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2019/08/04

第21節札幌戦

昨日ホーム・エディオンスタジアム広島で「ピースマッチ」として行われたJ1リーグ戦第21節札幌戦で、サンフレッチェは稲垣のゴールを守りきって1-0で勝ち、5位をキープしました。
 野津田と出場停止明けの野上が先発した以外は川崎F戦と同じメンバーで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

   井林  荒木  野上

     川辺  稲垣
     (→青山63分)
ハイネル           柏

    野津田   森島(→渡86分)
    (→柴崎81分)
       ドグ

SUB:林、吉野、東、サロモンソン
 対する札幌は、GK:ク・ソンユン、DF:進藤、キム・ミンテ、福森、MF:白井、宮澤、深井(→ルーカス・フェルナンデス73分)、菅、鈴木、チャナティップ、FW:ジェイ(→アンデルソン・ロペス75分)、と言うメンバーでした。札幌は前からプレスをかけてくる感じではなく、後ろにブロックを作って守りを固めカウンターを狙います。それに対して広島はパスを繋いで攻め込もうとしますが、やはり中2日で試合に臨んでいることによる身体の重さは如何ともし難く、パスを引っかけられて逆襲を受けます。2分には白井の右からのクロスにジェイがフリーでヘディングしますが大迫がキャッチ。16分にも白井のクロスにジェイが合わせましたがポストが弾きます。続いて21分には白井の突破からクロスがゴール前を横切りましたが、飛び込んだジェイと鈴木には合わず助かります。広島がようやくファーストシュートを打てたのは前半28分で、波状攻撃から野津田がシュートしましたがブロックされます。運動量に勝る札幌はその後も広島ゴールに迫ると、35分には菅のクロスにジェイが合わせましたがこれもバーに当たって助かります。更に44分には福森のCKに鈴木が頭を合わせましたがシュートは枠外に外れます。前半は広島のシュートは1本だったのに対して札幌は6本。しかもそのうち4本は決定的なシュートながらポストやバーにも助けられて、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半の立ち上がりは広島がチャンスを作り、1分にはドウグラス・ヴィエイラがドリブルで持ち上がりましたがシュートには至りません。そして後半3分、柏が左サイドのスペースにパスを送ると、森島が一気のスプリントでボールをキープして斜めのパスを送ります。するとそこに上がってきていた稲垣がコースを狙ってシュート。これが見事にネットを揺らして、広島が先制点を奪いました。
 この後は引きぎみでブロックを作る広島に対して、札幌が攻める時間帯が続きます。13分にはチャナティップが突破してシュートしましたがサイドネット。22分にはチャナティップのクロスを鈴木が叩きつけるようなヘディングで狙いましたが枠外に外れます。広島は時折カウンターから攻め込み、31分には森島がシュートしましたがGKの好セーブに防がれます。札幌はチャナティップが、ルーカス・フェルナンデスが、白井がシュートを放ちますが正確性が無く助かります。広島は今季リーグ戦初出場の青山が中盤を引き締め、後半アディショナルタイムには強烈なシュートも放ちます。そして5分に及んだアディショナルタイムも危ないシーンを作らせることなく、1点のリードを守って逃げ切りました。
 「日本で一番暑い2,3週間の中での中2日の日程というのは、われわれにとって本当に厳しかった」と城福監督が語るまでもなく、中2日の広島と中13日の札幌とではコンディションの差は歴然でした。広島はいつものようにパスを繋ぎつつ相手陣内に攻め込もうとするものの、ギリギリのところでのパススピードや身体のキレが無かった感じ。決定的なチャンスと言えば、得点に繋がった後半3分のシーンだけだった、と言っても過言ではありません。それに対して札幌は白井、菅、チャナティップらのスピードとジェイの高さを活かした攻撃で、前半から何度も決定的なシーンを作りました。ペトロヴィッチ監督は試合後に「われわれは負けてはいけないゲームだったと思うし、負けてはいけない展開だった」と語っていましたが、これは決して負け惜しみではなく、内容的には札幌の試合だった、と言って間違いありません。
 ただそのような厳しい試合でも勝てたのは、広島の選手たちの精神的なタフネスのおかげではないか、と思います。ミスでボールを失っても全員でカバーに走り、相手にかわされても最後まで食らいつく。どんな時でも諦めずに球際で戦い続けたことが、相手のシュートミスを生んだのだ、と言えます。勝利の要因に運があったのも確かだと思いますが、それを引き寄せたのはチーム全体の「気持ちの引力」があったからこそだ、と思います。
 ここからしばらくはリーグ戦は週1試合で進みますが、その間には天皇杯もルヴァンカップもあるためギリギリの状態での戦いを余儀なくされることもあるでしょう。その中で勝ち抜いて行くのに必要なのは、この日の戦いのように気持ちで負けないことだと思います。残り13試合となってリーグ戦はここからが正念場。最後まで優勝の可能性を信じて、戦い抜いて欲しいと思います。

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