第29節横浜FM戦
昨日日産スタジアムで行われたJリーグ第29節横浜Fマリノス戦は、先制を許したものの終了間際に追いつき1-1で引き分けました。
森脇は欠場したもののミキッチが復帰し、以下の布陣で戦いました。
後半立ち上がりは横浜が攻め込んできたものの、その後は広島が押し返します。4分にはパス回しから山岸の決定的なシーンを作り、7分には森崎浩が良いシュートを打ったもののDFに当たって枠外へ。15分には森崎浩のFKが良いコースに飛びましたが、飯倉がわずかに触ってボールはバーを叩きます。更に21分にはカウンターからミキッチが抜け出して寿人?のシュートを導いたもののクリアされ、続いて高萩が右からペナルティエリアに侵入しましたがシュート性のクロスは飯倉に弾かれます。横浜は後半17分に満を持して中村俊輔を投入し、彼を起点に攻撃を構築します。そして後半29分、その中村と兵藤とでボールを動かして広島のマークを混乱させると、右からの小林のクロスがフリーで待つ兵藤へ。その兵藤のヘッドは大黒に当たってコースが変わり、横浜に先制点をもたらすことになりました。
この直後、ペトロヴィッチ監督は久々出場のトミッチを投入します。そのトミッチは最初はミスが多かったものの、徐々にフィットしてくるとフィジカルの強さを生かして相手のボールを奪い、何度か持ち上がってチャンスを作ります。35分にはトミッチがミドルを放ったものの枠外。38分には石川の突破から寿人が狙いましたがGK正面を突きます。そして41分、ムジリのクサビのパスを李がDFラインの裏へワンタッチパス。DFに囲まれた寿人がマイナスに戻すと、これをムジリがDFの間を縫ってゴールに突き刺し遂に同点に追いつきました。そしてその後は両チームとも勝ち越しを狙って攻め合いますが、最大のチャンスだったのがロスタイムも3分になった時間帯。トミッチがフィジカルの強さを生かして中村からボールを奪うとそのまま持ち上がり、こぼれに森崎浩が走り込みます。この試合のラストプレーとなった強烈な左足シュートは、しかし抑えが利かずに大きく上へ。「サヨナラゴール」のチャンスを生かすことはできずに勝点1ずつを分け合うことになりました。
ペトロヴィッチ監督が繰り返し「疲れがたまっている」と言うように、この日のサンフレッチェも全体的な「重さ」を感じました。横浜が後ろをがっちりと固めて来たこともあるでしょうが、特に前半はコンビネーションで相手の守備を崩すことができていませんでした。そしてその「重さ」は横浜の方も同様。水曜日に試合があったから、と言うことがあったのかも知れませんが、それよりもむしろ連敗を避けることが最優先、と言う感じの戦い方だったように思います。ただ後半に入るとどちらも持ち味を出して、面白い展開のゲームとなりました。中村俊輔が起点となって、パスを回して攻めてくる横浜に対して、広島はカウンターから何度も良い形を作りました。そんな中で横浜に数少ないチャンスをモノにされたのは痛かったのですが、そこで下を向かず逆襲し、同点に追いついただけでなく逆転の可能性も作ったところに、サンフレッチェの意地を見せたと言って良いでしょう。このところホームで勝ってアウェイで負ける、と言うパターンが続いていましたが、ようやくその連鎖を断ったことは今後に繋がるものなのではないか、と思います。
ただその一方でシーズンも終盤に差しかかり、目標とすべきものもはっきりしてきたように思います。首位との勝点差は16に開いたため優勝の可能性は無くなり、ACL出場権が取れる3位も絶望的。4位との勝点差も詰めることができなかったため、天皇杯の結果次第でACL出場権を取るのも難しくなりました。またその一方で16位との勝点差は14で、降格についてもほぼ安全圏。従って今シーズンは「中位」で終わることは確定的で、あとはどれだけ順位を上げて賞金を確保するか、だけが目標となりました。これまでのサンフレッチェの歴史を考えればこれでも十分に評価すべき結果ではあるのですが、しかし「奪取」を目標に掲げてスタートしたシーズンの結末としては、やや寂しいものとなりつつあると言って良いでしょう。後は、残った最後の可能性である天皇杯をいかに戦うか。そこで一つでも多く勝ち上がって、そして今季が最後となる「元日決戦」に向かって欲しいと思います。
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森脇は欠場したもののミキッチが復帰し、以下の布陣で戦いました。
西川 森崎和 中島 水本 青山 森崎浩 (→トミッチ76分) ミキッチ 山岸 (→石川72分) 李 高萩(→ムジリ84分) 佐藤 SUB:中林、盛田、横竹、服部対する横浜は、GK:飯倉、DF:小林、栗原、中澤、金井、MF:谷口、小椋(→キム90+2分)、天野(→中村63分)、兵藤、FW:小野、大黒(→渡邉88分)、と言うメンバーでした。横浜は2トップが前からボールを追うものの、後ろが連動して上がってくることは無く中央にもサイドにも人を配置してスペースを消します。5分には森崎浩が低い位置でボールを奪われ大黒にフリーで打たれましたがシュートミスに救われます。また13分には栗原の鋭いクロスに大黒が飛び込みますが、わずかに触れず事無きを得ます。広島はDFラインからボールを繋いで中盤までは抜けるものの、横浜のDFラインは堅くなかなか突破できず。またミキッチを走らせてチャンスを作ろうとしても、金井と小椋が挟み込んで決定機は作れません。25分には中島のクサビのパスを寿人が流し、走り込んだ森崎浩が叩いたものの飯倉が横っ飛びでクリア。25分にはCKに寿人が頭で合わせたものの枠を捉えることはできません。逆に41分には兵藤のループパスによりペナルティエリア内で金井がフリーになりましたが、ハンド&シュートミスに救われます。前半はどちらかと言うと横浜の狙い通りの展開で、お互いにあまりチャンスを作れないままにスコアレスで折り返しました。
後半立ち上がりは横浜が攻め込んできたものの、その後は広島が押し返します。4分にはパス回しから山岸の決定的なシーンを作り、7分には森崎浩が良いシュートを打ったもののDFに当たって枠外へ。15分には森崎浩のFKが良いコースに飛びましたが、飯倉がわずかに触ってボールはバーを叩きます。更に21分にはカウンターからミキッチが抜け出して寿人?のシュートを導いたもののクリアされ、続いて高萩が右からペナルティエリアに侵入しましたがシュート性のクロスは飯倉に弾かれます。横浜は後半17分に満を持して中村俊輔を投入し、彼を起点に攻撃を構築します。そして後半29分、その中村と兵藤とでボールを動かして広島のマークを混乱させると、右からの小林のクロスがフリーで待つ兵藤へ。その兵藤のヘッドは大黒に当たってコースが変わり、横浜に先制点をもたらすことになりました。
この直後、ペトロヴィッチ監督は久々出場のトミッチを投入します。そのトミッチは最初はミスが多かったものの、徐々にフィットしてくるとフィジカルの強さを生かして相手のボールを奪い、何度か持ち上がってチャンスを作ります。35分にはトミッチがミドルを放ったものの枠外。38分には石川の突破から寿人が狙いましたがGK正面を突きます。そして41分、ムジリのクサビのパスを李がDFラインの裏へワンタッチパス。DFに囲まれた寿人がマイナスに戻すと、これをムジリがDFの間を縫ってゴールに突き刺し遂に同点に追いつきました。そしてその後は両チームとも勝ち越しを狙って攻め合いますが、最大のチャンスだったのがロスタイムも3分になった時間帯。トミッチがフィジカルの強さを生かして中村からボールを奪うとそのまま持ち上がり、こぼれに森崎浩が走り込みます。この試合のラストプレーとなった強烈な左足シュートは、しかし抑えが利かずに大きく上へ。「サヨナラゴール」のチャンスを生かすことはできずに勝点1ずつを分け合うことになりました。
ペトロヴィッチ監督が繰り返し「疲れがたまっている」と言うように、この日のサンフレッチェも全体的な「重さ」を感じました。横浜が後ろをがっちりと固めて来たこともあるでしょうが、特に前半はコンビネーションで相手の守備を崩すことができていませんでした。そしてその「重さ」は横浜の方も同様。水曜日に試合があったから、と言うことがあったのかも知れませんが、それよりもむしろ連敗を避けることが最優先、と言う感じの戦い方だったように思います。ただ後半に入るとどちらも持ち味を出して、面白い展開のゲームとなりました。中村俊輔が起点となって、パスを回して攻めてくる横浜に対して、広島はカウンターから何度も良い形を作りました。そんな中で横浜に数少ないチャンスをモノにされたのは痛かったのですが、そこで下を向かず逆襲し、同点に追いついただけでなく逆転の可能性も作ったところに、サンフレッチェの意地を見せたと言って良いでしょう。このところホームで勝ってアウェイで負ける、と言うパターンが続いていましたが、ようやくその連鎖を断ったことは今後に繋がるものなのではないか、と思います。
ただその一方でシーズンも終盤に差しかかり、目標とすべきものもはっきりしてきたように思います。首位との勝点差は16に開いたため優勝の可能性は無くなり、ACL出場権が取れる3位も絶望的。4位との勝点差も詰めることができなかったため、天皇杯の結果次第でACL出場権を取るのも難しくなりました。またその一方で16位との勝点差は14で、降格についてもほぼ安全圏。従って今シーズンは「中位」で終わることは確定的で、あとはどれだけ順位を上げて賞金を確保するか、だけが目標となりました。これまでのサンフレッチェの歴史を考えればこれでも十分に評価すべき結果ではあるのですが、しかし「奪取」を目標に掲げてスタートしたシーズンの結末としては、やや寂しいものとなりつつあると言って良いでしょう。後は、残った最後の可能性である天皇杯をいかに戦うか。そこで一つでも多く勝ち上がって、そして今季が最後となる「元日決戦」に向かって欲しいと思います。
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