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2018/09/02

第25節鹿島戦

 昨日ホームで行われた第25節鹿島戦は、先制点を許したものの3点を取って逆転勝ち。川崎Fが敗れたため2位との勝点差を9としました。
 先発もベンチ入りメンバーも前節と同じで、以下の布陣で戦いました。
       林

和田  野上  水本 佐々木

   青山    稲垣

 柴崎         柏(→川辺79分)
 (→吉野75分)
    パト   渡(→ティーラシン71分)

SUB:中林、千葉、フェリペ・シウバ、ベリーシャ
 対する鹿島は、GK:クォン・スンテ、DF:西、チョン・スンヒョン、犬飼、山本、MF:三竿健、レオ・シルバ、遠藤(→内田84分)、安西(→安部61分)、FW:セルジーニョ(→金森71分)、鈴木、と言うメンバーでした。最初の決定機は広島で、前半6分にCKのこぼれを水本が狙いましたがDFに当たります。その後も広島が球際の厳しい守備から主導権を握り、主に右サイドから攻めます。しかし前半14分、広島の攻撃を跳ね返した鹿島のロングパスを鈴木が落とすとセルジーニョがドリブル。そして鈴木からのリターンパスを決められて先制点を奪われてしまいました。
 早い時間帯に失点してしまった広島でしたが、その後は18分に遠藤に危ういシュートを打たれたものの再びペースをつかみます。そして前半28分のパトリックが倒されて得たFKで、柴崎が蹴ったボールをパトリックがDFと競り合いながら押し込み同点に追いつきます。更にその後も柏の仕掛けや渡のシュートなどで追加点を狙うと、前半42分には再びFKのチャンス。柴崎のボールはDFにはね返されたものの青山がワンタッチで中に入れると、GKが弾いたこぼれを佐々木が叩き込んで1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半は前からプレスをかけて点を取り換えそうとする鹿島。広島は長いボールを多用してDFラインを裏返そうとします。それが功を奏したのは後半4分。後ろからのパスを上手いトラップで受けた渡が前線にフィードすると、これを受けたパトリックが単独で突破してGKとの1対1からシュートを決めて、リードを2点に広げました。
 この後は鹿島の反撃を受けて、9分にはセルジーニョにペナルティエリア内から打たれましたがポスト。12分には安西にフリーで打たれましたが林が反応します。また25分には鈴木にバイシクルシュートを打たれましたが枠外に外れて助かります。広島はカウンターから追加点を狙うものの、パトリックの遠目からのシュートはGKの守備範囲でキャッチされます。終盤にはDFがはね返しても繋ぐことができず、鹿島の波状攻撃を受けます。鹿島は全員が広島陣内に入って攻め続けたものの広島の守備は崩れず、2点差を保ったままで歓喜のホイッスルが鳴り響きました。
 昨年は川崎Fと同勝点ながら優勝を逃し、今季は初のACL制覇に向けて邁進する鹿島。広島はホームでは2012年以来勝てていなかったと言うこともあって、厳しい試合が予想されました。そして実際に試合の流れはその不安の通りで、前半14分にこれぞカウンター、と言う美しい攻撃で失点してしまいました。しかし、そのような展開でも流れを失わないのが今年の広島。心理的にダウンすることなくむしろチーム全体が引き締まって、それまで以上にインテンシティの高いプレーを続けました。そして流れの中からは得点できなかったものの、「練習していた」と言うセットプレーからの2得点。特に2点目は相手に跳ね返されながらも青山が反応して精度の高いクロスを入れ、これに渡が競り合ってこぼれたところに一瞬早く飛び込んだ佐々木が決めた、と言うパターンでした。DFのクリアを拾った青山の読みと、ワンタッチで正確なところに入れた技術。これが自分のところに来ると信じて競り合った渡。そしてそのこぼれを予測してマークを振り切ってフリーになった佐々木。サンフの選手たちが身体的、精神的に研ぎ澄ませて試合に臨んでいたからこそ得られた得点で、まさに今季の広島を象徴する得点だったと言えるでしょう。そして勝負を決定づけることになった3点目は、厳しい守備で奪ってから前線にフィードしたボールを渡が収め、ここからのパスをパトリックが受けてDFをかわして前に出るとともにGKとの1対1を制して決めた、と言うもの。これらの得点は絡んだ個人の能力の高さが見えたものの決して偶然や個人の力に頼っただけ、ということはなく、チーム全体の連動性によって得られた得点だった、と言えます。まさに「練習は裏切らない」と言う言葉通りの勝利だった、と言えるのではないでしょうか。
 今節の結果サンフレッチェの勝点は55となり、G大阪に負けた2位・川崎Fとの勝点差は9に広がりました。勝点差が残り試合数よりも多ければまずは安全圏、と言うのが常識ですから、広島が優勝に向けて最短の位置にある、と言っても間違いないのは確かです。しかしそこで思い出すのはこれまでのJリーグ。例えば昨年は鹿島が同時期に勝点を52稼いでいて3位だった川崎Fに6差を付けていたにも関わらず逆転優勝を許していますし、2014年には同じく同時期に勝点53を取っていた浦和がG大阪に勝点10差をひっくり返されています。すなわちここで勝点9差を付けたからと言って安心はできないどころか、ここからが本当の勝負だと言えるでしょう。優勝ラインがいくらになるのかは分かりませんが、とにかく一戦一戦チーム全体が集中を切らさず戦うこと。それによってこそ、結果は自ずから付いてくるに違いありません。

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