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2018/08/12

第21節長崎戦

 昨日今季最多の20,285人を迎えて行われた「ピースマッチ」長崎戦は、柴崎の「人生初」の直接FKのゴールとティーラシンの今季5点目で2-0で勝ちました。
 先発メンバーは前節と同じ。また野上が5試合ぶり、また工藤が4試合ぶりにベンチ入りして、以下の布陣で戦いました。
       林

和田  千葉  水本 佐々木

   青山    稲垣

 柴崎         柏(→野上90分)
 (→川辺86分)
    パト   渡(→ティーラシン61分)

SUB:中林、吉野、フェリペ・シウバ、工藤
 対する長崎は、GK:徳重、DF:徳永、バイス、田上、MF:磯村(→前田86分)、島田、飯尾(→中村75分)、翁長、鈴木、澤田(→米田67分)、FW:ファンマ、と言うメンバーでした。立ち上がりはやや堅さが見られた広島に対して、最初にビッグチャンスを作ったのは長崎。1分には左サイドを崩され低いクロスにファンマが合わせましたが林がファインセーブで救います。また6分には澤田がDFラインの裏に抜け出して飯尾に渡しましたが、飯尾のクロスは林がキャッチ。22分には遠目から磯村に狙われましたが鈴木の顔面を直撃して外れます。序盤はなかなかシュートまで行けなかった広島でしたが、33分にはCKのこぼれを稲垣が狙ったものの枠外。36分にはパトリックが右のスペースに抜け出してフリーでシュートを放ちましたがわずかに左に外れます。続いて41分には渡のクロスにパトリックが頭で合わせ、43分には渡の落としを稲垣が狙いましたがわずかに枠を外れます。そして前半アディショナルタイムにゴール前正面で得たFKで、柴崎がGKの指先をかすめる軌道でゴール左上に突き刺し広島の1点リードで前半を折り返しました。
 後半も立ち上がりにペースをつかんだのは長崎で、4分には島田が左足で狙いましたがわずかに枠を逸れて助かります。対する広島も後半9分、スルーパスに反応した渡がGKと1対1になりましたがシュートはGK正面。続いて10分には千葉のクロスにパトリックが頭を当てましたがこれもGKの正面を突きます。追いつきたい長崎は丁寧なパス回しからサイドを突破してクロス、と言う形で得点を狙いますが、広島の守備陣の集中は崩れません。後半20分には柏が右足で狙ったもののGKがファインセーブ。30分にもカウンターからパトリックが抜け出してフリーでシュートしましたがこれもGKに止められます。更に34分にも青山のクロスをパトリックがヘッドで狙いましたが枠外。逆に40分にはパトリックがボールを奪われると、速攻から中村にシュートを許しましたが枠を外れて助かります。そして後半43分、カウンターから右サイドを駆け上がった川辺がティーラシンに絶妙なスルーパスを送ると、飛び出してきたGKの位置を良く見てループシュート。これがしっかりとゴール枠を捉えて決定的な2点目。その後城福監督は野上を投入して5バックにして守備を固め、後半アディショナルタイムの米田のシュートも人垣ではじき返して2点差を守って逃げ切りました。
 「One Ball. One World. スポーツができる平和に感謝」と言うキャッチコピーの下、世界で2つだけの被爆都市である広島と長崎を結ぶ「ピースマッチ」として行われたこの試合は、両市の市長や高校生のメッセージ、両チームサポーターのエールの交換、そして聖火台に向かって黙祷を捧げるなど、いつもとは違った雰囲気で行われました。そのためか序盤は広島の選手に慎重さが目立ったのに対して長崎は思い切ったプレーを展開して、流れは長崎にあったように思います。しかしそこで生きたのが、前節の教訓。ピッチの中の選手全員が「今何をすべきか」を共有して失点を防ぐとともに、徐々にペースをつかんで流れを引き寄せました。前半終了間際の柴崎の直接FKからのゴールは「プロ入りして初めて、と言うよりも人生初めて」だと言うものだったそうですが、しかしこれも練習の賜物。チームがここまで積み上げてきたものが得点と言う形で結実した、と言って良いでしょう。また後半終了間際の追加点はティーラシンによる「技あり」のゴールでしたが、これもそれまで渡やパトリックがGKとの1対1を決められなかったことから学んだものだった、と言えるかも。内容的には五分五分の試合だったにも関わらず広島の完勝とも言える結果に終わったのは、ここまでチームとして積み上げてきたものの差が出たからなのかも知れません。
 この試合の結果、広島と2位FC東京の勝点差は8に広がりました。ただその一方でこれまで下位に沈んでいた鳥栖、G大阪、名古屋が揃って勝利するなど、「戦国J1」はますます混迷の度合いを強くして来ています。その中で広島が上位で戦い続けるためには、これまで通り一つ一つの試合に学びながら成長し続けることが最も重要なのではないでしょうか。

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