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2019/11/04

川崎F戦レビュー

モバイルサイトのインタビューによると、城福監督は川崎F戦について「自分たちが押し込んだとか、どこを相手にも互角以上にやれると言うステージでは、優勝と言う単語は目指せない」と述べています。そして「そうなったのは一つの成長ですけれど...そう言うステージをもう脱しないといけないかなと思います」とも語っています。確かに今回の川崎F戦の評価は、試合を支配したとか決定機をどれだけ作ったか、と言うところは別のところにあると思います。要は勝ったか負けたか。お互いに90分の試合の流れの中で、大事なところをどう自分の方に持ってくるか、そしてそれをいかに勝利に導けるか。結局のところ試合運びの巧緻が結果として現れた、としか言いようのない結果だったわけで、そこにこそ今のサンフレッチェにとって足りないところがあるのだと思います。

 思い返せばサンフレッチェがリーグ優勝をした時は、イーブンなゲームをここぞと言うところで勝ちきる力がありました。例えば2013年は残り2試合で首位との勝点差が5と言う絶体絶命のピンチに陥りながら、最後の2試合に安定した戦いで勝利して勝利して栄冠を勝ち取りました。また年間勝点首位からチャンピオンシップに臨んだ2015年は、接戦でG大阪に競り勝って3度目の優勝を成し遂げています。つまり優勝のために必要なのは、ここぞと言うところで勝ちきる力があるかどうか。今年はまだそこまでの力が無かった、と言うしかないのだと思います。

 今のサンフレッチェはちょうど世代交代の端境期にあります。今シーズンは川辺、森島、大迫、荒木がレギュラーとしてチームを引っ張るようになり、野津田や吉野、松本泰、松本大、東らも可能性を感じさせる活躍をしましたが、しかし誰にとっても勝負はこれからでしょう。やはり青山や柏のベテラン勢や、外国人選手を脅かすような存在がもっと出てきてチーム全体としての勝負強さをレベルアップしなければなりません。サンフレッチェは既に消化している第31節に優勝の可能性が消滅する状況となってしまいましたが、しかしこのような時こそチーム全体で「何を目指すのか」と言うことを共有して、残りの試合に全力で勝つチームを再構築して欲しいと思います。

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