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2017/05/21

第12節甲府戦

昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第12節甲府戦は、前半に先制点を許しながらも逆転で今季2勝目を挙げて16位に上がりました。
 前節から2人を入れ替えて皆川と野上が先発し、以下の布陣で戦いました。
        林

    塩谷 野上 水本

     青山 森崎和

ミキッチ           柏
(→清水81分)
   A・ロペス   柴崎

       皆川(→工藤87分)

SUB:中林、千葉、フェリペ・シウバ、丸谷、高橋
対する甲府は、GK:岡、DF:新里、畑尾、エデル・リマ、MF:松橋、小椋(→河本81分)、兵働、ドゥドゥ(→ボザニッチ73分)、田中、阿部(→堀米81分)、FW:ウイルソン、と言うメンバーでした。先発メンバーを入れ替えた影響か立ち上がりの広島はミスが目立ち、甲府に攻め込まれるシーンが続きます。ファーストシュートは4分で、ウイルソンがミドルを打ちましたがDFがクリア。11分には松橋のクロスを逆サイドで折り返されましたが林が反応します。そして前半18分、田中のクロスにウイルソンが頭を当てたボールは柏がクリアしましたが、そこに走り込んでいた小椋がミドルシュート。ブロックに行った水本に当たって方向が変わったこともあって林も反応できず、またもや早い時間帯に先制されてしまいました。
 その後も甲府の攻勢は続き、21分には低いクロスに誰も触れずゴール前を横切り、24分にはCKから攻め込まれましたが何とか凌ぎます。甲府は追加点を奪えないと見て引いてブロックを作る時間帯が増えてくると、広島はパスを繋いで相手の守備の綻びを探す、と言う展開になって行きます。30分にはアンデルソン・ロペスが思い切って左足を振り抜くと、ボールはクロスバー直撃。続いて31分には青山のクロスに皆川が頭を合わせましたがGKのファインセーブに防がれます。また35分には青山が、36分には塩谷が遠目から狙いましたがGKに抑えられます。そして前半40分、縦パスを受けた皆川がDFを背負ってターンすると前線へのスルーパス。これで抜け出したアンデルソン・ロペスがGKとDFを引きつけて中央に入れると、走り込んでいた柴崎が押し込んで同点に追いつきました。
 これで精神的な重荷が取れたか、広島の動きがよくなり、前半終了間際から後半早々にかけてボールを支配してチャンスを窺います。そして後半4分、左からの柴崎のCKに飛び込んだ野上がスルー。これを中央で待ちかまえていた水本が頭で押し込んで、逆転に成功しました。
 この後しばらくはパスを回して打開しようとする甲府に対して、広島は引いて守って速攻を狙う、と言う展開となります。そして15分には阿部のミスからミキッチがボールを奪い、ペナルティエリアまで入ってシュートしましたがGKが反応。22分には皆川のポストプレーからアンデルソン・ロペスがGKと1対1になりましたが惜しくもシュートできずに終わります。暑さのためか足が止まってきた甲府に対して、しっかりとボールを動かしてチャンスを作る広島。24分にはアンデルソン・ロペスが左足でコントロールショットを放ちましたがGKが横っ飛びでセーブ。34分にはミキッチのクロスを皆川が決めたものの、クロスの前にゴールラインを割っていたとして得点は認められません。結局後半は広島がシュートを5本打ったのに対して、甲府のシュートはアディショナルタイムの1本に抑えて1点差で逃げ切り、試合終了のホイッスルとともにピッチもベンチも抱きあって喜びあいました。
 工藤と千葉に代わって皆川と野上が先発した広島は、序盤はコンビが合わずにボールを奪われるシーンが頻発。甲府の攻撃を低い位置で食い止めるシーンも多くなかなかペースを掴めませんでした。そして前半18分にはクリアのこぼれを叩き込まれる「安い失点」で先制を許し、またか、と思って見ていた人も多かったのではないでしょうか。少なくとも展開的にはこれまで繰り返されてきた敗戦と全く同じで、メンバーを入れ替えた効果は無かったかのような流れでした。
 しかし、選手たちの気持ちの持ちようは違いました。中国新聞によると「変化は失点直後に表れた」そうで、すぐに守備陣が集まって互いに鼓舞していたとのこと。ハーフタイムでも「森保監督が声を掛ける隙がないほど、選手がパスのタイミングなどを要求しあった」のだそうです。そしてその結果前半のうちに追いつくと後半早々に勝ち越し。その後は運動量の落ちた相手をパスワークで翻弄して、追加点を狙い続けました。そこで点が取れなかったことや終了間際に危ういシュートを打たれたことは反省材料ではありますが、とにかく試合終了までピッチ上の11人全員が助け合い、集中して戦い続けたことが勝利の要因であったことは間違いない、と思います。前節の惨敗でばらばらになりかかっていたチームが一つになって勝ち点3という結果を得たことは、今後に向けて大きなプラス材料だと言えるでしょう。とりわけ今季初めて先発に抜擢された皆川が、得点こそなかったものの良いプレーで勝利に貢献したことは他の選手にも大きな勇気づけとなったのではないでしょうか。
 今節は広島とともに新潟が勝ち、大宮が敗れたため下位3チームの順位が入れ替わったわけですが、重要なのは15位との勝ち点差が3に縮まったこと。今季は上位が混戦になってるだけでなく10位〜15位も勝ち点4の中に6チームがひしめく混戦になっているため、まずはここに追いつくことが重要です。次節はその中の一つである10位・磐田との直接対決。ぜひともここで勝利して、波に乗って行って欲しいと思います。

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