昨日ホームで行われたJ1リーグ戦第14節京都戦は、ベン・カリファの来日初ゴールなどで3点を取って勝利し、4位に浮上しました。
先発は3試合連続で同じで、以下の布陣で戦いました。
大迫
塩谷 荒木 佐々木
野津田(→長沼88分)
藤井 柏(→東78分)
森島 満田(→松本泰84分)
Bカリファ Jサントス(→永井84分)
(→柴崎78分)
SUB:川浪、野上
対する京都は、GK:上福元、DF:麻田、アピアタウィア、白井、MF:武富(→大前68分)、荒木大、武田(→金子HT)、松田(→井上HT)、川崎(→福岡68分)、FW:ウタカ、宮吉(→豊川HT)、と言うメンバーでした。立ち上がりから前からのプレスを敢行する広島に対して、京都はロングボールを使って回避しようとします。しかしそれを逆手に取ったのは前半4分。上福元が蹴り出したボールを佐々木がヘッドで前に送るとジュニオール・サントスがフリック。これでDFラインの裏に抜け出した満田が冷静にコースを狙ったシュートを決めて先制点を奪いました。
この後は京都も得点を狙いに来て、11分には武田がFKから、15分には松田が遠目からシュートを打ってきます。しかし広島はパス回しで京都を引き出し、高いDFラインの裏を突いてチャンスを作ります。16分にベン・カリファが抜け出したシーンでは惜しくもオフサイド。24分にはジュニオール・サントスが抜け出しましたがGKがカバーします。そして前半25分、大迫のクサビのパスが引っかけられたもののすぐに取り返すと、ベン・カリファのパスでジュニオール・サントスがDFラインを突破します。そしてペナルティエリア内でGKに触られたものの落ち着いてボールを収めるとコンパクトな振りのシュート。これが見事にゴールに収まって、リードを2点に広げました。
広島はその後も攻撃の手を緩めず、32分には柏のクロスをベン・カリファがヘッドで狙ったもののクリアされ、こぼれをバイシクルで打ちましたがGKのファインセーブに阻まれます。続いて34分には満田のパスを森島が決定的なシュートを放ちましたが枠外に外れます。逆に前半41分、中盤でのボールの奪い合いからのパスがウタカに渡ると仕掛けを見せながら鋭い横パス。DFが対応に行ったもののクリアできずに武富に決められて、1点返されてしまいます。その後は両チームともチャンスを作ったもののスコアは動かず、広島の1点リードでハーフタイムを迎えました。
京都は後半開始から3人を交代し、3バックにして広島のツートップを抑えにかかるとともに、攻撃の圧力を強めます。そして5分にウタカがドリブルで仕掛けてきましたが荒木隼が対応。7分には豊川にパスが通りましたが荒木隼がカバーします。また14分にはパスミスを奪われてウタカに打たれましたが大迫がキャッチ。続いて16分にもウタカがドリブル突破を狙ってきましたが荒木隼が対応します。逆に後半20分、広島がパスを回して相手を押し込むと野津田が左のスペースへパス。これをフリーで受けたベン・カリファがGKの股を抜くシュートを放つとこれが麻田の胸に当たってゴール。ベン・カリファの広島加入後初ゴールで、再びリードを2点に広げました。
その後はオープンな展開となって、お互いにゴールに迫るシーンを作ります。24分にはウタカのシュートが荒木隼の足に当たってポスト。また28分にもウタカのパスからピンチになりますが大迫がクリアします。続いて29分には野津田のシュートを弾かれカウンターからウタカが突進しましたが塩谷が対応します。後半36分にはボールを奪った塩谷がそのまま前線まで上がってきて決定的なシュートを放ちましたが、惜しくも枠を捉えることができません。更に後半44分には福岡にペナルティエリア内からシュートを打たれましたが大迫が好反応で防ぎます。終盤は広島がボールをキープしつつ相手にチャンスを与えることなく、そのまま2点差を保って逃げ切りました。
日刊スポーツの記録によると、シュート数は広島の15本に対して京都は8本。またボール保持率は広島が55%と上回っていて、スコア通りの内容差だったことを示しています。実際、前半はほぼ広島の試合。高い位置からのプレスと素早いパス回しで京都に的を絞らせず、また何度も京都のDFラインの裏を突いてチャンスを作りました。失点シーンは中盤での競り合いで奪い切れなかったことと、最も危険なウタカをフリーにしてしまったことが原因でしたが、スキッベ監督が「ちょっとした不注意から失点してしまいました」と語っているように修正可能なものだと言えるでしょう。また後半、相手が形を変えたことによりペースを掴まれましたが、そこで落ち着いて切り返すと見事なコンビネーションでゴールを奪って突き放しました。準備してきた戦い方を貫いた、と言うのも重要ですが、それだけでなく相手がやり方を変えてきたことに対応して勝ち切った、と言う意味は非常に大きいのではないでしょうか。新監督が就任して4ヶ月、また本格合流して2ヶ月になる「スキッベ広島」ですが、いよいよ「基本編」から「応用編」に進みつつあるのかも。今週から6月初旬にかけてリーグ戦や天皇杯、ルヴァンカップが過密日程で進みますが、その中で更にチームの力も個人の力も高めて、着実に前進して欲しいと思います。
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