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2019/09/19

天皇杯R16大分戦

昨日エディオンスタジアム広島で行われた天皇杯4回戦(R16)は、PK戦までもつれ込みましたが10人目で止められて、3年連続でベスト8進出を逃しました。
 サンフレッチェは横浜FM戦から先発4人を入れ替えて、以下の布陣で臨みました。
       大迫

   野上  荒木 佐々木

     松本泰 柴崎
     (→青山71分)
エミル            柏
(→ハイネルHT)
    森島     東(→松本大106分)

        渡(→川辺63分)

SUB:林、井林、稲垣
 大分は前節から7人入れ替えて、GK:高木、DF:三竿、鈴木、丸谷、MF:星、小手川(→島川75分)、高山、長谷川(→松本怜98分)、FW:小塚(→後藤88分)、オナイウ、伊藤(→小林成68分)、と言うメンバーでした。前半5分に高い位置で奪って良い形を作ったものの守られてしまうと、その後は大分のペース。広島のプレスがはまらずなかなか奪えず、またサイドのスペースを狙ってロングパスを出してもなかなか合いません。17分にはGKのミスから松本泰がフリーになりましたが、シュートは当たり損なってDFがクリア。19分にはFKに荒木が頭を合わせましたが枠外に外れます。その後は再び大分に押し込まれ、23分には伊藤に中央を割られて決定的なシュートを打たれましたが大迫が好反応で防ぎます。そして前半33分、ペナルティエリア内でサロモンソンが奪ったもののパスが流れ、これを伊藤に拾われます。荒木がカバーに行ったもののかわされてシュートを打たれ、先制点を許してしまいました。この後も大分にパスを回され、逆にボールを持っても出しどころが無くチャンスも作れないままにハーフタイムを迎えました。
 後半は開始早々にオナイウに危ういシュートを打たれたものの、その後は広島のペース。ハイネルの前への推進力を生かして大分を押し込みます。11分には柴崎がシュートしたものの枠外。13分には森島がドリブルからシュートを放ちましたが枠を捉えることができません。続いて16分には松本泰のシュートのこぼれをハイネルが狙いましたが、強烈なシュートはバーに弾かれます。その直後に城福監督は、ハイネルをFWの位置に上げるとともに川辺をトップ下に入れる、と言う賭けに出ます。そしてそれは功を奏して、20分には川辺とのワンツーで抜け出したハイネルが倒れ込みながらシュートしたもののGKのファインセーブに阻まれます。その後もチャンスを作り続ける広島。30分にはセットプレーから続けざまに大分ゴールを脅かします。そして後半34分、柴崎のクロスをハイネルが思いきってバイシクルシュート。これが見事にゴールネットを揺らして、ようやく同点に追いつきました。
 その後もボールを支配して追加点を奪いに行く広島。36分にはハイネルがシュートしたものの枠外に外れ、40分には青山がミドルを放ちましたがGKに抑えられます。後半アディショナルタイムには大分に決定機を作られたものの大迫とDFが気迫で守り、延長戦に突入しました。
 延長に入っても攻め続ける広島。大分は足を攣らせながらも必死で守ります。広島は延長後半9分に川辺が決定的なシュートを放ち、逆に大分にも13分と15分にチャンスを作られたものの得点は許さず、PK戦に突入。ルール変更後のPK戦はGKが先に動くとイエローカードが出る、と言うこともあって、キッカー有利で進みます。そして両者とも9人ずつ決めた後で蹴った柴崎はコースを狙ったものの弱く高木がキャッチ。続く鈴木のキックは大迫が止められず、悔しい敗退となりました。
 札幌との2試合で4失点、横浜FM戦で3失点と守備が崩壊して苦しくなっていた広島としては、まずは失点を防ぐことに注意しながら試合に入ったのではないか、と思います。しかしその思いが強すぎたのか、あるいは慎重になりすぎたのか、前半はなかなか重心が前にかからない流れとなってしまいました。失点シーンはサロモンソンのミスが原因でしたが、しかしそこまでの流れを考えれば止むを得ない、とも言えるもの。守備ではプレスがはまらず大分に回され、攻撃では狭いところでのパス回しに終始して崩せない、と言う流れが続き、内容に乏しい前半だった、と言えるでしょう。
 それに対して後半は、高い位置からのプレスをかけ続けるとともに前線に何度も飛び出してシュートまで持ち込んで、躍動感に溢れる内容となりました。特にハイネルをFWに上げてからは流動的なポジションチェンジが相手DFの混乱を呼んで、チャンスを作り続けました。ドウグラス・ヴィエイラとレアンドロ・ペレイラが怪我をして攻撃陣の再編が課題となっていた広島としては、一つの回答を得た、と言っても良い後半だった、と言えるかも。あとは「本職」のゴールゲッターが渡しかいないなかで、いかに決定力を上げて行くか。またハイプレスと守備のバランスをいかにとって行くか、が課題なのではないでしょうか。
 この試合の結果、R16で終わったACL、R8で終わったルヴァンカップに続いて、天皇杯も敗退となってしまいました。可能性のあったカップ戦を1つも取れなかったのは残念、としか言いようがないのですが、しかしメンバーを入れ替えながら戦ってどの大会でもここまで来たと言うことは、チームの到達点としては悪くない、と思います。残る戦いはリーグ戦の8試合だけになってしまいましたが、しかし逆に言えば1試合1試合に十分な準備をして臨めるわけで、前線必勝の体勢で行けばいい。厳しくなったとは言えまだ可能性のあるリーグ戦を、最後まで優勝を目指して戦い抜いて欲しいと思います。

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