第23節甲府戦
昨日エディオンスタジアム広島に11,771人を集めて行われたJ1リーグ戦第23節甲府戦は、柴崎のゴールを守りきって今季ホーム初勝利。「残留圏」との勝ち点差を2に縮めました。
前節出場停止だった青山が復帰して、以下の布陣で戦いました。
後半の最初からリンスを投入してきた甲府。そして後半12分には松橋のクロスにリンスがヘディングで合わせましたが、枠を外れて助かります。広島は11分にCKのボールに走り込んだ青山が狙いましたが枠外。13分にも野上のパスを千葉が狙い、16分にはパトリックの落としをアンデルソン・ロペスが打ちましたがいずれも枠を捉えることができません。チャンスを作りながらもなかなか決めきれなかった広島でしたが後半25分、ついに先制点を奪います。左サイドに展開したパスを受けたアンデルソン・ロペスがシュート性のクロス。これはGKに弾かれたもののこぼれたところに詰めていた柴崎が冷静にGKの股を抜いて、ゴールネットを揺らしました。
その直後にウイルソンに危ないシュートを打たれましたが中林がキャッチ。34分にはリンスにミドルシュートを打たれましたが枠外に外れ、終盤にも攻め込まれましたが守りを固めてシュートを打たせず。逆に35分にはカウンターからアンデルソン・ロペスがGKと1対1になりましたが、シュートは止められてしまいます。結局両者ともその後得点はなく、広島が1点差を守ったまま試合終了のホイッスルが鳴り響きました。
試合後にヨンソン監督は「いい内容だったと思う。勝利に値する試合だった」と語っていますが、試合を通してみればその通りだったと思います。試合後のボールキープ率を見ると広島48%に対して甲府は52%となっていますが、甲府はボールを持ってもパスの出しどころが無くシュートはわずかに6本。決定的だったと言えるのは後半12分のリンスのシュートぐらいで、他に崩されたシーンはほとんどありませんでした。一方攻撃については全員が引いて守る甲府のタイトな守備に苦しんだものの、中央からの崩しを中心にチャンスを作っていました。特に得点シーンはDFラインにプレッシャーをかけられながらもワンタッチパスを繋いで打開し、青山のスルーで一気に前進してアンデルソン・ロペスが仕掛けて強烈なクロス(本人はシュートだったらしい)。GKが触らなければパトリックが押し込んでいたはずですし、また柴崎の前にボールがこぼれたのも必然と言う感じで、広島らしい得点シーンだったと言えるでしょう。その他にも丹羽、アンデルソン・ロペス、柴崎、青山がそれぞれ決定的なシュートを放っており、中央からの攻めは機能していました。ヨンソン監督も「残念なのはクロスの精度が低かったこと」と指摘しているようにクロスからのチャンスがパトリックのヘッドの1本だけだったと言うのは課題として残りましたが、とにかく「勝利に値する試合」で本当に結果を残すのが何よりも重要なこと。これまで良い攻撃をしながらも得点を奪えず、簡単な失点で勝てない試合を見せられ続けたホームのサポーターには何よりのプレゼントになったに違いありません。
この試合の結果、サンフレッチェの勝ち点は18。順位はまだ17位のままですが、16位大宮との勝ち点差は1、14位と15位の甲府、札幌との勝ち点差も2となりました。次節は大宮との直接対決と言うことで、勝てば降格圏を脱出する可能性のある試合となります。ヨンソン監督が就任して1ヶ月。6試合を戦ってようやく戦術も馴染んできた感じですが、裏を返せば相手も対策を立ててくる、と言うこと。ここから勝ちを積み重ねて行くためには、精度を上げて戦術を熟成させるとともに、レギュラー以外の選手の押し上げとオプション作りが必要なのではないでしょうか。とにかくこの勝利を自信にして、チームとして成長し続けて残留を勝ち取って欲しいと思います。
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ゲキサカ 戦評
日刊スポーツ スコア速報 戦評
サッカーダイジェストWeb 採点&寸評 戦評 ホーム初勝利が示した残留への道とは
前節出場停止だった青山が復帰して、以下の布陣で戦いました。
中林 丹羽 千葉 水本 高橋 青山 野上 A・ロペス 柏 柴崎 パトリック SUB:廣永、椋原、丸谷、森島、茶島、フェリペ・シウバ、工藤対する甲府は前節から先発4人を入れ替えて、GK:岡、DF:新里、島川、エデル・リマ、MF:松橋、小椋、田中(→リンスHT)、新井、ボザニッチ(→堀米68分)、阿部、FW:ウイルソン(→熊谷83分)、と言うメンバーでした。立ち上がりから攻勢に出た広島は、前半4分にパトリックの横パスに丹羽が走り込んでシュートしましたが枠外に外れます。その後は甲府も押し返してパスを回しますが、広島の守備は堅くシュートを許しません。前半22分には相手のパスをカットしたアンデルソン・ロペスのパスを柴崎が狙いましたがわずかに外。23分にはパトリックがDFと競り合いながら丹羽のクロスに頭を当てましたがポストに弾かれ、こぼれを拾った柏のシュートもはね返されます。更に44分にはアンデルソン・ロペスがゴール正面からシュートしましたが難なくGKに抑えられます。これに対して甲府の攻撃は小椋のミドル1本に抑え、広島ペースながら両者得点が無いままにハーフタイムを迎えました。
後半の最初からリンスを投入してきた甲府。そして後半12分には松橋のクロスにリンスがヘディングで合わせましたが、枠を外れて助かります。広島は11分にCKのボールに走り込んだ青山が狙いましたが枠外。13分にも野上のパスを千葉が狙い、16分にはパトリックの落としをアンデルソン・ロペスが打ちましたがいずれも枠を捉えることができません。チャンスを作りながらもなかなか決めきれなかった広島でしたが後半25分、ついに先制点を奪います。左サイドに展開したパスを受けたアンデルソン・ロペスがシュート性のクロス。これはGKに弾かれたもののこぼれたところに詰めていた柴崎が冷静にGKの股を抜いて、ゴールネットを揺らしました。
その直後にウイルソンに危ないシュートを打たれましたが中林がキャッチ。34分にはリンスにミドルシュートを打たれましたが枠外に外れ、終盤にも攻め込まれましたが守りを固めてシュートを打たせず。逆に35分にはカウンターからアンデルソン・ロペスがGKと1対1になりましたが、シュートは止められてしまいます。結局両者ともその後得点はなく、広島が1点差を守ったまま試合終了のホイッスルが鳴り響きました。
試合後にヨンソン監督は「いい内容だったと思う。勝利に値する試合だった」と語っていますが、試合を通してみればその通りだったと思います。試合後のボールキープ率を見ると広島48%に対して甲府は52%となっていますが、甲府はボールを持ってもパスの出しどころが無くシュートはわずかに6本。決定的だったと言えるのは後半12分のリンスのシュートぐらいで、他に崩されたシーンはほとんどありませんでした。一方攻撃については全員が引いて守る甲府のタイトな守備に苦しんだものの、中央からの崩しを中心にチャンスを作っていました。特に得点シーンはDFラインにプレッシャーをかけられながらもワンタッチパスを繋いで打開し、青山のスルーで一気に前進してアンデルソン・ロペスが仕掛けて強烈なクロス(本人はシュートだったらしい)。GKが触らなければパトリックが押し込んでいたはずですし、また柴崎の前にボールがこぼれたのも必然と言う感じで、広島らしい得点シーンだったと言えるでしょう。その他にも丹羽、アンデルソン・ロペス、柴崎、青山がそれぞれ決定的なシュートを放っており、中央からの攻めは機能していました。ヨンソン監督も「残念なのはクロスの精度が低かったこと」と指摘しているようにクロスからのチャンスがパトリックのヘッドの1本だけだったと言うのは課題として残りましたが、とにかく「勝利に値する試合」で本当に結果を残すのが何よりも重要なこと。これまで良い攻撃をしながらも得点を奪えず、簡単な失点で勝てない試合を見せられ続けたホームのサポーターには何よりのプレゼントになったに違いありません。
この試合の結果、サンフレッチェの勝ち点は18。順位はまだ17位のままですが、16位大宮との勝ち点差は1、14位と15位の甲府、札幌との勝ち点差も2となりました。次節は大宮との直接対決と言うことで、勝てば降格圏を脱出する可能性のある試合となります。ヨンソン監督が就任して1ヶ月。6試合を戦ってようやく戦術も馴染んできた感じですが、裏を返せば相手も対策を立ててくる、と言うこと。ここから勝ちを積み重ねて行くためには、精度を上げて戦術を熟成させるとともに、レギュラー以外の選手の押し上げとオプション作りが必要なのではないでしょうか。とにかくこの勝利を自信にして、チームとして成長し続けて残留を勝ち取って欲しいと思います。
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