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2018/04/01

第5節川崎F戦

昨日アウェイで行われた第5節川崎F戦はパトリックの今季初ゴールを守り切って1-0で勝ち、広島が再び首位に立ちました。
 ティーラシンと川辺がコンディションが整っていないと言うことでベンチスタートとなり、工藤と柴崎が今季リーグ戦初先発で以下の布陣で戦いました。
       林

和田  野上  水本 佐々木

   青山    稲垣

 柴崎         柏(→吉野87分)

    パト  工藤(→川辺59分)
    
SUB:中林、丹羽、馬渡、ティーラシン、渡
 対する川崎Fは、GK:チョン・ソンリョン、DF:エウシーニョ、谷口、車屋、登里(→長谷川78分)、MF:エドゥアルド・ネット、森谷(→小林60分)、中村、家長、阿部(→守田74分)、FW:大久保、と言うメンバーでした。ファーストシュートは3分に柴崎でしたが、最初の決定機は川崎F。10分にエドゥアルド・ネットのパスを阿部が落とし、入れ替わってペナルティエリアに入ってきた大久保に決定的なシュートを打たれましたが林が好反応で弾きます。また25分には中村のFKからエドゥアルド・ネットに狙われましたが枠外。32分には中村のクロスに阿部が頭で合わせましたが、林が落ち着いてキャッチします。前半は川崎Fが圧倒的にボールを支配するものの広島は自陣にブロックを作ってしっかりと守り、何度か速攻から押し返しつつ両者無得点のままハーフタイムを迎えました。
 後半も立ち上がりは川崎Fのペースで、4分にはCKから家長にフリーでシュートを許しましたが枠外で助かります。逆に広島は7分、高い位置でボールを奪うと速攻から工藤がシュートしましたが相手に当たってしまいます。その後広島は川辺を投入したのに対して川崎Fは小林を入れて、お互いにテンポを上げようとします。しかし川崎は運動量が落ちて来たのに対して広島はむしろ動きが良くなり、ボールを回す時間が増えていきます。そして、26分には和田、27分には柏がクロスを入れるなど、主に右から攻めてチャンスを作ります。そのような流れが結実したのは後半39分。左からの柴崎のCKをパトリックが頭で狙ったシュートはGKに防がれたものの、こぼれを佐々木が繋ぐとパトリックが左足で蹴り込んで広島が待望の先制点を奪いました。
 この直後に吉野を投入して試合をクローズしようとする城福監督。川崎Fはどんどん前に人数をかけて同点を狙ってきます。そして後半44分には川崎の左からのクロスを水本がクリアしようとしたものの、こぼれ球を長谷川に押し込まれてしまいます。しかしそのプレーに関して主審と副審が協議した結果オフサイドの判定となってゴールは取り消されると、その後は広島が1点差を守って逃げ切りました。
 ここまでリーグ戦トップの川崎Fに対して広島は2位。しかもお互いにここまで無敗と言うことで「首位決戦」となりましたが、しかし実際のところ川崎Fは昨年の優勝チームだったのに対してこちらはぎりぎりJ1残留。しかも城福監督がチーム作りを始めてまだ2ヶ月余りと言うことで、完成度の違いは確かにありました。スタッツを見るとボール支配率は川崎Fの58%に対して広島は42%と圧倒され、決定機も川崎Fが複数あったのに対して広島は得点シーンのみで、オフサイドのジャッジも含めて運にも恵まれたことが勝利の要因だった、と言うことは否定できないとは思います。
 ただ、だからと言ってこの試合の勝利の価値が下がるわけではない、とも思います。その要因は何と言っても守備。川崎Fにボールを持たれても焦ることなく対応しましたし、しかも後ろに引いてブロックを作るのではなく前からプレッシャーをかけてボールを奪い、カウンターに繋げると言う形を何度も作っていました。また相手のキープレーヤーだったエドゥアルド・ネットには前半こそやられるシーンが多かったものの、後半は連動したプレスでミスを誘って味方のチャンスに繋げていました。試合後に城福監督は「狙い所になると言う意識は持っていた」と語るだけでインタビュアーの質問をはぐらかせていましたが、おそらくは後半から彼を狙いに行け、と言う指示をしていたのは間違いないところ。スカウティングの成果を元に戦術をチームに落とし込み、それをチーム全体で完遂したと言うことが勝利の要因であるのは間違いない、と言えるでしょう。
 因みに「ミスジャッジ」と騒がれている2つのシーンですが、パトリックのゴールの直前のCKを得たシーンは確かにオフサイドポジションの選手はいたものの、ボールに関わったと判断したのは妥当だと思います。また後半44分のシーンは確かにオフサイドではないように見えます。しかしながらそれよりもゴール前で競り合った小林がのしかかるように水本を倒していて、それゆえ水本のクリアはゴール方向に飛び、林が弾いたボールも水本に当たって長谷川にこぼれたわけで、むしろ小林のファウルを取るべきシーンだったように思います。と言うことで「ミスジャッジ」と騒ぐほどのことでもない、と言うのが私の印象で、むしろ昨年散々不運に見舞われたことを考えれば、このくらいの「運」があって当然、と言う気がします。
 この試合の結果サンフレッチェは5試合で勝点を13として、5節を終えて再び首位に立ちました。城福監督が言うようにこの時期において首位かどうか、と言うことにはほとんど意味はないのですが、しかし昨年は5試合で勝点を1しか取れずに泥沼に入っていったことを考えれば、遥かに良い状態で戦えているのは確か。チームも全体として自分たちがやっていることに確信を持って、出てきた課題を解決しつつもっと上を目指す、と言う雰囲気になっているのではないかと思います。水曜日のルヴァンカップ浦和戦、そして日曜日の柏戦と気の抜けない相手が続きますが、チーム一丸となって戦い抜いて欲しいと思います。

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