円宮杯プレミアリーグウェストの第7節が行われ、サンフレッチェ広島ユースは終了間際のゴールで勝ち越されて清水ユースに敗れました。広島のメンバーは、GK:名越、DF:渡邉、畑野、滝口、MF:井野、笠木、越道(→角掛83分)、高下(→松本83分)、石原、FW:妹尾、中川(→中島57分)。清水の先制点は後半8分で、左からのクロスをヘッドで決められました。これに対して広島は後半33分、こぼれ球を拾った越道がヘッドで決めて同点に追いつきました。しかし後半アディショナルタイム2分に交代で入っていたU-16日本代表候補の小竹に決勝ゴールを奪われ、悔しい敗戦となりました。昨日、一昨日の結果と順位表は次の通り。
【第2節】
C大阪U-18 0-3 G大阪ユース

【第7節】
清水ユース 2-1 広島ユース

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 鳥栖U-18     27    11    9   0   2   +19
2 磐田U-18     21    10    7   0   3    +6
3 静岡学園高    20    11    6   2   3   +10
4 神戸U-18     19    11    6   1   4    +3
5 C大阪U-18    17    10    5   2   2   +16
6 広島ユース    12    12    3   3   5    -5
7 清水ユース    12    12    2   3   6    -8
8 東福岡高     12     8    4   0   4    -8
9 履正社高     11    11    3   2   6    -2
10 名古屋U-18    10     8    3   1   4    -3
11 G大阪ユース    8     9    1   2   5   -14
12 大津高       5     9    1   2   6   -14

ゲキサカ

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2022/07/18

第22節京都戦

昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第22節京都戦は、森島のゴールで先制したもののその後追いつかれ、勝ち点1にとどまり6位に後退しました。
 塩谷がベンチにも入らず野上が先発し、またベン・カリファとジュニオール・サントスのツートップで戦いました。
       大迫

  野上   荒木  佐々木

       野津田

藤井             東

   森島      満田
   (→柴崎85分)
  Bカリファ   Jサントス
  (→松本泰HT)

SUB:川浪、今津、青山、柏、川村
 対する京都は、GK:上福元、DF:麻田、アピアタウィア、白井、荻原、MF:福岡、川崎(→武田65分)、井上、FW:武富(→豊川HT)、ウタカ(→イスマイラ90分)、松田(→大前74分)、と言うメンバーでした。京都は立ち上がりから攻勢に出てきて、1分には麻田が藤井をかわしてクロスを入れてきて、その直後のCKを井上が狙いましたが枠外に外れます。また7分には武富が中央突破を狙ってきたもののDFが奪い、逆襲からジュニオール・サントスが突破を図りましたが止められます。開始早々の京都の攻勢を押し返して、14分には野津田のFKにベン・カリファがヘッドで合わせましたが惜しくもGKにキャッチされます。その後も一進一退が続き、31分にはCKから福岡にシュートを打たれ、当たり損なったボールを武富にフリーで狙われましたが枠外で助かります。広島も38分には満田が左からドリブルでコースを探しながらシュートしたもののDFに当たってGKがキャッチ。40分にはジュニオール・サントスがペナルティエリア内で3人に囲まれながらもシュートしたもののGKに抑えられ、47分にはジュニオール・サントスが右足から強烈なシュートを放ちましたがGKのファインセーブに防がれます。前半は両者ともチャンスを作ったものの得点はなく、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半立ち上がりは京都がペースをつかんで、0分の豊川のシュートは荒木がクリア。1分にはCKに合わせられましたがDFがブロックします。対する広島も5分には満田のシュートをGKを弾き、ジュニオール・サントスがフリーで打ったものの外してしまいます。そして後半7分、スローインから右サイドに抜け出した野津田が右足でクロス。ここに飛び込んだ森島がヘッドで決めて、広島が先制点を奪いました。
 追いつきたい京都はその後攻勢を強め、9分にはウタカが仕掛け、12分にはCKのこぼれを荻原に狙われましたが枠外で助かります。広島も後半14分、満田にクロスを松本泰がシュートしましたがGKに止められます。後半16分の川崎のシュートは大迫がキャッチし、17分にはスリーパスで荻原が抜け出しましたが大迫が飛び出してクリアします。また後半23分には藤井が倒されたシーンについてオンフィールでレビューが行われましたがノーファウルとなります。そして後半31分、京都の右からのクロスに大迫が飛び出したもののクリアし切れず、ファーサイドで待っていた大前にヘッドで決められ手同点に追いつかれてしまいました。
 その後はオープンな展開となって、34分には速い攻撃からジュニオール・サントスがシュートしたもののGKの正面を突き、38分には藤井のクロスにジュニオール・サントスが合わせましたがGKが横っ飛びで抑えます。広島は最後まで攻め続けたものの崩し切れないままに時間が経過し、同点のまま試合終了のホイッスルとなりました。
 試合後にスキッベ監督は冒頭で「Jリーグの中でも面白い試合になったと思います」と述べていますが、確かに京都が高い位置からのプレスをしかけてきたこともあって両チームともに持ち味を出しあった試合だったと思います。そして前半の前半と後半の立ち上がりは京都にボールを回されて広島陣内に差し込まれるシーンも作られたものの、その時間帯を凌ぐとその後は広島がボールを支配し、チャンスを多く作ることができました。相手の守備を崩して決めるべきところで決める、と言うことができなかったことが勝ち点1にとどまった原因ではないかと思いますが、それでも相手のプレスをかわしてチャンスを作ったと言うところにこの試合の「収穫」があったのはではないか、と思います。ここ1ヶ月の「9連戦」を5勝2分け2敗でクリアできたことを自信にして、中断期間中にチームを再整備して「代表ウィーク」後の試合に備えて欲しいと思います。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  京都公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細  悔しい引き分け  大迫  大前
サッカーダイジェストWeb  戦評  野津田のクロス→森島のヘディング先制弾が反響
Football LAB

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2022/07/17

今日の京都戦

モバイルサイトによるとスキッベ監督はチーム状況について「非常に良い状態だと思います...良い準備はできている」と述べています。中国新聞によると監督は昨日の練習前の円陣で「すべてを出し切ろう。終わればオフだから」と訴えていたとのことなので、最後の力を振り絞って「9連戦」の最後を締めくくってくれるのではないでしょうか。
 今日の試合会場はサガンスタジアムby KYOCERAで、午後6時半キックオフ。試合中継は今日もDAZNのみとなっています。いつものようにDAZNを見ながらブログで速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧ください。

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2022/07/16

京都戦に向けて

明日はJ1リーグ戦第22節。サンフレッチェはアウェイで京都サンガと対戦します。
 上々の立ち上がりで一時はリーグ5位まで上がっていた京都ですが、このところ5試合は1勝1分け3敗と調子が上がらず、降格圏の17位との勝ち点差も4に迫られています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
14A ●1-3 広島  【京】武富、【広】満田、Jサントス、ベン・カリファ
15A ●0-2 横浜FM 【横】小池、松原
16H ○1-0 川崎F 【京】OG
天2 ○3-1 高知  【京】山﨑2、大前
LPO1 ●1-6 名古屋 【京】山﨑、【名】稲垣2、丸山、マテウス・カストロ2、相馬
LPO2 ●0-1 名古屋 【名】齋藤
17A ●0-1 鹿島  【鹿】アルトゥール・カイキ
天3 ○1-0 清水  【京】中野
18H ●0-1 湘南  【湘】町野
19H ○2-1 札幌  【京】ウタカ、宮吉、【札】菅
20A △2-2 浦和  【京】武富、山田、【浦】モーベルグ2
21A ●0-1 福岡  【福】山岸
天4 ○2-1 栃木  【京】豊川、イスマイラ、【栃】宮崎
 前節は開始早々にセットプレーから先制点を許すと、その後は福岡の身体を張った守備を崩せず得点を奪えずに敗れています。そして10人を入れ替えて臨んだ水曜日の天皇杯栃木戦は、後半終了間際にCKの流れから決勝点を奪い、苦しい戦いを制してベスト8進出を決めています。明日は休養十分のレギュラー陣を先発起用して、3試合ぶりのリーグ戦勝利で再加速したい、と考えているのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、群馬戦から中3日となるもののほぼその時のメンバーで戦うのではないか、と思われます。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰  野津田

藤井             東

   森島      満田

      Bカリファ

SUB:川浪、野上、今津、青山、柏、柴崎、Jサントス
 6/18のC大阪戦から続いた「9連戦」もいよいよ明日が最後の試合となります。日本代表に合流する大迫、佐々木ら6人が心置きなくプレーできるように、ぜひとも勝って送り出して欲しい、と思います。

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天皇杯準々決勝以降の組み合わせ

昨日、天皇杯の準々決勝以降の抽選が行われ、サンフレッチェはアウェイでC大阪と対戦することになりました。決勝までのトーナメント表は以下の通り。
       9/7 10/5 10/16
福岡    ─┐
       ├─┐
甲府    ─┘ │
         ├─┐
神戸    ─┐ │ │
       ├─┘ │
鹿島    ─┘   │
           ├─
京都    ─┐   │
       ├─┐ │
東京V/磐田 ─┘ │ │
         ├─┘
C大阪   ─┐ │
       ├─┘
広島    ─┘

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2022/07/15

高円宮杯PLウェスト第12節磐田戦

先週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウェスト第12節で、サンフレッチェ広島ユースは磐田U-18に2-1で勝ち、今季初の連勝で6位に浮上しました。広島のメンバーは、GK:名越、DF:渡邉、畑野、滝口、石原、MF:井野、笠木、越道(→木村85分)、高下(→中島65分)、FW:濱田(→妹尾HT)、中川(→角掛74分)。JFA公式サイトによると広島は試合開始とともに前線からアグレッシブな守備を見せてチャンスを作ったそうで、3分には畑野が、13分が笠木がシュートを放ったものの前半はスコアレスに終わりました。そして後半も流れは変わらず、7分に高下が中盤でボールを奪うとスルーパスで抜け出した中川のシュートは止められたものの、こぼれ球を妹尾が押し込み先制点を奪いました。その後磐田の攻撃を名越の落ち着いたセーブで防ぐと後半27分、妹尾のポストから笠木がドリブルで持ち込んでシュートを決めてリードを広げます。その後は磐田の反撃を受けて後半34分に1点返されたもののリードを保ったまま逃げ切りました。第12節の全結果と順位表は次の通り。
【第12節】
神戸U-18  1-0 G大阪ユース
履正社高  1-2 鳥栖U-18
静岡学園高 2-2 大津高
磐田U-18  1-2 広島ユース
東福岡高  2-1 清水ユース

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 鳥栖U-18     27    11    9   0   2   +19
2 磐田U-18     21    10    7   0   3    +6
3 静岡学園高    20    11    6   2   3   +10
4 神戸U-18     19    11    6   1   4    +3
5 C大阪U-18    17     9    5   2   2   +16
6 広島ユース    12    11    3   3   5    -5
7 東福岡高     12     8    4   0   4    -8
8 履正社高     11    11    3   2   6    -2
9 名古屋U-18    10     8    3   1   4    -3
10 清水ユース     9    11    2   3   6    -8
11 大津高       5     9    1   2   6   -14
12 G大阪ユース    5     8    1   2   5   -14

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2022/07/14

天皇杯R16群馬戦

昨日行われた天皇杯ラウンド16で、サンフレッチェは塩谷のゴールで群馬を下して2016年以来6年ぶりにベスト8進出を決めました。
  スキッベ監督は湘南戦から大迫以外全員を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰  野津田

柏              東
(→藤井智HT)
   森島      満田(→柴崎77分)
   (→青山89分)
      Jサントス(→Bカリファ77分)

SUB:川浪、野上、今津
 対する群馬も町田戦から先発全員を入れ替えて、GK:清水、DF:岡本(→天笠87分)、城和、藤井悠、高橋、MF:田中(→白石64分)、岩上、奥村(→中山79分)、FW:深堀(→田部井79分)、平松、山根、と言うメンバーでした。5-4-1の布陣で守りを固める群馬に対して、序盤から広島がボールを回して攻め込みます。5分には松本泰が落としたボールを満田がシュートし、こぼれをジュニオール・サントスがヒールで狙ったもののGKがキャッチ。8分には東のパスから満田がシュートしたものの枠外に外れ、9分にはCKに荒木が飛び込みましたがわずかに届きません。16分には松本泰がペナルティエリア内から打ったもののGKが反応し、23分の森島のシュートも弾かれます。逆に前半26分、素早いリスタートから田中に左サイドを破られ、クロスに飛び込んだ深堀のシュートは塩谷がコースを変えてバーに当たる、と言う危ないシーンを作られます。その後は再び広島がボールを握って、29分にはCKのこぼれを森島が狙ったものの枠外。37分には柏のクロスを東がヘッドで狙ったもののGKにキャッチされ、42分には野津田のFKに塩谷が合わせましたがわずかに外れます。前半45分にはFKのこぼれを満田が狙ったもののDFに弾かれ、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半は群馬も攻撃に出てきて、1分の山根のクロスはDFがぎりぎりでクリア。3分の高橋のクロスは大迫がキャッチし、9分の奥村のシュートは枠外に外れます。そして後半12分、塩谷が低い位置からドリブルで突破して右のスペースへのパスを送ると、これを受けた藤井智がクロス。ニアで潰れたジュニオール・サントスが作ったスペースに飛び込んだ塩谷が頭で押し込んで、広島が先制点を奪いました。
 得点を取らなければならない群馬は攻め込もうとしますが、ハイボールは荒木と佐々木がことごとく跳ね返し、また「即時奪回」で群馬陣内に攻め入ります。後半17分には東がシュートしたものの枠外。19分には藤井智の折り返しをジュニオール・サントスが打ちましたがGKが反応し、26分には満田のクロスにジュニオール・サントスがヘッドで合わせましたがGKに止められます。また後半34分には松本泰がヘディングで狙いましたが枠外に外れ、37分には森島のクロスに東が飛び込みましたがシュートは枠を捉えることができず。続いて44分にもベン・カリファのパスに東が合わせましたがブロックされます。終盤は群馬がロングスローを入れてきたものの跳ね返して、1点のリードを保ったままで試合を締めました。
 守りを固め、カウンターから奪った虎の子の1点を守り切って浦和に勝った群馬は、この日も同様の戦いを仕掛けてきました。両サイドを下げて5人がDFラインに並び、その前にスペースを4人が埋めると言う守備は強力で、シュートをいくら打っても打っても入らない、と言う感じさえしました。前半26分の意表を突いたセットプレーからのシュートがもし入っていたら、そのまま逃げ切られる、と言う展開になったかも知れません。また後半の立ち上がりは群馬も攻めに出てきて何度かシュートまで行くシーンを作られていたわけで、広島の守備陣がしっかり集中して失点をゼロに抑えたのが勝因の一つだったのは間違いない、と思います。
 一方得点シーンですが、群馬の左WBに入っていた山根が「塩谷選手がボールを運んできて、俺が出るか迷って、俺が出たあとの空いたスペースを突かれて3バックの右が上がってくるとマークが難しくて、そのまま上がられてゴールにつながってしまいました」と語っていることからも分かるように、塩谷が陣形を崩して思い切って上がって行ったことによって相手の守備陣に混乱を与えたからこそ生まれたゴールだった、と言えます。もともと塩谷は得点力のある選手で、2014年にはリーグ戦で6ゴール、ACLでも2ゴールを決めていますし、アル・アイン所属時の2018年のクラブワールドカップでは決勝でレアル・マドリード相手にゴールを奪っています。今季は「ちょっと守備重視っていうか、前の選手にモリシとかマコとか点が取れる選手がいる」(モバイルサイトによる)ためあまり上がっていなかったそうですが、やはりここぞと言うところでの武器になることを示した得点シーンだった、と思います。昨年、4年ぶりに広島に復帰してさすがのポテンシャルを見せている塩谷ですが、いよいよ本来の攻撃的な姿を見せてくれそうな、そんなゴールだったと言えるでしょう。Jリーグカップ(ナビスコ杯/ルヴァン杯)は2014年、天皇杯は2013年といずれも塩谷が在籍していた時に準優勝して以来上位進出ができていませんが、今年こそこのまま勝ち上がって、塩谷の「忘れ物」を取ってきて欲しいと思います。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  群馬公式サイト
Jリーグ公式サイト
NHK天皇杯特設サイト
ゲキサカ  戦評
サッカーダイジェストWeb  天皇杯4回戦結果

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E-1選手権代表に広島から男子6名女子2名を選出

日本サッカー協会は昨日E-1選手権を戦う日本代表を発表し、広島から男子は大迫、佐々木、荒木、野津田、森島、満田の6人が、また女子は上野と中嶋が選ばれました。今回選出されたA代表SAMURAI BLUEメンバーは次の26人。
【GK】
 大迫(広島)、谷(湘南)、鈴木(浦和)
【DF】
 佐々木、荒木(広島)、谷口、山根(川崎F)、
 畠中、小池(横浜FM)、中谷(名古屋)、大南(柏)、
 杉岡(湘南)
【MF/FW】
 水沼、宮市、西村、岩田、藤田(横浜FM)、
 相馬(名古屋)、野津田、森島、満田(広島)、
 武藤、橋本(神戸)、脇坂(川崎F)、町野(湘南)、
 細谷(柏)
 この中で、鈴木、小池、大南、水沼、野津田、西村、満田、町野、細谷、藤田の10人がA代表初選出となっています。E-1選手権の初戦は7/19の香港戦、2試合目は7/24の中国戦、そして最後は7/27の韓国戦となります。
 一方、女子代表なでしこジャパンのメンバーは次の26人。
【GK】
 山下(神戸)、平尾(新潟)、田中(東京V)
【DF】
 林香(千葉)、三宅(神戸)、乗松(大宮)、高平(仙台)、
 清水、宮川(東京V)、清家、高橋(浦和)、
 宝田(リンシェーピング)
【MF】
 杉田(相模原)、猶本(浦和)、成宮(神戸)、三浦(東京V)、
 林穂(AIK)、長野(ノースカロライナ・カレッジ)、
 宮澤(仙台)、中嶋(広島)
【FW】
 菅澤(浦和)、井上(大宮)、上野(広島)、千葉(千葉)、
 植木(東京V)
 女子のE-1選手権初戦は7/19の韓国戦、2試合目は7/23のチャイニーズ・タイペイ戦、最終戦は7/26の中国戦で、男子、女子ともにフジテレビ系での生放送が予定されています。

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2022/07/13

今日の群馬戦

中国新聞によると、昨日の練習では湘南戦でベンチから外れた荒木、満田、森島、塩谷の4人がはつらつとプレーしていたとのこと。スキッベ監督は「必ずベスト8に進出したい」と語り、湘南戦で温存した主力を投入して確実に勝利をもぎ取る、とのことです。
 今日の試合会場は正田醤油スタジアム群馬で、午後7時キックオフ。試合の中継はスカパー!プレミアムサービスのスカチャン7(ch587)とSPOOXのサッカーLIVEで生放送が予定されています。今日は仕事の関係で遅くなる可能性がありますが、間に合えばブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はこちらをご覧ください。

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仙波が岡山に期限付き移籍

サンフレッチェ広島は昨日、仙波大志選手が岡山に期限付き移籍する、と発表しました。広島ユースから流通経済大を経て今季からプロとしてプレーする仙波は、1996年の影山以来クラブ史上2人目となる開幕スタメンを勝ち取りました。しかし同期の満田の台頭と入れ替わるように出場機会がつかめなくなり、リーグ戦2試合、ルヴァンカップ2試合の出場にとどまっていました。

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野津田が月間ベストゴール受賞

Jリーグは昨日、6月度の「2022明治安田生命JリーグKONAMI月間ベストゴール」に野津田選手のC大阪戦のゴールを選出しました。野津田選手にはオリジナルカフスボタンと賞金20万円が授与されるとのこと。また年間で最も優れたゴールに与えられる「年間最優秀ゴール賞」にノミネートされます。

サンフレッチェ広島公式サイト
FOOTBALL ZONE 「監督の指示があったからこそのゴール」野津田が激白

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2022/07/12

天皇杯R16群馬戦に向けて

明日は天皇杯ラウンド16。サンフレッチェは正田醤油スタジアム群馬でザスパクサツ群馬と対戦します。
 2020年にJ2に復帰した群馬は、毎年のように残留争いに巻き込まれながらもぎりぎりで生き残って来ています。しかし今年もなかなか調子が上がらず、ここまで6勝15分け20敗で降格圏と同勝ち点で20位。特に直近のリーグ戦は10試合で1分け9敗と勝ちがありません。5月以降の公式戦の戦績は次の通り。
13H △3-3 横浜FC 【群】平松2、奥村、【横】長谷川、渡邉、イサカ・ゼイン
14A ●0-1 甲府  【甲】三平
15H △0-0 徳島
16A ○1-0 岡山  【群】岩上
17A ●0-2 町田  【町】佐野、ドゥドゥ
18H ●2-3 熊本  【群】山根、小島、【熊】高橋2、イヨハ
19H ●0-1 大分  【分】渡邉
天2 ○3-1 山形  【群】北川、田中、高木、【形】横山
20A ●1-2 山口  【群】加藤、【口】池上、沼田
21H △0-0 栃木
22A ●0-2 長崎  【長】植中、エジガル・ジュニオ
天3 ○1-0 浦和  【群】高木
23A ●0-1 徳島  【徳】バケンガ
24H ●0-2 新潟  【新】本間、伊藤
25A ●1-2 金沢  【群】高木、【金】杉浦、林
26H ●0-2 町田  【町】平戸、ドゥドゥ
 リーグ戦から中3日で戦った天皇杯3回戦は、浦和がリーグ戦と同じメンバーだったのに対して群馬は控え組中心で臨みました。そして浦和にボールを支配され何度も攻め込まれながらも粘り強く戦い、前半35分にカウンターから1点を奪うとその後は自陣に固い守備ブロックを作って失点を防ぎ「ジャイアントキリング」を成し遂げています。明日もリーグ戦から中2日だと言うことを考えて、フレッシュなメンバーで勝利を目指してくるのではないでしょうか?
 対するサンフレッチェですが、前節は主力を休ませることができたことを考えると、明日は横浜FM戦のメンバーを中心に戦う可能性が高そうです。と言うことで私のメンバー予想は次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰  野津田

柏              東

   森島      満田

      Bカリファ

SUB:川浪、野上、今津、藤井、柴崎、棚田、Jサントス
 J2の下位チームが相手とは言え、負けると後がない天皇杯。明日もいつものようにチーム一丸となってスキッベ・サッカーをやり抜いて、タイトルに向かって前進して欲しいと思います。

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2022/07/11

第21節湘南戦

昨日ホームで行われたJ1リーグ戦第21節湘南戦は、後半7分に先制点を許したものの野上のゴールで追いつき、勝ち点1ずつを分け合いました。
 スキッベ監督は前節から大迫とベン・カリファ以外の9人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  野上   住吉  今津
       (→佐々木62分)
     青山  川村

藤井            長沼(→東76分)

   柴崎      浅野(→野津田62分)

      Bカリファ(→JサントスHT)

SUB:川浪、茶島、棚田
 対する湘南は、GK:谷、DF:舘、大野、山本、MF:石原広、池田(→タリク69分)、田中、平岡(→米本76分)、高橋(→畑81分)、FW:大橋(→町野69分)、瀬川(→ウェリントン76分)、と言うメンバーでした。ファーストシュートは広島で、前半6分にCKに今津がヘッドで合わせましたが枠外に外れます。広島は積極的に前に出るものの、パスミスなどで奪われてカウンターを食らうことも多く、11分には大橋の抜け出しから瀬川が打ったが大迫がキャッチ。13分にはカウンター返しから舘にシュートを打たれましたが大迫がナイスセーブを見せ、14分にはCKのクリアボールを高橋に狙われましたが大迫がキャッチします。広島は19分に速攻から藤井のクロスにベン・カリファが合わせましたがしっかり打てず、逆に24分には瀬川、30分には池田、33分には瀬川にシュートに持ち込まれます。前半35分には長沼が強烈なミドルを放ちましたがGKに弾かれ、40分には逆カウンターから平岡に打たれましたが大迫が好反応で防ぎます。前半は広島がボールを支配する時間が長かったものの湘南の速攻に手を焼き、大迫の好セーブ連発でスコアレスで折り返しました。
 後半開始からジュニオール・サントスが投入されると、いきなり野上のクリアボールを収めてDFラインの裏に抜け出し川村の決定的なシュートを導きます。また2分にはドリブルで持ち込み自らゴールを狙いましたがDFに当たります。逆に後半6分、湘南の左サイドの攻めから高橋がグラウンダーのクロスを送ると、フリーになっていた池田に決められ先制点を許してしまいました。
 追いつきたい広島は、この後は前への圧力を強めて一方的に攻めます。8分にはジュニオール・サントスのドリブルから川村がシュートしましたがDFに当たって枠外。11分には青山とのワンツーで長沼が抜け出しましたがクロスはわずかに合わず、20分には野津田がFKを狙いましたがDFにクリアされます。そして後半21分、野津田のFKにジュニオール・サントスが頭を当てると高く舞い上がったボールがファーサイドへ。これを野上がヘッドで押し込んで同点に追いつきました。
 飲水タイム後も攻める広島、守る湘南。27分の野津田のFKのこぼれに今津が詰めたものの押し込めず、28分には今津が逸らしたボールを野上がフリーで狙いましたが惜しくもバーに弾かれます。38分にはジュニオール・サントスがドリブルからシュートしましたがGKの正面。41分には青山が斜めのパスで東の抜け出しを演出し、その折り返しに飛び込みましたがシュートはバーの上を越えて行きます。また43分には藤井がカットインからシュートしましたがDFにブロックされます。湘南も時折カウンターを見せるもののパスが流れてチャンスにならず、終盤には町野がロングスローを放り込んできたものの弾きます。広島は最後まで攻め続けたものの湘南の必死の守りを崩せず、そのまま勝ち点1ずつを分け合うことになりました。
 6/18のC大阪戦から週2試合ずつ続いてきた連戦もこれが7試合目と言うことで、スキッベ監督もついに前節から先発9人を入れ替え、ここまで主力として頑張ってきた塩谷、荒木、松本泰、森島、満田らはベンチにも入れずにこの試合に臨みました。その結果「最初のうちはうまくゲームに入れなかった」(スキッベ監督)サンフレッチェは、確かに前半はプレスのはまりが悪く、また攻撃の途中でボールを失うことも多く前半は湘南に多くチャンスを作られていました。しかし後半からは全体的に流れが良くなり、特に1点取られた後はほぼ一方的に相手を押し込んでチャンスを量産しました。何度も決定機があったのに1点しか取れなかった、と言うのは反省材料ではあるものの、この日J1通算出場試合数でクラブ新記録となった青山だけでなく、川村と住吉がJ1初先発を果たし、今津も90分間戦い抜いて勝ち点1を確保したことは大きな収穫だったと言えます。残り13試合となったリーグ戦だけでなく、天皇杯もルヴァンカップもタイトルの可能性を残すサンフレッチェ。いつも出ている選手だけでなく全選手が心を合わせて戦い抜けば、きっと良い結果を得られるに違いありません。

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2022/07/10

今日の湘南戦

中国新聞によると13試合ぶりに先発出場することになる青山についてスキッベ監督は「非常にいい状態。ゲームをコントロールして欲しい」と語っているとのこと。2004年にプロ入りしてから19年間、バンディエラとして広島を引っ張ってきた力でチームを勝利に導いて欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後6時キックオフ。試合中継はDAZNのみとなっています。今日もDAZNを見ながらブログで速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧ください。

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2022/07/09

湘南戦に向けて

明日はJ1リーグ戦第21節。サンフレッチェはホームに湘南ベルマーレを迎えます。
 第8節までリーグ戦の勝ちがなく最下位に沈んでいた湘南でしたが、第14節以降は5勝1分け1敗。特に直近の4試合は連続完封で、順位を13位まで上げてきています。前回の対戦以降のリーグ戦の戦績は次の通り。
6H ●0-1 広島  【広】満田
7A ●1-2 名古屋 【湘】大橋、【名】OG、阿部
8H △0-0 磐田
9A ○1-0 G大阪 【湘】山本脩
10A ●0-1 札幌  【札】菅
11H ●1-4 清水  【湘】大岩、【清】中山、鈴木唯、白崎、鈴木義
12A △0-0 福岡
13H ●1-4 横浜FM 【湘】ウェリントン、【横】水沼、小池、アンデルソン・ロペス、レオ・セアラ
14H ○2-1 神戸  【湘】町野2、【神】菊池
15A ○4-0 川崎F 【湘】町野2、池田、タリク
16H ●0-2 C大阪 【C】タガート、加藤
17H ○2-0 FC東京 【湘】池田、町野
18A ○1-0 京都  【湘】町野
19H △0-0 名古屋
20H ○1-0 G大阪 【湘】大橋
 前節はGK谷がG大阪からレンタル中で出場できないと言うことで馬渡が今季初出場しましたが、終盤に数的不利になったにも関わらず安定感のあるセーブを見せて1点差で逃げ切っています。明日は好調な守備をベースに勝ち点を確保して、残留争いから抜け出したいと考えているに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、スキッベ監督は選手のコンディションには問題ない、と語っているものの、昨日の練習後には青山の先発起用を明言していたとのこと。と言うことで、私は次のようにメンバーを予想します。
       大迫

  野上   荒木  佐々木

     青山  野津田

藤井             東

   森島      満田

      Bカリファ

SUB:川浪、今津、住吉、松本泰、柴崎、棚田、Jサントス
 前節は悔しい敗戦となったサンフレッチェですが、優勝争いに加わって行くには連敗しないことが重要です。明日は何としても勝利して、青山のJ1出場試合数のクラブ新記録を祝って欲しいと思います。

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2022/07/08

高円宮杯PLウェスト第11節東福岡高戦

先週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第11節で、サンフレッチェ広島ユースは東福岡高を2-1で下して今季2勝目を挙げました。広島のメンバーは、GK:名越、DF:渡邉、MF:畑野、井野、笠木(→木吹90+4分)、越道、高下(→中島76分)、石原、FW:滝口、濱田(→妹尾HT)、中川(→角掛90分)。先制点は後半20分で、高下の右からのクロスを受けた笠木が決めました。また追加点は後半33分で、笠木のクロスを妹尾がダイレクトで決めました。そして後半43分に1点を返されたものの、6分近いアディショナルタイムを凌いで逃げ切りました。第11節の全結果と順位表は次の通り。
【第11節】
履正社高   3-1 大津高
C大阪U-18  7-1 清水ユース
神戸U-18   1-0 静岡学園高
磐田U-18   1-2 鳥栖U-18
東福岡高   1-2 広島ユース
G大阪ユース 1-0 名古屋U-18

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 鳥栖U-18     24    10    8   0   2   +18
2 磐田U-18     21     9    7   0   2    +7
3 静岡学園高    19    10    6   1   3   +10
4 C大阪U-18    17     9    5   2   2   +16
5 神戸U-18     16    10    5   1   4    +2
6 履正社高     11    10    3   2   5    -1
7 名古屋U-18    10     8    3   1   4    -3
8 広島ユース     9    10    2   3   5    -6
9 清水ユース     9    10    2   3   5    -7
10 東福岡高      9     7    3   0   4    -9
11 G大阪ユース    5     7    1   2   4   -13
12 大津高       4     8    1   1   6   -14

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2022/07/07

第20節横浜FM戦

昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第20節横浜FM戦は0-3で敗れ、首位との勝ち点差は10に広がりました。
 サンフレッチェのメンバーは前節と同じで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰  野津田(→野上67分)
    (→柴崎61分)
柏              東
(→藤井HT)
   森島      満田(→棚田87分)
   (→柴崎56分)
      Bカリファ(→Jサントス61分)

SUB:川浪、今津
 対する横浜FMは前節から3人入れ替えて、GK:高丘、DF:松原(→小池57分)、畠中(→藤田69分)、エドゥアルド、小池、MF:岩田、山根、西村、FW:水沼(→仲川69分)、レオ・セアラ(→マルコス・ジュニオール80分)、エウベル(→宮市57分)、と言うメンバーでした。序盤は横浜FMの出足の鋭さにビルドアップもままならず押し込まれます。1分には西村のクロスからエウベルのシュートはブロック。2分にはレオ・セアラがシュートしましたがDFが弾き返し、6分には水沼のクロスを大迫の前でクリアした荒木のボールがゴール方向に飛んであわやオウンゴール、と言うシーンを作られます。それに対して広島も、11分に塩谷の縦パスから満田がファーストシュートを放ったのをきっかけに反撃に出ます。15分には森島のクロスから佐々木が打ったものの枠外。17分には森島、19分には満田がシュートしたもののいずれも枠外に外れ、21分にはバイタルエリアで前を向いた満田がDFの間を通すシュートを放ったもののGKの正面。22分にはCKに飛び込んだ東がフリーで合わせましたが枠を捉えることができません。更に29分にはベン・カリファがカットインからシュートしましたがDFに防がれます。逆に前半31分、カウンターから抜け出した水沼が逆サイドへのクロス。これを小池にヘッドで決められて、先制点を許してしまいました。
 広島はその後も気落ちすることなく攻撃を続け、32分にはクロスのこぼれをベン・カリファがヘッドで狙いましたがGKの正面。41分には松本泰がフリーで打ったものの枠を捉えることができず、42分の佐々木の突破からのクロスにベン・カリファが合わせたシュートもポストに弾かれます。前半は横浜FMのシュート4本に対して広島は10本放ったものの得点を奪えず、横浜FMの1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半も立ち上がりから広島が攻勢に出て、1分にはベン・カリファがフリーで打ったものの枠外。9分には藤井のカットインからのシュートはGKが弾き、こぼれを東が狙いましたがDFに当たって流れます。そんな中の後半12分、広島が前からプレスに行ったもののかわされて持ち込まれ、宮市のサイドチェンジから水沼のパスを小池がシュート。これを西村がコースを変えて、リードを広げられてしまいました。
 2点を追いかけるためにスキッベ監督は、ジュニオール・サントスと柴崎を投入します。そして18分にはFKのこぼれを森島が打ちましたが枠外に外れ、25分には塩谷のパスから柴崎が狙いましたがクリアされます。続いて27分にはジュニオール・サントスがペナルティエリア内から決定的なシュートを打ちましたがDFに防がれ、30分にもジュニオール・サントスが仕掛けましたがDFにクリアされます。その後も広島は佐々木や柴崎が惜しいシュートを打ったもののゴールを決めることができず、逆に後半アディショナルタイムに仲川に左サイドを破られるとグラウンダーのクロスを宮市に決められて決定的な3点目を奪われ、万事休すとなりました。
 Football LABによるとシュートは横浜FMが14本だったのに対して広島は20本。またゴール期待値は横浜FMの1.72に対して広島は2.283で、内容的に悪かったわけではなかった、と言うことが分かります。スキッベ監督も「自分たちのチームにも同じくらい称賛を送りたいです。多くの場面で相手を上回り、チャンスを作っていたからです」と語っていますが、首位・横浜FM相手に堂々と戦いを挑み、チームとしてやるべきことをやり切った、と言うのは間違いないと思います。ただそれでも0-3と「完敗」と言えるスコアに終わったのは、やはり攻撃の質の点で劣っていたからだと言わざるをえないように思います。横浜FMの得点シーンはいずれも速攻から複数の選手が絡んで広島の守備を崩して奪っているのに対して、広島のシュートはほとんどが強引に狙った感じ。やはりここぞと言うところでのサッカーの熟成度の差が出てしまったのかも知れません。広島が優勝を狙うためには、もっともっと成長しなければならないと言うことを教えられた試合だった、と言えそうな気がします。この結果横浜FMとの今季のリーグ戦の対戦成績は1勝1敗となりましたが、8月上旬にはルヴァンカップでホーム&アウェイでの対戦があるだけに、そこでは何としてでも相手を上回って、タイトルに向けて勝ち進んで欲しいと思います。

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2022/07/06

今日の横浜FM戦

中国新聞によると藤井は「前回は相手にまだ発展途上感があったが、現在はサッカーの形がしっかりできている。当時とは違うチームなので粘り強く戦いたい」と語っているとのこと。横浜FMは前回の対戦以降1敗しかしていないことからも分かるように高い完成度を誇りますが、広島も連戦を通じて成長しているのも間違いないところ。今日もこれまでに作り上げてきたものを全てぶつけて、勝ち点3を持ち帰って欲しいと思います。
 今日の試合会場は日産スタジアムで、午後7時キックオフ。今日はDAZNの配信の他に、NHK-BS1での生放送があります。今日も試合をテレビ観戦しながらブログで速報を行いますので、スタジアムに行けない&BSやDAZNを見れない方はこちらをご覧ください。

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2022/07/05

横浜FM戦に向けて

明日はJ1リーグ戦第20節。サンフレッチェはアウェイで横浜F・マリノスと対戦します。
 今季は開幕から好調で上位に付けていた横浜FMは、第15節から5連勝で首位を走っています。前回の対戦以降の国内の公式戦の戦績は次の通り。
7A ●0-2 広島  【広】森島2
8A ○3-0 鹿島  【横】アンデルソン・ロペス、西村、OG
12H ○2-1 名古屋 【横】エウベル、アンデルソン・ロペス、【名】中谷
13A ○4-1 湘南  【横】水沼、小池、アンデルソン・ロペス、レオ・セアラ、【湘】ウェリントン
11A △3-3 浦和  【横】水沼、アンデルソン・ロペス、宮市、【浦】ユンカー3
14A ●0-1 福岡  【福】クルークス
15H ○2-0 京都  【横】小池、松原
16A ○2-0 磐田  【横】仲川、レオ・セアラ
天2 ○3-0 鈴鹿  【横】西村、小池、レオ・セアラ
17A ○2-1 G大阪 【横】西村、水沼、【G】ダワン
天3 ●0-2 栃木  【栃】神戸、ジュニーニョ
18H ○4-0 柏   【横】西村、レオ・セアラ2、水沼
19A ○5-3 清水  【横】西村、レオ・セアラ3、宮市、【清】神谷、チアゴ・サンタナ、片山
 前節は清水の「クラブ創設30周年記念マッチ」を国立競技場で戦って、2度追いつかれながらもその都度突き放して大勝し、J1通算500勝を達成しています。ここまで19試合戦って総得点は41と他のチームを圧する攻撃力で首位を走る横浜FM。前回の対戦ではしてやられた広島相手に、何としてもリベンジしようと高いモティベーションで待ちかまえているに違いありません。
 対するサンフレッチェは明日は「9連戦」の6試合目。酷暑の中での過密日程ということで選手のコンディションが心配ですが、今回は中3日休みがあったことを考えると磐田戦のメンバーを替えずに戦う可能性が高そうです。と言うことで、予想メンバーは次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰  野津田

柏              東

   森島      満田

      Bカリファ

SUB:川浪、野上、今津、藤井、柴崎、棚田、Jサントス
 横浜FMとの勝ち点差が7のサンフレッチェとしては、明日は勝てば4差に迫るのに対して、敗れれば10差に広がる「6ポイントゲーム」となります。明日もこれまでと同様に前に向かった攻撃と守備で、難敵・横浜FMから勝ち点3を取って来て欲しいと思います。

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永井が岡山に期限付き移籍

サンフレッチェ広島とファジアーノ岡山は昨日、永井龍選手が岡山に期限付き移籍する、と発表しました。2020年に松本から広島に移籍した永井は、前線からの献身的な守備で城福監督のサッカーを牽引する働きを見せていましたが、怪我が多かったこともあって一昨年のリーグ戦は15試合、昨年は3試合の出場にとどまっていました。そして今季も前からボールを追いかけるスキッベ監督のサッカーにマッチしてルヴァンカップの徳島戦に先発して今季初ゴールを挙げると、リーグ戦でも第8節までに4試合先発していましたが、福岡戦のPK失敗もあってリーグ戦の得点はなく、加えてベン・カリファの加入によって出場機会も減少してここ5試合はベンチ入りもありませんでした。「怪我でサッカーをやめようと思った時もありましたが、今サッカーを続けていられるのは広島のみんなのおかげ」と語る永井の本領はこれから発揮されるはず。まずは岡山でチームをJ1昇格に導いて、また戻ってきて欲しいと思います。

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2022/07/04

クラセンU-15中国予選

週末に行われた「2022年度第37回日本クラブユース選手権(U-15)大会中国地区予選」で、サンフレッチェ広島ジュニアユースは準々決勝と準決勝を勝ち抜いて決勝進出を決めました。決勝戦はファジアーノ岡山U-15との対戦で、7/9(土)10:30からびんご運動公園陸上競技場で行われます。
【準々決勝】
広島ジュニアユース   13-0 ローザス・セレソン 【広】澤原4、徳山2、小林2、土井川2、空久保2、稲田
サンフレッチェくにびき 0-0 FCツネイシ

【準決勝】
広島ジュニアユース   1-0 レノファ山口U-15 【広】土井川

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2022/07/03

第19節磐田戦

昨日ホームで行われたJ1リーグ戦第19節磐田戦は、セットプレーなどから3点を取って勝利し、4位川崎Fと勝ち点1差に迫りました。
 野津田が出場停止から復帰。また4試合ぶりに柏を先発起用して、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木
       (→今津84分)
    松本泰  野津田

柏              東
(→藤井70分)
   森島      満田(→柴崎78分)
   (→棚田78分)
      Bカリファ(→Jサントス70分)

SUB:川浪、野上
 対する磐田は、GK:三浦、DF:山本義(→ジャーメインHT)、小川(→松本昌64分)、伊藤、グラッサ、MF:鈴木雄、鹿沼(→山本康HT)、遠藤(→金子72分)、FW:上原、大森(→杉本54分)、吉長、と言うメンバーでした。ファーストシュートは磐田で、4分にロングクロスを胸トラップ鈴木雄が打ってきたものの大迫が落ち着いてセーブ。広島は8分に森島がミドルシュートを放ちましたが枠外に外れます。最初の決定機は前半17分で、塩谷のパスを右のスペースで受けた森島がマイナスのパスを送ると走り込んだ松本泰が叩きましたがGKがナイスセーブを見せます。そして前半20分、左タッチライン際からの満田のFKを荒木がヘッドで決めて、広島が先制点を奪いました。
 追いつきたい磐田は丁寧なパス回しで広島を押し込んで、30分には吉長にミドルを打たれたものの大迫がキャッチ。吉長は38分にもシュートを打ってきましたがDFがブロックします。その後広島も押し返して、44分には満田が強烈なミドルを打ったもののGKがキャッチ。また前半アディショナルタイムには佐々木がドリブルからシュートしましたがGKに抑えられます。前半は磐田にボールを回される時間が長かったものの広島が効果的な攻撃を見せて、1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半も立ち上がりは磐田に攻め込まれ、1分には吉長に狙われましたが枠外。4分のジャーメインのシュートは大迫がキャッチし、6分の大森のミドルは枠外に外れます。その後は広島が押し返して、左右からのクロスで磐田ゴールに迫ります。そして後半17分、右コーナーフラッグ近くからのFKを野津田が蹴ると、ニアで佐々木がヘッドで決めてリードを2点に広げます。更に後半22分、GKからのロングパスを塩谷が跳ね返すと、これが磐田ゴール前にいた森島につながり右足からのシュートをゴールに突き刺しました。
 その後は両チームともに選手交代で運動量を確保しつつ攻め合います。31分には満田のパスでジュニオール・サントスがGKと1対1になりましたがシュートは枠外(しかもオフサイド)。逆に33分には鈴木雄が抜け出して決定的なシュートを放ったもののポスト直撃。40分にはショートカウンターからジュニオール・サントスのシュートはブロックされ、藤井のクロスに棚田が合わせましたが枠外に外れ、続いて43分にも棚田が左から仕掛けてシュートしましたがクリアされます。終盤には磐田に攻め込まれたものの広島の守備の集中は途切れず、1ヶ月ぶりの完封勝利を挙げました。
 Football LABによるとこの試合の広島のボール支配率は49.7%で、相手にボールを回される時間も長かった印象だったのですが、しかしシュート数は18対7で枠内シュートも8対3。またゴール期待値は今季平均の1.390を上回る1.448だったの対して、磐田は今季平均の1.006より低い0.687だったことからも分かるように、攻守に磐田を上回る内容だったと言えます。スキッベ監督が「G大阪戦は自分たちのやりたいことや、自分たちを見失っているところがあり、ゴールを奪えませんでした。ただ、そこをしっかり修正できたことが、今日の勝利につながった」と述べているように、G大阪戦の敗戦から学んで、自分たちのサッカーを貫いたことがこの勝利の要因だった、と言って間違いありません。そしてそれ以上に重要だったのは、今季初めてセットプレーから2得点できたこと。SIGMA CLUB WEBによると、先週月曜日の練習でスキッベ監督が「みんな、いいプレーを続けている。だが、1つだけ足りないのは、セットプレーでの得点だ。だから今から、それをやるから」と言って、かなり長い時間にわたってセットプレーのトレーニングを繰り返していたとのこと。その成果がこの試合で出たわけで、監督のマネージメントの勝利だと言って良いのではないでしょうか。「9連戦」の6試合目は水曜日の横浜FM戦。現在5連勝中の首位チームに勝利して優勝争いに絡んで行けるかどうかは、守備も攻撃も前に向かうサッカーをチーム全体で貫けるかどうか、にかかっている、と言えそうです。

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2022/07/02

今日の磐田戦

モバイルサイトによるとスキッベ監督は「誰が試合に出るんでしょう」と言う質問に対して「選手の状態を見て決めたい」と答えています。また「コンディションに関しては、走る数値のところだったりスプリントの数というところも、まあまあ大丈夫と言うレベル」だとのこと。むしろG大阪戦では「裏に抜ける」ことが足りなかったと言う分析から、満田のワントップ起用も示唆していますが、中国新聞によると「先発の大幅入れ替えはしない方針」だとのこと。誰が出ることになっても「スキッベサッカー」を貫いて、ファミリーに勝利を届けて欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で午後6時半キックオフ。試合前イベントとしては「サンフレッチェカップ」のU-10とU-12が午後2時から、「フォリアカップ」が4時15分から行われます。今日の「クラブ創立30周年企画」で来場するレジェンドOBは、広島ユースの礎を築いた森山佳郎U-16/U-15日本代表監督。メインスタンド前の「おまつり広場」では「広島県信用組合ブース」「海上自衛隊広報ブース」「広島市サッカースタジアム建設PR&個人寄附金ブース」「フォトスポット」「メガ・エッグにぎわいステージ」が2時半からとなっています。4時からの「オタフクソースブース」では、先着1,000名様に「ホットプレートごはんシリーズ うま辛味噌だれ・個包装デーツ」をプレゼント。またじゃんけんで勝った方先着550名様に「お好み焼きに合うふっくらキャベツ」を差し上げます。
 先着プレゼントは「海上自衛隊コラボクリアファイル」を先着7,500名様に、「サンフレッチェ広島応援うちわ」を先着8,000名様に差し上げます。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは柏選手のプレミアムカードです。その他、グルメ情報やチケット情報などの詳細はサンフレッチェ広島公式サイトをご覧ください。
 試合中継は今日もDAZNのみとなっています。いつものようにブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧ください。

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2022/07/01

磐田戦に向けて

明日はJ1リーグ戦第19節。サンフレッチェはホームでジュビロ磐田と対戦します。
 3年ぶりにJ1を戦う磐田は粘り強く勝ち点を積み上げてきているものの、ここまで18試合を消化して勝ち点19の15位と、降格圏が間近に迫っています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
9H △2-2 広島  【磐】鈴木、ファビアン・ゴンザレス、【広】OG、満田
L5H ○2-1 FC東京 【磐】ファビアン・ゴンザレス、鹿沼、【東】梶浦
10H ○2-1 名古屋 【磐】大津2、【名】マテウス・カストロ
11A ●1-3 鹿島  【磐】ファビアン・ゴンザレス、【鹿】アルトゥール・カイキ、上田2
12A ●1-2 C大阪 【磐】ファビアン・ゴンザレス、【C】毎熊2
13H ○2-1 FC東京 【磐】上原、鹿沼、【東】アダイウトン
L6A ●0-1 湘南  【湘】池田
14H ●1-2 札幌  【磐】山本義、【札】深井、駒井
15A △0-0 神戸
16H ●0-2 横浜FM 【横】仲川、レオ・セアラ
天2 ○5-2 松本  【磐】清田、黒川、鹿沼、吉長、古川、【松】田中、小松
17H ○3-1 鳥栖  【磐】ファビアン・ゴンザレス2、鹿沼、【鳥】宮代
天3 ○1-0 湘南  【磐】黒川
18A △1-1 川崎F 【磐】伊藤、【川】山根
 前節は川崎Fにボールを保持されてハーフコートゲームの様相となったものの失点を前半の1点で凌ぎ、後半40分に遠藤のFKを伊藤が流し込んで勝ち点1を奪い取っています。明日もまずは守備から入って失点を防ぎ、勝ち点を1でも持ち帰ろうとしてくるのではないかと思われます。
 対するサンフレッチェですが、出場停止だった野津田が戻ってきます。連戦の5試合目、しかもG大阪戦から中2日と言うことで疲れが気になるところですが、コンディショニングはきっちりとしてくると考えて、福岡戦と同じ先発メンバーを予想しておきます。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰  野津田

藤井             東

   森島      満田

      Bカリファ

SUB:川浪、野上、住吉、柏、柴崎、Jサントス、永井
 暑さが厳しくても、また連戦で疲労がたまっていたとしても勝利のキーは「スキッベサッカー」をやり切れるかどうか。誰が出場することになってもチーム全員で一丸となって、勝利を目指して90分間戦い抜いて欲しいと思います。

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ドウグラス・ヴィエイラ全治6週間

プレスリリースによると、G大阪戦で負傷退場したドウグラス・ヴィエイラ選手は昨日広島県内の病院で検査を受け、右膝内側側副靭帯損傷で全治6週間と診断されました。

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