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2019/08/01

第16節川崎F戦

昨日ホームで行われたJ1リーグ戦第16節川崎F戦は、終盤に攻め込まれたものの1点差を守り切って勝利し、順位を5位に上げました。
 井林が出場停止の野上に代わって今季初先発。また大迫が6試合ぶりに先発して、以下の布陣で戦いました。
       大迫

   井林  荒木 佐々木(→吉野76分)

     川辺  稲垣

ハイネル           柏
(→清水70分)
    柴崎    森島
    (→渡68分)
       ドグ

SUB:林、松本泰、青山、野津田
 対する川崎Fは、GK:チョン・ソンリョン、DF:馬渡、ジェジエウ、谷口、登里(→車屋73分)、MF:守田(→山村HT)、下田、家長、阿部(→レアンドロ・ダミアン57分)、長谷川、FW:小林、と言うメンバーでした。立ち上がりから積極的に来た川崎Fのプレスを素早いパスワークでかい潜ると、2分に柏がCKを取ります。そして森島が蹴ったCKのボールはDFの股間を抜けて佐々木の足下へ。これを佐々木が落ち着いて蹴り込んで、幸先良く先制点を奪いました。
 この後は川崎Fがパスを回して押し込みます。しかし広島は2ラインのブロックを作ってチャンスを作らせません。広島はボールを奪うとどんどん裏を狙って攻めます。そして前半22分、カットインしたハイネルが逆サイドにパスを送ると、森島がゴール前を越えるクロスを送ります。これをドウグラス・ヴィエイラが身体をひねりながらファーサイドに流し込んで、リードを2点に広げました。
 その後も広島はドウグラス・ヴィエイラが、柴崎が追加点を狙いに行きます。川崎Fも徐々にチャンスを増やして、33分には家長が右サイドに抜け出しましたがオフサイド。35分には守田にフリーでシュートを許しましたが枠を外れて助かります。また42分には家長のクロスがゴール前を横切りましたが、井林がぎりぎりでクリアします。前半はそのまま得点は動かず、広島の2点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半から山村を入れて圧力を強める川崎F。ボールを支配し何度も広島陣内に攻め込みますが、広島はチーム全員ではね返します。そして5分には相手パスをカットした柏が前に出ようとするところをファウルで止められます。FKを蹴るのは森島。そして高く上がったボールはいったんはクリアされたものの小さく、柴崎が折り返すと荒木が押し込んで3点目をゲットしました。
 この直後に阿部に危ないシュートを打たれたもののDFがクリアすると、その後は中盤の厳しい守備で川崎Fの攻撃を寸断。また球際の争いでも勝って相手を押し込みます。そして後半24分には、CKから佐々木が決定的なシュートを放ちましたがわずかに外れます。疲れからか足が止まってきた川崎Fに対して広島がペースを握り続け、そのまま押し切るかと思われた後半29分。川崎Fのクロスは大迫がはね返したものの、こぼれ球を繋がれて小林が突破してシュート。これが大迫の守備を破って1点を返されます。更にその4分後には左からのアーリークロスをレアンドロ・ダミアンに流し込まれて、1点差に迫られてしまいました。
 これで勢いの出た川崎Fは次々と広島陣内に攻め込みます。35分には山村に強烈なミドルを打たれましたが大迫がファインセーブ。36分には大迫の裏を突かれたものの渡がゴールライン上でクリアして失点を防ぎます。41分にはスルーパスで抜け出した長谷川に打たれましたがギリギリで枠外。43分の家長のボレーは大迫がキャッチします。川崎Fは右から左からクロスを入れて来ますが、広島は集中を切らさずはね返し続けます。そして長い長い5分間のアディショナルタイムも凌ぎきって、1点差を守ったままで試合終了のホイッスル。限界まで戦った広島の選手たちは、倒れ込みながら両こぶしを突き上げました。
 試合終了後に城福監督は「75分までは本当にパーフェクトなゲームができた」と語っていましたが、まさにその通りだったと思います。先制点のシーンはDFラインから川崎Fのプレスをかい潜って前線に運び、柏がゲットしたCKから。森島の鋭いボールに守田が対応できなかったのに対して、しっかりと準備していた佐々木が落ち着いてコースを狙って蹴り込みました。また2点目は右から左にボールを動かし、森島のクロスでもう一度右に振ってドウグラス・ヴィエイラが逆サイドのネットに沈める、と言う左右の揺さぶりからのゴール。そして3点目は高い位置でのパスカットが起点と、全て練習通りのゴールだったのだろうと思います。一方守備では相手ボールになってもしっかりとスペースを埋め、ほとんどシュートレンジに入れさせませんでした。川崎Fは中3日で全体的に身体が重く、中村憲も齊藤も先発起用できない状況だったとは言え、川崎は川崎。技術の高い選手を揃え、風間監督時代から構築してきたパスサッカーが完成の域に達している王者に対して、臆することなく真っ向から戦いを挑み、そして内容的にもスコア的にも圧倒していた75分だったと言えるでしょう。
 ところが後半30分、小林に得点を許すとすっかり潮目が変わりました。前線にレアンドロ・ダミアンと言うターゲットを据えた川崎Fは、右から左からどんどんハイボールを入れて広島守備陣をゴール前に釘付けにしました。時折ボールを奪っても、前線にいるのは疲れの見えるドウグラス・ヴィエイラだけ。キープして時間を作ることもままならず、波状攻撃を受け続けることになりました。前節に引き続いて改めてサッカーの怖さを思い知らされる展開となりましたが、しかし山村の強烈なミドルは大迫がビッグセーブで凌ぎ、その直後の大ピンチも渡がゴールライン上でクリアしてそれ以上の追加点を許しませんでした。そして最後はチーム全員で集中してはね返し、後半43分の家長のシュート以降は相手にチャンスを作らせませんでした。この試合は、まさにチームが一丸となって戦った「魂の勝利」だったと言えるでしょう。
 この試合の結果サンフレッチェは勝点を32に伸ばし、順位も5位に上がりました。首位・FC東京との勝点差は10、4位川崎Fとの差も6とまだ上位との差は大きいものの、中位グループから抜け出す準備は整った、と言えそうです。次節は勝点1差の札幌との対戦で、しかも相手は休養十分なのに対してこちらは中2日と非常に厳しい試合となりますが、今こそACLと平行して戦ってきた経験を活かす時。次もまたホームのサポーターとともに一丸となって、暑い夏を戦い抜いて欲しいと思います。

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