昨日ホームで行われたJ1リーグ第24節新潟戦は、青山、石原のゴールで鳥栖戦以来1ヶ月ぶりにホームでのリーグ戦勝利を挙げました。
石原が先発復帰。また柏もナビスコカップ準々決勝1st leg以来の先発で、以下の布陣で戦いました。
林
塩谷 千葉 水本
青山 森崎和
ミキッチ 柏
(→清水78分)
高萩 石原(→佐藤87分)
(→森崎浩61分)
皆川
SUB:増田、ファン、柴崎、山岸
対する新潟は、GK:守田、DF:川口(→ラファエル・シルバ64分)、大井、舞行龍、大野、MF:レオ・シルバ、小林、山本(→松原78分)、小泉、FW:指宿、岡本(→田中達59分)、と言うメンバーでした。この日も広島は立ち上がりから積極的で、1分にはCKから水本がファーストシュート。6分にはCKのボールを戻して青山がミドルを打ちましたが惜しくも上に外れます。新潟は3-4-3の布陣でミラーゲームを仕掛けてきて、高い位置からのプレスでショートカウンターを狙います。そして8分には高い位置で奪われ指宿がシュートしましたが枠外に外れます。また20分にも新潟のプレスにボールを失いますが、守備陣は落ち着いて対応します。そして21分、左サイドでボールを受けた高萩が振り向きざまのスルーパス。これで完全にフリーになった柏がドリブルで仕掛けつつマイナスのパスを送ると、ここに走り込んできた青山が左足のシュートを突き刺して広島が先制点を奪いました。
その後は広島がややペースが落ちたのに対して新潟の激しさが増して、やや押し込まれる時間帯が続きます。28分にはレオ・シルバが遠目から狙いましたが枠外。30分には指宿がペナルティエリア内で前を向きましたが塩谷がクレバーな守備で打たせません。また38分にもレオ・シルバのスルーパスを受けた指宿が突破しましたが、林が判断良く飛び出して防ぎます。更に42分には川口、44分には岡本、アディショナルタイムには小泉にシュートを打たれますが林が立ちはだかります。広島も塩谷のミドルや皆川と柏のコンビ等で新潟ゴールを脅かしつつ、1点リードで前半を折り返しました。
後半の立ち上がりにペースをつかんだのは広島。2分と3分にはミキッチが突破してチャンスを作り、4分にはCKから千葉が打ちましたが枠外に外れます。しかしすぐに新潟も対抗して入れ替わりの激しい攻防となり、6分には指宿のスルーパスで飛び出した岡本のシュートは枠外。また9分にはレオ・シルバに強烈なシュートを打たれましたが林が弾きます。田中達を投入して流れを引き寄せようとする新潟。広島も森崎浩を投入してボールを落ち着かせようとします。そして後半17分、柏の突破からのパスを受けた森崎浩がシュートしようとしましたがDFが3人がかりでブロック。しかしこぼれ球を拾った石原が落ち着いて軽く浮かせてゴールに「パス」して、広島が貴重な追加点を挙げました。
後半の後半は何とか点を取ろうと前に出てくる新潟に対して、広島は鋭いカウンターを繰り出すと言う展開となります。21分には石原が飛び出してフリーになりましたが、逆サイドを走っていた森崎浩には惜しくも繋がらず。21分には柏がフリーで飛び出しシュートを打ったもののポストに当たってGKにセーブされ、24分にもミキッチがフリーで抜け出しましたがクロスは味方に合いません。更に31分にはミキッチの突破から塩谷が繋ぎ、皆川がゴール前でフリーになりましたがシュートは枠を外してしまいます。最終盤は疲れからかミスが増え、新潟に攻め込まれることも多かったのですが守備の集中は最後まで途切れることはなく、無失点のままで試合をクローズすることができました。
この試合のポイントとしては、やはり石原の復帰が大きかったと思います。ケガをして別メニュー調整を続けるうちに「さらにいいコンディションになってきた」(モバイルサイトによる)のだそうですが、まさにその言葉通り前線からDFラインまで走り回り、守備と攻撃に貢献し続けました。また青山を筆頭にピッチ上の全選手が、走ることと戦うことで新潟に負けませんでした。特に中盤の奪い合いで後手を踏まなかったことが、勝利の大きな要因になったのではないでしょうか。中断明け以降守備の崩壊や得点力不足など苦しんできたサンフレッチェでしたが、やはり走ることと局面の戦いで負けないことが広島サッカーの基本であると言うことを、結果と内容で示した試合だったと言えるでしょう。
今節は勝ったことで順位が7位に浮上しましたが、しかし首位・浦和も勝ったため勝ち点差はそのままとなっています。ただ、森保監督がいつも言うように大事なのは目の前の試合に集中して勝つこと。そして少しずつでも勝ち点を積み上げて行けば、最後に笑って終わることができるのです。青山、石原ら主力が復帰して本来の姿に戻ってきたサンフレッチェですが、それによって控えに回ることになった選手も牙を研いでいるはずです。こう言う時こそいつも以上にチーム一丸となって、今週のリーグ戦2試合、そして2週間後から始まる柏との3連戦、と言う厳しい日程を勝ち抜いて、そしてナビスコカップのタイトルとともにリーグ3連覇も諦めずに戦って欲しいと思います。
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