昨日日立台で行われたJリーグ第31節柏戦は、先制されたものの青山のゴールで追いつき、1-1の引き分けに終わりました。
先発も控えも含めてメンバーは前節と同じで、以下の布陣で戦いました。
西川
塩谷 千葉 水本
(→山岸74分)
青山 森崎和
ミキッチ ファン
(→清水86分)
石原 高萩
寿人
SUB:増田、中島、岡本、野津田、浅野
対する柏は、GK:菅野、DF:谷口、近藤、増嶋、ジョルジ・ワグネル、MF:太田(→狩野89分)、栗澤、茨田、レアンドロ・ドミンゲス、FW:クレオ(→田中63分)、工藤、と言うメンバーでした。試合は立ち上がりから広島ペースで、ボールを支配して柏陣内に攻め込みます。3分には塩谷の強烈なFKがポストを直撃し、こぼれに反応した石原の横パスはDFがぎりぎりでクリアします。9分にはミキッチのクロスを受けた高萩が倒され、FKを寿人が蹴りましたが枠外。柏は17分に工藤がファーストシュートを放ちましたが、その後もペースは広島。19分にはミキッチのクロスに寿人が合わせましたが菅野に抑えられ、22分には石原が素晴らしい身のこなしで前を向きましたがシュートをふかしてしまいます。更に41分には石原のポストプレーから青山が相手陣内を斜めに横切るパスを出すとフリーのファンに通りましたが痛恨のトラップミス。44分には高萩が相手をかわしながらドリブルで持ち込み、ラストパスを寿人が押し込みましたがオフサイドを取られます。柏はロスタイムにレアンドロ・ドミンゲスがミドルを打ったもののほとんどシュートまでも持ち込めず、攻める広島、守る柏と言う構図のままでスコアレスで折り返しました。
後半は最初にチャンスを作ったのは柏で、レアンドロ・ドミンゲスがペナルティエリア内で浮かして西川をかわしましたがゴール前で千葉がクリア。7分にはレアンドロ・ドミンゲスにミドルで狙われましたが西川が抑え、16分にはCKにクレオが合わせましたが枠外に外れます。広島はやや運動量が落ちたかなかなかチャンスを作れない時間帯が続きましたが、21分には塩谷のパスで抜け出した石原の右からのクロスが寿人に通りましたがコントロールできず。26分にはゴール正面でファンが前を向きましたが、フリーだったミキッチを使わずチャンスを逸し、27分には高萩のCKを水本が頭で落として打ったものの枠を捉えることができません。逆に28分、茨田からのロングクロスを谷口が落とすと太田が蹴り込み、柏が先制点を奪いました。
勝たねばならない広島はこれで攻撃のギアを上げ、何度もチャンスを作ります。29分には高萩のパスで山岸が抜け出しましたがクロスはクリア。30分には高萩のクロスを菅野に弾かれ、32分には右から攻め上がったファンのシュートは菅野の好セーブに阻まれます。そして33分、右からチャンスを作って高萩がマイナスのパス。これを青山がインサイドキックで強烈なシュートを打って広島が同点に追いつきました。
広島はその後も勝ち越しを狙って攻め込みますが、柏の守備は堅くなかなかシュートまで行かせてもらえません。40分には高萩がFKを狙いましたがバーの上。42分には山岸がFKを狙いましたがこれも枠を捉えることができず、45分の山岸のFKには寿人はわずかに届かずボールも枠を外れます。更にアディショナルタイムには高萩のCKに森崎和が頭で合わせましたがボールは菅野の正面に飛び、直後の青山の低いパスにニアで合わせた石原のシュートもわずかに枠を外します。逆に柏は何度かカウンターを仕掛けてきたものの素早い帰陣でシュートも打たせず、どちらも追加点を奪えないままに試合終了のホイッスルとなりました。
スタッツを見ると、ボール支配率は57%対43%で、シュート数は広島の13本に対して柏は6本。決定機の数で言えば柏はゴールシーンも含めて2,3本だったのに対して広島は3倍ほどもあったのではないかと思います。広島は優勝争いを展開するチームらしく良いサッカーをしていたと思いますが、しかし柏にとってもそのような展開になるのは想定内のこと。引いてスペースを消し、寿人や石原らキープレーヤーを厳しくマークすることによって失点を防ぎ、カウンターと個人技で少ないチャンスを生かして逃げ切る、と言う戦略だったと思います。そして後半29分にロングボールを繋ぎ、太田の当たり損ね(本人談)が広島の守備の隙を突いて得点した、と言うところまではまさに作戦通りだったのではないでしょうか。しかしサンフはそこで下を向くのではなくリスクをかけて攻め込み、その5分後に同点に追いつくとその後も勝ち越しを狙って攻め続けた姿勢は評価されるべきだと思います。勝てなかったのは残念ですが若干の運が足りなかっただけ。この引き分けは、今後に繋がるものだったと言って良いでしょう。
この節は横浜FMが敗れ浦和が引き分け、鹿島が勝ったと言うことで4チームが勝点1差ずつで並ぶことになりました。残り3試合と言うことを考えれば上位チームの方が有利なのは間違いないのですが、しかし結果次第では1試合でひっくり返る可能性も出てきたわけです。ここから先の「胸突き八丁」をどう乗り越えて行くか。今こそ、昨年の優勝の経験を生かす時なのではないでしょうか。
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