昨日平日では史上最多の16,351人を集めて行われた第18節大宮戦は、石原のハットトリックで快勝し首位をキープしました。
日本代表メンバーは全員が先発して、前節と同じメンバーで戦いました。
西川
塩谷 千葉 水本
青山 森崎和
ミキッチ 山岸(→清水52分)
(→ファン75分)
石原 高萩
佐藤(→岡本86分)
SUB:増田、中島、パク、野津田
対する大宮は、GK:北野、DF:今井、菊地、高橋、渡部、MF:渡邉、植田、金澤、チョ(→富山HT)、FW:鈴木(→ズラタンHT)、長谷川(→カルリーニョス73分)、と言うメンバーでした。大宮のキックオフで始まった試合でしたが、いきなり先制パンチを浴びせたのは広島。2分、高萩の展開のパスを受けた山岸が右足でクロスを入れると、中央で待ち構えていた石原が頭で決めて広島が先制点を奪いました。
これで落ち着いた広島は、後ろでブロックを作って大宮の攻撃を受け止めます。18分には渡部のクロスを長谷川が叩きつけましたが西川が好反応でセーブ。23分には上田のクロスを頭で打った長谷川のシュートがクロスバーを直撃します。また32分には菊地に至近距離から打たれましたが西川が素晴らしい反応で防ぎます。広島は終盤に2本シュートを打ったものの全体的には大宮ペースで前半を折り返しました。
大宮はハーフタイムに2枚替えして前からプレッシャーをかけてきます。しかし広島も山岸に代えて清水を投入し、逆襲を狙います。8分には森崎和のパスで抜け出した高萩がシュート体勢に入ったところで倒されましたがノーホイッスル。16分には高萩が、18分には清水がFKを狙いましたが枠を捉えることができません。清水のドリブル突破から何度も良い形を作ったもののなかなか追加点が奪えなかった後半28分、渡邉が右サイドから侵入して左足を振り抜きます。するとボールはDFの間を縫うように抜けてファーサイドのネットに飛び込み、同点に追いつかれてしまいました。
この後も大宮に攻め込まれるシーンが続き、32分には富山のシュートがポストに当たりこぼれを上田に狙われます。しかし後半35分、高萩が倒されて得たFKを自ら蹴ると、DFラインの裏で合わせた石原が頭で流し込んで広島が勝ち越しました。
この直後に大宮は金澤が退場になって数的不利になったものの、全員攻撃で広島を押し込みます。これに対して森保監督は久々に岡本を投入。岡本は中盤を走り回って相手ボールを奪い、ロスタイムにはファンとのパス交換から決定的なシュートも放ちます。そして後半48分、高萩が右サイドから低いクロスをDFラインの裏へ。ファーに走り込んだ石原はDFと競り合いながら流し込んで、決定的な追加点を奪いそのまま勝利のホイッスルを聞きました。
このところ2連敗中。しかもノヴァコヴィッチは不在でズラタンもベンチスタートと言うことで、大宮に連勝を続けていた頃の勢いは無かったかも知れません。しかしそれでもベルデニック監督が作ったチームは戦術的にしっかりしていて、厳しい戦いを強いられました。前半の押し込まれていた時間帯に次々と浴びた決定的シュートが1つでも入っていたら、試合展開はどうなっていたか分からなかった、と思います。
そのような厳しい戦いに勝てた理由は、何と言っても石原の「決定力」に尽きます。1点目も2点目もピンポイントクロスに頭で合わせたものでしたが、完全にフリーになってGKの位置を良く見て決めました。また3点目はDFと競り合いながら左足で軽く合わせてカーブをかけて、逆サイドのポストに当てて流し込む、と言う芸術的なシュートでした。これまで「シャドウ」としてチームに貢献してきた石原でしたが、彼の「ストライカー」としての能力の高さを存分に発揮したハットトリックだったと思います。
またこの試合では、韓国戦から中2日の2人の動きも注目でした。二人とも身体の重さは明らかで、特に高萩は守備で厳しく寄せることができず、渡邉に簡単に振り切られたことが失点の原因となってしまいました。ところがその高萩のピンポイントパスが2点目と3点目を導いたのですから、「さすが」としか言えません。大宮も広島も組織力を売りものにするチームですが、やはり試合を決めるのは個人の高い能力であることを、如実に示した試合だったと言えるでしょう。
この試合の結果連勝を5に伸ばし、9試合負けなしで首位をがっちりキープした広島ですが、本当の戦いはこれから。これまで通りチーム一丸となって、夏場の厳しい戦いを乗り切って欲しいと思います。
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