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2019/03/13

ACLグループステージMD2メルボルンV戦

昨日ホームで行われたACLグループステージ第2節で、サンフレッチェはメルボルン・ヴィクトリーを2-1で下して初勝利を挙げました。
 サンフレッチェはC大阪戦から先発全員を入れ替えて、以下のメンバーで戦いました。
       中林

   荒木  井林  水本
           (→柏77分)
     松本大 和田
         (→野津田83分)
森島            清水

     渡    東
          (→エミルHT)
      パトリック

SUB:廣永、野上、松本泰、皆川
 対するメルボルンは、GK:トーマス、DF:ルー、ブラウン、ドナチー、MF:ブロクサム、バエナ、レシオティス(→アティウ77分)、本田、バーバルーゼス、トロイージ、トイボネン(→ヴァレリ63分)、と言うメンバーでした。最初にチャンスを作ったのはメルボルンで、本田がバーバルーゼスからのリターンパスを受けてシュートしましたがDFがブロックします。しかしその直後、右サイドをドリブルで上がったパトリックがDFをかわしてクロスを入れると、ここに走り込んだ東が右足で決めて広島が先制点を奪いました。
 その後はメルボルンが丁寧にパスを繋ぎ、本田を起点に広島陣内に攻め込みますが、サンフは最終ラインに5人を並べ集中した守備で対応します。7分にはCKのボールを中林がキャッチできずこぼしましたがDFがクリア。32分にはトロイージがミドルを放ちましたが枠外に外れ、33分にはロングパスのこぼれを本田に打たれましたが枠外に外れます。また40分にはトイボネンがFKを直接狙いましたがこれも枠外に飛びます。逆に広島は10分には東、13分には松本大が遠目から狙い、43分にはCKに荒木がヘッドを合わせましたが惜しくも枠を捉えることができません。前半アディショナルタイムにはメルボルンに攻め込まれる、ということがあったものの、広島が1点のリードを保ってハーフタイムを迎えました。
 後半になってもメルボルンがボールを回して広島が守る、と言う展開が続きます。しかし10分あたりから広島が押し返すシーンが増え、11分には清水のクロスにパトリックが頭で合わせましたが枠外。18分にはパトリックのパスで抜け出した森島がフリーで打ちましたがGKのスーパーセーブに防がれ、その1分後には清水のグラウンダーのパスから渡が至近距離から狙いましたが枠を外してしまいます。そんな中の後半25分、スルーパスでルーに左サイドを破られると、クロスに飛び込んだ本田に決められ同点に追いつかれてしまいました。
 何としても勝ちたい広島は高い位置からボールを奪いに行く戦い方にスイッチして、27分には渡が遠目から思い切って狙ったもののGKがセーブ。29分にはサロモンソンがフリーで打ちましたが枠を外してしまいます。続いて30分にもDFの間を割ったパトリックがシュートしましたがGKにセーブされます。そして後半40分、柏の右足のクロスに頭で飛び込んだ渡がDFと競り合いながら押し込んでついに勝ち越し点を奪います。そしてその後も相手にペースを譲らずそのまま押し切り、満席(と言っても9,000人弱)のサポーターと歓喜を分かち合いました。
 前節の広州恒大戦。直前のJリーグから先発全員を入れ替え、結果として0-2で敗れたと言うことで、城福監督にメディアからは厳しい言葉が浴びせられた、と聞きます。「ACL軽視」「若手中心」と言うのはまだマシな方で、「あまりにも悲惨なサンフレッチェ。広州恒大はサンフレッチェに反撃の糸口も時間もまるで与えなかった」と評した海外メディアもあった、と報じられています。勝負の世界は結果のみで評価されるため止むを得ない面はあるのですが、しかしながら新しいチーム作りを始めたばかりでメンバーはシャッフルに近い状況であること、地方都市広島から海外への移動は選手の負担が大きいこと、そして何より2点リードされてからの後半はボール支配でも決定機の数でも圧倒したことなどを考えると、そのような酷評は的外れだ、との思いは監督も選手も強かったに違いありません。ここで仮に城福監督がリーグ戦のメンバーを選択して戦えば、そのような的外れな評価を認めることになってしまう。だからこそもう一度広州恒大戦のメンバーをベースにして先発を選び、この試合のピッチに送り込んだのに違いありません。
 そしてこの試合で先発起用された選手たちも、おそらくは同じ思いだったのではないでしょうか。強い思いでキックオフを迎えると立ち上がりから点を取りに行って、わずか3分で先制点を奪いました。そしてその後はしっかりと守備のブロックを固めて、メルボルンにチャンスらしいチャンスを与えませんでした。更に同点に追いつかれた後は再びギアを上げて勝ち越して、そのまま逃げ切りました。後半の前半に作ったビッグチャンスで追加点を奪えなかったことやミス絡みで失点してしまったことなど反省点はあるのですが、それでも勝利と言う結果を残したことはいろいろな意味で大きかった、と言えるのではないでしょうか。
 ここまでACLに4回出場してきたサンフレッチェですが、過去のグループリーグでは常に序盤に苦しんできました。例えば初出場だった2010年は3連敗スタート。2回目の出場だった2013年も、リーグチャンピオンとして臨んだにも関わらず3連敗を喫しています。続く2014年は3試合目でFCソウルに勝ったもののそこまでは1分け1敗。直近の2016年も2連敗からのスタートでした。逆に言えば唯一第2節までに勝点を取った2014年だけR16に進んでいるわけで、このメルボルン戦の勝利でグループリーグ突破の可能性が上がったのは間違いありません。
 サンフレッチェが属するグループFのもう一つの試合は大邱FCが広州恒大を3-1で下して2連勝し、それを広州恒大と広島が1勝1敗で追う展開となっています。広島の次の試合は4/10に行われるホームでの大邱戦。従って少なくとも大邱よりも上に行くためには、次も絶対に勝たなければならない試合と言うことになります。これから約1ヶ月はJ1リーグ戦の戦いが続くので、これまで以上に激しいポジション争いが展開されるのは間違いないところ。その中でチームも選手もより一層レベルアップして、勝利と言う結果を積み重ねて欲しいものです。

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