昨日ホームで行われたAFCチャンピオンズリーググループリーグ第3節は、序盤の失点を取り返すことができず0-1で敗れ3連敗となってしまいました。
清水戦から4人を入れ替え、以下のメンバーで戦いました。
西川
塩谷 千葉 水本
青山 岡本
(→高萩13分)
石川 パク(→山岸79分)
(→ミキッチ59分)
野津田 石原
佐藤
SUB:増田、ファン、川辺、イ
対する浦項は、GK:シン・ファヨン、DF:キム・グァンソク、キム・ウォンイル、シン・グァンフン、MF:シン・ジンホ、ファン・ジス、キム・デホ、イ・ミョンジュ、FW:ペ・チュンソク、コ・ムユル、ノ・ビョンジュン、と言うメンバーでした。立ち上がりはパスを繋いでくる浦項に対してなかなかボールを取れず、我慢の展開がつづきます。そして10分には青山が自ら座り込んでピッチから去り、代わりに高萩が入ります。16分には野津田がファーストシュートを打ちますが、しかしその直後に失点してしまいます。前半17分、コ・ムユルに右サイドを破られてクロス。これをあっさりとぺ・チョンソクに押し込まれてしまいました。
その後も浦項のパスの繋ぎと左サイドからのロングスローに苦しめられ、25分にはコ・ムユルのクロスをぺ・チョンソクが技巧的なトラップで前を向いてシュートしましたが西川が素晴らしい反応で防ぎます。更に35分からはファン・ジス、イ・ミョンジュらに次々とシュートを打たれましたが、西川を中心に守ります。広島は前半ロスタイムに野津田が石川のクロスを頭で流し込もうとしたもののわずかに上に外れ、あまり良いところを見せることができないままにハーフタイムを迎えました。
後半は野津田を前に出して、高萩がDFラインに下がってゲームメイクします。そしてそれが功を奏したか、あるいは前からの守備が機能し始めたためか、広島がゲームを支配します。後半7分には野津田のシュートがDFに当たって高く上がりゴールに向かいましたがGKがキャッチ。14分には波状攻撃からミキッチのクロスに石原が飛び込みましたが枠外に外れ、15分には石原がバイシクルシュートを打ちますがヒットしません。浦項は時折カウンターから攻めてきますが、広島の守備の集中は高く追加点を許しません。サイドから、あるいは中央突破から攻め続ける広島。ブロックを作って守る浦項。40分にはミキッチがフリーになってシュートしましたがDFが飛び込んできてブロックし、45分には野津田と山岸がペナルティエリア内からシュートしましたが弾き返されます。そしてロスタイムには岡本のシュートが枠を捉えていましたが、前線にいた石原に当たると言う不運にも見舞われます。結局サンフは最後まで浦項の守備ブロックを突き崩すことができず、またも悔しい敗戦となってしまいました。
青山が早い時間帯でいなくなったことや、後半ロスタイムの岡本のシュートが石原に当たったことなど、この試合も不運な要素はあったわけですが、しかし全体としては力負け、と言って良いと思います。浦項はパスの繋ぎが巧く、また緩急を生かした多彩な攻撃から何度もビッグチャンスを作りました。また後半は広島が攻勢に出るとゴール前にブロックを作り、ここぞと言うところで身体を投げ出して失点を防ぎました。そして何度かカウンターから広島ゴールを脅かしつつ試合をクローズさせました。浦項としては追加点が取れなかったのが誤算だった、と言うぐらいで、ほぼ思い通りの展開だったと言えるのではないでしょうか。
対する広島ですが、やはり経験の浅いメンバーが多かったことが、立ち上がりに主導権を握られてしまった原因だったのではないかと思います。岡本も野津田も石川もパクも、できる限りのチャレンジはしていたと思います。しかし試合の流れに応じて臨機応変のプレーをすること。あるいは相手に対応された時にその裏をかくなど、もう少しプレーの質を高めなければ厳しい試合をものにすることはできない、と言うことなのではないでしょうか。この悔しい敗戦から何を学ぶのか。それを今後の練習と試合にどのように生かしていくのか。それによって、この試合の価値がプラスにもマイナスにもなるのではないかと思います。
この試合の結果サンフレッチェの勝ち点はゼロのままなのに対して、ブニョドコルと北京が引き分けたため他の3チームが勝ち点5で並ぶことになりました。仮にこの後広島が3連勝すると勝ち点は9になりますが、その場合に2チームが勝ち点10以上になる可能性はありません。(3チームが勝ち点9で並ぶ可能性はある。)従って勝負はまだまだこれから。とりあえずはこの悔しさを来週のアウェイの浦項戦にぶつけて、今度こそ勝ち点3を取って欲しいと思います。
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