« 今日の札幌戦 | トップページ | スーパープリンスリーグ中国第9節 »

2020/11/29

第30節札幌戦

昨日ホームで行われたJ1リーグ戦第30節札幌戦は、2点のビハインドを追いついたものの勝ち越せず、負けなしは8試合に伸びたものの2試合連続で勝点1にとどまりました。
 前節から再び先発全員を入れ替え、3試合ぶりに柏を先発起用して以下の布陣で戦いました。
        林

   野上  荒木 佐々木

     青山  川辺(→永井90+1分)

柏              東
(→Dヴィエイラ55分)
    浅野    森島(→井林90+1分)
    (→柴崎85分)
      Lペレイラ

SUB:大迫、土肥、松本大
 対する札幌は、GK:菅野、DF:田中駿、キム・ミンテ、福森、MF:金子、高嶺、宮澤(→深井66分)、ルーカス・フェルナンデス(→白井81分)、アンデルソン・ロペス(→早坂81分)、駒井(→菅66分)、FW:ドウグラス・オリヴェイラ(→ウーゴ・ヴィエイラ76分)、と言うメンバーでした。立ち上がりはマンツーマンでプレスをかけてくる札幌をうまく剥がせず、逆に札幌の攻勢を許します。前半7分にはハーフカウンターから右サイドを崩され、戻したボールをルーカス・フェルナンデスに打たれましたが枠外。広島は10分に浅野のドリブルから川辺がシュートしましたが枠外に外れると、その後は再び札幌にペースが移ります。14分のドウグラス・オリヴェイラのシュートは枠外。19分にはアンデルソン・ロペスにミドルシュートを打たれます。飲水タイム後は広島がペースをつかみ、31分には川辺のパスからレアンドロ・ペレイラがシュートしましたが枠外。32分には浅野のマイナスのパスを森島が狙いましたが枠を捉える事ができず、その直後にも高い位置での守備から森島がシュートしましたがGKのスーパーセーブに阻まれます。一進一退の攻防が続く中、先にスコアを動かしたのは札幌で、前半41分、ペナルティアークのすぐ外からのFKを福森に直接決められてしまいます。広島も前半終了間際にCKから野上が惜しいシュートを放ったもののサイドネットに行ってしまい、札幌の1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半も先に点を取ったのは札幌で、後半7分にCKからの福森のボールを宮澤にヘッドで決められてしまいます。しかしその直後の後半8分、佐々木のスルーパスで抜け出した浅野がダイレクトで中央に送ると、レアンドロ・ペレイラが冷静に流し込んで反撃の烽火を上げました。
 柏に代えてドウグラス・ヴィエイラを送り込み、更なる得点を狙いに行く広島。11分には浅野が強烈なミドルを放ちましたがGKに弾かれ、CKのクリアをレアンドロ・ペレイラが狙いましたがブロックされます。そして後半13分、野上が厳しい守備でボールを奪うと川辺がペナルティエリア中央へのスルーパス。DFのギャップに走り込んだドウグラス・ヴィエイラがゴール右隅に流し込んで、広島が同点に追いつきました。
 その後も広島の攻勢が続き、15分には佐々木が、浅野がビッグチャンスを作ります。また18分にはレアンドロ・ペレイラとドウグラス・ヴィエイラが作ったチャンスから森島がフリーでシュートしましたがDFの身体を張った守備に防がれます。後半29分には川辺のスルーパスで抜け出した森島の折り返しに川辺が走り込んだもののわずかに合わず、34分には佐々木が難しい体勢からヘディングで狙いましたが大きく外れます。更に後半40分にはレアンドロ・ペレイラのスルーパスで抜け出した浅野がGKとの1対1からシュートを放ちましたがビッグセーブに防がれます。チャンスを作りながら点を奪えないとペースが相手に移るのは世の常で、終盤は札幌に攻め込まれる時間も増えます。そして後半アディショナルタイムにはペナルティエリアのすぐ外で札幌にFKを与えたものの福森のボールは枠外に外れ、勝点1ずつの痛み分けに終わりました。
 この試合のポイントは前半にあったと思います。広島は札幌のオールコートプレスに戸惑ったか思うようにボールを前に運べず、多くのチャンスを作ることができませんでした。それに対して札幌は全体的に動きが良く、得点シーン以外にも何度もチャンスを作りました。広島は中2日だったのに対して札幌は中6日。もちろん広島の先発メンバー全員は湘南戦から変更していましたが、全員揃って「札幌対策」の練習ができたのがわずかに1日か2日、と言う状況が難しかったのは否定できないと思います。前半から後半途中までの広島の苦戦は福森の「悪魔の左足」に依るところも大きかったとは思いますが、やはり日程上の不利があったのは否めない、と思います。
 ただその様な中で2点のリードを許しながら追いついた反発力は評価しなければなりません。1点目は自陣でのポゼッションから一気の裏狙いでゲットした得点、2点目は高い位置からのプレスで奪ったボールからのハーフカウンターと言うことでパターンこそ違いますが、どちらもチームとしての狙いに沿ったもの。札幌のペトロヴィッチ監督は「失点をしたあと、非常に短い時間で失点してしまうというアマチュアチームのような、あってはならない失点を重ねてしまった」と語っていますが、むしろ2点リードしてわずかにできた札幌の「隙」を突いた得点だったと言う意味で、広島のチームとしての成長を見せつけた結果だったと言えるのではないでしょうか。
 もちろん、同点に追いついた後に何度もビッグチャンスを作りながら勝ち越せず引き分けに終わったのは課題として残りました。これは城福監督が語っているように「あそこがわれわれが乗り越えないといけない壁」なのかも知れません。この壁を乗り越えるのは簡単では無いのですが、しかしこれこそチーム一丸で乗り越えなければなりません。今季の残り3試合の中で、この壁を乗り越える可能性をぜひとも示してシーズンをフィニッシュして欲しい、と思います。

広島公式サイト  札幌公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細  戦評  ペトロヴィッチ監督  福森
サッカーダイジェストWeb  採点&寸評  戦評
Football LAB

|

« 今日の札幌戦 | トップページ | スーパープリンスリーグ中国第9節 »