天皇杯決勝横浜FM戦に向けて
リーグ戦では残り2試合で1勝すれば優勝、と言う絶対的に有利な状況から2連敗した横浜Fマリノスは、優勝を逃したショックが大きかったようで天皇杯準々決勝では大分相手に難しい戦いを強いられました。しかしその試合を粘り強く延長まで戦って勝ち抜くと、その後はチームの雰囲気も上がってもう一つのタイトル獲得に向けて再スタートしています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
29H ○1-0 広島 【横】齋藤 30A ○1-0 大分 【横】中村 31H ●2-1 名古屋 【横】兵藤、【名】ケネディ、藤本 天4 ○2-1 長野 【横】佐藤、藤田、【長】宇野沢 32A ○1-0 磐田 【横】中澤 33H ●0-2 新潟 【新】川又、鈴木 34A ●0-1 川崎F 【川】レナト 天QF ○1-2 大分 【横】栗原、富澤、【分】森島 天SF ○2-0 鳥栖 【横】兵藤、中村準決勝の鳥栖戦ではロングボールやロングスローからの攻撃に苦しみ後半終了間際まで無得点で進みましたが、後半41分に奈良輪の縦パスを藤田が落として兵藤が決めて先制点。後半ロスタイムにはカウンターから中村が美しいゴールを決めて、1ヶ月ぶりの無失点勝利を収めました。明日は契約の関係でマルキーニョスがいないのに加えて藤田も出場停止ですが、チームとしての戦い方は確立されており大きな影響は無いはず。明日はリーグ戦で取り損なったタイトルを獲得すべく、高いモティベーションで試合に挑むに違いありません。
対するサンフレッチェですが、準決勝の後は広島には戻らず東京で練習と調整を行っています。2試合連続で延長・PKを戦った影響は少なくないはずなのでコンディション次第ではメンバーを入れ替える可能性もありますが、基本的には準決勝と同じメンバーで戦うのではないでしょうか。
西川 塩谷 千葉 水本 青山 森崎和 ミキッチ ファン 石原 高萩 佐藤 SUB:増田、パク、中島、岡本、清水、野津田、浅野Jリーグ開幕後5回目の天皇杯決勝進出となるサンフレッチェ。過去の4回はいずれも相手に圧倒され、1点も取れずに準優勝に終わっています。しかし森崎和幸選手も言っているように「過去の決勝の時は勢いだけだったけれど、今はチームとして実力がついている。」120分+α戦った準決勝から中2日と言うことで体力的に厳しく、2試合連続のアウェイゲームで精神的にもきつい、と言う状況。その上横浜FMとの相性も悪いと言うことで不利は否めないのですが、しかし今年、どんな困難に直面しても1試合1試合を大事に戦って来た蓄積は大きいと思います。明日もこれまで通りに自分たちのサッカーを貫けば、きっと結果は付いてくるはず。これまで通りの「一丸」の力で、史上3クラブ目の二冠を達成して欲しいと思います。
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