ACL第1節ブニョドコル戦
ゼロックススーパーカップから森崎兄弟と清水を外し、以下のメンバーで戦いました。
西川 塩谷 千葉 水本 青山 岡本(→中島80分) 石川 山岸(→清水76分) 高萩(→森崎浩68分) 佐藤 石原 SUB:増田、パク、森崎和、野津田対するブニョドコルは、GK:ネステロフ、DF:カリモフ、ガフロフ、フィリポシャン、ジュラエフ、MF:ブラジッチ(→ラフマトゥラエフ78分)、イプロヒモフ、トゥラエフ、ムサエフ、ハサノフ(→ゾテーエフ88分)、FW:ピシェル(→ムルゾエフ67分)、と言うメンバーでした。相手の情報が少なかったこともあって広島は慎重な立ち上がり。運動量も少なくなかなかペースをつかめません。16分には水本のスルーパスで抜け出した山岸が決定的なシュートを放ったもののGKが好セーブ。逆に20分にはブラジッチに危ないシュートを打たれます。前半はそのままスコアレスで折り返すか、と思われた45分、痛い先制点を許してしまいます。FKのボールをクリアしたものの味方に繋ぐことができず、右サイドからクロス。これを中央にいたビシェルが強烈な高さを見せて頭で叩き込まれてしまいました。
後半も4分にブラジッチとハサノフに決定的なシュートを打たれましたが、その後はサンフレッチェがペースをつかみます。8分には高萩のCKに水本がヘッドで合わせたものの枠を外れ、16分には山岸のクロスを寿人が狙いましたがGKがファインセーブ。39分には青山がミドルを放ったものの枠を捉えることができません。逆に41分、中島のパスをカットされて逆襲を受け、DFが身体を寄せるのも構わずムサエフが突き進んでそのままシュート。西川が反応したものの触れず、ボールはゴールネットを揺らしました。この後ロスタイムには清水のクロスに森崎浩が中央で合わせるなど最後まで攻め続けたもののゴールは割れず、悔しい敗戦となりました。
試合後のインタビューによると佐藤寿人選手は「日本のプライドを持ってしっかり戦わなければいけない」、青山選手は「戦う姿勢っていうのがなかった。それが一番だと思います...日本を代表して戦っているのに。あり得ないこと」と語っています。相手の出方をうかがうために慎重な戦いをしたこと、相手に先制点を与えてしまったこと、それによって守りを固められてしまったこと、そしてミスからカウンターを受けて失点してしまったこと。ブニョドコルにとっては思い通りのゲームを許してしまったことは自分たちの未熟さゆえであり、戦う姿勢を欠いていたからだ、と言うのはその通りなのでしょう。この敗戦を真摯に受け止め、次は同じことにならないよう気をつけなければなりません。
ただその一方で、3人だけ「ターンオーバー」して戦ったことと、それによってチームの形が崩れなかったことは収穫だったと思います。特に鳥栖から復帰した岡本が先発からプレーして手応えを得たことは、今後の過密日程を乗り越える上で重要な成果だったと言えるのではないでしょうか。今後ミキッチやファン・ソッコが復帰し、野津田ら若手が成長してくればもっとチーム力は上がるはず。昨年ナビスコカップをうまく使うことで清水や石川の成長を促したように、チーム作りを進めながらACLを戦っていけば良いのだろうと思います。
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ゲキサカ 記事1 記事2
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