昨日アウェイで行われたJリーグ第17節仙台戦は、序盤の2点を守りきって4連勝。勝点で並んだ大宮を得失点差で上回って、今季初めて首位に立ちました。
メンバーは前節までと同じで、以下の布陣で戦いました。
西川
塩谷 千葉 水本
青山 森崎和
ミキッチ 山岸(→パク85分)
(→ファン75分)
石原 高萩
佐藤(→野津田79分)
SUB:増田、中島、岡本、清水
対する仙台は、GK:林、DF:菅井、鎌田、石川、蜂須賀(→武藤41分)、MF:富田、角田、太田、梁(→佐々木87分)、FW:赤嶺(→ヘベルチ56分)、ウイルソン、と言うメンバーでした。立ち上がりは仙台が攻め込み梁が立て続けにシュートを放ちましたが、その後は広島のペース。運動量が上がらずスペースのある仙台陣内でパスを繋いで次々とチャンスを作ります。5分にはミキッチのクロスを石原がバイシクルで狙いましたが惜しくも枠外。7分にはCKに水本が合わせ、9分にはミキッチの左足シュートを林に弾かれます。そして11分、高萩のCKをニアで石原が逸らしてシュート。これがGKとDFの間を抜けてゴールに飛び込み、広島が先制点を奪いました。そしてその直後の12分には寿人が高萩に預けてペナルティエリアへ。フリーで中を見た高萩が鋭いクロスを入れると寿人はDFと競り合いながら右足で流し込み、点差を2点に広げました。
その後も広島は仙台のプレスをものともせずにパスを繋ぎ、相手陣内に迫ります。16分にはクリアボールを高萩がボレーで狙いましたが林が好セーブ。22分には青山が左足で狙いましたが枠を捉えず、32分には青山のパスで抜け出した寿人が決定的なシュートを放ちましたが林に防がれます。仙台は左サイドの蜂須賀を早々に諦めシステムを変えてきましたが、サンフは43分の石原のシュートなどで攻勢を維持しつつハーフタイムを迎えました。
後半に入るとホームの仙台がペースをつかみ、ごり押しで広島ゴールに迫ります。4分には武藤のシュートを西川がビッグセーブ。6分にはCKが続いたものの西川が弾き、9分にはウイルソンにフリーで打たれましたが西川が横っ飛びで弾きます。次々と攻撃的な選手を投入して攻め込む仙台。広島はゴール前にブロックを作って、守備に集中します。26分にも低いFKをウイルソンがコースを変えて来ましたが、西川が鋭い反応でゴールを許しません。サンフも選手交代でピッチ上を活性化させて、33分にはファンの攻め上がりから石原が決定的なシュートを放ちましたが枠外。37分にはファンのクロスに石原が合わせましたがこれも外します。39分には野津田の突破からチャンスを作り、最後は野津田が決定的なシュートを放ちましたが枠外。更に42分には見事な連携からパクが右足でシュートしましたが惜しくもポストに弾かれます。後半は押し込まれていた時間が長かったものの選手交代によって押し戻し、終盤は交代選手の活躍で隙を見せずにホームチームを寄り切りました。
昨年は最後まで優勝を争った仙台には、「非常にやりにくい相手」と言う印象がありました。選手全員がハードワークし続けると言う姿勢。ここぞと言うところでは左右からボールを放り込んで、力づくでも点を取って勝つと言う戦い方。昨年の第25節の仙台戦は優勝に向けての重要なポイントとなる試合でしたが、先制しながら一度は追いつかれ、高萩のゴールで勝ち越したものの逆襲にあって最後まで分からない試合でした。昨年は結果としてサンフレッチェが上回ったものの、チームとしての仙台との差は大きくない、と強く印象づけられたものでした。
ところが昨日の試合は違いました。序盤から主導権を握り、クオリティの高いプレーであっという間に2点を奪いました。そして後半攻められたもののしっかりと守りを固め、最後は選手交代でチームの質を維持しながらゲームをコントロールして勝利しました。スコアこそ2点差でしたが、そして西川のスーパーセーブに救われた面もありましたが、試合全体を見れば完勝、とも言ってよい内容だったと思います。サンフレッチェがチーム力を大きくアップさせつつあることを、証明することができた試合だったと言えるでしょう。
昨年、初めて首位に立ったのは7/14の第18節。時期的にはちょうど同じですが、試合数としては1試合早く首位に立ったことになります。昨年はその後2度2位に後退する局面はありましたが、若手選手の活躍もあってその後のデッドヒートを制して優勝までたどり着きました。今季のリーグ戦はまだ半分が終わったばかりで今後山も谷もあると思いますが、このままチームが成長し続けるならばきっと昨年以上の結果を残すことができる。少なくともこの7月の4連勝で、連覇に向けて大きく前進できたと言えるのではないでしょうか。
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