昨日三ツ沢で行われた天皇杯4回戦(Round 16)の横浜FM戦は、前半に2点リードしたものの後半終了間際に追いつかれ、延長に勝ち越されて悔しい敗退となりました。
先発はC大阪戦から8人入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
廣永
茶島 野上 水本 高橋
森崎和 稲垣
森島 フェリペ(→柏80分)
(→A・ロペス89分)
工藤 皆川(→青山87分)
SUB:中林、千葉、丸谷、柴崎
対する横浜FMも前節から8人入れ替えて、GK:飯倉、パク・ジョンス、下平(→金井90+1分)、松原、デゲネク、MF:喜田、齋藤、遠藤、前田(→富樫75分)、バブンスキー、FW:ウーゴ・ヴィエイラ、と言うメンバーでした。序盤はホームの横浜FMがパスを回して主導権を握るか、に見えましたが、しかし先制点は広島。相手のミスから得たCKから野上がヘディングシュート。これはポストに弾かれたものの、素早く反応した皆川が右足で突き刺して幸先良くリードを奪いました。
その後は広島がペースを握り、9分にはCKから皆川がシュートしましたが惜しくも枠外。12分には森島が突破を狙いましたが喜田に止められます。そして前半13分、森崎和の縦パスを受けて反転したフェリペ・シウバが反転してシュート。これがゴールネットを揺らして、広島がリードを2点に広げました。
これに対して横浜FMも反撃を開始し、13分にはウーゴ・ヴィエイラにシュートを許しましたが枠外。15分と16分には齋藤が危ういシーンを作ります。逆に広島も22分、茶島のパスでDFラインの裏に抜けた工藤がフリーでシュートしましたが大きく上に外れます。また33分にも森崎和のパスで右サイドのスペースに抜け出した皆川がショートクロスを入れましたが、惜しくも工藤に合いません。続いて43分にも森島がドリブルからシュートを放つと、GKが反応してポストに弾かれます。前半は広島の2点をリードでハーフタイムを迎えることになりました。
後半も前半同様の流れながら、広島が粘り強く守っていたのですが、8分に遠藤の右からのクロスを防いだ水本がハンドを取られます。スローで見ると当たったのは脇腹のところで手や腕には触れてもいないのですが、副審もゴールライン審判もちゃんと見ていなかったようでPKの判定。これをウーゴ・ヴィエイラに沈められて、1点差に迫られました。
この後は徐々にスペースができて、お互いにオープンに攻め合います。15分には森島のフェリペ・シウバがシュートしましたがGKが右足1本でクリア。34分には高橋のクロスに皆川が合わせましたがGKが左足でクリアします。広島は横浜の攻撃にも落ち着いて対応していましたが、しかし後半42分、齋藤が右からドリブルで仕掛けてパス。これは水本がカットしたものの再び齋藤に渡ってしまい、中へのパスをウーゴ・ヴィエイラに決められて同点に追いつかれます。その後横浜はパク・ジョンスと遠藤、広島はアンデルソン・ロペスと柏が決定的なシーンを作ったものの決めきれず、延長に突入することになりました。
足を攣る選手が続出した延長は、お互いに気力を振り絞っての戦いと成ります。延長前半4分には工藤のシュートがブロックされ、こぼれを拾ったアンデルソン・ロペスがシュートしましたがブロックされ、更に稲垣のシュートはGK正面。延長後半4分にはドリブルからアンデルソン・ロペスが強烈なシュートを放ちましたがGKに弾かれます。更に5分、6分、8分と続けざまに工藤にシュートチャンスが巡ってきますが、ことごとく枠を外して得点できません。逆に延長後半14分にGKからのロングフィードで抜け出したウーゴ・ヴィエイラが、角度の無いところからシュート。これがクロスを予想して外に動いた廣永の逆を突いてゴールネットに飛び込み、ついに勝ち越しを許してそのまま敗れました。
客観的に見れば、この試合を左右したのはFWの決定力。特にウーゴ・ヴィエイラの決勝点は、120分間走り回った後だったにも関わらずDFラインの裏に抜け出して、目でフェイントをかけてGKを動かして狭いところに突き刺したわけで、納得せざるをえないゴールでした。それに対してこちらは何度も決定的なシュートを放ちながら3点目を取れなかったわけで、ある意味やむをえない敗戦だったと言えます。120分間にわたって相手以上に好パフォーマンスを見せたサンフレッチェの選手たちも称賛されてしかるべきだとは思うのですが、いつも書いているように勝敗を分けるのはほんの少しの差なので、敗戦は敗戦として受け入れるしかありません。
ただその一方で、どうしても納得できないのは水本がPKを取られたシーンです。審判は「2人で見て判断した」と説明したそうですが、しかしビデオで見る限りは手には当たっていないのは確か。もし昨年のクラブワールドカップで採用されたビデオ・アシスタント・レフリー(VAR)があればPKは無しになった可能性は高く、そうだったとすれば試合展開は別のものになっていたに違いありません。VARの本格導入は来年のロシアワールドカップからになる、と言われていますが、ぜひ日本でも導入して欲しいものです。
ブログ速報
前半
後半
延長前半
延長後半
広島公式サイト
横浜FM公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ
戦評
ウーゴ・ヴィエイラ
水本