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2018/07/04

W杯ベルギー戦

一昨日(日本時間昨日早朝)行われたロシアワールドカップラウンド16のベルギー戦は、日本代表が先に2点取ったものの逆転を食らって惜しくもベスト8を逃しました。日本代表の先発はコロンビア戦、セネガル戦と同じで、GK:川島、DF:酒井宏、吉田、昌子、長友、MF:長谷部、柴崎(→山口81分)、原口(→本田81分)、香川、乾、FW:大迫。対するベルギーは、GK:クルトワ、DF:アンデルワイレルト、コンパニ、ベルトンゲン、ムニエ、MF:ヴィツェル、デブライネ、カラスコ(→シャドリ65分)、FW:ルカク、エデン・アザール、メルテンス(→フェライニ65分)、と言うメンバーでした。立ち上がりにペースを握ったのは日本で、2分には香川がファーストシュートを放ったものの右に外れます。しかしその後は徐々にベルギーがボールを回す時間が増え、ルカクやデブライネ、アザールに危ういシュートを打たれます。日本は左サイドから可能性を見せたものの崩し切れず、逆に守備では破綻することなくスコアレスでハーフタイムを迎えました。

 後半も立ち上がりはベルギーに押し込まれたものの、3分に乾からのパスを受けた柴崎が自陣から右サイドのスペースにスルーパス。ここに全速力で駆け上がった原口がペナルティエリアの右からシュートを突き刺して、日本が先制点を奪いました。

 この直後にアザールの強烈なシュートが右ポストを叩く、と言うシーンを作られたものの失点を防ぐと、再び点を奪ったのは日本。後半7分、乾のクロスは跳ね返されたもののこぼれ球を拾った香川からのパスを受けた乾がペナルティエリア手前から右足を振り抜くと、強烈な弾道がゴール右隅に突き刺さってリードを2点に広げました。

 この後ベルギーに反撃されたものの、カラスコのシュートもルカクのシュートも枠を外れて日本のペースが続きます。そして後半19分には酒井宏が抜け出してチャンスを作ったものの原口のシュートは枠を捉えることができません。流れを変えようと高さのあるフェライニとシャドリを投入するベルギー。そしてその効果はすぐに現れます。後半24分、クリアボールに反応したベルトンゲンがヘディングしたボールはシュートには見えなかったのですが、ふらふらと上がったボールが川島の頭の上を越えてゴールネットに飛び込み1点差に詰め寄られます。更に後半29分、アザールの左からのクロスをフェライニにマーカーの頭の上から叩き込まれて同点に追いつかれてしまいました。

 その後は両チームともに最後の力を振り絞って攻め合います。日本は39分には香川のスルーパスに反応した本田がシュートを放ちましたがDFがブロック。後半アディショナルタイムには本田の無回転FKが枠を捉えたもののGKの好守に阻まれます。そしてその直後のCKをキャッチしたクルトワからベルギーの電撃カウンターが発動して、最後はフリーになったシャドリに流し込まれてベルギーがついに勝ち越し。既に残り時間はほとんどなく、キックオフとともに日本代表の選手たちはがっくりと膝を落としました。

 FIFAランキング3位の実力通りにグループリーグを3戦全勝で突破したベルギー。しかもイングランド戦はターンオーバーでレギュラーを温存していたと言うことで、苦しい戦いが予想されました。そして実際に前半は押し込まれることが多かったのですが、しかしそこは川島を中心に組織的な守りで対抗して互角の展開に持ち込むと、高速カウンターとミドルシュートで2点を奪って勝利が見えたか、に思えました。実際、日本の2点リードの後はベルギーも精神的にダウンした感じで、日本が3点目を取れるような雰囲気もありました。しかしベルギーは高さで圧倒すると言うベンチワークが功を奏して同点に追いつくと、最後は狙い通りのカウンターで仕留められてしまいました。あのシーンでなぜ本田がGKに取られるようなボールを蹴ったのか、そもそも日本代表の選手たちが速攻を警戒していなかったのか、など疑問は残るのですが、結局のところそのようなディテールの差が結果に表れた、と言って良いかも。日本としてはベスト8進出の千載一遇のチャンスだったわけですが、そこまで行ったことで、「そこにある壁」の厚さを感じた、と言って良いのかも知れません。この壁を乗り越えるには今後何をすべきなのか。またチャンスをつかむことができるのか。そしてそのために、どのように代表の世代交代を行って行くのか。サッカー協会には長期的な視点で、代表と日本サッカーの強化に取り組んで欲しいと思います。

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