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2019/09/01

第25節磐田戦

昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第25節は、レアンドロ・ペレイラと柏のゴールで2-0で磐田を下し、暫定4位に上がりました。
 ドウグラス・ヴィエイラが欠場したためレアンドロ・ペレイラが移籍後初先発して、以下のメンバーで戦いました。
       大迫

   野上  荒木隼 佐々木

     川辺  稲垣

ハイネル           柏
(→エミル69分)
    東     森島(→青山45+3分)
    (→渡84分)
      ペレイラ

SUB:林、井林、松本泰、野津田
 対する磐田は、GK:カミンスキー、DF:小川、大南、ファビオ(→藤田72分)、MF:ムサエフ、宮崎、アダイウトン、大久保(→中山77分)、荒木大(→松本昌77分)、針谷、FW:ルキアン、と言うメンバーでした。ファーストシュートは広島で、前半5分に柏のクロスからハイネルが打ちましたがブロックされます。その後はJ1残留のためには勝利が必要な磐田のペース。高い位置のプレスと外国人3人の力を活かした攻撃で広島陣内に迫ります。そして8分には中盤で奪われて磐田の速攻を受けると、荒木大のシュートは大迫が弾いたもののポストを叩きます。また19分にはムサエフの突破から荒木大の折り返しにムサエフが飛び込みましたがカット。26分には針谷が打ってきましたが大迫が弾きます。更に29分にも荒木大のクロスに大久保が頭を当てましたが野上が身体を寄せて自由にさせません。広島は34分にようやくレアンドロ・ペレイラがヘッドで狙いましたが、前半のシュートらしいシュートはこれだけ。前半終了間際には森島が担架で運ばれ、青山が入った直後にホイッスルが吹かれて両者無得点でハーフタイムを迎えました。
 後半から青山がボランチに入り川辺がシャドウに上がりましたが、これがすぐに功を奏します。後半1分、青山が浮き球のパスをレアンドロ・ペレイラに出すと前に走る川辺に縦パス。川辺はDFに挟まれながら出したボールを東はDFに寄せられながらもキープして置くようなパスを出します。ここに走り込んでいたレアンドロ・ペレイラがダイレクトに右足でゴールネットに突き刺さって、広島が先制点を奪いました。
 この後は広島がペースを握り、7分には東のCKに詰めたハイネルがシュートしましたが惜しくも枠外に外れます。磐田も8分にムサエフ、9分にルキアンが狙いましたが枠を外れて助かります。磐田は前半と同様にパスを回してシュート圏内に持ち込もうとするものの、広島がタイトな守備で奪って逆襲を狙います。そして後半23分、小川のトラップが大きくなったところに反応した柏がドリブルで持ち上がると、ペナルティエリア外からミドルシュート。カミンスキーが反応したものの及ばず、柏が自身の記録を更新する今季8ゴール目でリードを2点に広げました。
 何とか追いつきたい磐田は選手交代で活性化させると、31分にはアダイウトンがフリーでシュートしましたが大迫がスーパーセーブ。またこぼれを針谷に狙われましたが枠を大きく外れて助かります。その後も磐田がパスを回して攻めを構築しようとするものの前半のような迫力はなく、広島は落ち着いて跳ね返します。磐田は40分のアダイウトンのヘッドや47分の中山のミドルなどでゴールを狙ってきたものの可能性は低く、逆に広島はボールを回しながら時間を使ってそのまま逃げ切りました。
 試合後に城福監督は「前半は少し相手にポジションチェンジも含めて戸惑いましたし、ルキアンの背負うプレーに手を焼きました」と語っていますが、前半は勝点奪取に燃える磐田のペースでした。ルキアンの強靭なポストプレーを軸にアダイウトンとムサエフが自在に動き、ボールの取りどころが見つからずに苦戦。また荒木大のサイド攻撃にも手を焼いて、何度も危ないシーンを作られました。フベロ監督が「前半自分たちは、10個以上のチャンスを作り出しました」言うほどピンチが多かったとは思えないものの、そこで1点でも許していれば磐田のゲームプラン通りになっていた、と思います。
 しかしそのような場合でも焦れずに戦えるのが今の広島。前半にどれだけ振り回されてもいずれはペースが落ちてくる、と言うことを全員が理解して、我慢できるようになっています。8分の荒木大のシュートはDFがシュートコースを限定しているからこそ大迫が弾くことができたわけですし、19分のムサエフの飛び込みも29分の大久保のヘッドもDFがしっかりと身体を寄せていました。J1リーグ最少失点の守備力は伊達ではない、と言うことを、この試合でも示すことができました。
 一方の攻撃は、青山の投入により川辺を一枚上げる采配がまたもや結果を出しました。先制点のシーンはFC東京戦と同様に川辺の「裏狙い」の走りによってDFラインに隙を作らせる、と言うもので、練習通りの形だったのではないでしょうか。1列下がってボールを受けて、パスを出してシュートコースに顔を出したレアンドロ・ペレイラのプレーも含めて、素晴らしいゴールだったと言えるでしょう。また追加点は終盤になっても運動量も集中力も落ちない柏の真骨頂、と言う感じのゴールでした。
 今節はFC東京も勝ったため、首位との勝点差は9のまま変わらず、と言うことになりました。残り9試合で勝点差9、と言うのは追いつけるかどうかのギリギリのところ、ということになりますが、過去のリーグ戦を振り返ると2014年に大逆転で優勝したG大阪の第25節終了時の首位・浦和との勝点差は10。またやはり逆転優勝を飾った2007年の鹿島と首位・浦和との勝点差も10ありました。2014年のG大阪はこの後浦和が2勝3分け4敗と失速したのに助けられた感もありましたが、2007年は浦和が4勝3分け2敗とまずまずの戦績だったにも関わらず、鹿島が怒濤の9連勝で最終節にひっくり返しています。昨年は早々に川崎Fの優勝を許して「最も祝福されない2位」だった広島としては、今年は何としても名誉挽回したいところ。城福監督が言うように「最終節で何かを起こす」ためには、これからも勝ち続けるしかありません。

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