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2019/08/15

天皇杯3回戦金沢戦

昨日、台風接近中のエディオンスタジアム広島で行われた天皇杯3回戦は、金沢に先制点を許したものの後半に逆転して4回戦に歩を進めました。
 G大阪戦の先発から井林、野津田以外のメンバーを入れ替えて、以下の布陣で臨みました。
        林

   井林  吉野  清水

    松本大  松本泰

エミル            東
(→Dヴィエイラ62分)
    渡     野津田(→青山HT)

      ペレイラ(→ハイネル69分)

SUB:廣永、佐々木、稲垣、柏
 対する金沢は町田戦の先発から10人入れ替えて、GK:後藤、DF:作田、石尾、長谷川(→沼田HT)、小島、MF:清原、金子、島津(→大橋18分)、梅鉢、FW:杉浦、クルーニー(→小松73分)、と言うメンバーでした。ファーストシュートは松本大で、0分に強烈なミドルを放ったもののサイドネットに外れます。しかしその後はボールは支配するもののパスが微妙に合わない、と言うシーンが多くなかなかシュートまで行けません。対する金沢もなかなかシュートまで持ち込めない時間が続きましたが、前半26分、速攻からの杉浦のシュートはブロックしたもののこぼれ球を拾われ、右からのクロスがDFの間を抜けてゴール前で待ちかまえていた金子へ。このシュートがDFの間を抜けてゴールネットを揺らし、先制点を許してしまいました。
 その後も広島がボールを握ってパスを繋ぎ、チャンスを作るもののなかなかゴールネットを揺らすことができません。前半29分には野津田が右足でシュートしましたがGKがキャッチ。36分にはレアンドロ・ペレイラのパスで東が左サイドを抜け出して入れたクロスを渡がダイレクトで叩きましたが枠外に外れます。また41分の松本大のロングパスを東が折り返して野津田が頭で狙ったものの枠を捉えることができません。前半はワンチャンスを生かした金沢の1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半から野津田に代えて青山を投入する城福監督。そしてそれによってパスの回りが良くなって金沢を押し込みます。後半3分には東がFKを直接狙いましたがGKが弾き出し、5分にはサロモンソンのクロスからレアンドロ・ペレイラがシュートしたもののDFがブロック。8分には東のパスを受けた渡が決定的なシュートを放ちましたがわずかに右に外れます。そして後半13分、吉野のクサビのパスをレアンドロ・ペレイラが戻すと青山がワンタッチで前へ。ここに走り込んだ東がDFに囲まれながらも左足で浮き球のシュートを放つとこれがGKの上を越えてネットを揺らし、ようやく同点に追いつきました。
 この後サロモンソンに代えてドウグラス・ヴィエイラを投入し、松本大を右SBに下げて4-4-2にチェンジして追加点を狙いに行きます。後半20分には渡のポストから松本泰がシュートしたもののGK正面。22分にはレアンドロ・ペレイラがペナルティエリア内からシュートしましたがGKが反応し、26分にはドウグラス・ヴィエイラがCKに合わせましたが枠外に外れます。そして後半28分、左サイドのスローインからハイネルが右に展開すると、東のスルーから松本大がフリーになります。松本大がマイナスのクロスを送ると渡がボレーシュート。ワンバウンドしたボールは跳ね上がってゴールネットに収まり、ついに広島が勝ち越しました。
 その後は金沢の反撃を受けて自陣に押し込まれますが、広島はブロックを作って守ります。そして終盤は攻め込まれたものの全員ではね返して、台風接近にも関わらずスタジアムに駆けつけたサポーターとともに勝利を喜ぶことができました。
 真夏のミッドウィークの試合で、両チームともに中2日でリーグ戦があると言うことで、前節から大きくメンバーを入れ替えての試合となりました。特に広島としては、天皇杯2回戦の沖縄SV戦以降にパトリック、水本、中林、水本、高橋が退団。逆にレアンドロ・ペレイラが加入しサロモンソンが怪我から復帰したと言うことで、新しい組み合わせでの戦いとなりました。そのためか前半はパスミスなどで相手にボールが渡ってしまうシーンが目立ち、またコンビネーションで崩すシーンも少なくなかなかチャンスを作れませんでした。そして小さなミスから失点してしまって、より難しい試合になったわけですが、しかし選手たちは決して焦ることなく落ち着いてプレーしました。そして後半に2点を奪って逆転し、最後は集中して守って危ないシーンも作らせずに逃げ切りました。
 試合後に城福監督は「誰を何分使うかを吟味しながら、ここはどうしても勝ち抜きたいという、この2つの目的のために交代も含めて工夫」した、と語っていますが、メンバーや組み合わせを変えながら戦って結果を出したと言うことで、収穫も大きかったのではないかと思います。中でも天皇杯2回戦以来の公式戦出場となった東と松本大は、それぞれの持ち味を十分に発揮して勝利に貢献しました。またコパ・アメリカに招集されて以来なかなか出場機会を得られなかった松本泰も、90分を通じてピッチの中央に君臨し、質の高いプレーを見せました。更に久々に90分のプレー機会を得た吉野と渡も存在感を示しました。若手選手にとっては出場機会が得られないと言うことは精神的に厳しいのではないかと思いますが、そんな中でも気持ちを切らさず、しっかりと準備していたのがこの結果に繋がったのだと思います。この試合に勝ったことで天皇杯制覇に向けて一歩前進しただけでなく、チーム全体が成長していることを示したと言うことで、今後に向けての明るい展望が見えた試合だった、と言えそうです。

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