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2018/07/19

第16節G大阪戦

 2ヶ月の中断を経て昨日再開したJ1リーグ。ホームにG大阪を迎えて第16節を戦ったサンフレッチェは、4-0で快勝して幸先の良い再スタートを切りました。
 工藤が4試合ぶりに先発し、またベンチには松本を入れて以下の布陣で戦いました。
       林

和田  野上  水本 佐々木
    (→千葉65分)
   青山    稲垣

 柴崎         柏
 (→川辺59分)
    パト  工藤(→ムイ671分)
    
SUB:中林、馬渡、松本、森島
 対するG大阪は、GK:東口、DF:米倉、三浦、ファビオ(退場8分)、初瀬、MF:高江、マテウス、遠藤、倉田(→中村75分)、FW:ファン・ウィジョ(→菅沼13分)、アデミウソン(→食野68分)、と言うメンバーでした。いきなり試合が動いたのは前半6分。ファビオのトラップが大きくなったところを青山がカットしに行くと、スライディングタックルに行ったファビオが足の裏で青山のすねを蹴って一発レッド。ガンバはファン・ウィジョに代えて菅沼を投入せざるをえなくなりました。
 これでガンバはワントップのアデミウソンを含めて全員が自陣に引いて失点を防ごうとします。これに対して広島は、ボールを丹念に回して隙を窺います。前半21分には柴崎のFKを工藤が落とし、佐々木が飛び込みましたが惜しくも枠外。23分にはパトリックのマイナスのパスを柴崎が狙いましたが枠を捉えることができません。そして前半26分、何本もパスをつないでガンバの守備のズレを作り、和田が右サイドの深い位置からクロス。これにゴール前で待ちかまえていたパトリックがDFと競りあいながら頭でゴール右隅に叩き込んで、広島が先制点を奪いました。
 その後はガンバがパスを回すシーンが増えたもののしっかり対応すると、27分には速攻からパトリックが抜け出して工藤を狙ってクロスを入れましたが東口がキャッチ。28分にはDFラインの裏を取った和田がシュートしたものの東口に弾かれ、直後にもパトリックの決定的なシュートがDFの背中に当たります。続いて32分には柴崎のふわりとしたパスにパトリックが頭を合わせましたが打ち切れずにGK。36分にはパトリックのマイナスのパスを柴崎が打ちましたがふかしてしまいます。そして40分、マイナスのパスを受けた青山が中を確認して中央へクロス。ここに飛び込んだパトリックがヘッドで決めて、リードを2点に広げます。そしてその後もガンバの反撃を許さず、逆に前半アディショナルタイムには柏が決定的なシュートを放つなどゲームを支配しつつ前半を終えました。
 後半の立ち上がりはガンバも繋いできましたが、広島はしっかり集中してはね返します。そして3分には速いリスタートからチャンスを作り、パトリックがシュートしましたがGKの正面を突きます。そしてその直後、柏のアーリークロスはパトリックに届かなかったものの、こぼれ球を工藤が右足で叩き込んでリードを3点に広げました。
 その後も攻撃の手を緩めない広島。6分にはパトリックがミドルを放ちましたが枠外。12分には和田のクロスに工藤が潰れ、パトリックが当てましたが惜しくも枠を外れます。14分には佐々木とのコンビネーションで突破した柏がシュートしましたが東口がセーブ。15分にも工藤がペナルティエリア内から打ちましたがDFにブロックされます。また25分にはクリアボールのこぼれを拾ったパトリックがフリーでシュートしましたが東口のファインセーブに阻まれます。更に30分には川辺がペナルティエリア内で仕掛けて横パスをティーラシンがダイレクトで打ちましたがバーを直撃します。ガンバも若手を入れて打開を図るものの、シュートは9分の初瀬のミドルのみ。食野や中村の仕掛けも落ち着いて対応してシュートを打たせません。そして後半40分、青山のスルーパスで抜け出した柏のクロスにティーラシンが左足を合わせて決定的な4点目を奪います。最後は足の止まったガンバ相手に自在にパスを回し、川辺の決定機などチャンスも作りつつそのまま押し切りました。
 豪雨災害以降初めてのホームゲームと言うことで、キックオフ前には黙祷を捧げて始まったこの試合。広島県内だけで100人以上が亡くなり、まだまだ復旧作業が続いているということで、選手もサポーターも精神的に難しい状況だったのではないかと思いますが、しかし「サッカーに集中することが広島のためになる」と言う強い気持ちで戦ったのではないでしょうか。確かに開始早々に相手に退場者が出たことは大きかったとは思いますが、ただだからと言って必ずしも有利になるとは限らないのがサッカー。逆に守りを固めながら焦りを誘う、と言う戦い方もあるわけで、実際に前半の前半は攻めても攻めても決められない、という流れになりかかっていました。しかしそんな状況になっても落ち着いて試合を進めることができたのがこの日の勝因。先制点は何本ものパスを繋いで最後はパトリックが決める、と言う形でした。決めるべき人が決めた、と言う意味では中断前と同じなのですが、しかしそれまでのプロセスを見れば「進化」は明らか。パトリックの頭を狙ったロングボールで打開することの多かったこれまでとは一味違った形を見せることができた、と言えるでしょう。一方3点目と4点目はロングクロスと青山を起点にしたカウンターからのもので、これまで勝ってきた形も健在であることも見せました。ほとんど相手に決定機を与えずに無失点に抑えた守備を含めて、ワンランクアップしたサンフレッチェの姿を見せることができたと言えるでしょう。
 この試合の結果、勝点は40に到達して「J1残留の目安」をクリアしました。と言うことで、いよいよ次の目標は優勝と言うことになりますが、ただ城福監督や選手たちのコメントを見る限りでは浮ついたところや奢ったところは全く無いのが頼もしいところ。とにかくこれまで通り1試合1試合に集中して、勝点を1つずつでも積み重ねて行くことだけが、栄光に至る道だと言うことは、誰よりも選手たちが一番よく分かっているはず。これから暑い中での連戦が続きますが、この試合のように集中して戦い続けるなら結果は付いてくるに違いありません。

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