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2018/04/09

第6節柏戦

昨日アウェイで行われた第6節柏レイソル戦は、佐々木のゴールを守り切って今季4度目の1-0勝利。首位をがっちりとキープしました。
 先発メンバーは前節と同じでしたが松本が初めてリーグ戦のベンチに入って、次の布陣で戦いました。
       林

和田  野上  水本 佐々木

   青山    稲垣

 柴崎         柏(→吉野70分)

    パト  工藤(→川辺76分)
    (→渡88分)
    
SUB:中林、丹羽、馬渡、松本
 対するレイソルは、GK:桐畑、DF:小池、中谷、中山、ユン・ソギョン、MF:細貝(→大谷64分)、キム・ボギョン、江坂、FW:瀬川(→山崎68分→亀川83分)、クリスティアーノ、伊東、と言うメンバーでした。立ち上がりは広島ペースで、3分には柴崎の右からのクロスをパトリックが頭で狙いましたが枠を捉えず。4分には和田が突破して折り返したもののブロックされ、10分にも柴崎がクロスを入れてCKを獲得します。また12分にも工藤のワンタッチパスで稲垣が抜け出すなど、高い位置でパスを回しつつレイソル陣内に攻め込みます。そして17分、ペナルティエリア内で工藤がキープして時間を作り、右サイドに展開すると和田がクロス。これはパトリックには合わなかったものの、逆サイドに攻め上がっていた佐々木がワントラップして左足を振り抜いてレイソルゴールに突き刺して広島が先制点を奪いました。
 その後も広島ペースが続き、40分には高い位置で奪ったボールを工藤がドリブルで運び、ゴール前を横切るパスを出したもののパトリックには合わず。逆にレイソルにも2本ほどシュートを打たれたものの枠外に外れます。前半はお互いにシュートは少なかったものの広島の厳しい守備が功を奏して、広島の1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半に入るとレイソルがボールを持つ時間が長くなりましたが、広島は集中した守備で跳ね返します。そして後半7分には軽快なパスワークでレイソル陣内に攻め込み、最後は青山がミドルを放ちましたが上に外れます。レイソルは後半半ばに大谷を投入して攻めのピッチを上げて、後半23分にはクリスティアーノのクロスに江坂が飛び込みましたが枠外で助かります。そして後半29分、レイソルの左サイドから仕掛けてきた山崎を和田が倒すと、足はペナルティエリア外だったにも関わらず主審はPKを指示します。キッカーとしてスポットに立ったクリスティアーノは、右足を振り抜いて強烈な弾道のシュートを送ったものの林は見事に反応して、同点のピンチを凌ぎました。
 その後城福監督は川辺を投入。その川辺は早速左から仕掛けてペナルティエリア内からラストパスを送りましたが、パトリックにはわずかに合わずに追加点を奪えません。終盤はレイソルが右から左からクロスを放り込み、46分にはクリスティアーノのシュートがバーを直撃する、と言うシーンを作られたものの得点を許さず、広島が1点差を守って逃げ切りました。
 この試合のスタッツを見るとシュート数は広島の3に対してレイソルは7。またボール支配率は広島:レイソルが35:65で一方的に押し込まれたような数字になっていますが、実際の印象はそんなことは無かったように思います。広島は前線からの守備が効いてレイソルにチャンスをほとんど作らせず、前半のシュートは可能性の低いものが2本だけ。後半はかなり押し込まれはしたものの、バイタルを空けて相手にフリーでシュートを打たれたと言うシーンはなく、サイドからのドリブル突破とクロスで危ないシーンを作られたものの中央の守備はしっかりしていました。その中で特に印象的だったのは稲垣で、激しい運動量としつこい守備で相手の攻撃を寸断していました。また青山の運動量も特筆すべきもので、ピッチ全域に顔を出して素早いトランジションに貢献していました。トラッキングデータを見ると両チームを通じて走行距離が13kmを越えたのは青山と稲垣の二人だけだったと言う事実が、この試合を象徴していると言えるのではないでしょうか。また唯一の得点シーンは右SBからのクロスを左SBが決めたわけですが、スタートは稲垣がスローインのボールを奪ったところから。そこから10本以上のパスを繋いで高い位置から和田がクロスを入れ、そこにパトリック、柏、稲垣が飛び込んだことによってフリーになった佐々木が決めた、と言うロジカルなゴールでした。広島はこれ以外のシーンでも同じようにパスの繋ぎからもう一歩のシーンまで迫っていて、前半のうちに勝負を決めることも可能だったのではないか、と思われました。
 しかしこの試合のポイントは何と言っても林がPKを止めたことに尽きるでしょう。ビデオを見る限りではPKのジャッジ自体が微妙でしたが、林は決して動揺することなく相手を良く観察し、リーグ屈指のボールスピードのクリスティアーノのシュートを「ぎりぎりまで見て跳んだ。最後は感覚」で弾き出しました。今季2度目のPKストップで連続無失点時間を407分に伸ばした守護神の存在が、今のサンフレッチェの好調を支えているのは間違いないところだと言えるでしょう。
 この試合の結果サンフレッチェは勝点を16に伸ばし、2位との差を5に広げました。まさに「首位独走」と言う形になりつつあるわけですが、しかしリーグ戦はまだ6試合を消化しただけ。昨年も第6節終了時点で首位・神戸は勝点15、2位・浦和は勝点13を稼いでいたにも関わらず、最終的には9位と7位に終わっています。ここからは中2日、中3日でリーグ戦が続くため、そこでどう勝点を落とさないようにするかだけでなく、いかに主力選手の消耗を防ぎつつ戦うか、が重要になります。選手のコンディショニングや精神的なケアも含めて難しいマネージメントが求められますが、城福監督の手腕に期待したいと思います。

フォトレポート
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