« U-22代表メキシコ戦 | トップページ | レアンドロ・ペレイラ全治6週間 »

2019/09/09

ルヴァン杯QF札幌戦2nd leg

昨日ホームで行われたルヴァンカップ準々決勝2nd legは1-1の引き分けに終わり、準決勝進出を逃しました。
 荒木の出場停止とレアンドロ・ペレイラの怪我などにより1st legから4人入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
        林

   野上  井林 佐々木

     柴崎  稲垣(→青山HT)
     (→野津田76分)
エミル            柏
(→ハイネルHT)
    川辺     東

        渡

SUB:廣永、松本大、清水、吉野
 対する札幌は、GK:菅野、DF:キム・ミンテ、宮澤、福森、MF:白井、荒野、深井(→金子75分)、中野、アンデルソン・ロペス(→岩崎90+2分)、ルーカス・フェルナンデス(→早坂HT)、FW:ジェイ、と言うメンバーでした。メンバーが入れ替わったこともあってやや慎重な立ち上がりだった広島でしたが、最初にチャンスを作ったのは前半7分。川辺からのパスで右サイドのスペースに抜けた渡がマイナスのパスを送ると、川辺がダイレクトで打ったシュートはポストをかすめてわずかに外れます。逆に8分、ジェイからのパスを受けたアンデルソン・ロペスが3人に囲まれながらも左足でシュート。これがゴール左隅に決まって、先制点を許してしまいました。
 1st legと合わせてリードを2点に広げた札幌は、全員が自陣に引いてブロックを作ります。広島は丹念にボールを繋いで打開を図るものの、ダイナミックな展開ができずになかなかシュートに行けません。17分には渡が強引に打ちに行きましたがDFがブロック。25分にはFKを井林がヘッドで狙いましたがGK正面を突きます。更に前半33分には稲垣のパスを川辺がワンタッチで裏に送ると、抜け出した渡がシュートしましたが枠を捉えることができません。札幌も32分にジェイの折り返しをアンデルソン・ロペスに狙われましたが林がキャッチします。前半は札幌の1点リードのままでハーフタイムを迎えました。
 後半の頭から青山とハイネルを投入した城福監督。そして前半2分にCKの競り合いからのこぼれを渡が押し込み、広島が同点に追いつくと、その後はほぼ一方的に押し込みます。16分には川辺の落としを渡がシュートしましたが枠外。20分には柴崎がシュート体勢に入ったもののブロックされ、24分にはクロスのこぼれに渡が反応しましたがポストに弾かれます。27分には柏が作ったチャンスはGKにセーブされ、相手のミスを奪った柴崎がフリーでシュートしましたが相手に当たってしまいます。その後も広島は青山が、柏がシュートを打ちますがなかなかゴールを割ることができません。そして後半アディショナルタイムにはハイネルがゴール正面からシュートしたもののわずかに外れ、勝ち越し点を奪えないままに試合終了のホイッスルとなりました。
 ドウグラス・ヴィエイラや森島ら攻撃のキープレーヤーが次々と離脱しただけでなく、頼りのレアンドロ・ペレイラまでが怪我で欠場。緊急事態となったサンフレッチェとしては、「守備から入る」と言う選択肢は正しかったと思います。リーグ最少失点の守備を武器になるべく長い時間を0-0で進め、ある時点で青山を投入してギアを上げて点を取って勝つ。相手が長距離を移動してアウェイを戦うと言う状況も考慮に入れれば、城福監督の戦略は正しかった、と言えるでしょう。
 しかしその戦略を打ち破ったのは、元サンフレッチェのアンデルソン・ロペスでした。広島在籍時代は能力の高さは垣間見せたものの武器と言うほどのものではなく、むしろ周囲と合わずに発揮できないことが多かったような印象でしたが、この2連戦ではツボを押さえたプレーで3得点。札幌勝ち抜きの原動力となった、と言えます。特にこの試合の前半8分の得点シーンは、守備陣が3人で囲んでいてかなり遠目からのシュートだったにも関わらず決められてしまいました。これは彼の個人の高さゆえだった、と言えるでしょう。広島としてはチーム事情もあって手放さざるを得なかったものの、彼を日本に連れてきたのは正解だったことを証明されてしまったように思います。
 それに対して広島は、唯一怪我をしていないFWの渡をワントップで起用。その渡は90分間奮闘し、ゴールも奪って見せました。ただ、本人もインタビューで語っているように他にもチャンスがありましたし、その中の1つでも決めていれば勝利を引き寄せることはできたのも確か。渡が悪かった、とは言えないものの、ここぞと言うところで決めることができなかったのが勝ち抜けなかった原因だった、と言わざるをえないでしょう。
 この試合の結果、ACLに続いてルヴァンカップも失ったわけですが、それ以上に深刻なのは攻撃的選手の不足だと言えます。この試合も圧倒的に支配して決定的なチャンスを作りながら決めきれなかったのは、前線の選手が足りていなかったから、と言えるかも。唯一戦えるFWである渡には今後はもっともっと頑張ってもらわなければならないのは当然ですが、それ以外のオプションをどう作るのかが問題です。ハイネルや野津田、松本大のFWへのコンバートやユースの鮎川の起用、あるいは「ゼロトップ」の採用など可能性はいろいろありうると思います。横浜FMや名古屋、神戸とタフな相手が続くここからのリーグ戦をどう戦うのか。城福監督の采配に注目したい、と思います。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  札幌公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細  戦評  ペトロヴィッチ監督  長嶺コーチ
サッカーダイジェストWeb  戦評

|

« U-22代表メキシコ戦 | トップページ | レアンドロ・ペレイラ全治6週間 »