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2021/06/17

天皇杯2回戦おこしやす京都戦

昨日エディオンスタジアムで行われた天皇杯2回戦で、サンフレッチェはおこしやす京都ACに1-5と惨敗を喫し、2年ぶりの天皇杯はあっさり終わってしまいました。
 増田を今季初めて先発起用。また長沼を左ストッパーに配置して、以下の布陣で戦いました。
       増田

   今津  井林  長沼
   (→藤井72分)
     柴崎  土肥
     (→ハイネル60分)
茶島             東

    鮎川  エゼキエウ(→森島60分)
    (→浅野66分)
     Dヴィエイラ(→Jサントス60分)

SUB:川浪、清水航
 対するおこしやす京都は、GK:真田、DF:萩原、榎本、西村、瓜生(→戸田78分)、MF:清水良、平石(→尾本90分)、稲垣(→守屋58分)、貫名(→林78分)、FW:青戸(→イブラヒム58分)、高橋、と言うメンバーでした。広島のキックオフで始まった試合はいきなり茶島のクロスからドウグラス・ヴィエイラがヘディングシュートを放ちます。また4分にも茶島のクロスにドウグラス・ヴィエイラが合わせ、こぼれ球に詰めたもののGKに抑えられます。続いて11分には茶島がカットして持ち上がり、柴崎のシュートを導いたもののDFがブロック。17分には今津が強烈なミドルを放ちましたが上にわずかに外れ、23分にも相手のミスからドウグラス・ヴィエイラがGKと1対1になりましたが枠を捉える事ができません。序盤は広島のプレスにミスが続いていたおこしやすでしたが、徐々に慣れてきたか20分ごろからは攻め込むシーンも出てきます。22分の稲垣のシュートは枠を外れて助かったものの、前半27分、おこしやすが広島陣内で繋ぐと右に抜け出した青戸に強烈なシュートを決められ、先制点を奪われてしまいました。
 その後広島は前掛かりになって攻め、28分には東のクロスから鮎川がシュートしましたがGKがキャッチ。35分にはFKの折り返しを長沼がシュートしましたがこれも枠を外れます。逆に前半37分には速攻から攻め込まれ、茶島が足を滑らせて稲垣の抜け出しを許し高橋に押し込まれて2点目を失ってしまいました。
 2点を追いつかなければならなくなった広島は、より攻撃の圧力を強めておこしやすゴールに迫ります。前半39分にはCKからの井林のヘッドは弾かれ、こぼれをエゼキエウが打ちましたが枠外。41分のエゼキエウのシュートも、42分の東のヘッドも枠を捉える事ができません。そして前半45分、茶島の低いクロスを柴崎がゴールに打ち込んで、ようやく1点差に迫ってハーフタイムを迎えました。
 選手交代なしで迎えた後半はおこしやすの攻勢で幕を開けます。広島は5分に鮎川がシュートしたもののGKの正面。7分、8分、11分にも続けざまにチャンスを作りましたがゴールは割れません。逆に後半13分には危ういミドルを打たれ増田が何とか弾きます。次々と選手を交代させて何とかゴールをこじ開けようとする広島。しかし後半31分にCKを頭で流し込まれてリードを2点差に広げられてしまいます。その後33分と43分にもゴールを割られ、逆に攻撃は最後まで機能しないままに試合終了のホイッスル。スタンドのサンフレッチェファミリーはブーイングもできずに、相手チームに拍手を送るしかありませんでした。
 中2日で行われる柏戦を考えて「控え組」でこの試合に臨んだサンフレッチェですが、だから負けた、ということは無いと思います。相手はJ1からすれば4つもカテゴリーが下の地域リーグ。それに対してこちらは全員がプロで、しかも先発にはブラジル人2人を含む経験豊富な選手を揃えていました。本来は攻撃的なポジションの長沼を左ストッパーに使った采配はどうかとは思いますが、しかし前の試合から2週間以上も準備期間があったことを考えれば、機能しない言い訳にはなりません。実際、立ち上がりは広島が次々と相手ゴールに襲いかかり、いつでも得点が取れるのではないか、と言う雰囲気もありました。そこで点を取りきれなかったのは問題ですが、しかしそれはサッカーでは良くあること。相手がプロのスピードと当たりの強さに慣れてきた、と言ってもそれを上回るだけの力はあるはずなので、「靴一足分の寄せ」などのサンフレッチェのサッカーの基本を続けていればいずれは結果につながるはずだったのです。ところが前半27分にはボールホルダーへの寄せが甘く、簡単に決定機を作られて先制点を許し、37分には自らDFラインのバランスを崩して失点してしまいました。序盤の劣勢を跳ね返して攻めに出てきたおこしやす京都を称えるべきなのかも知れませんが、それ以上に簡単に崩れてしまったサンフレッチェの選手たちは、プロサッカー選手としての自らを改めて問い直されなければならない、と思います。
 しかし前半の2失点以上に問題なのは、後半の戦い方だと思います。おこしやす京都に2点を奪われたとは言え前半終了間際の柴崎のゴールで点差は1点。初体験のプロのスピードと強度と戦い続けることで、時間が経つにつれておこしやすの選手たちの頭と身体が疲労してくるのは間違いないところなので、広島としてはボールをキープして相手を走らせ、ゴール前で相手を振り回し続けて隙を探し続ければいいわけです。ところがサンフレッチェは徐々に焦りを募らせて、攻撃的な選手を投入して自らバランスを崩しました。特に後半27分に今津に代えて藤井を投入した後は本職のDFは井林だけ。セットプレーから決定的とも言える3点目を失い、その後も次々と失点を繰り返したのはその采配のせいだ、と言わざるを得ません。城福監督は「監督である自分の責任だと思っています」と語っていますがその「責任」がどれほどの重みのあるものなのか、厳しく問われなければならない、と思います。
 今季はここまでのリーグ戦19試合でトップチームの27選手中23人を起用してきましたが、これは超過密日程と怪我人の続出があったからでしょう。今後は日程的に余裕があることを考えると、ある程度選手を固定して戦うことになるのは間違いないところ。とするとこの試合で力を見せつけることができなかった選手の出場機会は限られることになるでしょう。屈辱にまみれた選手たちが汚名返上するためには、練習で違いを見せてチャンスをつかみ、そこで結果を出すしかありません。

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ゲキサカ  戦評  おこしやす京都  城福監督
日刊スポーツ  戦評  「おこしやす京都」とは?
サッカーダイジェストWeb  天皇杯2回戦
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