第13節仙台戦
城福監督はハイネルを2試合連続でボランチで起用して、以下の布陣で戦いました。
大迫 野上 荒木 佐々木 ハイネル 川辺 (→青山80分) 茶島 柏(→東64分) (→藤井80分) ドグ 森島(→浅野64分) (→エゼキエウ85分) ペレイラ SUB:林、井林対する仙台は、GK:スウォビィク、DF:柳、吉野、平岡、蜂須賀(→兵藤69分)、MF:浜崎、椎橋、関口、FW:真瀬、石原(→西村64分)、ゲデス(→長沢84分)、と言うメンバーでした。最初にチャンスを作ったのは仙台で、石原のポストプレーからゲデスがシュートしましたが枠外に外れます。逆に3分、佐々木のクサビのパスを受けたレアンドロ・ペレイラが反転するとペナルティエリアの外からシュート。これがGKの手を弾いてゴールネットに突き刺さって、広島が幸先良く先制点を奪いました。
その後も5分の茶島のクロスや11分の川辺のドリブルからのシュートなどでチャンスを作ったものの、徐々に重心が後ろに下がって仙台の攻勢を受けます。前半14分にはCKのこぼれを打った蜂須賀のシュートはバーを直撃。17分にはCKを蜂須賀が折り返しましたが大迫がおさえ、20分の真瀬のヘッドも大迫がナイスセーブで防ぎます。また24分にもFKのこぼれを石原に狙われましたが枠外に外れて助かります。広島も34分にハイネルがシュートチャンスを作ったものの、39分にはゲデスの危ういシュートを大迫が好反応で防ぎます。広島は前半終了間際にようやく押し返す時間を作ったものの全般的には押され気味の展開で、1点リードでハーフタイムを迎えました。
後半立ち上がりは広島が攻勢をとって、2分には川辺のクロスにレアンドロ・ペレイラが合わせましたが枠外。3分には茶島の仕掛けからのクロスがわずかに合わず、4分にはペナルティエリア内でパスミスを奪ったドウグラス・オリヴェイラがGKもかわしてシュートしましたがDFに当ててしまい、こぼれを打ったものの枠を外してしまいます。続いて19分には川辺のパスから浅野がシュートしたもののGKの正面を突きます。数々のチャンスを作った広島でしたが、チャンスを逃し続ければ罰を受けるのがサッカーの法則。後半26分、仙台の縦パスが右に流れた選手に繋がり、荒木が対応したものの転倒して真瀬に折り返しを許します。そしてそこに走り込んだ兵藤にゴールを奪われ、同点に追いつかれてしまいました。
何としても勝ちたい広島は、次々と選手を入れ替えて攻勢を強めます。そして31分にはクロスのこぼれを浅野が打ちましたがGKがキャッチ。38分には川辺が惜しいシュートを放ちます。後半42分には川辺のクロスに荒木が合わせたもののバーに弾かれ、後半アディショナルタイムにはFKのこぼれを佐々木がシュートしましたがGKのスーパーセーブに防がれます。終盤は広島がほぼ一方的に攻め続けたもののゴールネットは揺らせず、勝点1を取っただけに終わりました。
試合後に城福監督は「勝点3を取らないといけないゲームだったと思います」と語っています。前半から相手にボールを持たれる時間が長く、決定機も作られていたものの大迫の活躍で失点は防いでいたので、そのまま逃げ切るべき試合だったと思います。失点シーンでは縦パスを受けたゲデスが荒木と絡んで倒れた時に、「PKか?」と一瞬集中が切れたのかも。そこでこぼれ球に反応した真瀬とマークを振り切ってスペースに入って行った兵藤にゴールを許してしまったわけで、小さいミスの連鎖が失点に繋がった、と言わざるをえないと思います。またミス、と言えば後半4分のビッグチャンスのシーンも同様で、相手のパスミスによりドウグラス・ヴィエイラが完全にフリーになったにも関わらず、DFのいるところにシュートしてしまいました。他にもビッグチャンスを作りながら決めきれないシーンは多かったわけで、それらのうちどこかで追加点を取って勝つべき試合だった、と言って良いでしょう。なかなか結果が出ない中ですぐに次の試合が来るのは難しいところではありますが、ルヴァンカップで敗退したおかげで次の試合まで1週間空くことを利用して、しっかりと修正して欲しいと思います。
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