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2018/06/12

名古屋×奈良のPK戦やり直しへ

日本サッカー協会は昨日、天皇杯2回戦の名古屋グランパス×奈良クラブのPK戦で競技規則の適用ミスがあったとして、PK戦のやり直しを決定しました。この試合は前半に名古屋、後半に奈良が1点ずつ取りあって延長戦にもつれ込んだものの決着がつかず、PK戦で奈良が勝っていました。ゲキサカの記事によると、このPK戦で奈良の4人目のキッカーだった金久保が蹴る前に動きを入れた行為を主審がフェイントと判断して蹴り直しを命じたそうですが、本来であればここで金久保に警告を与え、キックを失敗としなければならなかったとのこと。とすると、そこまで4人全員がPKを決めていた名古屋に対して奈良は2人が失敗したことになり、その時点で名古屋の勝利が決まっていたことになります。その後金久保の蹴り直しが決まって奈良が逆転勝利を収めましたが、三級審判員を持つ一般人からの問い合わせからルールの適用ミスが判明し、日本サッカー協会が国際サッカー評議会との確認作業を行った上で「PK戦やり直し」との決定に至ったとのことです。

 サッカーに限らずどんなスポーツにおいても誤審はあるもので、仮に誤審があったとしても試合が成立してしまえば結果は覆らないのが普通ですが、今回は「誤審」ではなくあくまで「競技規則の適用ミス」。しかもPK戦は試合の一部ではなく、3回戦に進むチームを決めるために行われるものだとのことから、「PK戦そのものが成立していないと見なす」と判断したそうです。結果が確定したはずの試合のPK戦だけをやり直す、と言うのは前代未聞のことですが、しかしこのフェイントの規則が17-18シーズンから追記された項目で、それまでは「PKの蹴り直し」自体は正しい判断だったとのことなので、この「適用ミス」は起きても不思議ではないこと。そこで天皇杯実施委員会で議論を重ね、「1名古屋の勝利、2PK戦やり直し、3奈良の勝利」の3つの選択肢の中から委員の多数決で決定した、と言うプロセスに問題はない、と思います。ルールを正しく適用するのはスポーツにおいての基本。様々な影響や反響が予想されたにも関わらずこのような判断を下したことは、評価すべきなのではないかと思います。

 なお、この試合の勝者は3回戦でサンフレッチェと戦うことになりますが、その試合会場はエディオンスタジアム広島で、7/11(水)の午後7時キックオフ。チケット販売に関する情報は後日発表されることになるそうです。

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