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2018/04/16

第8節湘南戦

 昨日アウェイで行われたJ1リーグ第8節湘南戦は、パトリックの2ゴールで勝って4連勝。勝点を22に伸ばしました。
 城福監督は前節は6人入れ替えた先発メンバーを元に戻して、柏レイソル戦と同じ布陣で臨みました。
       林

和田  野上  水本 佐々木

   青山    稲垣

 柴崎         柏(→吉野78分)
 (→川辺63分)
    パト  工藤
        (→ティーラシン58分)
    
SUB:中林、馬渡、松本、渡
 対する対する湘南は前節から4人入れ替えて、GK:秋元、DF:山根、坂、杉岡、岡本(→ミキッチ69分)、MF:齊藤、石川、松田(→梅崎72分)、FW:ステバノヴィッチ(→高山78分)、イ・ジョンヒョプ、高橋、と言うメンバーでした。立ち上がりから素早いパスを繋ぎ、また後ろからどんどん湧き上がるように人数をかけてくる湘南。それに対して広島はなかなかボールが奪えず、またマイボールになってからのミスも多く湘南ペースで進みます。9分にはステバノヴィッチがドリブルからシュートしたものの枠外。10分には高橋のFKに石川が合わせましたがこれも枠外に外れます。14分にはDFラインからのパスで岡本が抜け出して折り返したものの合わずに助かり、15分にも高橋のクロスにイが合わせましたが枠を捉えず助かります。更に18分にもイにペナルティエリア内から打たれましたがポストに当たって助かります。広島はようやく前半27分にシュートシーンを作りましたが工藤のヘッドはうまく当たらず。逆に24分と35分には決定機を作られましたが林の好守備に救われます。広島はようやく前半45分にFKをパトリックが落とし、これを工藤がヘッドで狙ったもののバーに弾かれる、と言うシーンを作りましたが決定的なシーンはそれだけ。湘南の圧倒的なペースながら広島が凌いで、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半に入ると広島が押し返し、3分と4分には柏のクロスでチャンスを作ります。そして後半5分、左から柴崎がCKを蹴るとパトリックが高さを生かしてヘディングで押し込み、広島が先制点を奪いました。
 その後は両者とも走力を前面に出した激しい戦いを展開します。そして16分にはペナルティエリア内でステバノヴィッチをフリーにしてしまいましたが、シュートは大きく上に外れて助かります。続いて18分にもイにフリーでシュートを打たれましたが枠外に外れます。ミキッチを投入して右からの圧力を強める湘南。広島も途中交代で入ったティーラシンと川辺がリズムを作り、29分にはパトリックのシュートがGK正面。また32分にもクサビのパスを受けたパトリックが反転して狙いましたが外れます。いつものように吉野を中央にいれ、稲垣を左に回して守備を固める城福監督。湘南も攻撃的なカードを切って同点を狙いに来ます。そして後半34分、右からの川辺のCKはクリアされたもののそのボールを拾った青山がクロスを入れると、ここに飛び込んだパトリックが再び頭で決めてリードを広げます。その後湘南も最後の力を振り絞って攻め込んできたもののミキッチとイのシュートを林が抑えて、広島が勝利のホイッスルを聞くことになりました。
 モバイルサイトのレビューの書き出しは「今期最悪の前半だった」となっていますが、確かに前半はこれまでになく厳しいものだったと思います。ボールホルダーに食いついて行ってもはたかれて奪えず、サイドのスペースを使われてフリーでクロスを上げられる、と言うシーンが頻発。ゴール前での守備の集中力が高かったため得点にこそならなかったものの、ここまで決定機を作られたのは今季初めてだったかも知れません。また攻撃面でもミスが多くパスが合わないシーンが目立ち、パトリックめがけてロングボールを蹴ってもセカンドボールが拾えず、二次攻撃、三次攻撃に繋げることもできませんでした。これはやはり連戦の疲れ、特に3試合連続での先発となった佐々木、和田、柏らのキレがなかったと言うことが大きかったかも。少なくとも相手の出足が上回ることが多く、今期の広島を特徴づける「インテンシティの高いプレー」が表現できなかったことが原因だったように思います。
 ただ城福監督が記者会見の冒頭で「前半の苦戦は予想していた...我慢する時間帯を共有し、自分たちの時間をたぐり寄せようとしていた」と語っているように、そのような展開は想定内だった様子。まずは最後のところの守備をしっかりと集中し、無失点で凌ぎながら相手のペースが落ちるのを待つ、と言う意識がチーム全体で共有されていたそうで、それによって後半勝負に持ち込むことができたのだと思います。また、セットプレーから2点を取ったと言うところも「サイドでフットボールをやっていきたい。それができていたから、ああいうCKがとれた。セットプレーも時間を割いて練習しているし...2点目のクロスの入り方等もトレーニングしています」(城福監督)と言う言葉通り、まさに練習と戦略の賜物。「勝ちに不思議の勝ちあり」とは良く言われる言葉(江戸時代の大名である松浦静山による)ですが、城福サンフレッチェが勝っているのは決して運や偶然ではなく、勝つために積み上げてきたことによる必然の結果だった、と言って良いのではないでしょうか。
 この試合の結果サンフレッチェはチームの開幕からの無敗記録を8に伸ばすとともに勝ち点を22として、2位との勝点差を7に広げました。これは第8節時点の勝ち点としてもクラブ最多で、優勝した2012年と2015年よりも6も多いのですが、ただそれで気を緩める選手は誰もいないでしょう。今週は中2日でルヴァン杯名古屋戦とリーグ戦第9節鳥栖戦が続きますが、そう言うスケジュールだからこそ試合出場のチャンスをつかもうと思っている選手も多いはず。サンフレッチェのこの勢いは、まだまだ止まることはなさそうです。

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